ボタンの種類は意外と豊富?名前や素材・それぞれの用途を詳しく紹介

洋服の上着やパケットをとめるのに使われる牡丹は洋服だけではなく、さまざまなグッズを飾ってくれるアイテムでもあり種類も豊富です。ボタンはさまざまな素材で作られていてそれぞれ名前や使われる用途が違います。ボタンの種類・名前・素材・用途を詳しく説明します。

ボタンの種類は意外と豊富?名前や素材・それぞれの用途を詳しく紹介

目次

  1. ボタンの由来
  2. ボタンの歴史
  3. ボタンの穴の種類
  4. プラスチックボタンの種類と用途
  5. スナップボタンの種類と用途
  6. くるみボタンの種類と用途
  7. 貝ボタンの種類と用途
  8. メタルボタンの種類と用途
  9. ビンテージボタンの種類と用途
  10. ウッドボタンの種類と用途
  11. ナットボタンの種類と用途
  12. レザーボタンの種類と用途
  13. その他の個性的なボタンの種類
  14. 「くるみボタン」は手作りできる
  15. 簡単な「くるみボタン」の作り方
  16. レジンで作るボタンも人気
  17. ボタンの種類は意外と豊富のまとめ

ボタンの由来

ラテン語で「蕾(つぼみ)」という意味

ボタンの由来はラテン語の「蕾(つぼみ)」だと言われています。古代の人々は動物の骨や牙の素材を加工してボタンの代わりとして使い、服飾文化が進むのと共にボタンも洋服をとめる役割のものからデザイン性の高い飾りとして使えるアイテムとして進化していきました。

ボタンを漢字で書くと「釦」

ボタンは漢字で書くと「釦」と書き、金属のボタンをひもを通す口に通したことから由来しているそうです。現代では11月22日が「ボタンの日」とされていますが、その理由は日本の海軍の制服にボタンが使われて日だからだそうです。

ボタンの歴史

ボタンのはじまりは約2万年前

ボタンのはじまりは今から約2万年ほど前、人類が動物の皮を身体に羽織ってとめるアイテムとして動物の骨など素材で毛皮をとめる道具としてピンを作って使っていたことがボタンのはじまりだそうです。

紀元前700年から500年前ごろ・金属の留め具

紀元前700年から500年前ごろ、ローマ人の兵士の甲冑に前カンに似たような機能を備えた金属の留め具が使われるようになったそうです。

紀元期500年前・装飾用に

紀元前500年前になるとギリシアの人々の間でブローチが使われるようになります。ボタンの材料として金・ガラス・骨・ねんどなど素材がが使われていました。洋服などをとめる本来のボタンの役割以外に飾るアイテムとして使われるようになります。

5世紀から6世紀・ゲルマン民族がボタンを使用

5世紀から6世紀ごろ古代ゲルマン民族が毛布や布を留める道具として使いはじめました。木の実や貝、動物の角や骨からボタンを作っていたそうです。

14世紀から16世紀・デザインが多様に

14世紀から16世紀のルネッサンス文化の時代にはフランスの貴族や王族の間で実用的なボタンではなく、飾りなどが付けらてた宝飾物のようなボタンが流行ったそうです。素材もさまざまで宝石・金・銀・刺繍・真珠などたくさんあったそうです。

18世紀・ジャケットなどに使われはじめる

18世紀・19世紀ごろには機械が発達し、さまざまなアイテムが豊富に作れるようになったのでボタンもさまざまなアイテムに付けられるようになります。ジャケットやベストなどの洋服のほかにブーツなどの素材にも付けられるようになったそうです。

明治初期・日本軍隊の制服に使用

19世紀、明治初期になるころには日本の海軍や陸軍の軍隊の制服にボタンが使われるようになります。この時代のボタンは金属製の部品をひものかわりとして使ったことから「紐釦」と書いて「ボタン」と読まれていたそうです。

ボタンの穴の種類

2つ穴や4つ穴のボタン

ジャケットなどの洋服に付いているボタンは洋服に縫い付けやすいよう2つや4つあの穴が開いいるのが一般的なボタンの穴です。2つ穴のボタンは清楚な雰囲気があるのでブラウスや制服のボタンに使われています。4つ穴のボタンは縫い糸をクロスかけるとかわいらしい印象になり、ちょっとした飾りとして使うこともできます。厚手の生地には4つ穴のボタンがおすすめです。

穴のない足付きボタンもある

ボタンの穴の種類も豊富で2つ穴と4つ穴以外にボタン御の裏側糸をくぐらせる小さな輪っかがついた足つきのボタンがあります。丸みのあるフィルムでかわいらしいデザインの種類が多いので子どもや女性の洋服や雑貨などのボタンとしても使われることが多いようです。

Thumb【裁縫】縫い方の種類&初心者でも出来る基本の縫い方まとめ!ボタンの付け方も紹介

プラスチックボタンの種類と用途

プラスチックボタンの種類

プラスティックボタンを豊富に作ることができるので値段が安いのが特徴です。種類も豊富でナイロン・アクリル・ポリエステルなどの素材を使ったプラスティックボタン以外にあります。牛乳から作られたカゼイン樹脂の素材を使った「ラクトボタン」という名前のボタンややユリア樹脂を原料をした「尿素ボタン」とうい名前のボタンなどもプラスティックボタンの種類です。

