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シャツインコーデ(レディース)まとめ!正しい着こなしとは?
野暮ったくなりがちな印象のシャツインコーデですが、正しく着こなすポイントさえおさえれば、簡単にコーディネートの幅を広げられます。今っぽくお洒落な着こなしにするなら、シャツインコーデでワンランク上のスタイルを目指しましょう。
目次
- 今トレンドのシャツインコーデって?
- シャツインコーデはバランスが難しい?
- レディースシャツインコーデの正しい着こなし
- だらしなくならないレディースシャツインコーデのポイント
- 覚えおきたい基本のシャツインコーデ3通り!
- きちんと着こなす「オールイン」コーデ
- こなれた雰囲気を出す「フロントイン」
- スタイルアップを狙うなら「サイドイン」
- シャツの種類別に見るシャツインコーデ
- よりこなれ感が出るシャツインコーデ
- ラフで抜け感のあるシャツインコーデ
- キレイめスタイルのシャツインコーデ
- お洒落上級者のシャツインコーデ
- シャツインコーデのおすすめは前だけ入れる「フロントイン」
- まとめ:シャツインコーデは様々なシーンに使えるおしゃれコーデ
今トレンドのシャツインコーデって?
シャツインコーデとは、「タックイン」「ウエストイン」ともいい、シャツ・セーター・カットソーなどのトップスの裾を、スカートやパンツなどのボトムスにシャツを入れる着こなしのこと。以前はシャツインが「ダサくて垢抜けていない」というイメージのあったシャツインコーデですが、手軽にスタイルアップができる新たなトレンドとして、レディースはもちろんメンズでも王道の着こなし術となっています。
キレイめスタイルはもちろん、こなれ感のある垢抜けたスタイルが楽しめるシャツインコーデ。ウエスト部分にシャツインしメリハリがつくことで、ウエストが細く見える効果もあります。今回はレディースのシャツインコーデの正しい着こなし方法と覚えておきたい基本の着こなし方法、おすすめのコーデ例からバランス良くアレンジの効いた上級者向けコーデ例までをご紹介します。
シャツインコーデはバランスが難しい?
シャツインコーデってちょっとバランスを間違うと野暮ったくなっちゃいそうで、なかなか挑戦できない!と思う人も少なくないのでは?でも実は、今あるお洋服でもシャツインコーデをした方が今っぽくシャツコーデのスタイルアップできることもあるんです。
選ぶシャツの素材やフォルムなどの基本と、着こなしの大事なポイントさえ押さえれば、普段のコーデでもシャツがオシャレにバランス良く仕上げることができます。レディースシャツインコーデの正しい着こなしと、だらしなくならないポイントを押さえて、自分流のシャツインコーデを楽しみましょう!
レディースシャツインコーデの正しい着こなし
シャツインコーデを正しく着こなすには、まずはトップスに合わせたボトムスの選び方をを覚えておくことがマスト。バランスを取るのが難しいシャツインコーデ初心者の方は、シャツコーデとボトムスのどちらかにポイントを置くとメリハリのある着こなしができます。
ゆったりシルエットのシャツはシャツインコーデの定番
丈にゆとりのあるシャツやふんわりしたブラウス、ドルマンスリーブなどのボリュームのあるカットソー、厚みのあるボリュームニットはシャツインコーデの定番。前だけインする「フロントイン」でトップスをインすれば、簡単にシャツインコーデが決まります。
ゆったりシルエットのシャツには、スッキリとしたボトムスを選ぶとコーデが簡単にバランス良く仕上がります。テーパードパンツはもちろん、トレンドのジョガーパンツもシャツインすれば、ラフ過ぎないキレイめカジュアルな印象に。
