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天ぷらの温度や時間の目安って?美味しく揚げるためのポイントまとめ!
天ぷらを揚げるコツを知っていますか?この記事では天ぷらのを美味しく揚げる温度や時間など、天ぷらを揚げるポイントについて調べてまとめました。天ぷらを美味しく揚げる温度や時間はどのくらいなのか、また、天ぷらを揚げるポイントとはどこにあるのか、について書いています。

目次
カラッと揚がる天ぷら作りのコツを覚えよう!
天ぷらを美味しく揚げる方法を知っていますか?この記事では天ぷらを美味しく揚げるコツと、天ぷらを美味しくするポイントについて調べてまとめました。天ぷらを美味しく揚げるコツは、具材の水分を減らす、衣を冷やして混ぜすぎずに作る、具材に合った油の温度と時間を確認して揚げることです。

天ぷらを揚げたら重ねず立てて油をきることも、美味しく仕上げるポイントです。これらのコツを天ぷら揚げる際や、天ぷらを美味しく無駄なく食べる際の参考にしていただければと思います。
水分を残さないのが天ぷらの揚げ方のコツ!
1つめのコツは天ぷらの具材として使う食材の水分を取り除くことです。野菜類は水洗いすることが多いので、残った水分をキッチンペーパーなどで取りましょう。キノコ類は水洗いせずに使えるので、汚れはキッチンペーパーなどで落とします。魚介類のエビの尾は水分が多いので、尾に切りこみを入れて切ってください。

ちなみに冷凍した食材はキッチンペーパーで10分ほど包むことで、その水分を取り除くことができるようです。
天ぷらの衣は氷で温度を下げて軽く混ぜるとサクサクに
2つめのコツは天ぷらの衣を冷やして軽く混ぜることです。小麦粉、卵、水などの材料は、冷蔵庫に入れて低い温度で保存しておきましょう。調理中に衣の温度が上がってきたときは、氷を入れて冷やすと温度を保てます。

天ぷらの衣を混ぜるときには、菜箸などの太い箸で混ぜるとよいでしょう。粉っぽさが残ったりダマになっていても、使うのに問題はありません。混ぜすぎてしまうと粘りができるので、サクッと揚がらなくなってしまいます。

天ぷらの衣を作る材料については、家庭に常備されている食材も使えます。たとえば、小麦粉100グラム、片栗粉10グラム、水100ccと卵1/2個を使うレシピがあります。このレシピは、小麦粉に片栗粉を1割混ぜることで、小麦粉だけより衣をサクサクにしています。

また小麦粉100グラム、水150cc、マヨネーズ大さじ2杯を使うレシピもあります。卵のかわりにマヨネーズを使うことにより、衣のべたつきを抑えることができます。マヨネーズは卵に比べて水分が少なく、それに含まれる油が衣の温度を速く上昇させるので、衣に含まれる水分もよく蒸発するのです。

卵を使わずに作りたいときは、小麦粉100g、水120cc、氷4個と酢小さじ1を使うレシピがあります。卵やマヨネーズを使うレシピは、先に卵やマヨネーズと水をなじませ、後からふるった小麦粉や片栗粉を加える方法で作りますが、卵を使わないレシピは、すべてを同時に混ぜる方法で作ります。
揚げ油の温度の目安は具材によって変わる!
3つめのコツは、天ぷらの揚げ油の温度を具材に合わせて変えることです。天ぷらを低温で揚げる野菜類から揚げ始め、高温で揚げる魚介類や肉類で揚げ終わるようにすると、揚げる効率を上げられるだけでなく、揚げ油も汚れにくくなるのです。

衣を落として確認する揚げ油の温度
天ぷらの揚げ油の中に衣を落として温度を確認する方法を紹介します。衣がどのように浮かび上がってくるかを見て温度を確認します。

天ぷらを150~160℃の低温で揚げるレシピの温度では、衣が鍋の底まで沈んでゆっくり浮き上がってくるのを確認し。170~180℃の中温で揚げるレシピの温度では、衣が鍋の途中まで沈んで浮き上がってくるのを確認します。180~190℃の高温で揚げるレシピの温度の確認は、衣が鍋の途中まで沈むとすぐに浮かんでくるのを確認してください。
菜箸をつかって確認する揚げ油の温度
天ぷらの揚げ油の中に菜箸の先を入れて、温度を確認する方法を紹介します。菜箸の先を軽く水でぬらし、ふきんで拭きとってから入れましょう。菜箸の箸の先からでる泡の出方を見て温度を確認します。

