ボタンの花の育て方を解説!手入れ方法やポイント・ふやし方は?

春だけでなく冬場にも楽しめる種類のあるボタンの花。花びらがたくさんあってゴージャスなイメージのあるボタンの花ですが、上手な育て方で立派なボタンを咲かせてみませんか。今回は、ボタンの花の育て方や手入れ方法についてご紹介していきます。

ボタンの花の育て方を解説!手入れ方法やポイント・ふやし方は?

目次

  1. ボタンの花、育ててみない?
  2. ボタンについての基本情報
  3. 正しいボタンの育て方・お手入れ方法は?
  4. まずは苗と土を準備しよう
  5. 育てる環境は風通しのよい場所で
  6. 植え付けたら鉢植えの場合は水やりを
  7. 肥料をあげるタイミング
  8. 育ちが悪くなったら植え替える
  9. ボタンが弱らないように剪定(せんてい)を
  10. ボタンを増やしたい!接(つ)ぎ木の方法は?
  11. ボタンの花を育てる時の注意事項は?
  12. ボタンの花言葉って?
  13. <おまけ>ボタンにシャクヤク、違いってあるの?
  14. 【番外編】ボタンの花を種から育てる場合は?
  15. 見事なボタンの花を咲かせよう!

ボタンの花、育ててみない?

見た目がゴージャスでとても美しいボタンですが、育てるのが難しい植物の1つでもあります。しかし、きちんとした育て方と手入れ方法で面倒を見てあげれば綺麗な花を咲かせることが出来ます。庭に立派なボタンの花がある光景は素敵なものだと思います。ボタンの花には色々な色があるので、違う色のボタンを育ててみるのもいいですね。

今回は、ボタンの花の育て方や手入れ方法・ポイント、接ぎ木の仕方についてご紹介していきます。多少手間が掛かる植物ではありますが、手塩にかけて育てた花が満開になった時の達成感はとても大きなものになります。病気にならないように薬を撒いたり、元気に育てるためには剪定する必要もあります。気を付けるポイントや方法について詳しく解説していきます。

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ボタンについての基本情報

まずは、ボタンについての基本情報を見ていきましょう。ボタンはボタン科ボタン属で、原産国は中国です。開花の時期は春(4~6月頃)で、樹の高さは1.0~1.5m程度、寒さに強く暑さに弱い植物です。暑さに弱いので、ボタンを植える場所や鉢植えにして置く場所には気を付けないと、育たなかったり枯れてしまうこともあるので注意しましょう。

花の色は、一般的な白やピンク、赤以外にもオレンジ、黄色、緑、濃い紫と豊富にあります。数ある品種の中には、秋から冬にかけて咲く寒牡丹があり、冬場でも大きな花を咲かせます。植え付けや植え替えは9月下旬~10月頃に行い、肥料は5月頃と9月の植え替えの時にやります。根の皮が漢方薬としても使われており、婦人病の薬として配合されています。

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正しいボタンの育て方・お手入れ方法は?

それでは、実際にどのようにしてボタンを育てていくのかを見ていきましょう。ボタンは水はけが良い土壌を好むので、鉢植えでも地植えでも土づくりにも気を付けなければなりません。また、綺麗な花を咲かせるためには季節ごとに手入れが必要になってきます。ボタンが好む環境を作って元気に育つようにしっかりと管理をしていきましょう!