シャツにスカートやワイドめのボトムスとコーデをする場合、ボタン部分やリボンなどのディテールを見せるとアクセントとなり、垢抜けた印象を作ることができます。ベルトやリボン付きのガウチョパンツでシャツインコーデはもはや定番。アクセサリーなどの小物でアクセントを作るのも効果的です。
かっちりめのシャツには少しボリュームのあるボトムスがおすすめ
Tシャツやタイトめのニットなど、かっちりした印象のシャツなどをトップスに持ってくる場合、ボトムスでゆる感を出すとバランス良く仕上がります。シャツを全部入れる「オールイン」で、カジュアルすぎない、きちんと感が漂うコーデに。ハイウエストなボトムスだとさらにスタイル良くコーデがうまく仕上がります。
Aラインのフレアスカートやロングスカートはシャツインしやすいアイテム。シャツかボトムスのどちらかにカラーやデザインの特徴がある場合は、片方をシンプルなものにすることで、バランスの取れたコーデができます。
テーパードパンツやガウチョパンツなどのワイド目なボトムスコーデの場合、シャツインすることですっきりとしたラインを作り出すことができ、シンプルに見えてシルエットの綺麗なスタイルに。ウエストが細く見える効果が最も高い着こなしコーデです。
シンプルなシャツインコーデには小物使いでスタイルアップ
普段使いの洋服でシャツインコーデを楽しむなら、カラーやデザインに特徴のある小物を有効的に使いましょう。バッグや靴・ベルト・帽子など、視点が集まるポイントを作ってあげると、コーディネートがワンランクアップし、簡単にお洒落に仕上がります。
普段のトップスとボトムスでシャツイン。それだけだと野暮ったくてお洒落コーデとはなかなか呼べませんが、そんな時はベルトやバッグをポイントに持ってくるだけで、今っぽく小慣れた雰囲気コーデになります。手軽なコーディネート術なので、わざとらしさがないのも好印象です。
カラーや小物をうまく使うとお洒落感はさらにアップ。これなら普段のシンプルなお洋服でも、ちょっとしたお出かけ服に大変身。ブランドのバッグや靴をコーデに合わせれば、カジュアルなのにきちんと感が漂います。
カーデやジャケットでメリハリのあるシャツインコーデ
シャツインコーデの応用編として、シャツにカーディガンやジャケットなどのアウターをコーデに合わせると、お洒落コーデの幅が広がります。シャツにアウターとして合わせるものも、まずは丈の長さにポイントを置いてシャツインの方法を考えてみましょう。
ロング丈のアウターでシャツイン
ロングカーディガンなどのロング丈のアウターをコーデに持ってくるなら、トップスをシャツインすると丈の長さのバランスも整い、ぼやけた印象になりやすいボディラインにもメリハリが出来ます。ゆるめのボトムスを持ってきて全体にラフ感を出すのもアリ。タイトめのボトムスでもコーデしやすいので、自由にスタイルを楽しめます。
普通丈のアウターでシャツインコーデ!
普通丈のアウターなら、シャツインの方法やアウターの着方を変えるだけで雰囲気がガラッと変わります。全部シャツインしてアウターは袖を通さず羽織るだけにすると、オフィススタイルでも使えるオトナ女子な印象に。ワイドパンツなどボリュームのあるボトムスでもバランス良くコーディネートできます。
だらしなくならないレディースシャツインコーデのポイント
シャツインコーデの正しい着こなしが分かったら、あとはだらしなくならないポイントを抑えておけばOK。選ぶトップス・ボトムスの長さやボリュームでコーデを決めると上手くいきます。トップスに厚みがあるものは、インする量によってお腹部分がボテッと膨らんでしまうので、厚手のニットなどの場合は前だけちょこっとインするなど、あくまで自然なシャツインを心がけましょう。
長めのトップスをハイウエストのボトムスで前だけシャツイン、なんてことをしてしまうと、だらしないだけの印象になりやすいのでNGです。ボトムスのウエスト位置に合ったトップスの長さでコーディネートするようにしましょう。
覚えおきたい基本のシャツインコーデ3通り!
