オール電化の電気代って高い?平均額や気をつけたいポイントは?

みなさんの家はオール電化にしていますか?最近ではオール電化にする家が増えてきました。その多くが電気代が安くなるからオール電化にした人がほとんど。しかし実際に使ってみると冬など電気代が高いと感じたことはありませんか?オール電化の仕組みから電気代について紹介。

オール電化の電気代って高い?平均額や気をつけたいポイントは?

目次

  1. そもそもオール電化ってなに?
  2. 気になるオール電化の平均の電気代は?
  3. オール電化の家庭とそうじゃない家庭の電気代の違い
  4. 知っておこう!オール電化の電気代やその他の気を付けたいポイント
  5. オール電化の貯水タンクは飲料水としては使えない
  6. オール電化は停電時すべて使えなくなってしまう
  7. 初期費用にコストがかかる
  8. オール電化の電気代を節約する方法
  9. 電気代を考えるならセットで太陽光発電も視野にいれておこう
  10. 電気代が気になるオール電化にもメリットが!
  11. 電気代も安いが、火を使わないのでオール電化は安全面ではおすすめ
  12. IHなのでお手入れが楽ちん
  13. しっかりと家庭にあった電気代の料金プランを
  14. 電気代をとにかく抑えるならまずは見積もりを
  15. 電気代を節約してオール電化をかしこく使いこなそう

そもそもオール電化ってなに?

みなさんはオール電化を知っていますか?通常、家庭での光熱費は電気・ガス・水道と分けられます。その中でガスと電気がセットになったものがオール電化と言います。セットといってもガスは使わなくなり、電気一本化になります。仕組みは、外にエコキュートといというタンクを置きます。

そのタンクに水が貯水され、お風呂などに使用されます。また、ガスコンロは使わなくなり、代わりにIHと呼ばれる電気で発熱するクッキングヒーターを使用します。また、冬に快適を快適に過ごせることで、今大人気の「床暖房」これも工事をしなければいけませんが、オール電化でも床暖房を取り入れることができます。

暖房器具は子供がいて危なかったり、暖房の空気感がきらいという人も多いはず。冬を快適に過ごすなら床暖房もおすすめです。オール電化はガスを使っている時も電気代が安くなるからと言って工事をしてオール電化にする方が多いですが、お果たしてオール電化の電気代は安いのでしょうか。今回はオール電化の電気代やオール電化について徹底調査します。

気になるオール電化の平均の電気代は?

では気になるオール電化のみなさんの平均的な電気代はどれくらいなのでしょうか。電気代は、そこに住んでい人数によって異なりますが、だいたい年間19万円ほどです。これを月にすると約15,000円の電気代になります。なのでオール電化にした方の電気代は月平均で15,000円になります。

オール電化は高い!?気になる電気代事情

オール電化の電気代が高いのでしょうか?最近安いと営業の方に言われたからオール電化にしたのに実際は高くなってる。という方いませんか?そこで今回はオール電化の気になる電気代事情をご紹介。オール電化は気を付けるポイントを抑えておけば電気代節約にもつながります。

オール電化は高いと感じてしまう原因は燃料費の値上がりが大きく関わってきます。オール電化が高いというよりは、もともとの値段がじわじわと値上がりしているのが現状です。その為、オール電化の月々と電気代が高いと感じてしまいます。もちろん、たくさん追い炊きしてしまう冬などは電気代が高いのはオール電化でなくても変わりません。

電気をたくさん使えば使う程電気代が高くなるのはオール電化でもそうでなくても同じです。安くなるからたくさん使ってもいいんだとたくさん使うと電気代がかなり高くなる可能性があるので注意しましょう。

オール電化の家庭とそうじゃない家庭の電気代の違い

先程、オール電化の平均の電気代は月平均15,000円とご紹介しましたが、オール電化を使用していない家庭はどうなっているのか気になりますよね。では、オール電化の家庭とそうではない家庭の電気代の違いを比べてみましょう。

オール電化ではない家庭の平均的な電気代

オール電化ではない家庭の年の電気代は平均13万円です。これを月平均にすると約11,000円になります。これだけで比べるとオール電化は高いというイメージを持たれがちですが、そもそもオール電化はガス代が含まれているので電気代がこの時点では高く感じてしまいます。

ではこれにガス代を追加します。ガス代を追加すると年の平均で223,000円になります。オール電化の方が約3万円ほど安い結果となりました。オール電化の燃料費は年々値上がりしていますが、同じくガス代も値上がりしています。その為、今後燃料費、ガスがどちらかが値上がりするとオール電化の方が高い電気代になってしまう可能性も。

