ダブルクラッチとは?やり方・手順やノークラッチシフトチェンジも紹介

マニュアル車を運転する人であれば、普通はクラッチを切り、そのままシフトチェンジするのが一般的ですよね。上級者向けのダブルクラッチを覚えれば、シフトチェンジが早く確実になると言われています。では、ダブルクラッチについて紹介していきましょう。

ダブルクラッチとは?やり方・手順やノークラッチシフトチェンジも紹介

目次

  1. オートマ車と異なるマニュアル車の動く原理
  2. ダブルクラッチとは
  3. 車やバイクの動力の伝え方とは
  4. ダブルクラッチをしていた歴史的背景とは
  5. オートマがあるのにダブルクラッチの必要性とは?
  6. 意外とダブルクラッチは危険!
  7. ダブルクラッチで変速ショックが軽減するとは
  8. クラッチペダルを使わないダブルクラッチのやり方とは
  9. ダブルクラッチのエンジンの回転の合わせ方とは
  10. 大型車にはダブルクラッチが必要?
  11. ダブルクラッチ×エンジンの回転数
  12. 賛否両論あるダブルクラッチ
  13. ダブルクラッチ×ノークラッチシフトチェンジとは
  14. ヒール&トゥ×ダブルクラッチとは
  15. まとめ:ダブルクラッチが安全

オートマ車と異なるマニュアル車の動く原理

マニュアル車は、1速から5速もしくは6速までのギアがあります。そのギアは常に噛み合った状態なので、シフトレバーを操作することで、ギアチェンジができる仕組みです。その中で重要なパーツがスリープと呼ばれるものです。そのパーツがどこにも入ってない状態がニュートラルとなります。それを知ることがダブルクラッチへの近道です。

基本的にマニュアル車は、発進するとき1速にギアを入れてから車をだすのが基本です。ギア比の関係で、2速や3速から発進することもできますが、通常の車でそうするとギアなどに負担がかかり、壊れる原因となります。バイクの場合でも、ギア操作やダブルクラッチのやり方は基本的に同じやり方です。マニュアル車はあまり普段の暮らしでみかけなくなりつつありますよね。

ダブルクラッチとは

普段の暮らしの中では使うことのないダブルクラッチですが、上級者向けの操作手順であるダブルクラッチをマスターすると、かっこいいこと間違いなしです。そういうテクニックを紹介していきましょう。一言で言うと、マニュアルの車やバイクで『ギア操作する時に、クラッチを2回操作するやり方』をダブルクラッチと言います。

マニュアル車におけるシフト操作手順の一つです。オートマ車やバイクの場合は、基本的にアクセルでシフト操作を自動的に行ってくれるので、マニュアルの車やバイク特有のやり方・手順です。現在では、基本的に競技として車やバイクを運転する人が行うシフトチェンジのひとつとして考えられています。ダブルクラッチは車関連の職業や車好きにしか知られていないようなものです。

基本のシフト操作手順とは、『クラッチを切る』⇒『シフトチェンジ』⇒『回転数を合わせる』⇒『クラッチをつなぐ』で、簡単なやり方ですよね。ダブルクラッチとは、『クラッチを切る』⇒『ギアをニュートラルに入れる』⇒『クラッチをつなぐ』⇒『エンジンの回転数を合わせる』⇒『クラッチを切る』⇒『シフトチェンジ』⇒『クラッチをつなぐ』と、難しいやり方ですね。

このやり方は、教習所で一番最初に習うギア操作のやり方ですよね。このやり方は、シングルクラッチとよばれる操作手順です。クラッチ操作が1回、つまりシングルだからシングルクラッチと呼ばれています。この方法以外は、誰にも教わりませんよね。今の車の構造上は、それで対応できるからダブルクラッチを教える必要がありません。

ダブルクラッチとは、一言でいうと基本的な操作手順に『シフトチェンジの時にギアをニュートラルに入れる』という手順が増えるのが、ダブルクラッチです。難しいやり方であるにも関わらず、一部のマニアックな人たちでは、人気のあるシフト操作手順です。難しいシフトチェンジなので、下手に暮らしの中に取り入れ、やり方を間違えると事故につながります。

