ごぼうの栽培方法のコツ!種まきや収穫の時期・育て方のポイントは?

冬に活躍する根菜の中でも定番のごぼう。家庭菜園でごぼうを栽培するのは難しいのではと思われがちですが、最近では小さめの品種も出回っているのでプランターで栽培する事が出来ます。ごぼうの栽培方法のコツをしっかりと押さえて、料理に活用していきましょう。

ごぼうの栽培方法のコツ!種まきや収穫の時期・育て方のポイントは?

目次

  1. 冬に美味しいごぼうは自宅で栽培してみよう
  2. 栽培前のごぼうの基礎知識
  3. 植え付け時期を確認してごぼうの栽培スケジュールを立てよう
  4. 土作り:ごぼうを栽培しやすい土とは
  5. 種まき:ごぼうは直蒔きで栽培していこう
  6. 種まきの注意点と発芽しない原因
  7. 手入れと間引き:ごぼうはしっかりと手入れして栽培を
  8. 収穫:ごぼうの収穫の目安と方法
  9. ごぼうの栽培中に気を付けたい病害虫
  10. 栽培を楽しんで様々な種類にチャレンジしてみよう!

冬に美味しいごぼうは自宅で栽培してみよう

秋から冬にかけて活躍する根菜。食物繊維も豊富で煮崩れしにくい事から、煮込み料理や体を温めてくれるスープなど様々な料理に使われています。特にごぼうは食物繊維の王様とも呼べる根菜です。独特の香りや食感が、料理の中でも存在感があって主役にもなれる野菜です。冬だけでなく、便秘対策など季節を問わず利用される野菜でもあります。

そんなごぼうですが、人気の家庭菜園での栽培には不向きなのではと思っている人も多いようです。確かに、根菜の中でも地中深くに根を張るごぼうは、一見すると家庭菜園では難しいイメージがあります。しかし、最近ではプランターで栽培する事の出来る小さめの品種も多く出回っているので、ちょっとした深さのあるプランターなら簡単に栽培する事が出来ます。

そこで今回は、ごぼうの家庭菜園での栽培方法について詳しくご紹介していきましょう。種まきからしっかりとごぼうを栽培していく方法や、少し難しいごぼうの芽出しのコツなど失敗しないように詳しく見ていきます。根菜類は収穫の目安が分かりにくいので、収穫の目安や方法についてもご紹介していきます。これで、冬の野菜不足にも困る事なくごぼうを堪能出来ます。

栽培前のごぼうの基礎知識

ごぼうは、ユーラシア大陸原産のキク科の多年草です。ごぼうの旬の時期は冬ですが、新物は初夏とされています。きんぴらごぼうやかき揚げなどに混ぜられたり、炊き込みご飯に入れればごぼうの香りが爽やかに香ります。また、最近ではごぼうサラダも定番で、他にも衣にごぼうを使った物などごぼうは調理の幅も広く多様する事が出来る野菜でもあります。

ごぼうに含まれる主な栄養はポリフェノールでクロロゲン酸を豊富に含んでいる他、食物繊維が豊富な事も広く知られています。ごぼうは皮を剥いて水にさらしてあくを取ってから調理されますが、水にさらす時間が長いほどクロロゲン酸は水に溶けて流れて行ってしまいます。その為、ごぼうの調理は皮を剥かず水にさらす時間を短くする必要があります。

また、意外な事にもアメリカなどではごぼうをハーブとして、中国などでは漢方薬や生薬として扱われています。元々ごぼうが日本に伝わった当初は、薬草として伝わっていました。日本のようにごぼうの根を野菜として扱う国は珍しく、多くはごぼうの葉を野菜としてサラダなどに活用するか、ごぼうの根を薬草として扱う国の方が多いようです。

植え付け時期を確認してごぼうの栽培スケジュールを立てよう

ごぼうの栽培の前に、まずはごぼうの栽培スケジュールを確認しておきましょう。ごぼうは植え付け時期が2回あり、種まきを春と秋の2回行う事が出来ます。春に種まきをする場合には3月下旬頃に行い、収穫は8月頃に行います。秋に種まきをする場合には9月頃に行い、収穫は12月頃に行います。しかし、秋に種まきした場合には2月頃までごぼうを収穫する事も可能です。

収穫期間が長く、丁度ごぼうの旬の時期に収穫する事が出来る秋蒔きは最も適した時期にも感じますが、初めてごぼうの栽培をする場合には春蒔きをおすすめします。春蒔きの方が、ごぼうの栽培に適した生育温度です。温度管理などに慣れていない場合には、まずは春蒔きからごぼうの栽培を始めましょう。慣れている人は、両方行うと1年を通してごぼうを楽しむ事が出来ます。

土作り:ごぼうを栽培しやすい土とは

まずは、ごぼうの種まきの1ヶ月ほど前に土作りをしておきましょう。ごぼうをプランターで栽培する場合には、そのまま種まき出来るようにプランターに直に土を作って敷き詰めておきます。プランターは深さが30㎝程度はある深型の物を使用してミニごぼうを栽培しましょう。市販の野菜用の培養土に、10L当たり10g程度の化学肥料を混ぜて敷き詰めておきます。

