妊娠・育児
生後4ヶ月の体重の平均は?授乳間隔や赤ちゃんとの過ごし方
生後4ヶ月の赤ちゃんは首が座ってきて手足の動きも活発になる時期。体重の増加も緩やかになり赤ちゃんの表情も豊かになるなどの特徴があります。今回は生後4ヶ月の育児に役立つ、身長・体重の平均や赤ちゃんとの過ごし方・授乳間隔などを調べまとめました。

目次
生後4ヶ月ってどんな時期?体重などの変化は?

生後4ヶ月の赤ちゃんは首が座り始める頃で、それ以外にも睡眠時間が安定してきたりとママさんにとって嬉しいことが多い時期。首の座りが安定してくるので縦抱きの抱っこ紐も使えるようになり、赤ちゃんと一緒に外出する回数も増えてくると思います。生後4ヶ月の赤ちゃんは表情も豊かになり、よりたくさんの笑顔を見せてくれるようになるんですよ。
生後4ヶ月はまだまだ成長途中ですが、様々な変化が見られる時期でもあります。育児はとても大変ですが、赤ちゃんが成長していく姿を見るのはとても嬉しいことですよね。身長や体重の変化はもちろん、授乳間隔や回数の目安も知っておきたいこと。この時期の赤ちゃんとの過ごし方もまとめました。今回は生後4ヶ月の赤ちゃんの育児に役立つ情報をお届けします。

体重は生まれたときの2倍以上になる
生後4ヶ月頃は体重の変化がゆるやかに
生後4ヶ月の赤ちゃんはまだ授乳のみですが、この頃には体重が生まれたときの2倍ほどまで成長するんです。成長が早い、大きい子だと体重9㎏を超える子もいるほどです。そのため身体付きがまるまるぷっくりとした、赤ちゃんらしい体型になってきます。手や足の筋肉も発達してきて運動量が増えるため、生後4ヶ月を過ぎたころは体重の増加の変化がゆるやかになっていきます。
生後4ヶ月の赤ちゃんの身長・体重平均

生後4ヶ月の赤ちゃんの身長・体重の平均値は厚生労働省が示す発育曲線で見ることができます。平均値をみると男の子と女の子で多少の差はありますが、生後4か月の赤ちゃんは男女差よりも授乳量や筋肉量などの個人での差が出やすい時期です。身長・体重の平均はあくまでも目安として参考にしてみてください。
男の子の身長・体重の平均
身長・体重は子供が正しく成長できているかを見るところでもありますが、個人差が大きく出やすいところでもあります。男の子の身長の平均は59.9~68.5cm、体重平均は5.7~8.7kgとなっていますがあくまで目安です。この時期は個人差が大きく出るため、同じ時期に生まれた子でもひとまわり差がでることもあります。
女の子の身長・体重の平均
平均値で見ると男の子より少しだけ小さいですが、本当にほんの少し差です。女の子の身長平均は58.2~66.8cm、体重平均は5.4~8.2kgとなっています。身長・体重の成長過程を見るときにに大切なのは平均値より成長ペース。出生体重から1ヶ月ごとに増える体重が、体重曲線のカーブに沿っているか確認しましょう。
体重や身長だけでなく様々な成長が見られる生後4ヶ月

筋肉量の発達や身長・体重などの身体の変化だけでなく、生後4ヶ月の赤ちゃんは様々な変化が訪れます。首が座ってくることはもちろんですが、手に触れたものをつかめるようにもなります。手につかんだものを口に運び始めるのもこの時期なので色々と注意が必要にもなります。またよだれの分泌量が増える特徴もあります。
この時期見れる成長として喃語の種類が増えることもあげられます。「あ~」や「きゃ~」など様々な声を発するようになり、中には奇声と間違うような声を発することも。喃語が増えるのは聴力の発達で自分の発する声をを認識し、声を出すのを楽しんでいるからと言われています。赤ちゃんは1ヶ月ごとに多くの成長が見られるのが育児の楽しいところでもありますよね。
生後4ヶ月の赤ちゃんの特徴は?
生後4ヶ月は様々な成長が見られますが、その中でも特徴がいくつかあるんです。喃語が増えたり首が座る意外にも色々な成長が見られ、生活リズムにも変化があります。赤ちゃんの成長に変化があるとママさんたちも切り替えが大変だと思いますが、その分嬉しいこともたくさんあります。その特徴について注意点も踏まえて詳しくご紹介します。
手で物をつかむようになる
手の筋肉の発達により手で物をつかめるようになるのが生後4ヶ月の特徴のひとつですが、これに関しては注意点があります。なんでも手につかんで口に運んでしまうため、誤飲を防ぐためにも小さい物を与えないようにしましょう。なんでも舐めてしまうのでおもちゃを与えるときも清潔に保てるもの、洗えるものを選びましょう。
自ら笑顔を見せるようになる
生後4ヶ月を過ぎると赤ちゃん自ら笑顔を見せてくれるようになります。これまではママさんとパパさんに対して「ほほえみを返す」ことしかできなかったですが、この時期になると自分からほほえんでくれるようになります。表情が豊かになるのでよりコミュニケーションを取れるようになります。声を出したりほほえんできた場合しっかりとかまってあげることがポイントです。
生後4ヶ月の赤ちゃんの授乳間隔・回数の目安

