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子供の喪服はどう選べばいいの?お葬式や通夜の服装・マナーまとめ!
突然の訃報。大人は喪服をあつらえがありますが、子供の喪服に戸惑うでしょう。喪服は正式・準正式・略式があります。子どもの喪服の規定はありませんができるだけ黒や白を基調でシンプルなデザインがおすすめ。子供の喪服・マナーについて参考になれば幸いです。

目次
- 突然の親族の訃報に戸惑う子供の喪服
- 大人の喪服の種類と使い分け
- 子供の喪服で気をつけたいこと
- 乳幼児のお葬式や通夜に相応しい喪服に代わる服装
- お葬式や通夜の幼児服もシックな白系のシンプルデザインを
- お葬式や通夜の子供の喪服代わりの服装
- 制服がある子供はその服にて葬式や通夜に参加
- 葬式や通夜に参列する際のマナーとして前髪が垂れないヘアに
- お葬式や通夜の靴下と靴
- 葬式や通夜の小物の持ち物もマナーとして黒がベスト
- お葬式や通夜の席に必要なハンカチも白や紺・グレー系が基調
- 原則として小さな乳幼児のお葬式や通夜への参列は控えましょう
- お葬式や通夜の焼香などは子供のマナーは大人のまね
- お葬式や通夜の席の立ち振る舞いもマナーを守る
- お葬式や通夜の席マナーは大人が心得て導くように
- お葬式や通夜の幼児の喪服やマナーは子供にも教えよう
突然の親族の訃報に戸惑う子供の喪服
突然の訃報に子供の喪服に戸惑うことはよくあることです。喪服は正装、準正装、略式がありますが、子供の喪服はあまり堅苦しく考えなくてもよいといわれています。毎日の暮らしの中の服でよいのかといえば、やはり親族のことを考えるとそれなりの服装の気配りがマナーとしてある方がよいでしょう。
お葬式や通夜の小さな乳幼児から児童の子供の服装やマナーなどに関しては、ちょっと気をつけるとそれなりに気配りの行き届いた喪服代わりの服装になることがありますので順を追って紹介します。また、子供の喪服の代わりの服の整える際にも参考にしてください。
大人の喪服の種類と使い分け
大人の正装の喪服
大人の喪服は、正装、準正装、略正装があります。正装は喪主を務める遺族の家族が着る喪服です。正装に最もふさわしいのは紋付の和装です。紋付には5つ紋、3つ紋、1つ紋があります。正装の場合は、5つ紋と3つ紋が使われ、1つ紋は法事などに使われます。近年は格式の高い洋装が主に使われています。
大人の準正装の喪服
準正装は親族も参列者も使える喪服で、ブラックスーツ、黒のアンサンブルやワンピースが主流です。参列者は親族より格が上がらないように略式の喪服を着用が一般的です。因みに、喪章はそもそも遺族関係者が付けるものですが、参列者が喪章をつけて喪服代わりにすることが構わない地域もありますので地域も風習に従いましょう。
大人の略正装の喪服
略式の喪服は、3回忌以降の法事や突然の訃報の通夜や平服での参列指示がある時に使います。略式は、ダークグレーや濃紺などの地味な色のスーツがよいでしょう。地域によっては通夜も喪服を着る所がありますが、突然の訃報を聞き、取り急ぎ駆け付けた通夜の参列は、地味な平服か事務服が不自然にならなくてよいでしょう。会社の制服の事務服で通夜の参列しても構いません。
葬式と通夜の服装
逆に、通夜に喪服にて参列するのは不幸を予測していたようで不自然とも言われています。事務服は会社の制服ですが、赤系統など派手な色ものがあれば外して通夜に参列する方がよいでしょう。
大人の喪服の使い分けに合わせて子供の喪服を考えよう
