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髪の毛にフケが発生する原因!乾燥や間違ったヘアケア方法のせい?
何気に肩をみると小さな白い粉状のものが・・これって髪の毛のフケ?などという体験はありませんか?色の濃い服を着ているときには特に気になりますよね。清潔には気を使っている女性のために髪の毛にフケが発生する理由やケア方法を調べてみました。

目次
大変!髪の毛に大量のフケが!
お気に入りの黒いセーターを着てオフィスで仕事。仕事の合間に化粧室で鏡をみたら、肩に何か白い粉状のものが…良くみてみると大量のフケ?といった体験はありませんか?

女性の身だしなみとして、清潔には気を使ってるし、特別頭が痒いわけでもない…いつもと同じヘアケアをしているのになぜかフケが出てしまう…という人も多いでしょう。

周りの人に不潔だと思われてしまいそうだし、色の濃い服を着る機会の多い冬は、特に髪の毛のフケは気になりますよね。いつも清潔な女性だと思われたいあなたのためにフケの原因や対処法について調べてみました。
そもそも髪の毛のフケとは何?
そもそもフケとは何かご存知ですか?肌は通常28日サイクルで生まれ変わると言われています。この肌の生まれ変わりをターンオーバーと呼びますが頭皮も肌の一部です。やはり28日周期で生まれ変わっています。普通は古い角質はシャンプーの際などに自然と剥がれ落ち、気になる程に髪の毛にフケが発生することはありません。

ところが、頭皮に何らかの異常が生じ、ターンオーバーのサイクルがくるってしまったりすると細かいフケが発生したり、頭皮が痒くなって無意識に掻いているうちに頭皮の皮がむけてフケになってしまったりします。

髪の毛のフケの原因となる頭皮の異常や生活習慣を見直して、濃い色の服も自信をもって着こなせる清潔感のある女性を目指しましょう。
間違った髪の毛の洗い方がフケの原因?
フケには2種類のフケがあります。パラパラと白い粉状の乾燥性のフケと、べたべたとしていて痒みも伴う事が多い脂性のフケです。脂性のフケの場合は古い角質と頭皮の脂分が混じり合った大き目のフケなのが特徴で、頭皮を書いた時に爪の中に入り込んだりすることもあります。

脂性フケの場合、やはり頭皮が清潔に保たれていないのが大きな原因である場合も。毎日シャンプーしていても実は頭皮ではなく髪の毛を洗ってしまっていて、頭皮の汚れが取れていない事が意外に多いんです。シャンプーするときは必ずしっかりと予洗をして、シャンプー剤は手で泡立ててから髪の毛ではなく頭皮をメインにしっかり洗うようにしましょう。

髪の毛についた汚れはお湯とシャンプーの泡だけで十分に取り除けます。シャンプーとはあくまでも頭皮を洗う物です。頭皮を傷つけないように爪はたてず、指の腹でしっかりと頭皮の汚れは落とすようにしましょう。

さらに意外に多いのが、シャンプー剤のすすぎ残しです。シャンプー剤が頭皮や髪の毛に残ったまま乾いてしまうと、それが刺激になり頭皮のターンオーバーが狂ってしまいます。すすぎはシャンプーの3倍の時間をかけるつもりで、生え際や耳の周りまで、しっかりと丁寧にすすぐようにしましょう。

髪の毛の整髪料が原因の場合も!脂性フケ
脂性フケの場合は、整髪料が原因になっている事もあります。ワックスやジェルと言ったものの中には油分を大量に含んでいる物もあり、それが頭皮について毛穴に入り込んで詰まってしまう事も考えられます。

ヘアワックスなどを使っている人は、必ず夜にしっかりと整髪料を落としてからベッドに行く事が重要です。落ちにくい整髪料の場合は、2度洗いするのもおすすめ。そしてベッドに行く前には髪の毛は完全に乾かしましょう。水分が残ったまま寝るとカビが繁殖しやすくなります。頭皮のターンオーバーを正常に保つためには、清潔な乾いた肌であることが欠かせません。

頭皮の健康のためには、整髪料はなるべく使わないのが理想ですが、どうしても使いたい場合はできるだけ髪の毛の根本付近には使わないように心掛けましょう。また。フケが発生しているときは、整髪料をお休みしてみてください。さらなる悪化を防げるかもしれません。
脂性フケが止まらない!頭皮の病気の場合も?

