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桜の塩漬けの簡単な作り方・レシピ集!春を感じる使い方やアレンジまとめ
桜の塩漬けは料亭や和食屋さんで見かけることが多いものですが、実は自宅でも簡単に作ることができます。今回は、桜の塩漬けの基本的な作り方や使い方、美味しいアレンジレシピをご紹介します。長期保存ができる桜の塩漬けを使って春の訪れを感じませんか?

目次
春を感じる桜の塩漬け
春は桜が満開になり日差しも穏やかになるので、お花見や行楽に出かける機会も多くなります。満開の桜は春の訪れを知るには最も馴染み深く、風情を感じる存在として古くから親しまれていました。冬の間葉をつけていなかった枝に鮮やかな桜の花が咲いている姿は、思わず足を止めてしまうほど妖艶で美しいものです。
そんな春を代表する桜を使った桜の塩漬けは、料亭や和食屋さんで目にすることも多いことでしょう。高級感を感じる桜の塩漬けですが、簡単な作り方で自宅でも桜の塩漬けを作ることができます。今回は、桜の塩漬けの作り方や美味しい使い方をご紹介します。桜の季節になったら、桜の塩漬けにトライしませんか?
桜の塩漬けとは?
桜の塩漬けとは八分咲きほどの八重桜を、お酢と塩で漬けたものを指します。保存期間は長く、約1年ほど保存することができると言われています。桜の塩漬けの使い方は桜大福や桜まんじゅうといった季節を感じるデザートはもちろん、和食とも相性がよく季節を感じる使い方ができます。
リラックス効果をもたらす桜の塩漬け
桜は塩漬けすることによって、香りがもっと深くなり桜の柔らかい風味をたっぷりと感じることができるようになります。桜は塩漬けの工程を行うことにより当分が分解され、クマリンという成分を生み出します。このクマリンが多く分泌されると桜の香りを強く感じることができると言われています。
ポリフェノールの一種でもあるクマリンは、抗菌作用の他にも神経の鎮静作用やリラックスさせてくれる効果もあります。血流をよくしてむくみを解消する作用もあるので、心を落ち着けたいときやゆっくりと過ごしたいときに桜の塩漬けは最適と言えるでしょう。
桜の塩漬けは量を守って摂取しよう
クマリンは嬉しい効果をもたらす一方で、副作用もあります。肝毒性を持つクマリンは、毎日大量に摂取してしまうと肝臓を傷めてしまうと言われています。毎日の摂取量はあまり多くなりすぎずに、節制しながら桜の塩漬けを取り入れるようにしましょう。正しい使い方をすることで、嬉しい効果だけを感じることができます。
桜の塩漬け基本の作り方は?
桜の塩漬けの作り方に使用されている桜は、八分咲きの八重桜が主流となっています。この理由は、色が濃く出来上がったときの見栄えが美しいからだと言われています。そのため、八重桜以外の桜を用いて桜の塩漬けを作ることは可能です。公園などに咲いている美しい桜も塩漬けを行うことができますよ。
桜の塩漬け基本の作り方:材料
桜の塩漬けの作り方をご紹介します。まず、材料は軸ごと摘み取った八重桜200グラム・塩50グラム・保存用の塩適量・梅酢または白梅酢、赤梅酢大さじ4です。キッチンペーパーと重石も用意しましょう。八重桜以外にも、オオシマザクラなども葉が柔らかいので作り方が簡単です。
桜の塩漬け基本の作り方:手順
桜の塩漬けの作り方は、摘み取った桜の花をしっかりと水で洗います。汚れなどが付いているときは、花びらが落ちないように注意しながら取り除きます。ザルに取り上げて、キッチンペーパーで水気をきちんと拭き取ります。保存容器に桜の花と塩を入れて上から重石を乗せます。
1日漬け込み、浮き上がった水分をキッチンペーパーで拭き取ります。梅酢または白梅酢、赤梅酢を加えて再度重石を乗せて3日ほど漬け込みます。キッチンペーパーに広げて乗せて、3日ほど陰干しを行いましょう。桜の花全体がしっかりと乾いたら、保存容器に入れて塩を加えて出来上がりです。
桜の葉を使った塩漬けの作り方は?