車やバイクの動力の伝え方とは

まず動力の伝え方とは、簡単に説明しましょう。車という大きな質量を動かすには、大きなエネルギー源がわかりますよね。それを生み出す装置が『エンジン』です。そのエネルギーをタイヤに伝え、車が動くようになるのが基本的な構造です。そのエネルギー源とそのタイヤにエネルギーを伝えるための装置が『トランスミッション』というものです。バイクも基本的に同じです。

トランスミッションとは

トランスミッションとは別の言い方をすると『変速機』です。これはエンジンの回転数とタイヤの回転数を調整するために必要なパーツです。自転車では、乗る人がエンジンで、ペダルを漕ぎ、変速機からチェーンを介して、タイヤが動きますよね。そういうイメージです。これがないとシフトチェンジについて理解するのが難しいと言われています。

クラッチとは

『クラッチ』とは、その変速機とエンジンの間にあるパーツで、エンジンのエネルギーをつなげるためのパーツです。これがないと、停止するときに、かなり強力なブレーキがないと止まれない事を意味し、大変あぶない車です。これらもダブルクラッチを行うにはキーポイントとなりますが、普通に暮らしてるうちは知りえない部品ですね。

ダブルクラッチをしていた歴史的背景とは

昔の車は技術的に発達していなかったがため、すぐに車が壊れやすいものでした。そのため、壊れにくいよう考え出された手順・やり方のひとつがダブルクラッチによるシフトチェンジでした。これによりエンジンからのエネルギーを効率的にタイヤにトランスミッションに負担をかけることなくシフトチェンジができるようするのが、ダブルクラッチでした。

現在は、シンクロメッシュ機構と呼ばれるものがあり、ダブルクラッチしなくても自動的に同期(シンクロ)するようになっているので、廃れてきている古典的な操作手順のひとつです。だから、普段の暮らしのなかでダブルクラッチをする必要がなくなり、ダブルクラッチ不要論の根拠ともなっています。

オートマがあるのにダブルクラッチの必要性とは?

ギアがニュートラルな状態では、車は今までの惰性で動きます。それでも、ニュートラルな状態でも、エンジンのエネルギーは変速機に伝わっています。現在の車は、ダブルクラッチというやり方を取らなくても、自動的に調整してくれますが、競技となるとダブルクラッチという手順を取ったほうが速く走れると言われています。

現在、トランスミッションやクラッチ等が改良されたため、ダブルクラッチの必要性は昔ほど必要でなくなりました。ですが、マニュアル車であれば、ギア操作を間違いなく伴うもの。その際に変速ショックを軽減させるために、いくら技術が発達したからとはいえ、普段の暮らしの中にダブルクラッチの必要性があるのも事実とされています。

昔の車は、ギア操作手順でダブルクラッチをやらないと、ギアが入らなかったり、ギア鳴りをしたり、痛めて故障することがあったと言われています。昔の暮らしの中では、ダブルクラッチが必要不可欠だったんですね。現在の暮らしの中では、ダブルクラッチの重要性は昔ほど言われることはありません。

意外とダブルクラッチは危険!

ダブルクラッチをする時、手順の中に必ずギアをニュートラルにする瞬間が生まれます。ギアがニュートラルに入っている時間というのは、エンジンブレーキが全く利かない状態なので、基本的にフットブレーキとサイドブレーキだけしかブレーキが利きません。ダブルクラッチをする以上は避けては通れない手順です。

何故エンジンブレーキが使えないと危険になるかというと、一部のエンジンを除き、構造的に負荷がかかるようになっています。その負荷を利用して坂道などで、ブレーキを踏まなくても一定の速度まで落ちるようになっています。通常、フットブレーキをかけるときは、エンジンブレーキを最大限うまく利用してブレーキをかけます。マニュアル車であれば、それがよくわかります。