整髪料も使っていない、いつも正しい方法でシャンプーしていて脂性のフケがでる理由が見当たらない…でも肩にはいつも脂性のフケが落ちて悩んでしまう…と言った場合には頭皮の病気であることも考えられます。

脂漏性皮膚炎と言って、主にカビが原因で引き起こされる皮膚病の一種です。たかがフケと思って放置してしまうと脱毛の原因になってしまう場合のありますので、原因が見当たらないのに脂性フケが続くようなら病院に行って診察してもらいましょう。

髪の毛に乾燥フケが!空気の乾燥が原因?
一方、パラパラとした白くて細かい乾燥したフケの人は、乾燥によって頭皮の皮がむける事が原因として挙げられます。冬で空気も乾燥する季節だと、顔も乾燥しますよね。肌の一部である頭皮もやはり同じように乾燥します。

ドライヤーのかけすぎも避けるようにしてください。頭皮や髪の毛が濡れたまま寝るのもよくありませんが、ドライヤーの熱を直接頭皮にあててしまうのも乾燥させてしまう原因になります。また、家でもオフィスでも、なるべく加湿器などを使い頭皮の乾燥を防ぎましょう。お顔のお肌と同じように頭皮にもうるおいを与える頭皮専用ローションや美容液を使ってみるのもおすすめです。

頭皮の乾燥を防ぐためには、シャンプーの際のお湯の温度にも気を付けてみてください。シャンプーの適温は38度と言われます。これはお湯が地肌に当たった時に熱くもなく冷たくもない温度です。熱すぎるお湯は、やはり頭皮や髪の毛のうるおいを過度に奪ってしまい乾燥の原因になります。

脂性フケも乾燥フケも共通:正しいシャンプー方とは
脂性フケでも乾燥フケでも、とかくフケを気にする女性にありがちなNG行動。それは一日に何度もシャンプーしてしまう事なんです。髪の毛のフケを防ぐためにシャンプーするのに、それが逆にフケの原因になってしまっているなんて、皮肉ですよね。

乾燥フケの人は、過度なシャンプーが頭皮のうるおいを奪ってしまい、余計に乾燥がすすみ頭皮が粉をふいた状態になってしまいます。その粉が細かいフケとなり落ちてくるんですね。また脂性フケの人は、頭皮が乾燥すると、人間の生理機能が働きすぎて皮脂を余分に分泌してしまいます。その余計に分泌された皮脂がフケとなってしまいます。

髪の毛の中や肩におちたフケを見ると、清潔に気を使っている女性としては何度も洗ってしまいたくなりますよね。でもそこはぐっとガマンです。髪の毛のシャンプーは一日に一度が原則です。シャンプーのし過ぎはターンオーバーを狂わせてしまい、余計にフケの原因になってしまいます。
髪の毛にも頭皮にもやさしいシャンプー剤を!
さらにフケに悩んでいる女性は、シャンプー剤にも気を使いましょう。一般に石油系と呼ばれる洗浄力の強すぎるシャンプー剤は頭皮や髪の毛を乾燥させたり、乾燥のあまり皮脂を過剰に分泌させすぎてしまったりします。

シャンプー剤はアミノ酸系のお肌にも髪の毛にも優しいものがおすすめです。一日に一回、キチン正しい方法でシャンプーしていれば、洗浄力の高いシャンプー剤は必要ありません。行きつけの美容室などで、髪質と頭皮の状態にあったシャンプーを選んでもらうのもおすすめです。

ワックスやジェルを使っていて洗浄力の高いものでなくては不安・・という方は、予洗をしっかりして、手で泡立てたシャンプー剤で髪の毛を優しく洗い、一度流してからもう一度シャンプー剤を泡立てて頭皮を洗う、二度洗いをしてみましょう。予洗と二度洗いで、アミノ酸系の優しいシャンプーでも十分に汚れは落とせます。

髪の毛にフケを発生させないための生活習慣とは?

フケを防ぐため、正しい生活環境はとても大事です。正常なターンオーバーを促すための適度な運動、ストレスの軽減、油分を控えたバランスの取れた食事や、十分な睡眠時間を取ることなどにも気をつけましょう。

顔のお肌と同じように、頭皮も清潔を保ち、やさしく丁寧に洗い、乾燥を防ぐための専用保湿を。さらには血行が良くなるように適度なマッサージなども取り入れて、頭皮もお顔とおなじように大事にケアしてあげましょう。女性の魅力の一つでもあるきれいで艶のある髪の毛は、フケのない健康な頭皮から・・です。
まとめ:フケのない清潔な髪の毛で生活を楽しんで
頭皮といえども、突き詰めて考えれば体の皮膚であることに違いはありません。顔のお肌に悪い環境はやはり頭皮にも悪い環境であり、お肌に良い事はやはり頭皮にも良いんです。そう考えると頭皮のケアも決して難しい事ではありませんよね。

正しい頭皮や髪の毛のケア方法やシャンプー剤の選び方、さらには生活環境も見直してフケとは無縁の女性になりましょう。どんな季節でもフケなんて気にする必要のない清潔感溢れる女性は、オフィスでも注目を集めることまちがいなしです。