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まずは苗と土を準備しよう

ボタンの花の育て方と手入れ方法&ポイント①

ボタンは種から育てると時間がかかるのと失敗する可能性があるので、苗から育てましょう。苗選びの重要なポイントです。元気なボタンの苗は、幹が太く枝も程よく出ていて、葉は大きなものがたくさんついているものを選びます。葉の大きさや数が多いほど大きなボタンの花が咲くので、そういったものを選びましょう。

次に土づくりです。ボタンを育てるのに最適な土の割合は、小粒の赤玉土6、腐葉土3、もみ殻燻炭1で混ぜましょう。これだけでも十分に水はけが良く水持ちの良い土壌なのですが、川砂を1割程度追加しても良いでしょう。これらを良く混ぜれば土づくりの完成です。

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育てる環境は風通しのよい場所で

ボタンの花の育て方と手入れ方法&ポイント②

ボタンは寒さには強いですが暑さには弱い植物です。日中の日差しはそれほど気にしなくても大丈夫ですが、西日には気を付けましょう。地植えするのであれば、西日が当たりにくい東側に植えるのがおすすめです。そうでない場合は、西日が遮られる木などがある場所に植えましょう。屋外なので大抵は風通しのよい場所だとは思いますが、空気が淀んでしまうような場所はNGです。

鉢植えの場合も同様に、風通しのよい屋外で育てます。夏は半日陰、冬は寒すぎない場所での栽培がおすすめです。先ほど出てきた半日陰ですが、これは1日の数時間だけ日に当たる場所という意味で、基本的には午前中に日が当たる場所のことを言います。それなので、半日陰での栽培環境を好む植物の場合、家の東側が適切な場所と言えます。

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植え付けたら鉢植えの場合は水やりを

ボタンの花の育て方と手入れ方法&ポイント③

苗と土、栽培環境が出来上がったら植え付けです。地植えの場合、深さを30~50cm程度の穴を掘って、その一番下に発酵した油かす、骨粉、完熟したたい肥、ボカシ肥を一握り程度入れたら、その上に苗を入れて作った土を入れて5cm程度残して根の部分を埋めます。この時、苗についている土は取り払って、根が出ている状態にしてから植えるのがポイントです。

株の直径50cm程度に腐葉土などの有機物を200g程度撒き、その上にさらに土を被せれば完了です。鉢植えの場合、10号サイズ以上の大きめの鉢を用意します。鉢の底に底石を入れてから作った土を1/3だけ入れます。そこに苗が5cm程度出るようにして土を入れましょう。鉢植えの場合は、表面が乾いたらたっぷり水やりをします。秋冬は水やりを控えてもOKです。

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肥料をあげるタイミング

ボタンの花の育て方と手入れ方法&ポイント④

肥料やりは元気に立派に育てるためには必要な作業です。植え付け時(10月頃)に一度肥料はやりますが、年に3回は肥料をあげます。化学肥料には即効性の肥料と緩効性の肥料があり、ボタンの場合は緩効性の肥料を使います。発酵した油かすを使っても良いのですが、ニオイが気になる方は化学肥料を使うのをおすすめします。

大きく育って欲しいからと言って肥料をたくさん与えるのはNGです。与えすぎると肥料やけを起こしたり、肥料のある環境に慣れてしまって成長が遅くなってしまうこともあります。一度に与えずに分けて与えるのがポイントになります。肥料を与える時期は、3月、5月下旬、10月の3回です。根元に肥料が触れるとやけてしまうので、少し離して肥料を与えましょう。

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育ちが悪くなったら植え替える

ボタンの花の育て方と手入れ方法&ポイント⑤

地植えの場合は植え替える必要はありませんが、鉢植えの場合には年を重ねてくる毎に段々と生育状態が悪くなってきてしまいます。そうなった時は植え替えのタイミングです。植え替えは10月頃に行い、ボタンの根を掘り返してチェックしてみましょう。土を落とすと黒く変色している部分があると思います。これが成長を悪くしている原因です。

この変色した根を1/3程度、変色した部分によっては2/3程度切り落として、新しく植え替えます。植え付けの時と同じように土を作ってから植え替えて、肥料も少量だけ与えておきましょう。鉢が小さくなってきた場合は、もう少し大きめなものに変えても良いです。これで翌年には元気なボタンを見られることでしょう。

