結び方の種類大全集!紐・ロープの基本から絶対ほどけないものまで紹介

キャンプや登山などに必須のほどけないロープの結び方は、難しそうと思っていませんか?実は暮らしの中でもロープを活用できるシーンがあります!野外活動の知恵はいざと言う時に威力を発揮します。ロープの基本やほどけない結び方を、生活の一部にぜひ役立ててくださいね。

結び方の種類大全集!紐・ロープの基本から絶対ほどけないものまで紹介

目次

  1. ロープの基本
  2. 安全のためのひと手間と基本的な結び方の種類
  3. 暮らしに身近な結び方のフィッシャーマンズノット(テグス結び)
  4. ロープの末端をつなぐ結び方のダブルフィッシャーマンズノット(2重テグス結び)
  5. 万能な結び方のボーラインノット(もやい結び)
  6. ダブルエイトノット(2重8の字結び)
  7. ちょっとした洗濯干しにはトートラインヒッチ(自在結び)
  8. トラックの積み荷の固定にはトラッカーズヒッチ(トラック結び)
  9. たくさん活用できるクローブヒッチ(巻き結び)
  10. ロープの結び方は応用するととても便利!

ロープの基本

ロープを使って結ぶ上で、必ず出てくる言葉が「ロープワーク」です。ロープを使うのは消防士や高所で作業する方、また登山やキャンプなどで必須の技術です。このように考えるとロープを使うこと自体、とても気難しい感じがするかもしれません。ですが、日々の暮らしでもロープワークの結び方の一部が生きています。

ロープワークとは?

ロープの取り扱いやその目的に応じてロープの結び方の技術および仕組みのことを指します。一刻を争う人命救助や、冬山登山での迅速なテント設営と撤収など、「素早く結べて使用中には絶対ほどけない、ほどく時は簡単にほどくことができる」ことが必要不可欠です。

暮らしの中では、古新聞や古雑誌を紐で結ぶのも、新しい電化製品を買った時のコードがクルクルと巻かれているのも、ロープワークの一部です。また着物の帯やインテリアの飾りもの、アクセサリーなどにもロープワークの技術が使われています。日々何気なく使っているものにロープワークが点在しているなんて、身近に感じますよね!

ロープの素材は?

【合成繊維】合成繊維のロープの中で一番強度が高いのがナイロン製です。耐摩耗性・弾力性に優れ、一般的によく使われるロープです。合成繊維の中で吸水性がなく一番軽いのがポリプロピレン(PP)ロープで、荷掛綱や救命用として使われます。そのほかはポリエステル・PEポリエチレン・テトロン製ロープなどがあります。

【天然繊維】麻・綿などで作られています。強度が弱く吸水性があり、環境に優しいロープです。麻ロープは荷作りや装飾用に使われ、綿ロープは園芸や室内遊具、装飾用に使われます。ちなみに運動会の綱引きは麻ロープを使っています。

安全のためのひと手間と基本的な結び方の種類

安全に使用するためのひと手間とは?

ロープワークは正確で確実に結ぶことがその結び方の効果を最大に発揮でき、かつ安全に使用できます。では、結び方のほかに安全に使用するためには何が大切かと言うと、3つポイントがあります。

【安全のための末端の長さ】ロープや紐を結び終わると末端が垂れ下がります。この垂れ下がる長さは、ロープや紐の直径の10倍以上の長さを残すとよいとされています。末端が短すぎると、結び目に強い重さがかかるとロープがするっと抜けてしまう可能性があります。末端が長すぎると、末端を足で踏んだり障害物に引っかかり怪我をする可能性があります。

【結んだあとはドレッシング】ロープや紐を結んだ時のたるみ、不自然な重なりやねじれを整えてきれいにすることを「ドレッシング」と言い、服を着る・着飾る・仕上げの意味からきています。どの結び方で結んでも最後に結び目をきちんと整えて、ほどけないようにしっかり締め付けましょう。上の画像は表も裏もロープに沿ってすき間なく整えてあります。

【末端処理でさらに安全に】ドレッシングで結び目を整えたあとの垂れ下がった末端はそのままでも問題ありませんが、より一層強固でほどけないようにするために、後ほどご紹介する「ダブルフィッシャーマンズノット」と言う結び方で結びます。念には念を重ねて末端処理をしましょう。

結び方の種類「ノット」

ノットは、ロープに結び目を作る結び方です。オーバーハンドノット、スリップドオーバーハンドノット、フィギュアエイトノット、ダブルフィギュアエイトノット、ダブルフィギュアエイトループ(ラビットノット)、インラインフィギュアエイトノット、ボーラインノット、バタフライノットなどがあります。

結び方の種類「ヒッチ」

ヒッチは、木や柱などにロープを引っ掛ける結び方です。ターンヒッチ、ラウンドターンヒッチ、ガースヒッチ(カウヒッチ)、クローブヒッチ、ムンターヒッチ、ダブルハーフクローブヒッチ、トートラインヒッチなどがあります。

結び方の種類「ベント」

ベントは、ロープとロープをつなぎ合わせる結び方です。リングベント(テープノット)、シートノット、ダブルフィッシャーマンズベントなどがあります。

暮らしに身近な結び方のフィッシャーマンズノット(テグス結び)

ロープや紐の末端と末端をつなぐ時に使われる結び方です。以下の動画の前半約1分が、フィッシャーマンズノットの結び方が紹介されています。またフィッシャーマンズノットは、フィッシャーマンズベントと言われることもあります。

インテリア雑貨やブレスレットなど紐のアクセサリーでもフィッシャーマンズノットが使われるので、見たことがある方もいるかもしれません。

ロープの末端をつなぐ結び方のダブルフィッシャーマンズノット(2重テグス結び)

フィッシャーマンズノットの強化版がダブルフィッシャーマンズノットです。強い力がかかると結び目が引き締まり硬くなります。正式な名称はダブルフィッシャーマンズベントですが、一般的にダブルフィッシャーマンズノットと言われることがほとんどです。

ロープや紐の末端処理に!