現在はオール電化の方が約3万円電気代が安くなりますが、あくまで平均的です。オール電化もそうではない家庭も節約をすると電気代が安くなります。

知っておこう!オール電化の電気代やその他の気を付けたいポイント

オール電化とそうではない家庭の平均の電気代を先程ご紹介しましたが、オール電化にすることで電気とガス代が一本化されるので使ってる量などもとっても分かりやすくなります。どこでどこでどれだけたくさん電気を使っているのかしっかり把握しておくことも電気代を安くするポイントになります。

せっかく安いと言われてオール電化にしたのだから電気代をおさえたいという方にオール電化の気を付けたいポイントをご紹介します。さらに電気代以外にもオール電化にするとこんなことが起こる!という事も合わせてご紹介。オール電化に興味を持っている方はぜひ参考にしてみてください。

電気代は使う時間帯によって大きく異なる

オール電化にした際に絶対知っておきたいポイントは使う時間帯で大きく電気代が異なる事です。通常は、電気を使った分だけ電気代がかかりますが、オール電化ではエコキュートに水を貯水しておくことでそれを熱くしてお風呂などに使用します。その為、昼間ではなく夜間に電気を使う事で電気代の節約につながります。

オール電化では夜間に比べて昼間の電気代は夜の2~3倍の電気代がかかると言われています。夜に使える電化製品などは、タイマーセット機能を使って、なるべく夜に稼働するようにしてください。

最も節約する上で大事なのは、お風呂です。冬の時期はとにかくお湯が冷めやすくなります。その為、冬は自然と電気代が高くなります。オール電化ではこのお風呂によって電気代が高いか高くないか変わっていきます。お風呂で節約するポイントはぬるくなったお湯をどう温めるか。

通常であれば、追い炊きを使用しますが、追い炊きはエコキュートのタンクの中の水を再度温める事で追い炊きになります。これではかなりの電気を消費してしまうので、「高速足し湯」という機能を使います。これはエコキュートのタンク内にたまっている熱いお湯をお風呂に足す機能です。これなら寒い冬でも再びお湯を沸かさなくてもお風呂を温める事ができます。

オール電化の貯水タンクは飲料水としては使えない

オール電化ではエコキュートのタンクに水を貯水します。その為、衛生面からしてお湯を飲料水としては使えません。オール電化でなければ、水をその場でガス給湯器で沸かして使用しますが、オール電化は水を貯めているので飲料水としては使う事はできないので注意しましょう。

水圧が弱くなるのでオール電化にする方は注意

オール電化にする上で、すべての水圧が弱くなります。通常は水道直圧タイプと呼ばれる方法でシャワーや蛇口に水が流れますが、オール電化の場合はタンク内の内臓ポンプで水を流します。

その為、どうしても水道が弱くなってしまいます。水圧は特に気にしてないという方もいますが、シャワーなどの水圧を気にする方が意外と多いです。なのでオール電化にする場合は水圧が弱くなってしまうという事を頭に入れておいてください。水圧にこだわる方はオール電化にする前にどれだけ弱くなるのか確認しておくといいですね。

オール電化は停電時すべて使えなくなってしまう

オール電化の最大の弱点は、停電時にライフラインが止まってしまう事です。通常、停電してもガスが止まっていないので使う事ができます。ガスが使えるとガスコンロでご飯も作れるし、お風呂も沸かす事ができます。しかしオール電化の場合はガスと電気が一緒なので停電時はすべてストップしていまいます。

そうするとオール電化は不便と感じる人もいると思いますが、逆を言えばガスも電気も水道もすべて止まってしまうとオール電化もそうでない人も変わりません。しかも水道・電気・ガスの中だと災害時は電気が一番早く普及すると言われています。

初期費用にコストがかかる

新築の家が最初からオール電化にする際はあまり感じないかもしれませんが、すでに建っており、オール電化に変えたいという方はまず初期費用がかかります。ベランダなどに置くエコキュートのタンクは使う電気量によって大きさが異なりますが、エコキュートのタンクの設置費用はだいたい30万から40万円ぐらいと言われています。

だいたいのエコキュートのタンク設置費用が電気代として元がとれるのは約10年後です。しかしエコキュートのタンクも毎日使うわけですから故障だってします。その故障した際の修理費もプラスでかかります。

だいたいエコキュートの寿命は約10年から15年と言われています。オール電化にした時から修理費を少しづつ貯めておくと突然の故障にも素早く対応できます。エコキュートのタンクが故障してしまうと家のライフラインがほとんど止まってしまうので定期的な点検も必要です。

オール電化の電気代を節約する方法

オール電化の電気代が高いと感じる人はまず、自分の電気の使い方を確認にしてみよう。無駄遣いはしてませんか?さらに先程説明した通り、オール電化の電気使用は昼より夜間の方が断然お得です。