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ボタンが弱らないように剪定(せんてい)を

ボタンの花の育て方と手入れ方法&ポイント⑥

翌年も綺麗で大きなボタンを咲かせるためには、思い切った剪定が必要になります。初めてだと剪定するのは少々気が引けますが、これも立派な花を咲かせるために必要になってくる作業です。まず1回目の剪定は、花が咲き終わった5~6月です。段々と付け根に芽が出て来るのですが、これをそのままにしておくとエネルギー不足になって花が綺麗に咲きません。

まず、終わった花はカットします。散った花を放置しておくと種が出来てしまうので、出来るだけ早めに剪定してしまうのがコツです。6月下旬になると、どんどん大きくなろうとしてわき芽がついて来ますので2回目の剪定を行います。根元の方の芽だけを残して後は芽かきをして摘んでしまいましょう。そんなに摘み取っていいのかと不安になるかと思いますが大丈夫ですよ。

9~10月の秋頃にも剪定を行います。葉が段々と黄色くなり始める時期ですが、細い枝や枯れた枝はカットしてしまいましょう。根元の残しておいた芽の上3cm程度のところをカットして、発芽しない枝はどんどん切ってしまいましょう。余計な枝があると芽に栄養が行かなくなるため、思い切って切り落として大丈夫です。

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ボタンを増やしたい!接(つ)ぎ木の方法は?

ボタンは木ですので、接ぎ木で増やします。ボタンを接ぎ木する際には、シャクヤクの木を使って接ぎ木をしていきます。まず、シャクヤクのゴボウ根を使います。ゴボウ根とは、ゴボウのように真っ直ぐ伸びた根のことを言います。新しく伸びた芽の付いたボタンの枝を用意したら、シャクヤクの根に切れ込みを入れて、そこにボタンの枝を差し込んで紐で縛ってテープで固定します。

接ぎ木したら、植え付け方法と同じように植えれば増やすことが出来ます。ただし、そのまま放っておくとボタンではなくシャクヤクの木になってしまいます。シャクヤクの方が強いため、根元から出てきたシャクヤクの枝は引き抜いてしまいましょう。出てきた葉がボタンの葉と形状が違っていたらそれはシャクヤクですので取り除きます。

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ボタンの花を育てる時の注意事項は?

葉や枝に虫が付くので対策を

ボタンにも虫はついてしまいます。ボタンに付く虫は、アブラムシ、カイガラムシで、植物の栄養を吸って成長を妨げてきます。アブラムシの場合にはスプレータイプの殺虫剤を吹き付けて一気に駆除してしまいましょう。カイガラムシは、枝につく丸い殻を纏った虫で殺虫剤が効きにくいので厄介です。ですが、冬の間に対策を取っておけば安心です。

虫がいない冬の内に幹や枝にカイガラムシに効く殺虫剤を塗布しておきます。本当は石灰硫黄合剤を使うのが良いのですが、少量で購入することが出来ないので、ガーデニング用品店に売っている殺虫剤を使用します。バラ用の殺虫剤もカイガラムシに効果があるので、それを使ってもよいでしょう。

蔓延しやすい病気にも注意!

暖かくなってくると発生しやすくなるのが「灰色カビ病」です。その名の通り、病気にかかった部分は灰色のカビに覆われて腐敗してしまいます。大抵の花や果実など、この病気にかかりやすくなります。対策としては、暖かくなる前にケイ酸水溶液を吹きかけておくと予防することが出来ます。ガーデニング用品店で尋ねれば分かるので、それを購入しましょう。

万が一、灰色カビ病になってしまった場合は治すことは出来ないので、見つけ次第取り除いていきます。カビなので非常に蔓延しやすい病気です。他の株にうつってしまわないように病気になった葉は早急に取り除いて、植え替えなどの対策をして風通しのよい環境を作ってあげましょう。

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ボタンの花言葉って?

