涙が止まらない原因はストレス?うつ病の症状や切り替える方法も解説

自分でもどうしようもないくらい涙が止まらない。人前でも涙があふれてくる。もしかして無理してませんか?ストレスで気持ちが過敏になっている時、ちょっとしたことで泣いてしまい涙が止まらないことがあります。これは心と体のSOSサインかもしれません

涙が止まらない原因はストレス?うつ病の症状や切り替える方法も解説

目次

  1. 最近なんだか涙もろいみたい
  2. すぐに涙が出るのはストレスが原因!?
  3. 職場でも涙が止まらない!理不尽に耐えられない
  4. 嬉しい時にも涙が止まらないのは?
  5. もしかして情緒不安定なのかも
  6. 止まらない涙は心と体からのSOS!
  7. 涙が教えてくれる危険なサイン
  8. 涙が止まらないなら要注意!自律神経失調症
  9. うつ病の初期症状の可能性も
  10. 人前でも涙がでて止まらない...そんな自分が恥ずかしい
  11. 自己否定しないで!
  12. ストレスとどう付き合っていくか
  13. 泣けない場面での対処法
  14. どうしようもなかったらお医者さんへ相談
  15. 止まらない涙は自分自身への警告

最近なんだか涙もろいみたい

いつもなら泣いたりしないのに、ふと涙があふれてくる。自分でも、驚くくらい涙がでてきて戸惑うことがありませんか?「なんで私泣いてるんだろう?」そんなふうに理由がはっきりとしない涙は、もしかして心が疲れているのが原因かもしれません。涙が止まらないのは、なにかしらの心や体からのサインです。自分自身を振り返ってみるいい機会なのかもしれませんよ。

すぐに涙が出るのはストレスが原因!?

感動した時の涙、悲しい時の涙、痛い時の涙は、誰もが自然に起こる現象でしょう。でも、一人でボーっとしている時や、仕事の帰り道なんかにふと、涙があふれてくる時はありませんか?訳も分からず溢れてくる涙は、自分でもびっくりしてしまうのではないでしょうか。

涙が止まらない!疲れすぎていませんか?

毎日仕事が忙しくて、ぜんぜん休息が取れていないなど働き過ぎではありませんか?オーバーワークは脳が疲れてしまいストレスが溜まります。また睡眠時間をしっかりと確保しないと、体や脳が休まることができません。疲れすぎると、脳はちょっとした刺激にも敏感に反応することになり涙もろくなる原因となるのです。

疲れがたまると、イライラとしたり自律神経が乱れて睡眠の妨げになるなどの症状がでてきます。体が緊張状態になっていて、それが続くとストレスがどんどんと蓄積されていくことになります。その結果、体からのSOSのサインとして涙が止まらないことになるのです。自分で涙をコントロールできないのは過剰なストレスが原因だといえます。

職場でも涙が止まらない!理不尽に耐えられない

思わず涙が溢れてしまうほど限界なのかも

社会人として職場で涙を見せるなんて、考えられない!と思って頑張っている女性はたくさんいるのではないでしょうか。職場ですぐに涙を流すなんて、甘えていると思われてしまう可能性もあります。でも、実際にはこっそり涙を流している人もたくさんいるのが現状です。感情が抑えられないのはストレスが原因だと考えられます。

ちょっとしたミスを上司に責められたり、ハードな仕事を押し付けられたり、理不尽な仕打ちに思わず涙がこぼれることもあるでしょう。そして、多くの人がそんな自分の、情けなさに悔しい思いをするのです。でも、それが度重なると危険です。上司に名前を呼ばれるだけで緊張したり、朝、会社に行きたくなくなったりするプチうつ病の原因になることも考えられます。

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嬉しい時にも涙が止まらないのは?

止まらない涙は感情の動きに関係がある

感動した時や嬉しい時にも涙が止まらない時があります。ネガティブな涙と違い明るい涙のような気がしますが、感情が大きく動いた時に涙は出るのです。そのメカニズムはまだ解明されていませんが、人は、感情の激しい動きで脳にストレスを感じます。

それはネガティブな時もポジティブな時も同じです。嬉し涙にもストレスを感じるなんて少しおかしい気もしますが、涙を流した後に妙にすっきりした経験があるのではないでしょうか。それはストレスによって生まれた有害物質を排出するために、涙が流れるのではないかと言われているからです。

感情の激しい動きによって流れる涙には、ストレスホルモンが含まれています。生理的な涙には含まれない、成分が含まれることでストレスを排出していると考えられます。また、涙を流すことによって副交感神経が優位になり、高ぶった気持ちや緊張状態が続いている時の精神的バランスをとっていると考えられます。

