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ぬか漬けにおすすめの野菜は?美味しい漬け方・切り方や漬ける時間も解説
ぬか漬けにおすすめしたい野菜の漬け方や切り方、漬ける時間についてまとめました。美味しいぬか漬けを作るには野菜の切り方や漬け方を工夫するのがおすすめ。野菜を漬ける時間もチェックして、美味しいぬか漬けの漬け方を覚えていきましょう!

目次
- ぬか漬けにおすすめの野菜や漬け方について知りたい!
- 美味しいぬか漬けに必要な材料
- 簡単にできるぬか漬け用のぬか床の作り方
- ぬか漬け用の野菜を入れられるまでの時間は?
- 最初にぬか漬けを作る前のポイント
- 簡単にできるぬか漬け用の野菜の下準備と切り方
- 切り方に一工夫を加えるのがおすすめのぬか漬け野菜
- 一般的な野菜のぬか漬けに最適な漬け方の時間は?
- こんな野菜を使う漬け方もぬか漬けではおすすめ!
- 野菜以外の変わり種も美味しい漬け方でぬか漬けにしよう
- 冷蔵庫でぬか漬け用のぬか床は保存した方が良い?
- ぬか床を冷蔵庫で保存する場合の注意点
- ぬか漬けにした野菜が酸っぱくなった時は?
- 自家製ぬか漬けで簡単に作れるアレンジ料理
- 野菜の切り方や漬け方を工夫してぬか漬けを作ろう!
ぬか漬けにおすすめの野菜や漬け方について知りたい!
切り方や漬け方が大切になるぬか漬け
昔から多くの家庭で作られてきたぬか漬け。最近でもSNSにぬか漬けを作っている様子をアップするなど、再びぬか漬けを日常の食卓に取り入れる人が増えてきています。自分で作ったぬか漬けは愛着がわきますし、好みの漬け具合にできるのも魅力ですよね。いろいろな種類の野菜をぬか漬けにすればバリエーション豊かな味わいを楽しむことができます。
「ぬか漬けを作るのは難しいのでは…?」と思ってしまいがちかもしれませんが、昔から家庭で気軽に作られてきたぬか漬けはとても簡単に作れるのが魅力。「ぬか漬けを手作りしてみよう!」と思い立ったら、初心者でも簡単に美味しいぬか漬けを作ることができます。お好みの野菜の漬け方や切り方をチェックして、野菜の旨味を引き出すぬか漬けを作ってみませんか?
漬け時間などを基本をチェックしてぬか漬けを作ろう
「野菜のぬか漬けを作るにはどんな工程を踏めば良い?」「簡単なぬか漬けの漬け方や野菜の切り方について知りたい!」という場合に役立つぬか漬けの作り方についてまとめました。シンプルな工程で作ることができるぬか漬けは、日常的に野菜を美味しく食べたい時にぴったり。野菜も栄養をたっぷり摂取できるぬか漬け作りを楽しんでみましょう。

美味しいぬか漬けに必要な材料
生ぬかや塩、捨て漬け野菜など
それでは、まずはぬか漬け作りに必要な材料をチェックしていきましょう。ぬか漬けには、生ぬか1kg、水1L、塩、130g、漬け捨て野菜を準備します。漬け捨て野菜とは、ぬか漬けを作るぬか床を育てるのに欠かせないもの。ぬか床の発行を促進するために漬け捨て野菜を使います。
漬け捨て野菜は基本的に何でも大丈夫ですが、白菜やキャベツの芯、大根の皮、キャベツの外葉といったように野菜を切る時に出てきたクズ野菜でOK。普段調理している野菜から漬け捨て野菜になるものを取っておきましょう。
干し椎茸や山椒、鰹節などで風味付けするのがおすすめ
美味しいぬか漬けを作るためには昆布と鰹節、唐辛子は必須です。鰹節と昆布はぬか漬けに旨味を与えるために欠かすことができない食材。唐辛子は防腐剤としての役割を果たすので、必ず入れておきましょう。
また、さらに美味しいぬか漬けをつくるためには実山椒や干し椎茸、煮干しといった食材を入れるのがおすすめ。実山椒は旨味を出すだけでなく防腐剤の代わりにもなるので、ある場合はぜひ入れてみてくださいね。このようにぬか漬けに必要な材料を揃えて、ぬか漬け作りを始めていきましょう。
簡単にできるぬか漬け用のぬか床の作り方
塩と水をぬかに混ぜる
ぬか漬け用のぬか床の作り方を見ていきましょう。まずは生ぬかに塩を加えて全体に均一に混ざるように手で混ぜていきます。塩が全体に行き渡ったら、水も加えていきましょう。手で握るように混ぜていき、水が生ぬかにしっかりとなじむようにします。最初は混ざりにくいかもしれませんが、しっかりと混ぜていけばだんだんとなじんでいくので頑張ってくださいね。
生ぬかを握ったときに水がじわっと滲み出てくるようになったら混ざり切ったサイン。味噌くらいの硬さが目安になります。
漬け捨て野菜や風味付け用の食材を加える
混ぜ終わったら、鰹節と実山椒、干し椎茸、唐辛子も入れて全体を混ぜましょう。次に漬け捨て野菜を加えてから、昆布や煮干しを差し込んでいきます。全体を平らにならしたら、最後に手のひらでぎゅっと押さえつけてください。こうすることで空気を抜き、密閉した状態にします。あとは蓋をして常温に置いてぬか漬け用のぬか床ができるまで待ちましょう。
ぬか漬け用の野菜を入れられるまでの時間は?
