春のお彼岸の時期・期間を解説!お供え物や花の種類について調査

三月は春のお彼岸。みなさんはこのお彼岸の時期がどのように決められているかご存知ですか?このお彼岸の期間にも、お供え物やお花の種類にもきちんと意味があります。そんな知ってるようで知らない春のお彼岸の意味や作法について徹底解説します!

春のお彼岸の時期・期間を解説!お供え物や花の種類について調査

目次

  1. みんなは春のお彼岸どう過ごしてる?
  2. 春と秋のお彼岸にお墓参りをするのはなぜ?
  3. お彼岸には春と秋があるのはなぜ?
  4. 期間はいつからいつまで?春のお彼岸の日付をチェック
  5. 正しいお墓参りの仕方
  6. お墓にお供えするのはどんなもの?
  7. 春はぼたもち、秋は…?ぼた餅とおはぎの違い
  8. 春のお彼岸には春らしい花をお供えしよう
  9. どんな花を選べばいいの?お供えする花特集
  10. 今年の春のお彼岸はお墓参りを

みんなは春のお彼岸どう過ごしてる?

春はなにかと忙しい

3月は春のお彼岸です。お彼岸と言ったらお墓参りに行くのが一般的ですが、暑さ寒さも彼岸までなんて言葉があるように、ただ季節の節目として認識されている方もいるかもしれませんね。実際、3月はとっても忙しい季節です。学生にとっては進級前の春休み、そして受験、就活。社会人にとっても年度末で仕事が立て込んでいたり、どの世代にとってもバタバタしているものです。

そのため、三月だから春のお彼岸にお墓参り行かなきゃ!と思っていてもなかなかできないでいることも。そんな春のお彼岸の期間、みなさんはどのように過ごされているのでしょうか?

お墓参りに行く人

結婚して家庭を持つと夫側、妻側でお彼岸があることも。それぞれお墓が遠かったりするとその準備もあるので大忙しですね。

また、やはりこの期末の時期にはどうしても休みが取れないという方も。事業主の方は確定申告、サービス業の方はセールの時期でもあります。そのため、春のお彼岸の時期をずらしてお墓参りに行かれるようです。

お墓参りに行けない人

忙しいのは社会人だけではありません。春は学生にとっては大切な時期。春のお彼岸が全部予定で埋まってしまっても仕方ありませんね。

春彼岸は地方による

地方によっては春のお彼岸には必ずしもお墓参りに出かけるというわけではないようです。とりわけ雪深い地域では、お墓までたどり着くことができないこともあるからです。そんな地域は秋のお彼岸のお墓参りの方こそ馴染み深いのかもしれませんね。

春と秋のお彼岸にお墓参りをするのはなぜ?

そもそもお彼岸ってなに?

お彼岸とは、春と秋の2回行われる仏事の一つです。仏事とは言ってもあくまで日本特有の習慣ですが、現代では故人を偲び懐かしむ機会として、お寺で彼岸会が開かれるなどしています。

お墓参りをしなければならないというわけではありませんが、春の雪解けとともにお墓を清め、また冬に差し掛かる前に綺麗に整えておきたいと考える故の習慣かもしれませんね。

お彼岸には春と秋があるのはなぜ?

太陽の動きが関係している

もともとは仏教用語からくる「彼岸」という言葉。古代エジプトからそうであるように、日出る側が生者、沈む側が死者-つまり東が此岸、西が彼岸と位置づけられています。そしてちょうど三月の春分の日と九月の秋分の日の頃は、太陽が真東から上り真西に沈むため、此岸と彼岸が通じやすいとされているのです。

仏教では、生者の此岸は煩悩にまみれており、死して仏道に入り修行を積むことで彼岸の悟りの境地へと達することができるとされています。そのため、お彼岸には夕日の沈む浄土へ向かって手を合わせ、自分もまた悟りの境地へと近づけるように祈るのだそう。盆や命日だけでなく、春と秋のお彼岸にも先祖を思い供養できるようにしたいものですね。

期間はいつからいつまで?春のお彼岸の日付をチェック

春分の日を含めた七日間が春のお彼岸

春分の日に太陽が真東から真西を通るため、その日を彼岸の中日とした前後3日間を春のお彼岸の期間としています。この春分の日と秋分の日は厳密に日付で決められているわけではなく、毎年、閣議によって決められます。そのため彼岸もまた、毎年違う日に彼岸入りと彼岸明けを迎えるということになります。

正しいお墓参りの仕方

故人を偲び、命に感謝を

春のお彼岸はお墓参りに訪れる方も多く、普段よりも混雑している期間です。混雑に慌ててまごつくことなくスムーズにお参りできるよう準備していきましょう。また、春のお彼岸には故人を偲ぶというだけでなく、今ある自分の生活や命に感謝をする日でもあります。そうした気持ちを念頭にお参りに行きましょう。

お墓参りに難しい作法はない

お墓参り自体に難しい作法はありませんが、お参りに行くのでしたら手桶と柄杓で墓石を清め、生花や故人の好きだったものなどをお供えするようにしましょう。もちろんお線香も忘れずに。お線香は故人の食べ物でもあり、自身を清め仏様と通じるための大切なものです。故人に語りかける際にはぜひお線香をあげてくださいね。

お墓にお供えするのはどんなもの?