桜の花だけではなく、桜の葉も塩漬けにすることで美味しく食べることができます。桜の葉でよく使われているのは、オオシマザクラが主流となっています。オオシマザクラの葉は柔らかいので塩漬けにしやすく、ふわっと香る桜の風味を活かすことが出来るのでおすすめです。
桜の葉の塩漬け作り方
桜の葉は綺麗な状態のものを選んで、水でしっかりと洗いましょう。沸騰したお湯にくぐらせて氷水ですぐに冷やし、数枚ずつ束ねてから水気を切りましょう。葉の表面に塩をまぶし保存容器に入れて重石をして3日ほどしたら水気を拭き取ってラップに包んで保存できます。
和食に合う!桜の塩漬けの美味しい使い方を紹介
桜の塩漬けを作ったものの、どんな使い方をすればいいのかわからない方におすすめの使い方をご紹介します。桜の塩漬けは季節を感じる使い方をすることで、風情を感じる食べ方ができます。桜の塩漬けが上手にできたら、春の息吹を感じながら美味しい使い方をしましょう。
桜の塩漬けは、和食料理に合わせやすく季節を取り入れる料理には最適です。ほんのりと桜色が食卓にあるだけでも、いつもと違った雰囲気の食卓を楽しむことができますね。今回は、桜の塩漬けの定番の使い方をご紹介します。桜の塩漬けを作ったときにはぜひ一度作って見てくださいね!
柔らかな色合いがキレイな「桜ごはん」
淡い桜色の桜ご飯は、春を感じるには最適の和食料理です。桜ご飯を作る上で、白米に赤飯を少し加えてアレンジを行うことでお米がほんのりと桜色に色づきます。桜の塩漬けとも相性がいいので、そのままお茶碗に盛って食卓に出したりおにぎりにして行楽やピクニックに持って行きたいおすすめの桜の塩漬けレシピです。
ひなまつりの日に余って保存してた桜ごはんをおいなりさんにしてみたら何だか可愛らしいものが出来ました。ひなまつりにこれ作れば良かったなぁ…。
— みくも@器の人 (@m0ku58) March 7, 2018
あと、桜咲いたらもう1回作りたい。 pic.twitter.com/IzN6PuxR4C
1.桜の塩漬けレシピ「桜ごはん」の作り方
白米2合と赤米小さじ1弱を合わせて研ぎ、30分ほど水に浸しておきましょう。桜の塩漬け15グラムは水を張ったボウルに浸して塩抜きし、飾り用を取り分けます。残った分は、花と茎の部分に分けてからみじん切りにしましょう。このとき塩抜きした水は残してください。梅干し1個も種を取り除いてみじん切りにしておきます。
炊飯器に白米と赤飯、桜の塩漬けの茎部分、日本酒大さじ1、塩抜きした水とメモリ分までの水を足して加え炊飯スイッチを押しましょう。ご飯が炊けたらみじん切りにした桜の花を加えてしっかりと混ぜ合わせます。お茶碗に盛って、飾り用に取っておいた桜をバランスよく乗せることで可愛い桜ごはんが出来上がります。
桜色が食卓に映える「カブの桜漬け」
桜の塩漬けをたっぷり作って余ってしまったときにおすすめしたい桜の塩漬けレシピは、お漬物です。カブと合わせてお漬物にしたカブの桜付けは、華やかな色合いが美しい春におすすめのレシピです。時間も手間もかからないお漬物レシピは、常備菜としても大活躍してくれる人気のレシピです。
朝ごはん。
— もふもふ (@monyu_nekopon) April 19, 2017
昨晩のイカの残りで魚醤バター焼き、菜の花のお浸し、果物、黒米入りご飯、カブの桜漬け、なめこ入りお味噌汁。
今日は山奥へ桜を見に行くので早めに食べている。今日ぐらいが見頃とガイドさんに言われたらしいけど、ほんまかなぁ。 pic.twitter.com/kvUWtHEcAP
2.桜の塩漬けレシピ「カブの桜漬け」の作り方
カブ5個は皮をむいてよく洗い、くし形に切ります。食べやすい大きさに切っておくことで、塩分が染み込みやすくなりますよ。カブの茎の部分は少しだけ残して切るようにしましょう。桜の塩漬け10個ほどは、塩分を洗い流さないように注意しながら、さっと水洗いします。
ボウルにカブと桜の塩漬けを混ぜ合わせ、全体が混ざったらしばらく寝かせておきましょう。全体が馴染無まで時間を置いたら出来上がりです。塩分が足りないと感じたら、桜の塩漬けで使用している塩を取り出してふりかけるようにしましょう。美味しい即席お漬物が簡単に作れますよ。
お祝い事の定番には「桜湯」
Thé à la cerise🌸桜湯
— minoenoena (@minoenoena) March 4, 2018
朝の目覚めに熱い桜湯。おはようございます。 pic.twitter.com/vBSWbWUJU2
春のおめでたい席での定番といえば、この桜湯です。桜湯は桜茶と呼ばれておりお祝いの席などで昔から親しまれています。澄んだお茶にほんのりと色づいた桜の花が浮かんでいる姿は、飲むのがもったいなく感じてしまうほど可憐で美しいものです。リラックスしたいときにもおすすめの桜の塩漬けレシピです。
3.桜の塩漬けレシピ「桜湯」の作り方
桜の塩漬けとお湯があれば簡単に出来上がる桜湯ですが、お湯の量を調節しながらお好みの味に近づけるようにしましょう。桜の塩漬け1個に対して、お湯50ミリリットルから70ミリリットル加えることで自分好みの味になりますよ。塩味があるので、薄めながら桜湯を作るようにしましょう。
見た目も可愛い!桜の塩漬けは使い方いろいろ!