1日1〜2回ほど混ぜ、20日くらい時間をかければぬか床の完成
ぬか漬け用のぬか床ができるまでは合計で20日ほどかかります。ぬか床を作ってから10日ほどは、1日2回、底を持ち上げるよにしっかりと全体を混ぜていきましょう。10日過ぎたら1日1回の頻度で混ぜればOK。10日ほど経つと乳酸菌が繁殖してきますが、乳酸菌は基本的に酸素を好まないのでほど良い乳酸菌の量にするために混ぜる頻度を落とします。
漬け捨て野菜を5日に1回入れ替える
漬け捨て野菜は5日に1回の頻度で入れ替えるようにしましょう。漬け捨て野菜を取り出す時は、ぬかを落としてぎゅっと絞るのがポイント。絞ることで野菜の旨味を含んだ水分がぬか漬け用のぬか床に入り込み、美味しいぬか漬けが作りやすくなります。
漬け捨て野菜は15日目から入れなくてもOK。このくらいからぬか漬けが作れるようになり、20日ころには美味しいぬか床の完成です。
最初にぬか漬けを作る前のポイント
野菜を入れる前にぬか床を食べて美味しさを覚えておく
最初にぬか漬けを作る前のポイントもチェックしておきましょう。ぬか漬けを最初に作るぬか床は、最も美味しい状態です。そのため、後からその味を忘れてしまわないようにぬか床を試食しておくのがおすすめ。ぬか床自体も美味しいので、少し口の中に入れてみてくださいね。この美味しさを覚えておいて、今後のぬか漬け作りの指標にしていきましょう。
ぬか床の感触も覚えておこう
ぬか漬けを作っていると、野菜の水分の影響や塩分が不足することによって徐々にぬか床の感触が変わっていきます。美味しいぬか漬けをキープするためには、ぬか床の感触に変化を感じたら早めに水分を抜いたり、塩分を足したりといった対処をすることが大切。どのくらいの硬さのぬか床がぬか漬け作りに最適なのか最初の段階で感触を確かめておくと目安になります。
簡単にできるぬか漬け用の野菜の下準備と切り方
野菜は洗ってから塩もみをする漬け方がおすすめ
ぬか漬け用のぬか床ができあがったら、いよいよ野菜を漬けていきましょう。まずはぬか漬け用の野菜を水洗いし、塩もみをします。塩もみをすることによって野菜がぬか漬けにしやすくなります。
人参や大根、ナスといった硬めの野菜はこの工程を踏んでからぬか漬けにしてみてくださいね。ミニトマトなどの柔らかい野菜や葉野菜の場合は塩もみをせずにぬか漬けにしてOKです。
早い時間で漬けたい時におすすめの野菜の切り方
野菜はぬか漬けの容器に入るなら丸ごと入れても大丈夫ですが「早めに野菜を漬けたい!」という場合はカットしておきましょう。カブや人参ならぬか漬けの容器に合わせて1/2〜1/4等分くらいにするなど、容器の大きさに合わせた切り方がおすすめです。野菜がぬか床に触れる表面積が増えることでぬか漬けが早く作りやすくなるので、ぬか漬け作りの参考にしてみてくださいね。

切り方に一工夫を加えるのがおすすめのぬか漬け野菜
ナスはガクを落とす切り方がおすすめ
野菜の種類によっては、ぬか漬けにする前に一工夫しておいたほうが良い野菜もあるのでチェックしていきましょう。ナスをぬか漬けにする場合は、ガクを切り落としておきます。また、ナスは水分が出やすい野菜なので塩をすりこんでからしばらく放置し、ぎゅっと絞ってからぬか漬けにするのがおすすめ。水分を出しておくことでぬか漬けが水っぽくなるのを防ぎます。
キャベツはぬか床に合った切り方をしよう
キャベツのぬか漬けも美味しいので作ってみてくださいね。キャベツはぬか漬けの容器の大きさに合わせて1/4〜1/8等分くらいにしておきましょう。キャベツの断面に塩をすりこんでから切り口を下にした状態でぬか漬けにしていきます。キャベツのぬか漬けを食べる場合は外側の葉から取っていき、余った部分は再びぬか漬けの中に戻しておきましょう。
一般的な野菜のぬか漬けに最適な漬け方の時間は?
