ボタンホールの縫い方・作り方を紹介!位置の決め方や手縫いで仕上げる方法

シャツやコートを作ってはみたものの、ボタンホールの位置がずれてしまったり縫い目がきれいにならなかったりなどでガッカリしたことはありませんか。そこで今回は、洋服作りの腕をワンランク上げるためのボタンホールの作り方を紹介します。

ボタンホールの縫い方・作り方を紹介!位置の決め方や手縫いで仕上げる方法

目次

  1. ボタンホールの種類について
  2. ボタンの大きさとボタンホールのサイズ
  3. ボタンホールにおすすめな糸
  4. ボタンホール作りに便利な道具
  5. ミシンで作る基本的なボタンホールの作り方
  6. 手縫いで仕上げるボタンホール
  7. 片止めボタンホールの作り方
  8. 両止めボタンホールの作り方
  9. 覚えておきたい玉縁ボタンホールの作り方
  10. ボタンホールの作り方はいろいろ

ボタンホールの種類について

シャツやブラウスやジャケットなど、ボタンが付いている服にボタンホールは欠かせませんが、一口にボタンホールといってもいろいろな種類があることは知っていますか。一般的には「片止めボタンホール」と呼ばれる、横穴に使われることが多いボタンホールで、ボタンをとめる側の反対に留めかがりがされているタイプを指します。

横穴のボタンホールには「鳩目ボタンホール」もあり、こちらは、ボタンをとめる側が丸くなっていて、ボタンホールだけ見るとマッチ棒を横にしたような形をしています。紳士服やコート、ジャケットなどに使われることが多く、手縫いで仕上げられていることが多いボタンホールでもあります。

ワイシャツなど竪穴のボタンホールには「両止めボタンホール」が使われることが多く、縫い方は他のボタンホールと同じですが、両端を留める縫い方で作られいます。この他には、切込みを入れる作り方ではなく、ループで止めるボタンホールや、装飾のための「眠り穴ボタンホール」もあります。

今回はよく使われる、両止めと片止めボタンホールの作り方と、覚えておくと洋服以外にも便利な玉縁ボタンホールの作り方や縫い方を紹介します。ミシンでの縫い方だけでなく、手縫いで作る方法も紹介しますので、作りやすい方法を選んでください。

ボタンの大きさとボタンホールのサイズ

ボタンホールを作るときに、どの位の大きさにすればよいのか迷うことがあります。ボタンの直径は同じでも厚みが薄いボタンもあればボールのようなボタンもあります。それぞれのボタンによって、ボタンホールの長さを出す計算方法も変わりますので覚えておきましょう。

よく使われることが多い、平らで足のない丸いボタンや円形で足のあるボタンの計算方法は「ボタンの直径+ボタンの厚み」がボタンホールの長さになります。この場合、足の部分は厚みに含みません。ボール状のボタンは「ボタンの直径+(ボタンの厚み÷2)」です。花や動物などのボタンを付ける場合は「(ボタンの一番長い部分+足部分を含めたボタン裏の長さ)÷2」です。

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ボタンホールにおすすめな糸

ミシンでボタンホールを作る場合は別ですが、手縫いでボタンホールを作る場合は「穴糸」が一番使いやすいですが、手縫い糸の20番や30番くらいの太めの糸がおすすめです。ボタンホールを手縫いで作る場合、なるべく縫い目にすき間が開かない方がきれいに見えるのですが、細い糸を使うと細かく縫う必要があるため、慣れないうちはやりにくさを感じてしまいます。

だからといって、太い糸だからざっくりとした縫い方でもよい、という訳ではありませんが、細い糸よりも縫いやすさは全く違います。穴糸の変わりにキルティングなどで使用する糸も手縫いに使いやすい糸ですので、もし、キルティングに使用する糸があるならそちらでも大丈夫です。

ボタンホール作りに便利な道具

ボタンホールを作るため、生地に切り込みを入れる必要があります。一般的によく利用される道具は「リッパー」と呼ばれるもので、瓦割をする時のような手の形に似ていて、尖っている部分を生地に刺して刃になっているU字の部分で簡単に切ることができます。リッパーは糸をほどくときにも便利で、細かい部分に差し込んで使う時はハサミよりも作業がはかどります。

この他、ボタンホールカッターとも呼ばれるボタンノミも、ボタンホールを開けるときに便利な道具です。ボタンホールカッターは先が9mmと15mmの2種類から選べ、リッパーと違い切込み過ぎる心配はありません。ですが、持っていなければ困る道具ではなく、持っていると便利な道具として捉えてください。

ミシンで作る基本的なボタンホールの作り方

家庭用ミシンの縫い目選択に「ボタンホール」がある場合は、押さえを専用のものに代えれば後はミシンが自動的にボタンホールを縫い上げてくれます。専用の押さえに付けたいボタンをセットするとそのボタンに合うボタンホールに縫えるミシンもあれば、自分でサイズを調整して縫うミシンもあります。

専用の押さえをなくしてしまったり、縫い目選択にボタンホールがなかったりなどという場合のボタンホールを作る方法は①付けたい位置にチャコペンで四角に印をつけ、その印通りに縫います。②先に縫った縫い目を針がまたぐように布をセットし、ジグザグ縫いの縫い幅を2~2.5、縫い目の長さを0.5にセットして片側を縫ったら、反対側も縫います。