簡単に言うと昼蓄熱しておいた電気を夜使うという方法をオール電化では行われています。なので家電など電気を使うものをなるべく夜間に使用する事を心がけましょう。また、寒い冬の時期はどうしても電気代が高くなってしまいがち。そんな冬こそオール電化でかしこく節約してみましょう。

さらに冬などはお風呂を何度も追い炊きしがちです。冬だからしょうがないと何度も追い炊きをするとオール電化でもかなり電気代が高いです。追い炊きよりも「足し湯」をするようにしましょう。オール電化は工夫次第では電気代の節約をすることができます。節約するも大事ですが、自分の料金プランを本当にこれで大丈夫か一度自分の家の料金プランを最後確認するのもおすすめ。

電気代を考えるならセットで太陽光発電も視野にいれておこう

また、どうしても電気代が高いと感じてしまう、もう少し安くできないかな?と思う方にはオール電化とセットで太陽光発電をするのがおすすめです。太陽光発電は自分の家で貯めた電気を売る事もできます。

最初に設置に関してコストがかかりますが、うまくいけば元がとれる可能性も。そうすると月々の電気代が安くなります。もし太陽光発電も気になっているのであればぜひ担当者に話しを聞いてみてください。

電気代が気になるオール電化にもメリットが!

電気代やオール電化の注意するポイントなどをご紹介しましたが、オール電化はオール電化ではない家庭よりも光熱費は安く済んでいるのでおすすめです。さらにオール電化にするとこんなことも!という点をいくつかご紹介します。オール電化にしかないメリットがたくさんあります。

電気代も安いが、火を使わないのでオール電化は安全面ではおすすめ

オール電化の一番のポイントは火が直接見えない事です。小さいお子さんがいる家庭では火はとにかく危険で、好奇心旺盛の子供は触る可能性だってあります。しかしオール電化では電気で熱を起こすので火はまったく見えないのでガスコンロの近くに置いてたら溶けてしまった!なんていうことがなくなります。その為、安全面ではかなりおすすめです。

しかし、ある一方で子供に火は危ないものだという認識がないまま育ってしまうとかえって危険なのではないか?という意見もあります。これに関しては人ぞれぞれ意見が違うので親でしっかりと話しあう必要があります。

IHなのでお手入れが楽ちん

とにかく掃除が億劫になりがちなのがガスコンロの掃除です。毎日使う所だからこまめに掃除がしたいけれど結構手間だったりします。その点ではオール電化にするとIHに変わるのでお掃除がとっても簡単にできます。ガスコンロはゴツゴツしていて拭き掃除するのも大変ですよね。

その点、IHはサッと拭くだけで終わるので手間いらず。掃除が苦手な方にはIHはかなりおすすめです。IHの弱点は火力が弱く、中華鍋などが使えない所です。また鍋などの調理器具もIH専用の物を使う必要があります。ですが普段の食事を作る際は特に問題なくIHを使用することができます。

しっかりと家庭にあった電気代の料金プランを

電気の自由化が始まり、各会社もあらゆるキャンペーンを実施しています。特にオール電化の場合、自宅まで営業にくる場合も少なくはありません。家にきたときにすぐに契約してしまうのではなく自分の家にあった料金プランを見積もってもらうことが大事です。

各会社の料金プランを見比べて自分の家庭にあった料金プランや自分が納得いく料金プランを出してもらってください。その家庭によって、住んでいる人数、電気を使う量がまったく違います。しっかりと料金プランを見て契約してください。

電気代をとにかく抑えるならまずは見積もりを

先程もご紹介しましたが、オール電化が高いと感じるなら再度料金プランの見直しが必要です。オール電化はまだまだこれから成長してく分野でもあるので契約した時にはなかった料金プランがある可能性もあります。少しでもオール電化を使っていて高いかな?と感じたらまずは料金プランの見直しをしてみてください。

電気代を節約してオール電化をかしこく使いこなそう

今回は、オール電化についてご紹介しました。オール電化はオール電化ではない家庭に比べて平均で約3万円程年間で安くなります。オール電化はエコキュートのタンクのシステム上節約することもできます。ついついたくさん使ってしまう夏・冬はオール電化の電気代に気を付けて生活しましょう。

これからは新築で建てる時からオール電化にしたり、太陽光発電を屋根に設置する家が増えてきます。業者もたくさんあるのでとにかくしっかりと見積もりをとって家庭に合った料金プランにすることです。自分たちは支払っていくものだからこれがおすすめですと流されてはいけません。オール電化で高い電気代にならない為にも気を付けましょう。

オール電化は火事になりにくかったり、電気とガスを一本化にできたり、ガスを使わないのでガス漏れや空気がきれいだったりと良い所もたくさんあります。オール電化は最初こそコストがかかりますが、その後の使い方ではかなりお得にもなるものです。

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