基本のシャツインは3通り。トップスの裾を全部入れる「オールイン」、前だけ入れる「フロントイン」、左右どちらかを前だけ入れる「サイドイン」。初めはどこをどの程度入れればいいのか悩んでしまいそうなところですが、それぞれの着方を覚えておきましょう。
レディースシャツインコーデの基本「オールイン」
まずはトップスの前後左右をきれいにボトムスにしまい込みます。コーディネートのスタイルとしてこの方が良い場合はこのままでもOKですが、お腹周りが目立ってしまうため難易度は高め。バランス良くトップスを少したるませるには、全部しまい込んだ後に「バンザイ!」するだけ。前後の長さを合わせる手間も省け、引き出す量が難しいと言われる「オールイン」も、これだと簡単にできますね。
レディースシャツインコーデの基本「フロントイン」
慣れてしまえばオールインより簡単にできてしまうのが、シャツのフロントイン。体の中心部分の裾をつまみ、ボトムスの中に少し余裕を持ってしまい込みます。シャツのたるませた部分が、ボトムスとの境目位置にくるのがベストですね。
シャツとのバランスが分からないうちはウエストが深い場合はたるみ部分のラフさを抑え、ウエストが浅い場合はたるみにラフさを持たせるすることを心がけるとバランス良く仕上がります。入れる部分の横幅があまり広いと野暮ったい印象になるので、パンツなら拳1つ分、スカートなら拳2つ分がおよその横幅の目安です。
レディースシャツインコーデの基本「サイドイン」
シャツイン方法の中でもお洒落上級者向けなのが「サイドイン」。インする量や方法は「フロントイン」と同じですが、サイドインは左右どちらかの前だけをインする方法です。目安としては、お腹の中央から拳1つ分離れた左右どちらかの裾部分をインします。シャツやカットソーなど、比較的薄い生地のシャツがおすすめです。
きちんと着こなす「オールイン」コーデ
きちんと感が欲しいシャツスタイルコーデの時は、全部シャツインする「オールイン」がおすすめです。パンツスタイルやタイトめのスカートならオフィスシーンでもバッチリ。パーティシーンでも品良く決まります。
また、カジュアルで抜け感のあるラフなスタイルにもオールインはおすすめ。ラフな中にもきちんと感を取り入れるのがだらしなく見えないポイント。ボトムスにボリュームのある着こなしでもきちんと引き締めてくれます。
こなれた雰囲気を出す「フロントイン」
お洒落上級者のこなれ感を出すなら、シャツの「フロントイン」はマストです。着こなし方さえマスターしてしまえば、手早く幅広いコーデに使えるフロントイン。アウターや小物使いでのアレンジも楽しめて、簡単に今っぽい着こなしになります。
スタイルアップを狙うなら「サイドイン」
フロントインに慣れてきたら、さらなるスタイルアップを狙って「サイドイン」に挑戦しましょう。甘辛ミックス系やマニッシュ系、スポーティー系、ラフなレディースカジュアルスタイルなら、サイドインのシャツインコーデで周りと差がつく着こなしを楽しめます。
シャツの種類別に見るシャツインコーデ
シャツインの方法と相性のいいスタイルをご紹介したところで、ここでトップスの種類別にコーデ術を見ていきましょう。
「柔らかい素材のブラウス」コーデ編
てろんとした柔らかい素材のブラウスとハイウエストなボトムスを合わせ、ブルー×イエローでまとめた大人っぽいコーデです。袖のリボンが何気なくのぞかせて、大人可愛いスタイルになっています。
「チェックシャツ」コーデ編
スキニージーンズにチェックシャツをオールインし、サスペンダーとベレー帽の小物使いでスタイルアップされたコーデ。メガネのディテールもコーデとマッチしていて、お洒落上級者という印象を受けますね!
「ボーダーカットソー」コーデ編
ボーダーカットソーをフロントインして、ダメージの効いたボトムスと合わせたコーデ。スパイスの効いたスパンコールのスニーカーも、トップスのシンプルさとラフにまとめたヘアスタイルで、バランスの良い着こなしになっています。
「Tシャツ」コーデ編
太めのジーンズにTシャツをオールイン。デニムでのコーディネートなら、トップスに鮮やかなものをもってくるだけでアクセントになります。Tシャツの袖口とジーンズの裾をロールアップすることで、ぼってりしやすい印象が爽やかに。シンプルなので小物使いとのコーデも楽しめそうですね。
「白セーター」コーデ編
Vネックのクリケットセーターにハイウエストのシフォンプリーツスカート。白をベースに全身モノトーンで統一されていて、異素材を上手に組み合わせた爽やかコーデです。
よりこなれ感が出るシャツインコーデ
より「こなれ感」を出したいなら、ラフさとゆる感を上手に取り入れることがポイント。飾らないシンプルなスタイルの方が、コーデの邪魔をせず見た目にもスマートです。
靴とトップスのカラーを合わせ、季節感のある着こなしに
シンプルなシャツはラフに着こなし、ボトムスはストンとしたフォルムにベルト部分のリボンがアクセントとなっています。これだけだとちょっと野暮ったい印象ですが、大きめツバの帽子が程よい存在感を演出しています。秋っぽくシックなコーデですが、帽子にグレーをもってくることで、明るさをプラスしてくれていますね。
オーバーサイズのTシャツをきっちりフロントイン
レディースでもオーバーサイズのシャツは裾を全部出すと上半身が長く見え、バランスが悪くなりがちです。ゆとり部分のボリュームを落とし、きっちり目にフロントインすることで全体なラフ感のバランスが取れています。
モノトーンでまとめ、ちょっぴり辛口スタイルに
全体のカラーをモノトーンでまとめ、大きめサイズのトートバッグとスニーカーでゆる感を取り入れた「こなれ感」を感じさせるコーデです。ライダースジャケットでカッコ良さもありつつ、ジャケットの短さを使って足長効果を際立たせています。
ラフで抜け感のあるシャツインコーデ
ラフさとゆる感を生かしたカジュアルなシャツコーデを作るなら、トップスやボトムスもゆとりのあるものを選ぶとOK。ディテールや素材感でアレンジを楽しみましょう!
