ハエトリグモはかわいいが懐くの?種類や飼育方法や餌などを大調査!

ハエトリクモは家に住み着く益虫で、普段見かけている小さいクモがハエトリグモなんです。近年そのハエトリグモのかわいさが話題となっており、ペットとして飼育してみようと試みる人が増えているのです。そんなハエトリグモの種類や飼育方法、餌について調査してみました。

ハエトリグモはかわいいが懐くの?種類や飼育方法や餌などを大調査!

目次

  1. ハエトリグモとは
  2. 何がかわいい?ハエトリグモの魅力とは?
  3. どの種類がかわいい?ハエトリグモの種類
  4. 捕まえてみよう!ハエトリグモの捕獲方法と飼育の準備
  5. ハエトリグモの飼育方法は?寿命は何年?
  6. 餌はやっぱり虫?ハエトリグモの餌
  7. ハエトリグモは懐くのか?
  8. ハエトリグモと遊ぼう!ハエトリグモとの遊び方
  9. 人とハエトリグモの関係性
  10. 【まとめ】ハエトリグモは人間の生活でもっとも身近な存在

ハエトリグモとは

ハエトリグモとは足動物門クモ綱クモ目ハエトリグモ科に属するクモ類の総称で、その名の通りハエなど小型の虫を捕食するクモです。非常に多くの種類が存在しており、クモの中でも巣を張らない徘徊種であり、害虫に分類されるハエやコバエなどを捕食することから益虫に分類されています。人家に住み着いているため、あなたの家でよく見かけるクモはもしかするとこのハエトリグモの可能性があります。

近年、このハエトリグモに注目が集まっているようです。注目の理由はずばり「かわいい」というもの。「クモがかわいい?」と疑問に思う方も多いでしょうが、ハエトリグモがかわいいと話題になっているのは事実。クモであるはずのハエトリグモがかわいいと世間で言われる理由を調査してみましょう。

何がかわいい?ハエトリグモの魅力とは?

ハエトリグモの特徴①クリクリとした瞳

ハエトリグモの身体的特徴として一番に目につくのがクリクリとした2つの大きな目。人間不思議なもので、目が大きく、若干離れ気味に且つ、均等に2つ並んでいると「かわいい」と認識するといわれています。ゆるきゃらなどがかわいいと評される所以はここにあります。

この目の特徴をハエトリグモが保有している点が、ハエトリグモがかわいいと言われる理由となるのです。先ほど紹介した通り、ハエトリグモの目は確かに8つあるものの、大きな2つが正面に配置され、左右に小さい目が配置されています。

残り4つの目は頭胸部の背面にあり、この4つの目は正面にある小さい目と同じ大きさで、模様にまぎれてしまうため、分かりづらく、きらきらと光を反射する様は宝石やアクセサリーのようにも見え、かわいい様相に写るのかもしれません。

ハエトリグモの特徴②小さくてフサフサ

ハエトリグモ最大のかわいいポイントはその大きさです。最大でも12mmと小さい固体しかおらず、すべての種類が4mm~9mmの固体ばかりで、その小ささがかわいらしさの最大の特徴と言えます。そしてよく見ると前全身が毛で覆われており、フカフカとした見た目もかわいいと言わしめる要因となってるようです。

ハエトリグモの特徴③動き

続いてハエトリグモがかわいいと評される要因としてあげれられるのが、「動き」です。ハエトリグモは足が短いクモですが、よく走り回る習性があり、短い足をせわしなく動かして走り回る様は必死な感じがしてかわいいと印象づけられるのです。

また、ハエトリグモは視力が良く、特に正面の目は形を正確に認識できます。ハエトリグモがなんらかのものをよく見ようとした場合には、正面の目で捉えようとするため、後ろからそっと近づくと振り返る動作を見られます。この上半身を持ち上げて後ろを伺うような姿勢が「なんとももかわいい」と言われるようです。

どの種類がかわいい?ハエトリグモの種類

ハエトリグモの何がかわいいと人に思わせるのか分かったところでもっとハエトリグモのことを知っていきましょう。続いて私たちの身近にいるハエトリグモの種類をいくつか紹介していきます。

人家で良く見かける種:アダソンハエトリ

アダソンハエトリは世界的に目撃される種であり、一般家庭でもっとも目撃されている種です。メスの体長は6~9mmで色は褐色から茶褐色が主になっており、腹部に帯のような模様があります。オスは5~7mmとメスに比べて小さめ、色は黒く三日月形の模様があります。