桜の塩漬けは、ご飯や野菜との相性抜群ですが実は甘いものに取り入れることで美味しい春のデザートとして楽しむことができます。桜を使ったデザートは桜餅や桜のアイスクリーム、桜のパフェなどたくさんありますが、桜の塩漬けを使ってアレンジを行うとさらに風味と春の雰囲気を感じることができます。
今回は、桜の塩漬けを使ったアレンジデザートレシピをご紹介します。いろいろなデザートに取り入れることで、桜の香りを楽しみながら甘いデザートをたっぷりと味わうことができます。桜の塩漬けを使用しているので、淡いピンク色が可愛いおしゃれなデザートが簡単に出来上がります。
桜がふわっと香る「桜の塩漬けあんぱん」
桜の塩漬けは甘いデザートと良く馴染み、ふわっと桜の香りが香るので春の季節を感じることができます。桜の風味がしっかりとついたあんぱんは、三時のおやつにしたり朝食に取り入れたりと美味しく食べることができますね。お花見に持っていくこともできる人気の桜の塩漬けデザートレシピです。
グラウンドにある桜、ギョイコウの塩漬けを用いた手作りあんぱんを頂きました❤(私は餡嫌いなので、アイスランドのチョコ入りパンにしてくださった模様)
— まいまい (@meimaimai) May 18, 2016
美味しかったです✨ありがとうございました(*^^*) pic.twitter.com/JEYLvBp65g
1.桜の塩漬けアレンジレシピ「桜の塩漬けあんぱん」の作り方
桜の塩漬けは水を張ったボウルにつけて塩抜きをし、水気を切っておきましょう。ボウルに薄力粉100グラム・砂糖小さじ1・塩小さじ1/2・無塩バター10グラム・インスタントドライイースト小さじ1を入れ混ぜ合わせたら42度くらいの仕込み水を加えて木べらで混ぜ合わせて生地をまとめましょう。
生地がまとまったら打ち粉を振った台でこねて丸めてからボウルに入れ、温かい場所で30分発酵します。ガス抜きをして8等分にし、丸め直して濡れ布巾をかけて10分休ませます。休ませた生地を伸ばして、つぶあんまたはこしあんを乗せて綴じ目に桜の花を乗せてフライパンで両面12分ずつ焼き上げれば出来上がりです。
春を感じる季節のスコーン「桜のスコーン」
家庭でスコーン作りを行なっている方も多いことでしょう。スコーンは、具材をアレンジするだけでいろいろな味を楽しむことができるデザートです。朝食のパンとして、おやつ代わりとして、忙しいときのランチなどアレンジ次第で味を楽しむことができるスコーンも、桜の塩漬けをトッピングして春を感じるスコーンにアレンジしませんか?
先週に桜餡と桜の塩漬けは買ってあって、今朝ひな祭りじゃ!と思って桜餡のスコーン焼いたよ。
— ロザリー (@kanesada007) March 3, 2018
塩漬けが焦げたよ⁽˙³˙⁾ pic.twitter.com/shMGTirqJz
2.桜の塩漬けアレンジレシピ「桜のスコーン」の作り方
無塩バター60グラムは1センチ角に切り冷蔵庫で冷やし、ホワイトチョコ45グラムは8ミリ角に切ります。桜の塩漬けは水に浸けて塩抜きをし、水気を拭き取り半分に切りましょう。フードプロセッサーに薄力粉180グラム・ベーキングパウダー小さじ1と1/2・塩小さじ1/2・砂糖大さじ2と1/2を入れて軽く攪拌します。
バターを加えて再度混ぜ合わせ、バターが小さくなったら溶き卵1個と刻んだ桜の塩漬けを加え10秒ほど混ぜます。生クリーム大さじ2を加えて攪拌し、生地がまとまったら取り出してスコーン型に成形します。チョコレートを半量散らして桜の花を乗せ、200度に予熱したオーブンで20分ほど焼き上げれば出来上がりです。
春の定番デザートといえば「桜餅」
春の定番デザートといえば、桜餅ですね。桜の花と葉を使った桜餅は桜の香りを楽しむことができる人気の季節デザートです。桜餅も、材料を揃えることで簡単に自宅で作ることができますよ。たっぷりと作っておいた桜の塩漬けを取り入れて、オリジナルにアレンジした桜餅を作りましょう。
母から手作り桜餅もらった(*´∀`*) pic.twitter.com/0Q4hKvJ3JT
— さい (@0sai1sai2sai6) February 23, 2018