春のお彼岸と言ったらやっぱりぼた餅

春のお彼岸にお供えすると言ったらやっぱりぼた餅でしょう。「牡丹餅」と書くように、牡丹の花の咲く時期に食べるもので、豊穣を祈り災いを振り払う謂れがあるそうです。

季節の和菓子をお供えすることも

春は桜の季節です。牡丹餅に塩漬けの桜の花びらを添えることもありますが、桜餅をこさえる家庭もまた多いようです。季節の食べ物をお供えできれば故人にも喜ばれそうですね。

故人が好きだったものなどをお供えする場合も

落雁などの和菓子がお供えされることもあります。また、生前、故人が好んでいたものをお供えすることもあります。お供えしたあとは集まったみなさんでお下がりを頂きながら昔話に花を咲かせるのもいいですね。

春はぼたもち、秋は…?ぼた餅とおはぎの違い

ぼた餅とおはぎは同じもの

ぼた餅は「牡丹餅」、おはぎは「お萩」と表するように、春の牡丹を象ったものと秋の萩を象ったものとされているだけで、根本的には同じものです。ですが、これには諸説あるようで、もち米とうるち米の違いやあずきの潰し方で名前が違うという地方もあるようです。

現代では概ね季節ごとに春はぼた餅、秋はお萩と使い分けられています。また、春と秋以外の季節にもそれぞれ別の呼称があり、春はぼた餅、夏は夜船、秋はお萩、冬は北窓と呼ばれるそうです。

Thumbおはぎとぼたもちの違いって何?お彼岸に食べるのはどっち?

春のお彼岸には春らしい花をお供えしよう

お墓には菊でなくてもいい

お墓にお供えするお花というと菊を思い出しがちですが、春の彼岸ではそれに限ったことはありません。前述したように、春のお彼岸には命に感謝する日でもあるのです。そのため、白や紫などの仏花特有の色味ばかりでなく淡い色味の蓮やカーネーションなどをお供えします。

もし故人が好きだったお花があるのなら、もちろんそれをお供えしても構いません。ですが、一般的に仏前には刺や毒があるお花はお供えするのを避けるべきと言われますので気をつけましょう。そのほか、枯れずにいつまでも綺麗なプリザーブドフラワーをお仏壇にお供えするご家庭も多いですね。

こんな地方も…

秋田県の県北の地域では、春のお彼岸の時期にはまだまだお供えする生花が手に入りづらい季節であるため、このように木で作った造花をお供えする習慣ができたのだそうです。とっても色鮮やかですね。

どんな花を選べばいいの?お供えする花特集

春のお彼岸には華やかに

春のお彼岸にはどのようなお花をお供えしたらいいのでしょうか?お花の種類とそれぞれのアレンジメントをご紹介します。

トルコキキョウ

リンドウ科ユーストマ属のトルコキキョウはアメリカ原産。花がトルコ人のターバンのような形をしていることからその名がつけられたと言われています。カラーも豊富で、お悔やみや供養の席には比較的ポピュラーなお花として知られています。

カーネーション

ナデシコ科ナデシコ属のカーネションは母の日のイメージが強いかもしれませんね。ですが、花持ちもいいのでお供えに用いられることも多いお花です。このようにアレンジメントにすると、カーネーションの華やかな雰囲気が淡い色合いのトルコキキョウとマッチして柔らかくかわいらしい印象になりますね。

スターチス

イソマツ科イソマツ属、多年草のスターチスは水分が少なくカサカサしたお花が特徴です。花持ちがいいのでお供えとしてよく使われます。開花時期は5月頃ですが、一年を通して手に入りやすいお花です。色は紫をはじめ、ピンクや白、黄色などもありアレンジメントに彩を添える役割をします。

ストック

アブラナ科のストックはちょうど春のお彼岸の期間が出荷ピークを迎える品種です。白、黄色、ピンクなどの色味があり香りもよく切花としても楽しまれるお花です。こちらも洋花をアレンジメントにしてお供えしています。チューリップとカーネーションを囲うのはストックとスターチス。季節のお花を使いつつ、持ちもいいお供え花となっています。

白百合

ユリ科ユリ属の多年草で、華やかなアレンジメントにしたい場合に使われます。色もさまざまありますが、大輪でメインになる花なのでお供えで用いるときには白を選ぶようにしましょう。

デンファレ

ラン科のデンファレはお墓にお供えする際に胡蝶蘭などの代わりに用いられます。百合よりも小ぶりですが可憐で華やかな花付きが特徴です。

百合と胡蝶蘭を合わせたアレンジメントは華やかさを出したいときにおすすめです。あまり華やかになりすぎてもパーティー装花のようになってしまうので、スターチスやカーネーションを加える場合は落ち着いた色味を添えるようにしたいですね。

デルフィニウム

キンポウゲ科デルフィニウム属の多年草でアレンジメントのメインのお花に彩を添えるときに用いられます。爽やかな濃いブルーが百合やデンファレとも相性がよいので合わせて使われることが多いようです。春らしいアレンジメントにはぴったりのお花ですね。

こちらはお悔やみのお席で使われるアレンジメントですがとても豪華ですね。ですが、派手派手しくなく落ち着いた印象になっているのは緑の分量とお花の色味が抑えられているからです。お供えだからと菊ばかりでなく、せっかくの春のお彼岸、故人にも目に鮮やかなお花を楽しんでもらえるようなアレンジメントにしたいですね。

今年の春のお彼岸はお墓参りを

春のお彼岸はもうすぐそこ。バタバタと忙しい時期ではありますが、今年はお彼岸の期間にお参りができるように、スケジュールを調整してみてはいかがでしょうか?そしてその時は、ぼた餅と季節のお花を忘れずにお供えしてくださいね。

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2021-01-23 時点

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