プラスチックボタンの用途

プラスチックボタンはブラウスやシャツに使われることが多いです。ナイロン・アクリル・ポリエステル素材を使ったプラスチックボタンは熱や洗剤に強いく、丈夫なので割れたりしないなどメリット面もたくさんあるので使いやすい種類が豊富なボタンの中でも使いやすい種類ではないでしょうか。

スナップボタンの種類と用途

スナップボタンの種類

「パチンと音を鳴らす」という意味があるスナップボタンは2つを1組とした金属やプラスチック同士を組み合わせて布と布を留める使うタイプのボタンです。スナップボタンの種類も豊富でバネホック・ジャンパーホック・ストロングホック・ロットボタンなどさまざまな名前のスナップボタンがあります。

スナップボタンの用途

一般的なスナップボタンはリングの両側が輪っかになっている「リングホック」という名前のスナップボタンとリングの片方がだけが輪っかになっている「アメリカンホック」です。スナップボタンは金属製やプラスチック製のものがあり、プラスチック製のものは軽くて安心して使うことができるので幼児の下着などにも使われています。赤ちゃんのスタイにも使われています。

くるみボタンの種類と用途

くるみボタン種類

くるみボタンの中身の素材は綿・金属・木などです。くるみボタンの外側は布地だけではなく毛糸や皮革で包まれている種類もあります。くるみボタンの種類も豊富でふちの部分が2重になっている「ロータス」という名前のくるみボタンやきのこのようなデザインの「トップくるみボタン」という名前のくるみボタンもあります。

くるみボタンの用途

くるみボタンは洋服と同じ布地を使うことでボタンと服が一体化するという特徴があり、服のデザインを壊すことがなくおしゃれな雰囲気に仕上げることができるので人気のボタンの種類です。値段が高めの洋服に使われることが多く、おしゃれなブラウスや高価なドレスに使われることが多いようです。布地の部分に名前やデザインなどをビーズや糸で刺繍して使う人もいます。

貝ボタンの種類と用途

貝ボタンの種類

貝ボタンは高瀬貝・あわび・黒蝶貝・白蝶貝・茶蝶貝などの貝から作られるボタンでプラスチックボタンと似ていますが貝の特有の上品でつややかな輝きがあります。貝ボタンは繊細な素材で作られているので取り扱いにも注意が必要になります。

貝ボタンの用途

プラスチックボタンと同じようにブラウスやシャツに使われること多いです。つややかな輝きがあるので洋服をより一層上品な雰囲気に仕上げてくれます。原料となる貝によって作られる貝ボタンの色合いが変わります。自然素材をから作られているので同じデザインがないという点でも好まれるボタンの種類です。

メタルボタンの種類と用途

メタルボタンの種類

メタルボタンは金属の光沢を利用したボタンでアルミ・銅・ニッケル・亜鉛などの金属をメタル加工したボタンのことです。金属特注の色合いと繊細なデザインが人気のボタンの種類です。

メタルボタンの用途

メタルボタンは紺ブレザーなどに使われることが多く、とても存在感があるボタンです。デザインが豊富で洋服や雑貨だけではなく最近では女性の髪留めや手芸の材料などにも使う人が多いボタンです。

ビンテージボタンの種類と用途

ビンテージボタンの種類

ビンテージボタンとは年代物のボタンのことで、フランス・イギリス・オーストラリアなどのビンテージボタンが有名だそうです。色合いも豊富でお菓子・動物・花などのかわいらしいいデザインも豊富なので人気があるボタンの種類です。

ビンテージボタンの用途

かわいらしい色合いとデザインが豊富なビンテージボタンはアクセサリーやペアピンなどをハンドメイドで作るパーツとして使われることも多いです。洋風やアンテークなどオシャレなデザインのアイテムにも合うボタンです。

ウッドボタンの種類と用途

ウッドボタンの種類

ウッドボタンはツゲ・オリーブ・合成などさまざまな木から作られています。竹を素材とした「竹ボタン」という名前のボタンもウッドボタンの種類です。ウッドボタンの穴も2つ穴や4つ穴があります。

ウッドボタンの用途

優しい木の質感や色合いのウッドボタンは洋服に高級感や落ち着いたイメージを与えてくれるので人気のボタンの種類です。温かみのあるかわいらしいデザインが豊富で子どもの洋服や小物、ニットなどに使われてます。

ナットボタンの種類と用途

ナットボタンの種類

ナットボタンとはタグワヤシの実の素材原料として作れてたボタンです。天然素材の温かみと柔らかさを感じることができる質感が人気のボタンの種類です。初夏から秋ごろの洋服の素材に多く使われるコットンや麻の素材と相性がいいボタンです。カラフルな色があるのも特徴です。