3.桜の塩漬けアレンジレシピ「桜餅」の作り方
耐熱皿にぬるま湯160グラム・食紅適量を加えて淡いピンク色にします。洗った道明寺粉100グラム加えてさっくりと混ぜ合わせ、ラップをして密封上他にしてしばらく寝かせます。湯がなくなり、指で押しても芯がないようであれば、電子レンジに入れて5分から7分ほど加熱を行いましょう。
砂糖20グラムを加えて混ぜ合わせ、濡れ布巾をかけて粗熱をとります。全体が冷めたら砂糖と水を混ぜ合わせてシロップを作り、手にシロップを塗ってから生地を成形しましょう。こしあんを生地の上に乗せてしっかり包んだら、桜の葉が外側になるように包んで出来上がりです。
ピクニックにもOK「桜のパウンドケーキ」
パウンドケーキはに桜の塩漬けを取り入れることで、春を感じるデザートにアレンジすることができます。パウンドケーキの甘い香りに、桜の香りをふわっとなじませることができるので一口噛むごとに春を感じることができますよ。おもてなしのデザートにもおすすめの桜の塩漬けデザートレシピです。
(*´~`*)ŧ‹"ŧ‹"ŧ‹"…昨日、長女と
— ヒナキ (@hinaki3) August 24, 2017
桜のパウンドケーキ作った(*´﹃`*)
桜の塩漬けの塩を落とすのが
甘かったらしく・・・
桜の部分が少ししょっぱかったかな。
次はもっとワイルドに洗おう。
( ồωồ)و グッ! pic.twitter.com/KNJj8fuNl5
4.桜の塩漬けアレンジレシピ「桜のパウンドケーキ」の作り方
桜の塩漬けは水に浸して塩抜きを行ってから水気を拭き取っておきましょう。室温に戻したバター100グラム・砂糖100グラムを混ぜ合わせ、溶き卵2個を少量ずつ混ぜ合わせましょう。卵が混ざったら牛乳100ccを加えます。
薄力粉200グラム・ベーキングパウダー小さじ2・桜パウダー小さじ1・赤食紅少々を振るって加え、さっくりと混ぜ合わせましょう。パウンドケーキ型に生地を流し込んで表面を平らにしたら桜の塩漬けを乗せて、180度のオーブンで30分ほど加熱しましょう。中まで火が通ったら出来上がりです。
コロンと可愛いサイズの「桜の塩漬けマカロン」
お菓子屋さんで良く見かけるマカロンですが、実は自宅でも作ることができるお菓子です。いろいろなフレーバーがあるマカロンですが、桜の塩漬けを取り入れて春らしい季節のマカロンを作ってみませんか?コロンとした小さなサイズのマカロンは、桜を見ながらリラックスして食べたいですね。
明日、お花見に持参するマカロンを作りました。桜の塩漬けがアクセントになるように、中身はこし餡バタークリームに。表面にはcottaで買ったキラキラ金箔スプレーで可愛さアップ(*´꒳`*)マカロンとキラキラは鉄板だと思う。#お菓子作り好きな人とつながりたい #cotta #コッタ pic.twitter.com/qbLIqEdeWX
— *いちごマカロン* (@sVzntNNlWNPZWdy) April 4, 2017
5.桜の塩漬けアレンジレシピ「桜の塩漬けマカロン」の作り方
卵白100グラム・グラニュー糖100グラム・乾燥卵白5グラムを混ぜ合わせ硬めのメレンゲを作ります。振るったアーモンドプードル150グラム・粉砂糖150グラムをメレンゲに混ぜ合わせましょう。1/4をボウルに取り出し、食紅適量を加えて桃色にしながらマカロナージュします。
絞り器に白い生地、桃色生地を交互に絞ってマーブル状にしクッキングシートを敷いた天板に乗せます。乾いた桜の花を絞ったマカロンの上に乗せ、170度のオーブンで3分加熱し140度に下げて10分焼きます。チョコレート85グラム・生クリーム35グラムを溶かして混ぜガナッシュを作ります。マカロンに挟んで出来上がりです。
春を閉じ込めた桜の塩漬けを味わおう!
春を感じることができる桜の塩漬けは、和食以外にもデザートにも取り入れることができます。ほんのりとピンク色が添えられる食卓は、春の訪れを感じることができますね。桜が咲き始めたら桜の塩漬けを作って、春の訪れを感じましょう。
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