12時間ほどで食べ頃になる野菜
野菜をぬか漬けにした場合、どのくらいが食べ頃なのか気になりますよね。美味しいぬか漬けになるまでの時間を野菜別にチェックしていきましょう。ぬか漬けにしてから12時間ほどで美味しい状態になる野菜は、キュウリやナス、ミョウガ、オクラ、ズッキーニ、カブの葉、キャベツといった種類になります。比較的早めにぬか漬けにできるので試してみてくださいね。
1〜2日ほど時間をかけた漬け方で美味しくなる野菜の種類
1〜2日ほどぬか漬けにすることで美味しく仕上がる野菜は、大根や人参、カブといった硬めの野菜になります。硬めの根菜類の場合は、他の野菜よりも少し長めに漬けて美味しいぬか漬けにしてくださいね。
このように野菜の種類によってぬか漬けができあがる時間は微妙に異なりますが、自分の好みの味になるように調整していくことも大切。「もう少し漬かっていたほうが好みかな」など自分なりの味わいを探してぬか漬けを作っていくと最適な味になります。。いろいろな時間を調整しながら自家製のぬか漬けを作っていきましょう。

こんな野菜を使う漬け方もぬか漬けではおすすめ!
濃厚な味わいを楽しめるアボカド
ぬか漬けはいろいろな野菜を美味しく食べられるのが嬉しいポイント。先ほどご紹介した野菜以外にもぬか漬けにして美味しい野菜はたくさんあるので、ぜひ試してみてはいかがですか。ミニトマトやカリフラワー、小松菜などいろいろな野菜がぬか漬けに最適ですが、変わり種としておすすめなのがアボカドです。
アボカドのぬか漬けに、
— くみんちゅ (@kuminchuu) March 12, 2018
ヨーグルト、
塩麹、
オリーブオイル、
ガーリックパウダー
のまろやかソース。 pic.twitter.com/zq9jpbaX7i
アボカドを一晩かけてぬか漬けにすることによって、濃厚でクリーミーな味わいを楽しめるのが嬉しいポイント。普通にアボカドを食べるよりもぬか漬けにしたほうが奥深い美味しさを堪能することができます。ヨーグルトベースのドレッシングをかけておしゃれな前菜にすればおもてなしにもぴったりのぬか漬けになりますね。
ゴーヤや切り干し大根も美味しい
続いておすすめしたいのがゴーヤ。ゴーヤの綿や種を取り除いてぬか漬けにすれば、独特の風味を感じられるゴーヤの美味しさを満喫することができます。また、切り干し大根のぬか漬けもおすすめ。切り干し大根は戻さずにぬか床に入れ、一晩置いておきましょう。コリコリとした食感が美味しいワンランク上のぬか漬けに仕上げることができます。
野菜以外の変わり種も美味しい漬け方でぬか漬けにしよう
一晩くらい時間をかけた漬け方がおすすめのゆで卵
野菜以外にも美味しいぬか漬けを作ることができるので、ぜひ試してみてはいかがですか。おすすめしたいのがゆで卵。ゆで卵を作って殻をむいてからぬか漬けにしてみましょう。一晩漬けるだけで濃厚な味わいを楽しめるゆで卵のぬか漬けの完成です。おつまみにもぴったりなので、ぜひ作ってみてくださいね。
こんにゃくは下茹でする漬け方が最適
こんやくをぬか漬けにするのも美味しいのでぜひやってみましょう。こんにゃくにぬかの旨味が加わることで、そのまま食べて美味しいぬか漬けになります。こんにゃくはあらかじめ下ゆでをしてから粗熱をとり、水気を取っておいてください。ぬか床に入れて一晩寝かせたらぬか漬けの完成です。このようにいろいろな食材でぬか漬け作りを楽しんでみてくださいね。
冷蔵庫でぬか漬け用のぬか床は保存した方が良い?