ナットボタンの用途

ナットボタンはカジュアルな洋服と相性がいいのでパンツやカーディガンに使われることが多く、男性物のカーディガンにも使われています。長く使えば使うほどにナットのツヤが出るのでシンプルで飽きがこない雑貨などにも使われることも多いボタンです。

レザーボタンの種類と用途

レザーボタンの種類

レザーボタンはヤギ・ウシ・ウマなどの革を型でプレスして作られたボタンです。ナイロンボタンを革ボタンのように見せるように加工したイミテーション革ボタンもあります。革ボタンは高級感があり、適度の重さがあるので触り心地がいいので人気のボタンの種類です。

レザーボタンの用途

革ボタンも一般的なボタンと同じように2つ穴や4つ穴、足付きのものがよく使われるようです。「バスケットボタン」という名前のひも状にした革をバスケットのデザインのような編み込みにしたボタンがとくに多く使われます。かわいらしく高級感もあるデザインのボタンなのでピーコートやキルティングジャケットなどに使われることが多いです。

その他の個性的なボタンの種類

ビーズボタン

ビーズボタンは手芸のアイテムとしてさまざまなアイテムに使われるビーズで作ったボタンのことです。かわいらしいデザインで作られているので雑貨や洋服のアクセントとして使われることが多く、ブローチなどにも多く使われています。ビーズボタンは自分で簡単に手作りすることもできるので人気のボタンの種類です。

パールボタン

パールボタンはパールでできているボタンでカーディナルに使われるのが定番だそうです。パールは丸みがあるフォルムでかわいらしいので女性の洋服や小物、子供の洋服などにも使われることが多いボタンの種類です。

ビジューボタン

ビジューボタンとは「宝石ボタン」という名前を持つボタンです。キラキラした華やかさ持つボタンでケープやコートなどに使われることが多いです。すてきなデザインなので女性の髪留めやアクセサリーにも使われるそうです。

ミニタリーボタン

ミニタリーボタンとは「アーミーボタン」という名前を持つボタンです。シンプルな色合いが多いボタンで落ち着いた印象があります。頑丈なボタンとして有名なようです。スエットパンツやカードパンツなどアーミー系のデザインの洋服に使われることが多いボタンの種類です。

カボタン

力(ちから)ボタンとはジャケットやコートなどの裏地に付けてボタンを補強する役割を持つボタンです。ジャケットやコートなどの生地に厚みがある洋服ではボタンを留める糸が緩みやすいので、力ボタンを裏布から付けることで洋服からボタンが取れてしまうことを防ぐ役割があります。

トグルボタン

トグルボタンとは円柱型のボタンでダッフルコートに使われることが多いボタンの種類です。一般的には木で作られています。トグルボタンはかわいらしいデザインなので女性用の洋服やカバンの留め金の部分などにも使われることが多いです。

「くるみボタン」は手作りできる

さまざまなアイテムになる「くるみボタン」

「くるみボタン」は丸みがあるフォルムでかわいらしいデザインが豊富なので洋服や雑貨を飾るアイテムとして人気のボタンの種類で、簡単に手作りすることもできます。お家にあるボタンなどにお好みのデザインの布地を貼り付けるやり方が1番簡単です。

100均の材料で作れる・くるみボタン

100均では「くるみボタン」を簡単に手作りすることができるキットなどがあります。100均で買うことができる「くるみボタン製作キット」は簡単な作り方の説明書や型紙も付いているので手芸は苦手という人にも簡単に作れるようになっているので、おすすめです。

簡単な「くるみボタン」の作り方

「くるみボタン」の材料

簡単に手作りすることができる「くるみボタン」の材料は、お好みのデザインの端切れなどの布・くるみボタンの土台になる普通のボタン・ボンド・ビニール袋かサランラップ・はさみを用意します。

簡単な作り方

まずは布をボタンより5ミリほど多いサイズでカットします。布の表面に少なめのボンドを伸ばして半分程度乾かしてボタンを貼り付けます。内側に布が入り込んでこんできるところにボンドを付け、ビニール袋やサランラップで包み巾着絞りの要領で絞りながらボタンの形に布を整えて完成です。

Thumbくるみボタンの作り方!アレンジでアクセサリーも簡単に作れちゃう!

レジンで作るボタンも人気

キラキラと透明感が人気

レジンとは紫外線で固める透明な樹脂で、アクセサリーやネイルなどのデザインに使われることが多いアイテムです。透明感がありビーズやキラキラするアイテムで飾ったりさまざまな色合いにすることもできるので人気のアイテムです。

材料は100均で買える

100均ではレジン液やキラキラ感を出すためのパーツなども買うことができます。レジンやボタンの形をした型にレジンを流し込んで作ることができるアイテムも100均で買うことができます。

ボタンの種類は意外と豊富のまとめ

ボタンはさまざまな素材で作られていて、それぞれ特徴があります。ボタンのフォルムや穴の数でも印象が変わります。洋服の雰囲気や使う人に合わせたボタンを選ぶといいです。かわいらしい「ビーズボタン」や「くるみボタン」は手作りすることもできるのでオリジナルのボタンを使いたい人におすすめのボタンの種類です。

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