ライフスタイル
マンゴーの栽培方法まとめ!種からの育て方や注意点を詳しく紹介
家でマンゴーを育てて食べられたら…と思いませんか?自宅でマンゴー栽培を考えている人のためにマンゴーの栽培方法をまとめました!種から、苗木から…と育て方だけでなく、栽培で注意すべき点も紹介します。大切に育てて美味しいマンゴーを収穫しましょう!

目次
マンゴーは家庭栽培が可能!
南国のフルーツの一つであるマンゴーは甘くてみずみずしい果肉が女性に人気がありますよね。パフェやケーキなどに使われるだけでなく、ドリンクとしても多くの人に愛されているフルーツの一つです。そんなマンゴーは種から自宅で栽培できるって知っていましたか?
しかしどの地域でも育てられる、というわけではありません。マンゴーは熱帯地域で育つフルーツなので、当然寒い地方では育てることができません。通年10℃以上の気温を確保できる場所でなければ栽培は厳しいといわれています。
日本でマンゴー栽培をするとなると、かなり温かい地域での栽培に限られてしまいます(地植えの場合)。ただし寒い地方でも植木鉢で育てれば室内栽培も可能なので、寒いからと諦めないでマンゴー栽培に挑戦してみましょう。

栽培から実をつけるまではマンゴーは何年かかる?
マンゴーは1本の木からたくさんの実をつけます。ただし育て始めてから始めて実をつけるまでに6年~7年はかかるので、すぐに食べれると考えて育て始めない方が良いでしょう。種から育てるか、苗から育てるかで実がなるまでの年数も変わります。
また育て方が悪いとすぐに枯れてしまうため注意が必要です。ただしマンゴー自体は生命力の強い植物なので、きちんと管理して育ててあげればすくすくと大きく育ってくれます。ただし気温が低いと育ちも悪いです。
害虫がつかないように管理し、水をあげすぎないように注意すれば初心者でも育てることが可能です。マンゴーは寒さに弱く、水をあげすぎるといけないことを覚えておけば育てることが可能ですからマンゴーを食べたときには種から育ててみましょう。

マンゴーの種はそのまま栽培できない!
マンゴーを種から育てる場合には、スーパーなどで買ってきたマンゴーの種をそのまま使うことができます。ただし外国産マンゴーはカビ防止処理がされていることが多いので、植えても種が育たない場合があります。
種まきの最適時期は6月~7月の気温が20℃以上あるときです。種まき用の土の上に寝かせるようにまき、植え付けます。数週間で芽が出てくるので、土が乾かないように水やりをしましょう。種まき用の土が用意できないときはコップに水を入れ、種を浮かべさせておくだけでも大丈夫です。
苗から育てる場合には4月~5月が最適時期です。大きな鉢植えに苗の根っこが埋まるくらいの土を盛り植え付けします。土は果樹用培養土などがいいですが、特にこだわりはなくても育ちます。土が乾かないように水をやりますが、やりすぎると根が腐るので注意しましょう。
芽が出ても育たないマンゴーもある
マンゴーの種は芽はでるけど育たないものもあります。そうした場合にはマンゴーがどこの国のものだったのか(国産か外国産か)、水または土の温度が低すぎないかなども確認しましょう。国産のマンゴーの種であっても気温が低すぎると育ちません。
買ってきたマンゴーから取った種がなかなか育たない場合にはネット通販でマンゴーの種を購入するのも一つの方法です。なかなか育ってくれない場合には、少々お金はかかりますが栽培農家などで売られている種や通販で売られている種を購入しましょう。
マンゴーの栽培方法
種まき・苗植え以降の栽培方法を紹介します。水やりや肥料やりなど必要なことがあるので、放置していても育つというわけではありません。管理しないと枯れてしまうので、観察し、育つ楽しみを感じながら大事に育てていきましょう。
水やりについて
3月~10月はマンゴーの生育期になります。この期間は土が乾きそうなら水をあげるくらいの水やりで大丈夫です。育ちが穏やかなときは水を多くやり過ぎず、土が乾いた3日後くらいの間隔で水やりをしてみましょう。
肥料について
花芽が出る時期、摘果をする時期、収穫した後の年3回に肥料をあげます。緩効性化成肥料などを株本に与えるだけです。あまり肥料をあげすぎても良くないといわれているので、この3つの時期を目安に年3回与えるようにしましょう。
花について
マンゴーの花はあまり知られていませんが、小さな花が房状になったものが咲きます。ただしこれがいい匂い、というわけではなく腐敗臭がするのが特徴です。これは受粉のためにハエを呼び寄せるためにこのような匂いがします。匂いが気になる場合には室外に出したり、換気扇を回しましょう。
剪定について
おはようございます♪
— ★酔うさぎ☆ (@yousagi_7) July 5, 2016
昨日から1ヶ所目のマンゴーハウスを剪定してま~す(*゚▽゚)ノ
暑い中1人だけど、楽しく頑張る☆ pic.twitter.com/vPzLPbA0AB
マンゴーは自然と枝分かれしない植物です。そのため5月~8月ごろに樹高が50㎝を超えたら幹を分け始めます。幹を水平に切ることで新しい枝が生えてきます。絡み合った枝などは害虫が発生しやすくなるので剪定し、葉が重ならないようにしましょう。