ベロア素材のジョガーパンツを取り入れる
オーバーサイズのスウェットトップスはだらしなくなりがちなラフスタイルですが、ベロア素材のジョガーパンツを選ぶとお洒落に決まりますね。モノトーンでまとめたり、小物使いの効果もありそうです。
カーデもシャツイン
ゆったりしたカーデもトップスと一緒にシャツイン。ラフなのに全然だらしなく見えないのは、上半身の白とグレーのコントラストがはっきりしているため。周りと差がつく抜け感シャツインコーデ ですね。
キレイめスタイルのシャツインコーデ
キレイめスタイルならオールインでアレンジを加えるとお洒落に仕上がります。オフィスやちょっとしたパーティーシーンでも使えて、普段使いもできる万能コーデをご紹介します。
ブラウス×ハイウエストのボトムスは定番中の定番
トップスにシャツではなくブラウスをもってくれば、簡単にキレイめスタイルコーデに仕上がります。ディテールに特徴のあるブラウスを合わせるだけで、手軽にスタイルアップできます。
ウエスト部分をスッキリ見せる
ウエスト部分にデザインが施されたフレアスカートは、どんなシャツでもスッキリインできて、シルエットを美しく見せてくれます。
落ち着いたレースやフリル・刺繍使いで上品に
トップスに落ち着いたレースやフリル・刺繍のあるものを選ぶと、印象は一気に上品に。パンツと合わせればハイセンスの大人カジュアルスタイルに。フレアスカートと合わせると、華やかで女性らしい雰囲気になります。
お洒落上級者のシャツインコーデ
サスペンダーでトレンドをバッチリおさえる
サスペンダーも以前までは垢抜けないイメージのあるアイテムでしたが、シャツインコーデの今っぽさはサスペンダーにある!と言っても過言ではないくらい、シャツインコーデには欠かせないアイテムです。シャツインにサスペンダーをプラスしただけで、いつものコーデがセンス良くまとまっています。
ディテールの特徴感だけで一気にお洒落に
鮮やかなカラーのニットにデニムのガウチョパンツ。V字ネックのニットをオールインすることで上半身に女性らしさを残しつつ、スニーカーとデニムボトムのディテールだけでカジュアルなラフ感を演出しています。こなれ感が上手く現れたコーデになっています。
シャツインコーデのおすすめは前だけ入れる「フロントイン」
レディースファッション業界関係者の中では、来期には「サイドイン」が流行ると密かに噂されていますが、簡単にラフさとこなれ感を取り入れられる「フロントイン」がおすすめ。着こなし方さえマスターしてしまえばコーデの幅も広がり、トップスの重ね着をしたり、いつものお洋服でもいろんなアレンジが楽しめます。
まとめ:シャツインコーデは様々なシーンに使えるおしゃれコーデ

レディースシャツインコーデの正しい着こなしとポイント、それぞれの着こなし方のコーデ術をいくつかご紹介しました。お洋服の素材やディテール、着こなしたいスタイルの特徴を見ると、正しい着こなしができそうです。初めは簡単なオールインから挑戦して、フロントイン、サイドインも是非取り入れてみて下さいね。
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