おはぎとぼたもちの違いって何?お彼岸に食べるのはどっち?

お彼岸にお供えしようと思った時、おはぎとぼたもち正しく使っていますか?おはぎとぼたもちの違いについてやお供えする方が分からない人は多いのです!おはぎとぼたもちの違いや、正しいお供えをご紹介していきましょう!正しい知識で、日本の文化を大事にしましょう!

おはぎとぼたもちの違いって何?お彼岸に食べるのはどっち?

目次

  1. それっておはぎ?ぼたもち?お彼岸に使いたいのに違いがあやふや
  2. おはぎとぼたもちの違いはあんこにあった!
  3. どうしておはぎとぼたもちのあんこは違うの?
  4. お彼岸に使うのはおはぎとぼたもちどっち?そこには違いが!
  5. お彼岸とは?お盆との違い
  6. 春のお彼岸に使うのはぼたもち!おはぎとの違いには花も由来
  7. 秋のお彼岸に使うのはおはぎ!ぼたもちとの違い秋の花に
  8. 大きさにも違いが!おはぎとぼたもちの大きさは?
  9. どうしてお彼岸にはおはぎやぼたもちが使われるの?
  10. 違いが分かると日本の奥ゆかしさが分かる!

それっておはぎ?ぼたもち?お彼岸に使いたいのに違いがあやふや

日本の伝統行事の中に、お彼岸があります。お盆のように祝日のようにお休みになるわけではないので、あまり若い人には馴染みが無いようです。そのせいか、お彼岸にお供えするものなどの習わしがいまいち分からない人も増えてきています。日本ならではの風習を大事にするためにも、お彼岸についての知識を付けていきましょう!

お彼岸には、あんこで包まれたお餅をお供えしますがおはぎとぼたもちと似たような物が2種類あります。そもそも、おはぎとぼたもちの違いについてもあまり知られていないのです!実は、おはぎとぼたもちの違いにはお彼岸にとっても重要な違いになってくるのです。そこには、日本人ならではの奥ゆかしさがおはぎとぼたもちに隠れていたのです!

そこで今回は、おはぎとぼたもちの違い、そしてお彼岸にお供えするものを詳しく見ていきましょう!日本人としてぜひ知っておきたい常識が、実はおはぎとぼたもちにはあるんです!さらに、そのままではおはぎとぼたもちの違いについて覚えにくいのでしっかりと由来なども一緒に見ていきましょう!これで、日本人として恥ずかしくありません!

おはぎとぼたもちの違いはあんこにあった!

おはぎとぼたもちの違いは、実はお彼岸とは切っても切れない関係にあります。まずは、おはぎとぼたもちの違いについて見ていきましょう!おはぎとぼたもちの違いには、あんこの違いにあります。あんこと言うと、粒あんとこしあんの2通りあります。実はおはぎには粒あんが、ぼたもちにはこしあんが使われていると言う違いがあるのです!

あんこの違いは、おはぎとの区別するほど大した違いではないと感じる人も多いようですが実はとっても重要!おはぎから離れてお汁粉で例えると、関東から北にかけてはこしあんでも粒あんでもお餅が入っていればお汁粉と呼ばれますが、関西ではお汁粉はこしあんの物しか呼ばれないのです!このように、あんこの違いがおはぎとぼたもちの違いにあります。

どうしておはぎとぼたもちのあんこは違うの?

また、おはぎとぼたもちのあんこの違いには大きな理由があります。おはぎに粒あんが使われているのは、おはぎには採れたての小豆がよく使われています。採れたてと言うと、日持ちさせるため乾燥の行き届いた小豆よりも外皮が柔らかいのが特徴です。つまり、粒あんとしてそのまま外皮も一緒に食べても、おはぎは美味しく食べられるので粒あんが使われているのです。

一方のぼたもちは、おはぎと違いこしあんが使われています。こしあんは、乾燥の行き届いた日持ちがする小豆が使われています。これは、前年に収穫された小豆を使用するためです。そのため、おはぎと違い固くなって口触りが悪くなってしまう外皮を取り除いたこしあんが使われているのです!なので、おはぎとぼたもちの違いはあんこが重要になっているのです。

ちなみに、おはぎやぼたもちと似たような物であんころもちもあります。あんころもちとの違いもご紹介しておきましょう。あんころもちは、その名の通りあんこで包まれたおもちです。あんころもちのおはぎやぼたもちとの違いは、あんころもちは完全に米の粒をなくなるまでこねたおもちが使われている事です。あんころもちと違い、おはぎとぼたもちは粒が残っています。

お彼岸に使うのはおはぎとぼたもちどっち?そこには違いが!