子供の喪服の決まりはないとはいえ、正式の場合、女の子は黒や濃紺、ダークグレーの無地のワンピースか白のシャツに黒のジャケット、男の子は濃紺やダークグレーの上下と白の襟付きのシャツが好ましいです。柄物やレースがあまり目立たないものならば構いませんが、できたら柄物やレースなどは避ける方が好ましいでしょう。
子供の喪服で気をつけたいこと
子供の喪服の服装の色も黒や白に近い色を
お葬式や通夜は故人のお見送りの特別な儀式の意味合いから黒が基調になります。子供の喪服はあまり堅苦しく考えなくてもよいといわれますが、子供の場合もやはり黒、白、グレー・紺などの地味な色合いで、できれば無地の服装がよいでしょう。通夜の場合はその日着ている服が地味な色合いならば、突然の訃報ですからその服で参列してもよいです。
地味な色合いや、デザインがシンプルで飾りが少ない服装が普段の暮らしの服装に1・2点あると冠婚葬祭にも使えてとても便利です。シンプルな服は、葬式や通夜では飾りを取り外し、祝いの席ではリボンなどの飾りがつけられる子供服の所持がおすすめです。また、子供が汚してもよい服を選ぶことも忘れないようにしましょう。
葬式や通夜の乳幼児などの子供の服装は、地味な色の無地の服があればそれを着せてよいですが、ない場合は淡いクリーム色や薄い水色などあまり目立たない色は使ってもよいといわれています。またできるだけ柄や模様のない無地がおすすめです。購入の際は、普段の暮らしの中でも使えるデザインで、冠婚葬祭にも使えて汚しても困らない服を選びましょう。
お葬式や通夜に相応しくない黒基調の子供の喪服
大人の喪服は黒をベースに使われるとはいえ、黒が基調でも華やかさのある子供服はお葬式や通夜の喪服に着せることはおすすめできません。やはり訃報に相応しいデザインがあります。黒や白とはいえ華やかさのないシンプルなデザインが悲しいお別れのお葬式や通夜に相応しく、また暮らしの中でも使いやすいデザインではないでしょうか。
お葬式や通夜の子供の喪服も光沢のない服装を
お葬式や通夜の喪服の黒でなくてもよいですがシックな色であっても光沢のある布地は華やぎを添えますので子供の服装といえども好まれません。また、わずかとはいえ赤系統の色づかいはお葬式や通夜では避けた方がよいでしょう。また肌を露出が少ない服装にします。
子供の喪服は動きやすいデザインを
普段あまり着慣れていないデザインの服はお葬式や通夜の会場でむずかることが起こりやすく、周りに迷惑をかけることがあります。子供服は着やすくて動きやすいシンプルなデザインで色の落ち着いた黒・白・グレー・紺など服装がおすすめです。親族側で訪問者を迎える場合はマナーとして白の襟付きのシャツに黒の上下の揃いがベストです。
子供の喪服は普段の暮らし使えるデザインを選ぶ
子供の喪服を購入することは、子供の成長が早いのでほとんどないでしょう。お葬式や通夜に相応しい服装は、色、デザインが派手なものは避けます。子供の喪服は、普段の服で代用ができるシンプルなデザインの黒、白の地味な色を基調とした服装があれば整います。ポイントはいかようにも着られるシンプルなデザインの服を持ち合わせておくことです。
このような子供服は、喪服として着られるシンプルなデザインで、普段の暮らしにも使える黒・白・グレー・紺などの色の服装も1・2点あると冠婚葬祭に使えて便利です。また、普段の暮らしの中で気慣れている服を喪服代わりに着せるのは子供にとって堅苦しさがなくて式場の雰囲気によるストレスを少しは緩和し、むずかることが多少は避けられるでしょう。
乳幼児のお葬式や通夜に相応しい喪服に代わる服装
普段気慣れていないフォーマルな服を着せると泣きだす可能性もあり葬儀の迷惑になります。基本的には乳幼児は、故人に近い親族でない限り葬儀や法事に連れて行かないのが一般的で、マナーでしょう。故人に近くて葬儀に連れて行く場合、乳幼児の服装に決まりはないとはいえ、肌の露出の少ない服装で紺やグレー系の地味な色の無地で、ワンポイントなどの飾りのない服がよいでしょう。