うまくできるマンゴー栽培方法のポイントは?
マンゴーの育て方のポイントを紹介します。栽培自体は難しくないですが、水やりや害虫、病気に注意しないとせっかく育てたマンゴーが枯れてしまいます。元気に育ててあげられるように育て方を間違えないようにしましょう。
水のあげすぎに注意
植物の育て方には欠かせない水ですが、あげすぎは根を腐らせます。また気温が高いときに水をあげると熱を持ってしまうので、夏場などは気温が低い朝や夕がたに水やりをしましょう。土が乾いてきたところであげるのがポイントです。
害虫に注意
マンゴーにはカイガラムシやハダニなどの害虫がつきやすいので注意しましょう。枝や葉が重なるところや乾燥しやすい場所に発生しやすいので、枝や葉が重なるところは都度剪定するようにしましょう。
病気に注意
台風や、雨が多くなると、湿気のせいで、マンゴーは炭疽病といって、バナナの斑点のようなものが出やすくなります。だから、カラッとした夏の日々が大切になります。
— 大城マンゴー園(糸満)Mango (@MangoOkinawa) August 1, 2014
炭疽病という病気を発症しやすいので、葉に灰色や黒の斑点ができ始めたらすぐに対処しましょう。放置し、全体に広がると元の状態には戻りにくくなってしまいます。カビが原因の病気なので、カビが生えないような管理も大切です。

人工授粉でもマンゴー栽培はできる
こんにちは。
— ジャパン・アグリ・コスモ (@JapanAgriCosmo) April 4, 2014
雨でだいぶ桜が散ってしまいましたね。。。
今日はマンゴーに
人工授粉を行いました。
マンゴーの花はすごく小さいので
いっぱい咲いている花に
1つ1つ筆で授粉させてます。
さぁ、おいしい実がつくかな~?... http://t.co/MsutmQS0Aq
マンゴーも実をつけるには受粉が必要です。室内で育てると虫が受粉を手伝うことができないので、人の手で受粉させてあげる必要があります。受粉方法は簡単で、花粉を筆に取り、柱頭につけていくだけです。
またマンゴーが実をつけ始めたら、成長の遅い実は摘果しましょう。多くの実をつけるマンゴーですが、実が多すぎると栄養が行き渡らなくなり美味しくないマンゴーになってしまいます。美味しい実を食べるためにも5~6個程度に摘果しましょう。
花が咲いている時期は腐敗臭で臭いですが、4ヶ月ほどもすれば実をつけます。熟すと自然と実を落とすので、実を傷つけたくないならネットなどを使って保護してあげましょう。柔らかく熟したマンゴーを収穫したらまた剪定し、次の実をつけられるようにしてあげましょう。
一般的なマンゴーの栽培方法の仕方は?
マンゴーは温かい地域以外で育てる場合には鉢植えでの栽培をおすすめします。マンゴーの育て方の一番大切な部分は「気温」です。20℃前後が一番適している環境なので、温かい地域以外では地植えは適していません。
幹が大きくなってくると鉢植えに根がぎゅうぎゅうになってマンゴーが苦しくなってしまうので、大きな鉢植えに移してあげる必要があります。また炭疽病などの病気は早期に発見するようにし、害虫も駆除を忘れずに行いましょう。
確実に実をつけさせたいなら人工授粉を、ただ育てたいだけなら自家受粉するので運が良ければ実を付けます。ただし方法が悪いと人工授粉させても実がつきにくいので、人工授粉方法を間違えないようにしましょう。

マンゴーを栽培するときの注意点
マンゴーを栽培するときの注意点はとにかく気温に気をつけましょう。5℃~10℃以上ある地域なら栽培は可能ですが、なるべく暖かい環境で育ててあげるのがマンゴーのためです。また剪定などを怠るとすぐに虫がつき、カビによる病気もかかりやすくなるので気をつけましょう。
育て方はよく確認を
マンゴーの育て方はよく確認してから育て始めましょう。また分からないことがあれば都度調べることをおすすめします。特に剪定方法や摘果などは初心者ではよく分からないことが多いです。適当に行ってももとに戻すことはできないので注意しましょう。
地植えの場合の水やり
鉢植えは自分で水をあげる必要がありますが(室内の場合)、地植えや外での栽培のときには雨が活躍してくれます。基本的に天気任せで良いですが、雨が少ない場合には水やりを忘れないようにしましょう。
種が育たない場合
栽培用にマンゴーの種が欲しいけど、できれば実をいただいた後の種がいいかも( ̄▽ ̄) 輸入マンゴーは芽は出るけど育たないので、国産マンゴーを買うしかないけど、いつ現地に買いに行ったら売ってるかな。
— ゆかねこ (@yukaneko_) April 4, 2016
種からマンゴーを育てている場合には、種によっては育たないことがあります。食べたマンゴーの種の場合には、外国産か国産かを確認しましょう。先に説明した通り、外国産のものはカビ防止処理されているので育たないことがあります。何度も試してもダメなら国産マンゴーを食べて種を育てましょう。
冬の管理について
冬は霜が降りる地域もありますが、マンゴーは熱帯地域のフルーツなので霜にあたると枯れてしまいます。冬は植木鉢は室内へ、地植えなら防寒対策をしっかりとして、寒さからマンゴーを守りましょう。
マンゴーを食べられるように育ててみよう!
マンゴーの育て方・栽培方法は難しいものではありません。栽培初心者でも育てられる植物なので、マンゴーを収穫できるように育ててみましょう。甘い実をつけられるように人工授粉や摘果を忘れずに行い、害虫や病気に気をつけて育てましょう。