フットブレーキとは、タイヤのスパークの隙間から見ることができるのですが、パッドからタイヤにかかる摩擦でブレーキがかかるようになっています。ブレーキをかけると摩擦熱で、パッドのところが赤くなり、それが原因でフットブレーキがかかりにくくなります。普段の暮らしでは、あまり見かけないのですが、自動車レースではそういう光景を一度は目にしたことがあるはずです。

サイドブレーキも、後輪のところに摩擦を利用してかけるブレーキです。それから分るとおり、前に出た同じ症状が出てしまうので、それが原因で、使いすぎたり、過度の負担がかかるとサイドブレーキも使えなくなってしまいます。日常の暮らしの中ではそういうことも珍しい現象です。

また、運転中は不測の事態が起きることは、車を運転したことのある人であれば、一度は経験したことがあるはず。そのダブルクラッチにおけるタイムラグに不測の事態が起きた場合、対応できるのかという考えから、ダブルクラッチは危険であると主張する人がいます。

ダブルクラッチで変速ショックが軽減するとは

マニュアル車を運転したことのある人であれば、必ず一度は変速ショックを経験するはずです。ギア操作をした後に、エンジンの回転数がうまくあってなければクラッチがつながった時にガクンとくるあれが、変速ショックです。ひどい時は、エンストしてしまい下手したら大事故につながってしまいます。それを避けるためにダブルクラッチを暮らしの中に取り入れるようにしましょう。

ダブルクラッチが大活躍するのは、こういうギア操作の時に手順としてひとつ加えるだけでかなりの威力を発揮するものです。そのためにも、ぜひダブルクラッチを習得したい運転操作のひとつで、暮らしの中にも取り入れたいものです。

クラッチペダルを使わないダブルクラッチのやり方とは

基本的なマニュアル車の運転操作ができる人は、通常のシフト操作手順で、クラッチを使わずにシフト操作のやり方があるとは知らない人もいるはず。いわゆるノークラッチシフトチェンジと呼ばれるやり方があるので、ダブルクラッチと組み合わせて覚えていきましょう。

クラッチを使わずにシフトチェンジをする方法とは、簡単に言うと、クラッチを使わずに『ギアをニュートラルにする。』⇒『エンジンの回転数を合わせる』⇒『ギアを入れる』というやり方です。言葉にすると簡単に聞こえますが、非常に難しい操作手順です。回転数を合わせるという意味ではダブルクラッチと似ています。

車を発進させるときは、トランスミッションやエンジン等を痛めないようにするために、クラッチ操作をしますが、走行中には、エンジンの回転数が合うようになるとクラッチ操作をしなくても、ギアがニュートラルに入り、ギアに改めてギアが入ると言われています。ダブルクラッチをマスターできれば、この操作も暮らしの中に組み込めるでしょう。

ダブルクラッチのエンジンの回転の合わせ方とは

運転する車のギア比によって、ダブルクラッチ時の合わせ方のやり方・手順というのは変わってきます。ギア比を知る必要があります。例えば2速から3速へシフトアップする時、3速のギア比/2速のギア比=○となりますよね。3000rpmで行う場合、『3000rpm×○』で出た数値が合う回転数です。慣れて来るとエンジン音などで、合わせることができるようになります。

大型車にはダブルクラッチが必要?

最近では、大型トラックやバス等の大型車にもオートマ車が増えてきています。それでも、マニュアル車のままの大型車がほとんどです。大型車にはクラッチなどのシンクロする機能が遅れ、ダブルクラッチをする必要性があった影響もあり、ダブルクラッチ操作をする名残が残っているとされています。

今でも、トラックを運転する時にギア操作をすると、ギアを入れにくいことがあるようです。これからも、大型車の技術が遅れていることがおわかりになるでしょう。それだけ大型車にはダブルクラッチの必要性が高いことがわかります。