花言葉は「高貴」や「壮麗」

ボタンの花言葉には、高貴や風格、壮麗です。どれも品のある花言葉ですが、ボタンの花を見れば一目瞭然だと思います。美しい薄い花びらが何枚も重なっている姿は、堂々たる風格や高貴なイメージを連想させます。ボタンの花はその豪華さから「花の王様」と呼ばれており、家紋としても使われていたようです。

バラなど花の色によって花言葉が変わるという花もありますが、ボタンの場合は花の色は関係なく、そのゴージャスさから花言葉がついたようです。ボタンの別名には、富貴草、百花王、花神とあり、これについてもボタンの花の見た目から名前がついています。とても美しい花なので、家にあると華やかさがアップしますね。

ちなみに、ボタンと似ているシャクヤクの花言葉には、恥じらい、誠実、怒り、満ち足りた心などがあります。プラス言葉の中にマイナス言葉が含まれているのは、神話が関係しています。ボタンやシャクヤクは英語で「ピオニー」と言い、起源は「ピオニア」という妖精です。その妖精のあまりの美しさに嫉妬した女神が花の姿に変えてしまった事から「怒り」の花言葉があるそうですよ。

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<おまけ>ボタンにシャクヤク、違いってあるの?

ボタンに似ている「シャクヤク(芍薬)」という花がありますが、花を見ただけではボタンなのかシャクヤクなのか判別がつきにくいと思います。シャクヤクもボタンと同じでボタン科ボタン属なので、どっちがどっちだか分からないのも無理ありません。ですが、実はよく見ると色々なところに違いがあるのです。雑学として覚えておくのも良いかもしれませんよ。

まず、葉にも大きな差があります。花が咲いていない時点でも判断が出来ますね。ボタンの葉は先端が3つに分かれていて足跡みたいな形になっています。シャクヤクは先端が尖っているだけで分かれていません。ちなみに、ボタンは低木ですが樹木で、シャクヤクは草です。ボタンは木なので枝分かれをし、シャクヤクは草なので茎は1本で真っ直ぐ成長します。

蕾の状態でも差はあります。丸い蕾はボタン、先が尖っているのがシャクヤクです。花が咲いた後でも大きな違いがあります。ボタンはハラハラと1枚ずつ一度に散っていくのですが、シャクヤクは椿と同様に花ごとポロっと落ちます。どちらも花が散る瞬間は一瞬で、儚さを感じる植物と言えますね。

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【番外編】ボタンの花を種から育てる場合は?

ボタンは苗から育てるのが一般的ですが、種から育てることも出来なくはありません。ただ、ボタンの花が咲くまでには10年はかかってしまうので栽培が難しくなってきます。それでも、種から育てるのは不可能ではありません。ガーデニング初心者の方には難易度は高いのですが、ある程度経験がある方なら難しくないかもしれませんよ。

まずは種を発芽させるところから始めます。種は秋頃に入手し、水に浸けておきます。そうすると沈む種と浮く種と分かれるので、浮いた種は取り除きましょう。沈んだ種は発芽する可能性が高い種なので、こちらを使っていきます。大きめの容器に濡らした脱脂綿を敷いて、ボタンの種が吸水するための床を作ってあげましょう。

その脱脂綿の上に種を置いて、1週間ほど水を吸わせます。鉢やプランターなどに土を盛り、深さが2センチ程度のうねを作ってたっぷり水を吸ったボタンの種を横向きにおいて土をかぶせます。乾燥しないように霧吹きで水を与えたり、受け皿に水を入れて下からも吸水出来るようにして発芽するまでしっかりと管理しましょう。

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見事なボタンの花を咲かせよう!

今回は、ボタンの育て方や手入れ方法についてご紹介してきました。他の植物に比べると比較的手間が掛かって難しいと言われるボタンですが、マメに面倒をみてあげることで素人でも育てることが出来ます。ボタンはとても綺麗で気品のある花なので、お庭に仲間入りさせてみてはいかがですか?是非参考にして頂ければと思います。

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