露地栽培などの地植えでごぼうを栽培する場合には、1㎡当たり200g程度の苦土石灰を混ぜて小石を取り除きながら耕し、60~70㎝程度の平畝を作っておきます。植え付けの1週間くらい前になったら、堆肥を2㎏程度を混ぜ込んで化学肥料を100g程度散布しておくようにしましょう。ごぼうは1mになる物もあるので、品種によっては1mほど耕しておく必要があります。

種まき:ごぼうは直蒔きで栽培していこう

ごぼうは苗を移動する事が出来ないので、種まきは作っておいた土に直に行って行きます。ごぼうをプランターで栽培する場合には、深さ1㎝程度の蒔き溝を作ってから1㎝間隔で種まきをしていきます。大型のプランターの場合には、これに条間を20㎝程度取るようにしましょう。割り箸などの細い棒を使って、軽く土に押し込むように蒔き溝を作ると簡単です。

地植えの場合には、畝(うね)の中央に15㎝程度の蒔き穴を1㎝程度の深さで掘っておき、1箇所にごぼうの種を5~7粒ほど種を蒔いて行きます。種が重ならないように、1㎝間隔で蒔くようにしましょう。どちらも種まきが終わったら、1㎝と薄めに土をかぶせて軽く手で土を安定させます。終わったら、種が水で流れてしまわないように注意しながら水やりをしましょう。

種まきの注意点と発芽しない原因

ごぼうは、種まきが一番重要な作業です。と言うのも、ごぼうの種は硬い殻に包まれている為に発芽しない可能性があるのです。ごぼうをしっかりと発芽させる為にも、種まきの前日に水に浸けて吸水性を良くしておいてあげると発芽しやすくなります。また、ごぼうは光があまり当たらないと発芽しない好光性種子です。土をかぶせる場合には、薄くするようにしましょう。

発芽するまでに、ごぼうの種が水やりや風で流れたり飛んで行ってしまう事もあります。それを防ぐ為にも、種まきをしてから発芽するまでは湿らせた不織布や古新聞などを密着させてかぶせておくことをおすすめします。これなら、種が流れてしまうのを防げるだけでなく、土が乾燥してしまうのもある程度防ぐ事が出来ます。発芽したらすぐに取ってあげましょう。

手入れと間引き:ごぼうはしっかりと手入れして栽培を

1~2週間程度でごぼうの芽が出てきます。発芽しない場合には種まきをやり直す必要があります。ここからは、発芽した後のごぼうの育て方について見ていきましょう。ごぼうの育て方は、水やりと追肥を兼ねた間引きがあります。まずは水やりですが、本葉が4~5枚になるまでは乾燥しないように与え、本葉が出そろったら土が乾燥してから与えるようにしましょう。

ごぼうの間引きと追肥について見ていきましょう。間引きの時期は、双葉が出そろったら1回目の間引きを行い、それ以降は葉が触れ合って重なってしまうようになったら行います。だいたい株間が7~8cmになるように、生育の良い株を残して引き抜きます。追肥は、間引きする毎に行います。プランターなら1株に10g、地植えなら1㎡に120g程度の化学肥料を与えます。

収穫:ごぼうの収穫の目安と方法

種まきから3ヶ月くらいで、ごぼうの収穫の時期が来ます。目安は、直径が1~1.5㎝程度になっていれば収穫が可能な証拠です。春蒔きの場合には、収穫出来る物をそのまま土に放置してしまうとスが入って美味しくなくなってしまいます。春蒔きの場合には、なるべく収穫出来る物は収穫しましょう。秋蒔きの場合には、そのまま土に放置して保存する事が出来ます。

ごぼうの収穫の仕方は、プランターの場合にはごぼうの株元をしっかりと持って引き抜きましょう。地植えの場合には、株の近くを傷つけないように掘って行き引き抜きます。折ってしまったり傷がついてしまうと、ごぼうはすぐに傷みます。収穫する際には注意するようにしましょう。根菜類の収穫用の園芸道具もあるので、活用してみるのもいいかも知れません。

ごぼうの栽培中に気を付けたい病害虫

ごぼうは育て方に注意をしていても、病害虫の被害にあってしまう事があります。ここからは、育て方の中で気を付けておきたいごぼうの病害虫についてご紹介していきます。まずは、連作障害です。一度ごぼうを栽培した土で、続けてごぼうを栽培する事は出来ません。少なくとも3年は間隔を空けてからごぼうを栽培するようにしましょう。

ごぼうがかかる主な病気は、苗立ち枯れ病と黒斑病です。苗立ち枯れ病は、主に幼苗期に起こる病気でごぼうが腐ってしまうカビが原因の病気です。黒斑病は、葉に黒い斑点が出ます。どちらも、見つけたらすぐに取り除きましょう。泥はねを防ぎ、育て方の注意点としては窒素が多くならないように肥料は適量を心掛けるようにして、密集しないようにします。

ごぼうに付く害虫は、根コブセンンチュウやアブラムシ、コガネムシなどが付きます。ごぼうに防虫ネットをかけて害虫の被害に合わないようにすると良いでしょう。また、見つけたらすぐに駆除するようにしましょう。

栽培を楽しんで様々な種類にチャレンジしてみよう!

最近では家庭菜園で栽培出来る野菜が多く出回っていますが、根菜類を栽培する事が出来るようになると幅もぐんと広がります。その中でも、ごぼうは発芽まで注意しておけば簡単に栽培出来る根菜です。ごぼうの栽培に慣れたら、様々な野菜を栽培していってみましょう。

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