また、乳幼児の服は、普段の暮らしにも使われている淡い白・クリーム・水色の系の無地でもよいといわれています。柄入りはあまり目立たない柄にしましょう。突然の訃報に買い揃えて着せると肌に馴染まないためにむずかったり泣いたりしやすいので控え、出来たら葬儀などに着られそうなデザインの服を1・2着普段着に取り揃えておくとよいでしょう。
お葬式や通夜の幼児服もシックな白系のシンプルデザインを
幼児の子供服もお葬式や通夜に相応しいシンプルなデザインで白系や黒・紺・グレー系の色の服が喪服代わりになるとはいえ、リボンやフリルなどのデザインは華やかさを添えますので、マナーとして子供の喪服でも控える方がよいでしょう。また、シンプルなザインの服装は普段の暮らしにも使えて便利であり、自由に子供が動ける服がよいです。
お葬式や通夜の子供の喪服代わりの服装
喪服代わりとなる子供服は白・黒の色を基調とする服装
白と黒を基調にした白のセーターと黒のエプロンスカートに、白のハイソックス。親族側でも参列側でも使るシンプルなデザインの服装は、普段の暮らしにも使えます。子供の喪服は普段にも使えて、少し大きくなっても使えそうなデザインを選ぶこともポイントです。
シンプルなデザインの子供の喪服代わりの兄弟の服装
このような目立たない色合いの子供の服装は、お葬式や通夜の喪服代わりに使えます。デザインもシンプルでとてもシックなデザインです。また、普段の暮らしにも使える重宝な上下服です。リボンをウェストに結んだりするとお目出度い席にも使えるなど色々とコーディネートできる服があると、余分な出費を避けることができます。
乳幼児のお葬式や通夜の喪服代わりの服装
乳幼児の服もこのような色合い服があると冠婚葬祭に使えて大変便利です。地味な紺系など色合いの服でもワンポイントのあるデザインの服は葬式や通夜に着せない方がよいでしょう。普段の暮らしの中で、色々な色合いの服を着せるようにすると訃報などに相応しい喪服代わりの服が抵抗なく着られるメリットがあり、服で困ることが少しは軽減します。
制服がある子供はその服にて葬式や通夜に参加
制服の規定のある幼稚園や小学校・中学校・高校などの子供は、制服が正式な服装ですから制服を着用して葬式や通夜に参列しましょう。制服のスカート丈があまり短いのは葬儀にはふさわしくないです。規定されている制服を着るようにしましょう。
葬式や通夜に参列する際のマナーとして前髪が垂れないヘアに
@eminimumuu 顔面髪型葬式スタイル。えみちゃんとお揃いだよ!くろかみ!w
— akari (@akari_tro) December 29, 2013
髪の毛の長さに関係なく、前髪や横髪が垂れないようなヘアスタイルは葬式や通夜の席に相応しくないです。ピンで髪をとめましょう。また、後に髪を束ねる場合、耳より低め位置に束ねると悔やみらしく慎ましい束ね方になります。また、髪留めもできるだけ色の目立たないデザインでシンプルなものを使いましょう。髪を結いあげるときも低めに結うと派手さがなくてよいでしょう。
お葬式や通夜の靴下と靴
葬式や通夜の靴下は、大人の場合黒が基調ですから、白か黒の色の柄がない無地の靴下を履かせましょう。靴もラメなどによるデザインのないシンプルな皮靴を選びます。出来たらスニーカー、サンダルなどは避けましょう。スニーカーしか持ち合わせがない場合できるだけシックなデザインの白か黒系統のスニーカーを選んでください。
葬式や通夜の小物の持ち物もマナーとして黒がベスト