ダブルクラッチ×エンジンの回転数

ここまでくればダブルクラッチとはどういうやり方で、操作手順もわかるはずです。エンジンの回転数と変速機のギアの回転数を調整し、同期させることであるというのはわかりますよね。オートマ車であれば、速度計だけでタコメーターがついてない車も増えてきていますが、マニュアル車は、ギア操作時に大事なチェック項目となっているのがおわかりですね。

シフトアップする時は、速度をあげるのでエンジンの回転数は比較的合わせやすいのです。この時はあまりダブルクラッチは必要ありません。ですが、シフトダウンの時は、速度を落とすので、落とす前のギアのエンジン回転数では、落としたときにかなり負担がかかりやすいので、シフトダウン時にダブルクラッチの真骨頂と言われています。

賛否両論あるダブルクラッチ

今の車には、自動的にシンクロ(同期)される機能がついたトランスミッションがついているからダブルクラッチは必要ないという考え方もあります。逆に走行条件によってはダブルクラッチが必要、競技などのスポーツ走行においてはダブルクラッチが必要であるという考え方もあります。

ダブルクラッチ×ノークラッチシフトチェンジとは

今まで書いてきた内容でわかる通り、難しい運転のやり方なので、ダブルクラッチを無理に行うとおおきな事故につながります。ですが、本来はダブルクラッチは難しい操作のやり方ではないので、慣れてくればダブルクラッチを使いながら楽しい運転になるでしょう。

ヒール&トゥ×ダブルクラッチとは

ヒール&トゥとは、言葉通り『かかと』と『つま先』を使った運転技術です。マニュアル車の場合、左足がクラッチ操作、右足がアクセルとブレーキ操作をします。ヒール&トゥとは、右足でアクセルとブレーキ操作を行うことです。この操作とダブルクラッチとを組み合わせることで、よりトランスミッションへの負担が軽減され、シフトダウン時に威力を発揮するとされています。

慣れないうちは、操作手順が難しく感じます。まず、右足でブレーキをかけ速度が落ちたら、クラッチを左足で切ります。そしたら、右足のつま先はブレーキをかけたままで、かかとの部分を弧を描くようにアクセルに移動させます。そして、アクセルは軽く、かかとを前に出すようにアクセルを踏みます。慣れないうちは、両方強く踏んでしまう可能性があるので、注意しましょう。

練習方法としては、4速から3速へのシフトチェンジの時にするのがおすすめとされています。1速や2速だとエンジンブレーキがかかりすぎて、寧ろ車の挙動が不安定となり、事故につながる危険性が伴うためです。また、失敗した場合の車にかかる衝撃も少なくなるためです。

普段の練習場所としては、信号待ちする時がいいようです。また、広い土地などがあり利用者があまりいない土地でも練習ができます。マスターできるまでは練習が必要なので、周囲が危なくない状態を確認してからするようにしましょう。身につけるには、足裏の感覚がよくわかる靴を選ぶのがよいとされています。これとダブルクラッチを組み合わせれば最強の運転技術の一つです。

まとめ:ダブルクラッチが安全

結局のところ、ダブルクラッチの必要性について賛否両論がわかれますが、車を大事に扱いたい場合は、ダブルクラッチという手順を取ったほうがいいことがわかります。ダブルクラッチの操作手順としては難しいですが、車を痛めにくく、故障につながりにくいので、ダブルクラッチはおすすめの手順です。

ダブルクラッチをマスターすることは、車の性能に頼らずに、自分でできることは自分で運転できるようになるので、より自分で運転しているという意識が芽生えてくるので、見方を変えればダブルクラッチの手順が面倒だからこそより安全運転になるのではないでしょうか。

車の関連記事はこちら

Thumbアウトドアにおすすめの車ランキング!おしゃれな人気車種の選び方は?
Thumb国産車の人気ランキングTOP10!かっこいいおすすめの車種は?
Thumbおしゃれな軽自動車ランキング!レトロで可愛いデザインは?

こちらの関連記事もおすすめ

アクセスランキング

2019-09-18 時点

新着一覧