もしかして情緒不安定なのかも

止まらない涙は心のバランスを整えている

些細なことでイライラとしたり、人前でも涙を流してしまうなど、自分の感情のコントロールが難しくなっている可能性があります。人に怒りをぶつけたり、ところかまわず泣いたりしたら周りは混乱します。気が付くと、まわりの人が離れて行ってしまい、また自己嫌悪に陥るなど悪循環です。自分が情緒不安定だなと感じたら、早急に対処するようにしましょう。

情緒不安定になる多くは、やはりストレスが原因です。涙が止まらないのはストレスのせいといえます。まずはゆっくりと休養をとってしっかり体調を整えましょう。体調を整えることで気持ちも明るく前向きになることができます。涙を流すことは決して悪いことではありません。思い切り泣くとスッキリすることもあります。一人の時間を作って感情の赴くままに過ごしてみるのもいいでしょう。

止まらない涙は心と体からのSOS!

涙が止まらない時は自分自身を振り返ってみよう

疲れがピークに達した時、自然と涙が溢れてくる、いつも見ている景色なのに急に泣けてきた、優しい言葉をかけられたら涙が出て止まらない、などの症状は自分でも気が付かないうちに無理をしている可能性が高いです。体の不調は、熱や痛みなど分かりやすいので対処もしやすいですが、心の不調は見落としがちです。

たかが涙と軽く考えていると、どんどんとストレスが蓄積されて、気が付いたら無気力や不安感など他の症状がでるようになってしまうこともあります。そのままにしておくとうつ病になる危険もあるのです。涙が止まらないのは心と、体がもう限界にきていることを知らせてくれているのです。一度、自分自身を振り返ってみることが必要です。

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涙が教えてくれる危険なサイン

現代女性の間で増えているプチうつ

訳も分からず溢れる涙に、自分でも戸惑う女性も多いことでしょう。中には涙が止まらないのは、更年期障害と勘違いする人もいます。確かにホルモンバランスが関係している場合もあります。しかし、止まらない涙と同時に、不安や悲しい気持ちが襲ってきたら要注意です。

現代の女性は、社会進出と共に大きなストレスを感じる環境にいます。まじめで頑張り屋さんな人ほど、自分の無理に気づかない場合が多いようです。夕方から夜にかけてひどく気分が落ち込んだり、過食で太ってしまったり、逆に食欲不振で激やせしたり、感情の波に押しつぶされそうなときに涙が止まらないなどの症状は要注意です。

これらの症状は「プチうつ」と呼ばれており、女性の間でもどんどんと増えてきています。ほかにもホルモンバランスが崩れていたり、不眠などで涙が止まらない場合もあります。涙は不調を訴えています。早めに対処することでうつ病などへの進行を防ぐことができます。

涙が止まらないなら要注意!自律神経失調症

自律神経とは、人が生きていくうえで無意識に機能してくれている神経のことです。呼吸や消化吸収、体温調節などは自律神経が働いてくれているのです。人が普通に暮らしていけるように、機能を調節してくれている自律神経のバランスは、ストレスによって簡単に乱れてしまいます。

過度なストレスで交感神経が優位になっていると、心身ともに緊張状態が続き、睡眠障害などになる原因になります。涙は副交感神経を優位にしてくれる働きがあります。偏った自律神経のバランスを少しでも整えようと、体が涙を流すようにしているのです。涙が止まらない、眠れない、何もしてないのに大量の汗がでるなどの不定愁訴がみられたら自律神経失調症の可能性を疑いましょう。

うつ病の初期症状の可能性も

涙が止まらないのを甘く見ないで!

自分でもコントロールできないほどの涙は、うつ病の初期症状の可能性もあります。うつ病になると不安・不眠・悲壮感・自殺願望などネガティブな思考に囚われるようになります。睡眠障害がでたり、食欲がなくなったり、頭痛や微熱、動機などの症状も現れます。何もかもやる気がなくなり、通常の社会生活を送るのが困難になります。

うつ病は脳の病気であり、感情のコントロールができなくなり涙が止まらないのです。またネガティブな思考に陥り、自己嫌悪や自己否定を繰り返します。うつ病で自傷行為を繰り返すことも考えられます。涙は壊れそうな心のサインです。うつ病は初期の段階で治療すれば深刻な症状にならずに済みます。涙のサインを見逃さないようにしましょう。

人前でも涙がでて止まらない...そんな自分が恥ずかしい

泣くのは悪い事じゃない

いい大人が人前で涙を流すことは、とても恥ずかしく感じるでしょう。まわりも戸惑うかもしれません。でも、感情をコントロールできない状態だと、ちょっとしたきっかけで涙がでて、止まらなくなることがあります。ストレスなどでいっぱいいっぱいになっている状態なのです。

それよりも人前で涙を見せたことに自己嫌悪してしまい、恥ずかしくて泣くこと自体がいけないことだと思い込んでしまう場合があります。自分の感情を無理に抑えることでさらに歪んだ精神状態になります。泣きたいのに涙を我慢することで、さらにストレスになってしまいます。

涙は、感情の動きと大きな関係があります。もともと感受性の強い人は涙もろい傾向があることでしょう。また、涙を流すことで自分自身の心のバランスを保つことができるのですから、泣くことは決して悪い事ではありません。

自己否定しないで!