人家で良く見かける種:チャスジハエトリ

チャスジハエトリは日本南西部に多く分布している種で、人家に住み着いています。メスが10~12mm、オスで7~11mmと体長に差がないように見受けられます。体全体は黒っぽい色になっていますが、オスの縦筋模様は白く目立つのに対し、メスの縦筋は褐色で体色と見分けがつきづらい特徴がある種類です。

人家の壁にいる:シラヒゲハエトリ

シラヒゲハエトリは人家の外壁に多く生息している種でこちらも他の2種と同様、北海道以外の地域に生息しています。名前の通り白い体毛が生えており、体毛の多い種類となります。腹部に矢筈模様がありますが、白い毛で覆われて模様をはっきり見ることはできません。メスが8~10mm、オスで6~9mmとなりメスの方が一回り大きい種となります。

捕まえてみよう!ハエトリグモの捕獲方法と飼育の準備

ハエトリグモはペットショップなどでは売られていないので、どうしても飼育したければ自分で捕獲する以外に入手手段はありません。そこで、実際にハエトリグモを飼育するための手順を捕獲の段階から紹介します。

①飼育環境の準備

ハエトリグモを飼育する環境はフィルムケースくらいの大きさがあれば十分とされています。虫かごだとハエトリグモには大きすぎると言われており、550mlのペットボトルでも大きいと言われます。

狭いところに閉じ込めるのはかわいそうだと思うかもしれませんが、ハエトリグモはあの小さな体で走り回って餌を捕獲します。と言うより、元気に動き回る餌以外にはまったく興味を示しません。餌を確実に捕獲させるためにも、小瓶やフィルムケースが最適なのです。

②実際にハエトリグモを捕獲しよう

用意するものは普通の虫取り網で十分です。飛びまわる習性があるので、網で簡単に捕獲できます。虫取り網が無くても、牛乳パックなどの口を開けておいて、ハエトリグモを追い込む方法でも十分捕まえられます。冬になるとハエトリグモ自体見かけられなくなるので、春~秋にかけて家の中に目を光らせておけば、いずれ捕獲する機会が訪れるでしょう。

ハエトリグモの飼育方法は?寿命は何年?

せっかく捕獲できたハエトリグモです。大事に飼育していきたいものですが、それにはまず飼育環境をしっかり整える事、飼育方法をきっちり把握しておくことが重要です。ハエトリグモを飼育する上で大事なポイントと寿命を調査してみました。

ハエトリグモの最適な飼育環境と注意点

捕獲前に用意した脱脂綿とケースで十分ですが、乾燥に弱いハエトリグモの入った容器を頻繁にあけるのは控えましょう。蓋の開け閉めを繰り返すとそのたびに湿気が逃げてしまいます。ハエトリグモをじっくり鑑賞したり、遊びたい気持ちは分かりますが、容器から出すのは推奨できません。

容器は透明度の高い容器を用意しましょう。そうすることで蓋を開けないでも鑑賞できますし、容器越しで遊ぶことも可能になります。脱脂綿に水または砂糖水を含ませて置いておくのはかまいませんが、1滴の水でハエトリグモが溺れてしまうこともあるので、水滴をそのまま置くのはやめましょう。

いつまでハエトリグモと暮らせる?ハエトリグモの寿命

一般的にハエトリグモの寿命は1~3年と言われています。あまりに短い一生ですが、寿命を延ばせる場合もあるようです。まず、第一に小さめの容器で飼育すること。理由は先ほど述べた通り、餌の捕獲がしやすいためです。

次にクモ科の動物は共食いしてしまう習性があるので、1匹ずつ飼育した方がいいでしょう。最後に、直射日光に当てないことです。ハエトリグモの中には日向に出て生活する種もいますが、今回紹介した種はすべて直射日光を嫌います。日当たりのいい場所に飼育容器を置くのはやめましょう。

餌はやっぱり虫?ハエトリグモの餌

飼育する上でもっとも重要となる餌について紹介します。ハエトリグモの餌はその名の通り、ハエやゴキブリの赤ちゃんなど小さい虫が対象になります。とはいえ、ハエはもちろんゴキブリの赤ちゃんなんて捕獲するのは大変。そこでハエトリグモに与える餌によく用いられているコバエの捕獲方法、繁殖させる方法、ハエトリグモにやる方法を紹介します。