夏場は冷蔵庫を使った漬け方がおすすめ
ぬか床は基本的に常温で保存しておけば大丈夫です。ただし、夏場は注意が必要。高温多湿になりやすい夏場は、ぬか床を常温に置いておくことで発酵が進みすぎてぬか漬けが酸っぱくなる原因になります。そのため、夏場は冷蔵庫に入れて保存しておいたほうが安心。もし容器が冷蔵庫に入らない場合は、なるべく涼しい場所で保存するようにしましょう。
ゆっくり時間をかけてぬか漬けを作りたい時にも最適
「3〜4日後にぬか漬けを食べたいなあ」といったように、ゆっくりぬか漬けを作りたい場合にも冷蔵庫に入れるのがおすすめです。冷蔵庫に入れておけば、時間をかけて漬けることが可能。常温で保存している場合は1日1回ぬか床を混ぜるのが鉄則ですが、冷蔵保存しておけば2〜3日に1回混ぜれば大丈夫になるのでマイペースにぬか漬けが作れます。
ぬか床を冷蔵庫で保存する場合の注意点
しっかりと熟成した段階で冷蔵庫に入れる
ぬか床を成長させている段階で冷蔵庫に入れるのはNG。乳酸菌を繁殖させ、ぬか床がしっかりと熟成した段階で冷蔵庫に入れるようにしましょう。そうでなければ思うような漬かり具合に仕上げることができません。
2週間に1〜2日は常温に出して乳酸菌を促進する
冷蔵庫に入れっぱなしだと、乳酸菌の働きが弱まり過ぎてしまうことがあります。できれば2週間に1〜2日は常温に出して乳酸菌の働きを促進させましょう。常温に出している場合は1日1回混ぜるようにしてくださいね。このようにぬか漬けの様子を見ながら保存をしていくのがポイントです。
ぬか漬けにした野菜が酸っぱくなった時は?
重曹を加えて2〜3日休ませるのがおすすめ
ぬか漬けが酸っぱくなるのには、ぬか床に酸が増えすぎたことが原因として考えられます。重曹を小さじ1ほど加えてみましょう。重曹が酸を中和する役割を果たします。すべての野菜を取り出して重曹を混ぜ、2〜3日ほど休ませてください。
水分を出したり、塩分を足すのも大切
水分が増えすぎたり、塩分が不足しすぎてもぬか漬けが酸っぱくなる原因になります。柔らかすぎると感じたら水分をとって足しぬかをしたり、塩を加えるなど対処して美味しいぬか漬け作りに役立ててくださいね。

自家製ぬか漬けで簡単に作れるアレンジ料理
ぬか漬けポテトサラダ
できあがったぬか漬けはそのまま食べても美味しいのはもちろんのこと、アレンジするのもおすすめ。洋風にしたい場合にはポテトサラダを作ってみてはいかがですか。ぬか漬けにした野菜をみじん切りにして潰したジャガイモとマヨネーズ、塩胡椒で混ぜ合わせたら食感豊かなポテトサラダのできあがりです。
古漬けでも美味しいチャーハン
ぬか漬けはチャーハンにするのもおすすめ。ぬか漬けの塩気と旨味で美味しいチャーハンが作れます。好みのぬか漬けを刻んだら炒めたチャーハンに加え、塩胡椒で味を整えたら完成。古漬けを漬かっても美味しいので試してみてくださいね。
野菜の切り方や漬け方を工夫してぬか漬けを作ろう!
ぬか漬けは、いろいろな野菜の美味しさを引き立ててくれるところが魅力。自分で作ったぬか床で作るぬか漬けは市販のぬか漬けを食べるよりも特別な味わいがして良いですよね。卵やこんにゃくといったように野菜以外の食材をぬか漬けにするのもおすすめ。漬け方や切り方も工夫しながら自分にぴったりのぬか漬けが作れるようにしてみてくださいね。