涙が止まらないのは自己防衛

涙は、感情が素直にあらわれている証拠です。止まらない涙は自己防衛の反応であり、決して異常なわけではありません。それでも、自分でコントロールできない感情があると、人は自分を責めてしまう傾向があります。

涙を流す自分に自己嫌悪したり、弱い人間だと自己否定すると自分自身を認めないことになり、苦しい思いをすることになります。悪化すればうつ病の可能性もあります。まずは自分の弱さをしっかりと認めてあげて、それでもいいんだ!と思うことで心のバランスがとれるようになります。ゆっくりと自己肯定の考え方を身につけましょう。

過去のトラウマなどが原因で、涙が止まらない場合もあります。ふとしたきっかけでフラッシュバックしたり、悪夢を見たりします。その時の自分自身を思い出して、立ち直れなくなる時もあります。これらの症状は、トラウマとなった出来事をきちんと消化することで改善できる可能性があります。まずは自分自身と向き合うことからはじめてみましょう。

ストレスとどう付き合っていくか

涙が止まらないのは、ストレスが原因です。現代社会ではストレスのない生活を送るのは不可能でしょう。そこで、いかにストレスとうまく付き合っていくかが重要になります。ストレスに対する耐性は個人差があります。まわりと比べて、自分が弱い人間だと思わないようにすることも必要です。涙もろい性格の人もいます。涙がいけないことだと思わないようにしましょう。

規則正しい生活習慣、とくに睡眠はストレスに大きな関りがあります。しっかりと休息をとり質の高い睡眠をとれるようにしましょう。また適度な運動で汗をかくこともストレスの発散には有効です。一人で旅行に行ってみる、カラオケで大声を出すなど、どんなことでもいいので自分なりのストレス発散方法を見つけましょう。

上手に涙を流す習慣を身につける

ストレスが限界に達して涙が止まらなくなる前に、自分から涙を流す習慣を付けておくのもいい方法です。涙はストレス発散の効果もあります。お休みの日に家にこもって、感動する映画や本を見たりするのもいいでしょう。泣ける音楽を集めて、時折一人で聞いて涙するのもいいです。涙を自分で流せるようになることで、突然の止まらない涙に困ることもなくなるでしょう。

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泣けない場面での対処法

わけも分からず溢れてしまう、止まらない涙ですが、どうしても泣いてはマズイ時にはかなり困ります。涙がでそうになったら、とりあえずできる一時的処置の方法を紹介します。

口をポカーンとあける

涙がでそうになったら、ちょっと上を向き、口を開けてみましょう。口を開けると人は、集中力が低下して泣くことができないそうです。大きく開ける必要はないので、涙がこぼれそうになったら試してみるといいでしょう。また、上を向くことで目に溜まった涙がこぼれ落ちないようにします。上を向くことは、気持ちも前向きになれる姿勢です。

舌に刺激を与える

舌に刺激を与えると涙が引っ込むそうです。可能なら飴をなめてみたり、炭酸飲料などの刺激のある飲み物を飲んでみましょう。また、そんな余裕もない時は、軽く舌を噛んでみるのもおすすめの方法です。

深呼吸して気をそらす

涙がでそうになったら、全く別のことを考えて気をそらす方法もあります。楽しかったこと、今日の夕飯、何でもいいので思考を飛ばしましょう。また、深呼吸して気持ちを落ち着けるのもおすすめです。ゆっくりと呼吸を意識することで涙を止めることができます。

どうしようもなかったらお医者さんへ相談

涙が止まらないなどのストレスからくる症状は、原因となるストレスの解決や時間の経過とともに解消していくことが多いのですが、自分ではどうしようもない症状があらわれた時は、専門のお医者さんへ相談に行くことも大切です。涙が止まらない症状はうつ病になっている可能性もあります。

涙が止まらない、イライラして怒るなど感情のコントロールが自分ではできない場合や、生活に支障をきたすほどの疲労感、不眠などは自分だけで解決するのは困難です。きちんと病院に行って早めに治療すれば症状が悪化することもないでしょう。自分を病気だと認めるのは難しいかもしれませんが、今の自分をそのまま受け入れる勇気も必要です。

止まらない涙は自分自身への警告

自分でも驚くほど涙が溢れて止まらない。それはストレスが溜まっているという事です。自分のことを振り返ってみてください。ちゃんと睡眠はとれていますか?栄養バランスのいい食事をしていますか?ストレスは自分でも気づかないうちに心と体を蝕んでいる時があります。涙が止まらないのは疲れた心と体からのSOSです。きちんと受け止めて早めに対処しましょう。

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