コバエの捕獲

コバエは日本各地どこでも生息しており、捕獲はかなり簡単です。まず550mlのペットボトル上半分を切ります。中に腐りかけのバナナやりんごなど発酵している食品を入れます。切り取った上半分を飲み口を底に向けて押し込みます。切断面をテープで隙間のないように閉じ、ペットボトルの飲み口に円錐状に丸めた紙を挿し込んでしっかり固定すると、入りやすく・出にくい罠の完成です。

この罠をコバエが群がっているところに数分放置すればかなりの数のコバエが捕獲できます。コバエは雌雄が揃っていれば勝手にどんどん増えて行くので、餌さえあって、ある程度気温が保たれていればハエトリグモの餌に困ることはないでしょう。

コバエを飼育してハエトリグモに与える方法

ハエトリグモの大事な餌、コバエの飼育環境ですが、罠の口をそのまま塞いでしまってそのまま飼育する方法もあります。が、バナナが腐りきってしまってはコバエが繁殖してくれるか心配です。そこで、ペットボトルとビニールチューブ、アクリルパイプ、ガーゼを用意し、バナナを細かく切ってペットボトルの中に入れます。

次にペットボトルの蓋にパイプを通すための穴を2個開け、穴にパイプを2本挿します。片方のパイプの内ペットボトル内に入るほうのパイプの口をガーゼで塞ぎます。ペットボトルの蓋を閉めて外に飛び出たパイプ2本にそれぞれ長めのビニールチューブと短めのビニールチューブを差し込めば吸虫管の完成です。

吸虫管があればコバエを外に出すことなく、新しい容器にコバエを移し変えることも、ハエトリグモが入った容器にコバエを入れることもできます。ハエトリグモの飼育容器を吸虫管と同じ仕組みにしておけば、コバエを移しやすいので餌やりが簡単になります。

ハエトリグモは懐くのか?

結論から言うと、ハエトリグモが懐くことはありません。そもそも懐くとは人がペットにとって有益な存在であると認識する・させることで生じる主従関係です。ペットが犬や猫であれば、人との関係性は「懐く」といえるでしょう。しかし、ハエトリグモには犬や猫ほど発達した脳がありません。

本能のままに生きているハエトリグモたちに「懐く」と言う認識はかなり難しいといえるのです。そもそも人間を自分の飼い主と認識しているかも怪しいので、ハエトリグモが人間に懐くことは残念ながらありません。

ハエトリグモと遊ぼう!ハエトリグモとの遊び方

ハエトリグモには動くものを追いかける習性と、良く見える正面の目があります。それらの特徴を利用して、ハエトリグモをPCのディスプレイに這わせてマウスポインタを追いかけさせる遊びがあります。

また、ハエトリグモの求愛行動を利用して万歳をするとハエトリグモが万歳してくれる、後ろで変な動きをすると良く見ようとして振り返る動作をするなど、ハエトリグモのかわいい姿を見られるので、飼育して居る人はぜひ遊んでみてください。こんな愛くるしい動作が「ハエトリグモが懐く」と言われるようになった原因なのかもしれません。

人とハエトリグモの関係性

ハエトリグモは一部の地域で昔から飼育されており、「ほんち」と呼ばれるオスのハエトリグモを戦わせる遊びがあります。また、江戸時代の浮世絵には女性がハエトリグモにハエを取らせる様を楽しむなど、大昔からハエトリグモがペットとして扱われてきたことが分かります。

今、私たちがハエトリグモがかわいい・懐くからとペットとして扱い、楽しむのも古来からある「生活する上での娯楽」なのかもしれません。

【まとめ】ハエトリグモは人間の生活でもっとも身近な存在

人家に住み着く習性のあるハエトリグモ。皆さんはどう思われましたか?「やっぱり気持ち悪い」と言う意見も中にはあるかもしれません。が、ハエトリグモはコバエやゴキブリを食べてくれ、巣を張らないため昔から益虫と言われてきました。

今度家でハエトリグモを見かけたら、追い回したり、殺してしまったりしないでそっと見守ってみましょう。なんとなくかわいく見えてくるかもしれませんよ?

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2021-05-07 時点

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