それでは、お彼岸に使われるのはおはぎとぼたもち、はたまたあんころもちと、一体どれなのでしょうか。答えは、おはぎとぼたもち、実はどちらも使われています。しかし、使うおはぎなどの違いは年に2回あるお彼岸ならではです。お彼岸は、春と秋に分けられています。春のお彼岸に使われるのがぼたもち、秋のお彼岸に使われるのがおはぎなのです。

おはぎやぼたもちと混同されるあんころもちは、関西では夏の土用の丑の日に鰻同様に食べられていますが、和菓子としてあんころもちを食べたい時に食べる地域が多いのが一般です。おはぎとぼたもちは、あんこの違いでご紹介した通り小豆の収穫時期によって状態が違うため、春のお彼岸にはぼたもちが、秋のお彼岸にはおはぎが使われるようになったのです。

お彼岸とは?お盆との違い

おはぎやぼたもちだけでなく、そもそもお彼岸についてよく分からないと言う人も多いのでお彼岸についてもご紹介していきましょう!お彼岸とは、春分の日と秋分の日を中日とした前後3日間を含めた計1週間を指します春分の日は自然を、秋分の日はご先祖を敬う日とされています。あの世の世界とこの世の世界が一番近くなるこの日に、それぞれを敬うのがお彼岸となります。

お彼岸もお墓参りをしますが、これは出向いてご先祖に会いに行きます。一方で、長期休暇で楽しみにしている人も多いお盆との違いは、亡くなったご先祖が子孫のもとに帰る日とされています。8月15日を中心として、日数などは地域によって違いがあります。お盆とお彼岸の違いは、ご先祖が会いに来るか、こちらが会いに行くかの違いがあるのです。

春のお彼岸に使うのはぼたもち!おはぎとの違いには花も由来

さて、話は戻りますがおはぎとぼたもちの違いは季節も関係してきます。春分の日と秋分の日に分けられ、また、あんこの違いでご紹介した通り小豆の収穫の季節の違いもありましたが、おはぎとぼたもちの名前にも季節の違いが隠されているのです。それは、おはぎやぼたもちが使われるそれぞれ春と秋に咲く代表的な花!おはぎとぼたもちの名前に隠されているのです!

春のお彼岸に使われるぼたもち、よくよく見てみると牡丹の花とも思える名前です。そう、春に大振りの華やかな花を咲かせる牡丹になぞらえて牡丹餅、それが呼ばれるうちにぼたもちになったとされているのです。牡丹の花は、地域によって違いはありますが4~5月に全盛期を迎える花です。つまり、春分の日のある春のお彼岸にぴったりの季節の花なのです!

秋のお彼岸に使うのはおはぎ!ぼたもちとの違い秋の花に

さて、この流れで行くと秋のお彼岸に使われるおはぎにも季節の花が隠されている事になります。おはぎに隠されている季節の花は、おはぎのはぎ、つまり萩の花です。慎ましい小さな花を咲かせる萩の花は、7~10月にかけて全盛期を迎える花です。秋分の日をまたいで、牡丹の花ほどの迫力はありませんが、慎ましく咲くその花に秋の哀愁を感じます。

このように、おはぎとぼたもちの違いには季節の花も関係しているのです。さらに、実はこの季節の花が関係しておはぎとぼたもちには他にも違いがあるのです。ご紹介した通り、牡丹の花と萩の花には大きさが違います。その大きさの違いが、実はおはぎとぼたもちにも表されているのです。日本人ならではの繊細な感性がおはぎとぼたもちからうかがわされます。

大きさにも違いが!おはぎとぼたもちの大きさは?

おはぎとぼたもちには、大きさの違いもあります。おはぎは萩の花のように小振りに、ぼたもちは牡丹の花のように大きく作られています。さらに、厳密に言うと大きさだけでなくおはぎやぼたもちの形にも違いが表されているのです。春のお彼岸に使われるぼたもちは、大きいだけでなく丸く作られています。牡丹の花も、丸みを帯びた花を咲かせる事からこの形になっています。

一方、秋のお彼岸に使われるおはぎは萩の花のように小振り、さらにやや細長く作られています。これは、小さな花が連なって細長く咲いている萩の花になぞらえているのです。季節の花をお菓子にかたどった物は多々ありますが、おはぎとぼたもちは一見して花になぞらえているとは気づきにくい物です。しかし、隠された由来を知ると、日本人の奥ゆかしさが垣間見えます。

どうしてお彼岸にはおはぎやぼたもちが使われるの?

お彼岸におはぎやぼたもちを使われるのには、ちゃんとした理由があります。それは、小豆にあります。おはぎやぼたもちに使われる小豆には、昔から悪いものを払ったり厄除けなど様々な言い伝えがあります。それにならって、春には五穀豊穣を願って、秋には収穫の感謝やご先祖へのお祈りの意味を込めて小豆を使ったおはぎやぼたもちが使われるのです。

また、小豆は昔からお祝いの際などによく使われてきました。今でも、お祝いの席では赤飯などを使ってお祝いする風習があります。その由縁もあり、お彼岸に小豆は使われています。ご先祖や五穀豊穣などをお祝い、敬うのには小豆は欠かせない存在と言う事です!なので、小豆をたっぷりと使ったおはぎやぼたもちがお彼岸には使われているのです。

違いが分かると日本の奥ゆかしさが分かる!

意外と、おはぎとぼたもちの違いは奥が深いのです。なんとなく同じものだと思っていても、そこには日本人らしい奥ゆかしい違いや表現が隠されているのです。むしろそこには、日本人として知らなければ恥ずかしい常識があったのです。日本人として、古くからの風習を大事にしてこれからはお彼岸も大事にしていきましょう!

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