ダブルフィッシャーマンズノットは、ロープの端を処理する(末端処理)結び方として必ず使われます。後ほどご紹介するボーラインノットやエイトノットなど末端処理にも必要な技術です。下の画像は、ダブルエイトノットに末端処理した例です。ダブルエイトノットの真横に末端処理をしましょう。

巻く方向に注意しましょう!

例えば、左手に紐の元を持ち右手に紐の末端を持った場合、末端を巻く方向は左手側に巻いていきます。右手側に巻いていくのは間違いです。動画に正しい巻き方が紹介されているので、確認してみてくださいね。

万能な結び方のボーラインノット(もやい結び)

「結びの王様」と呼ばれ、汎用性が高く覚えておいても損はない基本の結び方です。ブーリンノットとも呼ばれます。結び方はロープの端に大きさの変わらない輪を作って結ぶ目を作りますが、この輪に力がかかっても輪の大きさが変わりません。ボーラインノットはとても強固でほどけない、そしてほどきたい時はほどきやすいのが特徴です。

ボーラインノットは、釣り、船舶、林業、登山、キャンプ、レスキューなど幅広い用途で使われます。結び目を作ったらしっかりと引き締め、末端処理をしましょう。

ダブルエイトノット(2重8の字結び)

ロープや紐の末端処理を施す時に結んだり、途中に輪を作る時に役に立つ結び方で、ボーラインノットと並ぶくらい基本中の基本の結び方です。重さがかかると結び目が硬くなって強度が高くなってほどけにくく、ほどきたい時にはほどけやすいのが特徴です。ただ、まれに極度に非常に強い重さがかかるとほどけにくい時があります。

ロッククライミングで自己確保する時やキャンプのタープポールを固定する時など、絶対ほどけないように結べる便利な結び方です。ダブルエイトノットはロープや紐が不自然に重なりやすいので、結び目を引き締める前にはドレッシングをしましょう。結び目が整ったらしっかりと引き締め、末端処理をしましょう。

こちらの画像は、結び目の左下が不自然に重なっている例です。重さがかかった時に結び目の強度が低くなるので、きれいに整えましょう。

ちょっとした洗濯干しにはトートラインヒッチ(自在結び)

ハーフヒッチ(ひと結び)を繰り返して結んで作るのがトートラインヒッチです。2つの対象物の間を紐で結び、紐の張り具合は結び目をずらして調整できます。キャンプでタープ張る時に自在金具の代用にもなったり、洗濯物を干す時にも応用できます。暮らしの中では、一時的に物をつるしておくために結んだり、シーツや軽くて大きい物を干す時に応用できます。

上の動画は木の根元にひと結びがある結び方ですが、下の動画はブロックの根元にひと結びがない結び方です。

トラックの積み荷の固定にはトラッカーズヒッチ(トラック結び)

名称からも連想できる通り、トラックの荷物を固定する時の結び方です。一見すると難しそうなロープワークですが、1つ1つ分解すると簡単な結び方の連続で成り立っています。滑車の原理を使い、軽い力で強く固定でき、ほどく時には簡単にほどけます。

ボーラインノット、スリップノット、トラッカーズヒッチ、ハーフヒッチの4種類の結び方で荷物をまとめる動画です。とても分かりやすく手順が紹介されています。簡単で暮らしの中でも役立つ結び方なので、ぜひ見てくださいね!

たくさん活用できるクローブヒッチ(巻き結び)

山登りではインクノット、マスト結び、船乗り結び、キャンプでは止め釘結びとも言われます。結び方の名前がたくさんあるように、それぞれのジャンルでも出番が多い結び方です。同様に、暮らしの中でも応用できるシーンがたくさんあります。新聞や雑誌、ダンボールや箱などを束ねる時にクローブヒッチで結ぶと、ゆるまずにしっかり荷物を固定できます。

上の動画のようにクローブヒッチを対象物に巻きながら結ぶほかに、対象物に巻かずに結ぶ方法もあります。それが下の動画の新聞や雑誌を束ねる方法です。この時の注意点は2つの輪の重ね方です。後に作った輪を、先に作った輪の下に重ねましょう。とても便利なクローブヒッチなので、どんどん活用しましょう。

ロープの結び方は応用するととても便利!

ロープワークだけで軽く100種類以上あります。その中で、活用度の高い基本の結び方を厳選し7種類ご紹介しました。ロープワークの結び方を覚えても実行しないと忘れてしまいます。遠いようでも身近なシーンで応用できるので、暮らしの中にどんどん取り入れていきましょう!

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