子供といえどもどうしても必要なものがありますから小物入れを持たせると、特別な式場内で目だった動きを控えることができますのでおすすめです。お葬式や通夜の小物も原則として黒系でデザインのシンプルな飾りの少ない小物を持つのがマナーです。時計なども派手なデザインならばつけない方がよいでしょう。
お葬式や通夜の席に必要なハンカチも白や紺・グレー系が基調
普段の暮らしの中でもハンカチは白が清潔感があり好まれます。お葬式や通夜の席にはハンカチも白かグレーあるいは紺の無地ハンカチを揃えるよいでしょう。仮に涙してハンカチを取り出した時、マナーとして花柄や華やかな色のハンカチは如何でしょう。
原則として小さな乳幼児のお葬式や通夜への参列は控えましょう
出来たら小さな乳幼児のお葬式や通夜の参列は控える配慮が一般的にされています。式の最中にむずかったりすると席を立たざるを得ない、式場であやすなど動作が目立ちます。小さな子供にとっても式場の緊張感は伝わり、じっとしていられないことも起こりやすいです。
乳幼児が故人に近い関係の場合、乳幼児の面倒を見てもらえる家族があるならば、通夜に連れて行き葬儀には参列を控え、出棺前に乳幼児を合流させる気配りをされる家族もあります。葬儀などに小さな子供を参列はむずかったりしないように気をつけましょう。
故人との関係が深い場合、式の後の最後の故人とのお別れに参加させるように気配りをされる家族も多いです。また、話が分かる程度の幼児の場合、お葬式や通夜について話し、静かにしなければならないことを理解することができるようでしたら故人との別れの最後の式に参列させましょう。
お葬式や通夜の焼香などは子供のマナーは大人のまね
お葬式や通夜の際のマナーについては、いちいち説明しても分からないでしょう。家族がするようにまねるように一言伝えておきましょう。参列ではできるだけそばに置き、大人でも緊張気味ですから、粗相がないように気をつけて嫌な思い出を作らないようにしてください。
お葬式や通夜のマナーを大人が心得て参列の際困らないように心得ておくことをおすすめします。子供は大人のするようにまねるだけですから、子どもが安心して式に参列できるようにしましょう。

お葬式や通夜の席の立ち振る舞いもマナーを守る
お葬式や通夜の席は故人を偲び悲しい別れの儀式です。子供の喪服の服装もさることながら、立ち振る舞いも走ったり、騒いだりしないように葬式の意味を分からせることも大事です。葬式の席は、黒の喪服の人ばかりで普段の暮らしとは異なり、席上では子供も緊張してストレスを感じるでしょうから時々息抜きの配慮を気をつけてください。

お葬式や通夜の席マナーは大人が心得て導くように
葬式や通夜の席では、故人との関りが深い人から順に並ぶなど細かなことがあります。焼香の順も棺に花を入れる順などもあります。子供は黒の喪服や会場の雰囲気による緊張感とこのような特別な儀式について知らないのですから、マナーの点からも気をつけたいことです。
子供は、わからないことを自然に疑問として発します。特別な儀式に参列すれば自ずと疑問を抱き発問することもあるでしょう。それを式場で発した時周りの目が気になりますが、発問は悪いことではないので、後で詳しくお話しするからわからないことをまとめておいてねと席への配慮と子どもの気持ちを大事にした対応を心掛けることをおすすめします。

お葬式や通夜の幼児の喪服やマナーは子供にも教えよう
子供の喪服を作ることは稀です。特別な席の服装やマナーの必要性を知らせることも成長とともに大切です。服装は普段着であまりよれよれでない黒・紺・グレー系に類する色合いや白のシンプルなデザイン服がよいでしょう。マナーとして席中で動き回ったりはしゃいだりしないように気を配る必要性を学ぶ場でもあり実践の場として大人が導いてあげましょう。