授乳間隔や回数も成長するにつれ変化していきます。生後4ヶ月の赤ちゃんは吸う力がさらに強くなり、ミルクや授乳間隔のリズムも整ってきます。ミルク・授乳間隔は昼は約4時間置き、夜は約5時間置きが目安です。回数にすると一日5~6回ほど。ミルクやおっぱいを飲む量はこの時期が一番多くなり、生後5ヶ月頃にはじまる離乳食から徐々に減っていきます。

授乳間隔はどの子もある程度同じですが、授乳の量に関しては個人差がでます。生後4ヶ月になると遊び飲みをするようになってくるため、そういった場合は様子を見ながら与えてください。逆にお腹が空いて余計に欲しがる場合は問題ありませんので与えてあげましょう。生後より授乳間隔が短くなり回数も減りますが、飲む量が増え徐々に食事のリズムが付いてきます。
生活リズムが整う?生後4ヶ月の睡眠時間

生後4ヶ月の赤ちゃんは生活リズムが安定してくることも特徴のひとつです。夜寝る時間が安定してきて、まとめて睡眠をとり始める子もいます。大人と同じような生活リズムが整い始めるため、昼と夜の区別ができるようになりママさんも少しほっとするのではないでしょうか。お昼寝も含め睡眠時間に関しても個人差が出ますが、一般的に一日のトータルは15時間ほどが目安です。
生後4ヶ月だと寝返りができないので、うつぶせ寝に注意が必要です。夜泣きに関してはまだお付き合いが必要になりますが、それでも一回の睡眠の時間が長くなる分ママさんとパパさんも少し心にゆとりができると思います。子供の睡眠に関してはストレスを感じることも多いかと思いますが、睡眠でも子供の成長を見れますので楽しみましょう。

生後4ヶ月の夕暮れ泣き・夜泣きの対処法
生後4ヶ月の赤ちゃんの特徴として「夕暮れ泣き(黄昏泣き)」が増えることも…。この夕暮れ泣きの原因は分かっておらず、夕方などの暗い時間になると泣き始めてしまう子がいます。睡眠サイクルの変化やストレスという説もありますが、詳しい原因は不明。一定の時間が経てば治まる場合が多いですので柔軟に対応しましょう。今回は夕暮れ泣きと夜泣きの対処法をご紹介します。
夕暮れ泣きの対処法

昼と夜の区別がつき始める時期ですが、夕方になると泣き始める子もいて原因がわからず不安になる方も多いかと思います。この症状は自律神経の乱れからくるという説もありますが、無理に泣き止ませるのはNG。赤ちゃんが不安にならないよう抱っこなどで安心させてあげることが一番です。時間が経つと次第に泣き止みますので、散歩などで気分転換を入れながら対応しましょう。
夜泣きの対処法

赤ちゃんと暮らしている中で最も悩まされる夜泣き。昼と夜の区別がつき始めるので、生活リズムをなるべく整える工夫をしましょう。朝になったらカーテンを開け日光浴させ、夜は暗い部屋で寝かせましょう。ばるべく一日の生活リズムを同じにしてあげると少しずつ夜泣きも減っていくと思います。
生後4ヶ月の赤ちゃんとの過ごし方のポイント

まず生活リズムが整ってくる時期ですので、成長するにつれてご飯の時間やお風呂の時間もある程度一定にしていくことも必要になってきます。生後4ヶ月の赤ちゃんは表情も発する喃語も増え少しずつ自己主張をはじめます。大きな声で泣きはじめるのは「かまってほしい」のサインかもしれませんので、しっかり対応してあげましょう。

生後4ヶ月の赤ちゃんと過ごす上で、手で物を持てるようになるので周りに置くものや誤飲に注意する必要があります。首も座り縦抱きの抱っこ紐も使えるようになるのでお出かけする回数も増えてくると思いますが、しっかりと生活リズムを意識しながら一日を一緒に過ごしてあげましょう。育児はまだまだ始まったばかりといっていいので、柔軟な対応で過ごしましょう。
まとめ:体重など身体の成長だけでなく様々な変化が

子供の成長は早いと言いますが、その中でも生後4ヶ月は大きく成長する時期。体重も増え夕暮れ泣きなど育児で大変なことが増える半面、生活リズムの安定などほっとする成長も見られます。感情表現がより豊かになってくるので笑顔を見る回数も増え、より育児を楽しめると思います。今回ご紹介した身長・体重平均、授乳回数などはあくまで目安ですが、ぜひ参考にしてみてください。