③ジグザグ縫いの縫い幅を一番広くし、縫い目の長さを0にしたら端を5~6針縫い、反対側も同じように縫います。④リッパーなどで切り込みを入れます。リッパーの使い方は先の動画を参考にしてください。切り口をキチンと処理するとより仕上がりがよりキレイになります。

手縫いで仕上げるボタンホール

ミシンがなければボタンホールをキレイに作るのは難しい、と考えられがちですが、手縫いでもボタンホールをキレイに作ることは可能です。基本的なボタンホールの縫い方は①付ける位置に印を入れたら、ほつれ止め用に印の通りに本返し縫いをします。②中心を切り開き、芯糸になるように印に合わせて糸を刺したら、スタートの切り口からボタンホールステッチをします。

ボタンホールステッチが苦手、もしくは面倒なら切り込みを入れた部分をとにかくぐるぐるとすき間ができないように縫ってしまう方法もあります。動画では切り口をぐるぐると縫い進めているだけですが、芯糸になるように切り口の周りにぐるりと糸を刺してから行うと、よりキレイな仕上がりになります。

片止めボタンホールの作り方

片止めボタンホールの作り方はほつれ止めはミシンで行いますが、基本的に手縫いで作る方法になります。①付ける位置を決めたら細長い長方形になるように印を付けミシンをかけます。②中央に切り込みを入れたら、芯糸を長い部分に刺し、針をスタート部分の芯糸より少し外側に針を出してボタンホールステッチをかけていきます。

③端まで来たら、カーブを付けるようなイメージでボタンホールステッチをかけ、そのまま反対の長い部分に続けてボタンホールステッチをかけます。④もう片方の端まで来たら左右に2~3針糸を渡し、その渡した糸をまたぐように糸を渡したら針を裏に通し、左右どちらかのステッチの糸目に針を通して糸を切ります。

鳩目ボタンホールもほぼ同じ作り方ですが、切り込みの形が少し違います。先ほどは切り込みをまっすぐ入れるだけでしたが、鳩目の場合は、パンチを利用して、ボタンをかける部分を丸く開けてから涙型になるようにハサミで形を整えます。さらに「ほつれ止め」を切り口の断面に塗ると縫いやすくなります。

両止めボタンホールの作り方

両止めボタンホールは手縫いで作ることもできますが、ミシンで作られるボタンホールはほぼ両止めタイプなので、手縫いで両止めにする場合は、長い部分のみボタンホールステッチをかけ、短い部分は左右に糸を渡す刺し方にすると両止めボタンホールにすることができます。

覚えておきたい玉縁ボタンホールの作り方

玉縁ボタンホールはボタンホールにパイピングをする作り方で、いままでのボタンホールの縫い方よりも手間がかかりますが、覚えておけば小物にも使え、同じ布を使って作るので目立ちにくいボタンホールに仕上がります。玉縁ボタンホールには玉縁布が必要で、服地にも玉縁布にも接着芯を貼ってからボタンホールを作ります。

作り方は①服地の裏にボタンホールの位置を決めて形状を書いたら、その位置が中心にくるように5cm角程度の玉縁布を45度に傾けてバイアスになるように中表に置きます。②書いた印をなぞってミシンをかけたらミシン糸を切らないように矢羽の形に切り込みを入れます。③玉縁布を切り込みを入れたところから服地の裏に出します。

④裏に出した玉縁布の短い辺の部分の布を引っ張りアイロンをかけたら、長い辺の部分の縫いしろを割りアイロンをかけます。⑤玉縁布を突き合わせるようにたたみ、アイロンをかけ、ボタンホールの淵ギリギリの縫い目にしつけをかけます。⑥仕上げに服地と玉縁布の境をミシンで縫ったら、玉縁布の余分な部分を切り落とします。

ボタンホールの形状は、玉縁布に書く方法でもいいですが、位置が決めやすいのは服地に書く方法です。ただし、作りやすさは個人で変わりますので、好きな方を選んでください。また、玉縁布そのものをバイアスにカットすれば、45度に傾けておく必要はありません。これも好きな方法を選んでください。

ボタンホールの作り方はいろいろ

ボタンホールは洋服の仕上げ段階で作るため、作成途中よりもでき上るうれしさがこみ上げ、早く仕上げたくなってつい急いでしまい、その結果縫い目が乱れてしまったり、サイズが崩れてしまったりすることがあり、せっかく作ったのに仕上がりを見てガッカリしてしまうことがあります。

ですが作り方のちょっとしたコツやポイントが掴めれば、キレイなボタンホールがいつでも作れるようになります。ミシンでも手縫いでもボタンホールは作れ、種類によっては手縫いの方がキレイに仕上がることもあります。ボタンホールの作り方や方法は一つではありません。いろいろな方法を試して自分に合った作り方を見つけてください。

裁縫の基本に関しての記事はこちら

Thumb【裁縫】縫い方の種類&初心者でも出来る基本の縫い方まとめ!ボタンの付け方も紹介

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2020-05-31 時点

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