天ぷらを150~160℃の低温で揚げるレシピの温度では、菜箸の箸の先から泡が静かにでるのを確認し。170~180℃の中温で揚げるレシピの温度では、菜箸の全体から細かい泡がでるのを確認します。180~190℃の高温で揚げるレシピの温度の確認は、菜箸の全体から勢いの良い泡がでるのを確認してください。
具材によって違う!揚げる温度の目安
天ぷらが美味しく揚がる油の温度の目安は具材によって違います。具材別の揚げ油の温度の目安について紹介します。
野菜やいも類の天ぷらは低い温度を目安にしよう
天ぷらに大葉やししとうなどの野菜を使ったレシピや、かぼちゃやさつまいものいも類を使ったレシピを揚げるときは、150~160℃の低い温度を目安にしましよう。野菜はその色味を生かすため、いも類は時間をかけて火を通すためです。ししとうを揚げるときは破裂を防ぐため楊枝などで数か所穴をあけましょう。

野菜やいも類は種類に合わせて、美味しく揚がる時間で揚げましょう。野菜は火が通りやすいので、たとえば大葉は40秒〜50秒、ししとうは30秒〜40秒、なすは1/4個に切ったものが1分30秒です。

いも類は火が通りにくいので、たとえばさつまいもは7〜8ミリの厚さに切ったもので3分、かぼちゃは7〜8ミリの厚さに切ったもので2分です。

天ぷらに使うと美味しい野菜は、大葉やししとう、なすなどの定番の他、セロリの葉やパセリの葉、アボガドも使うことができます。生では食べにくい野菜でも、天ぷらにすると食べやすくなります。
キノコ類の天ぷらやかき揚げは中くらいの温度を目安にしよう
天ぷらにキノコ類を使ったレシピや、かき揚げのレシピを揚げるときは、160~170℃の中くらいの温度を目安にしましよう。たとえばかき揚げは1分半〜2分揚げるのが一般的なようです。

エノキ、シイタケ、マイタケやエリンギなどでつくることができますが、キノコ類は打ち粉をして、衣を離れにくくしてください。
魚介類や肉類の天ぷらは高い温度を目安にしよう
天ぷらに魚介類や肉類を使ったレシピを揚げるときは、長時間揚げるとかたくなってしまうので、170〜180℃の高い温度を目安にし、短時間揚げるようにしてください。たとえばえび天は2~3分揚げるのが一般的なようです。

そのまま使っても美味しい魚介類ですが、つくだ煮になったものでも使えます。また鶏のむね肉やモモ肉を使ったり、豚肉の薄切りも使うことができます。そのままの魚介類は打ち粉をして、破裂を防ぐようにしてください。
天ぷらの揚げ油は揚げている途中も一定に

天ぷらを揚げる油の量が少なすぎると、油の温度が下がりやすい状態になってしまいます。鍋の底から最低5センチ以上の量の油を用意しましょう。また、一度に天ぷらの具材を入れすぎても、油の温度が下がってしまうので、油の表面積の3分の1以上は入れないことをおすすめします。
重ねず立てて油をきって仕上げよう
天ぷらが揚がったら重ねずに立て、油切れの良い状態にすると美味しく仕上がります。油切れが悪いと食感が変わってしまうので、できるならば網にのせることをおすすめします。
温めなおしも天ぷらの水分を飛ばしてサクサクに!
揚げたてのときにはサクサクしている天ぷらも、時間が経つとともに食感が変わります。温める前に霧吹きで表面に水を噴きつけ、トースターで軽く焼くか、フライパンで弱火にして焼いて、天ぷらの水分を飛ばすとよいでしょう。

天ぷらはいろいろアレンジして使い切ろう!
天ぷらがたくさんあるときは、おむすびや丼の具にしたり、そば、うどん、そうめんの上にのせて食べるほか、味噌汁の具にして食べてもよいでしょう。時間が経ったものは、甘辛く味付けしたり、卵でとじることで、食べやすい味にすることができます。
簡単なレシピとしては、スライスチーズをのせてトースターで焼くレシピ、イカやエビなどの具材には、チリソースを加えてフライパンで炒め煮にするレシピもあります。
まとめ:天ぷらはコツをつかんでカラッと揚げよう!
天ぷらを美味しく揚げるコツと、天ぷらを美味しくするポイントについて紹介しました。まとめますと、天ぷらを美味しく揚げるコツは、具材の水分を減らす、衣を冷やして混ぜすぎずに作る、具材に合った油の温度と時間を確認して揚げることです。野菜やいも類は低い温度、きのこ類やかき揚げは中くらいの温度、魚介類や肉類は高い温度が目安です。
揚げたら重ねず立てて油をきることも、美味しく仕上げるポイントです。天ぷらを揚げてから時間が経ってしまったら、水分を飛ばして温めなおすことでサクサクにできます。
天ぷらはそのままでも美味しく食べられますが、アレンジしても美味しく食べられます。天ぷらが余ってしまった場合には、米や麺類と一緒に食べるほか、味噌汁の具にしても食べられます。揚げてから時間が経った天ぷらも、チーズをのせて焼いたり、卵とじにして食べるほか、甘辛く味付けすると食べやすくなるでしょう。
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