還暦の意味や由来は?語源やお祝いに最適なプレゼントを徹底調査

還暦に傘寿に古希など日本は世界的に見ても長寿の祝いが多い国です。そこで今回は長寿祝いの中でも最もポピュラーな還暦の意味とその由来、合わせて還暦の意味を踏まえた上での贈るべきプレゼントなどについても書いていこうと思います。

還暦の意味や由来は?語源やお祝いに最適なプレゼントを徹底調査

目次

  1. 還暦の語源と意味
  2. 長寿祝いの歴史
  3. 六十歳まで生きる意味は今とは違う!
  4. 還暦のお祝いは何歳の時にすべき?
  5. お祝いは六十歳の誕生日にするべき?
  6. 還暦の祝いは具体的には何をするの?
  7. 赤いちゃんちゃんこの意味は?
  8. お祝いの相場はいくら?
  9. お祝いを贈る歳の注意事項
  10. 還暦祝いの贈り物のトレンド
  11. まとめ・意味や語源を知って還暦をお祝いしよう!

還暦の語源と意味

還暦=六十年で一周する干支が語源

還暦とは簡単に言えば六十歳を祝うお祝いのことです。何故六十歳という一見すると中途半端な歳を祝うのかというと、これにはしっかりとした由来があります。

還暦とはその字の通り「暦」が「還る」ことを意味します。ここでいう暦とは干支のことを指します。日本で干支というと一般的には子丑寅卯...という十二支を想像する人が多いかもしれませんが、実は干支にはこの十二支以外にも甲・乙・丙・丁...などいう十種類がある十干というのがあります。

本来、干支という言葉は十二支とこの十干の二つを合わせたものを指します。二つを合わせると乙羊、丙午といった表記になり、年や方角を表したり、陰陽道などで呪いに使われたりします。また干支という言葉も、十二(支)と十(干)が由来にとなっています。

十二支と十干の組み合わせは六十通りあり、月日を表す際は一年ごとに変わります。つまり還暦の語源は生まれてから六十年の歳月がすぎて干支が六十通り一周し、「暦が還る」ことに由来するという訳です。ちなみにこの還暦のお祝いは日本以外にも似た文化を持つ、韓国や中国にも存在しています。

長寿祝いの歴史

還暦のお祝いの始まりは奈良時代!

還暦のような長寿のお祝いの始まりは歴史的には奈良時代や飛鳥時代くらいから始まり、遣隋使や遣唐使を通じで中国から伝わったものと言われています。平均寿命が今より特別に短かった当時は、大体四十歳から十年区切りで長寿のお祝いをしていたようです。

その後、日本人の寿命が長くなるにつれて、室町時代ごろには四十代、五十代のお祝いがなくなり、上に記したような由来や語源、意味がハッキリしている六十歳のお祝い、還暦は残ったというわけです。ちなみに干支など考え方がない欧米では長寿の祝いは五十歳から十年区切りでお祝いすることが多いようです。

六十歳まで生きる意味は今とは違う!

還暦は長生きの象徴!

上で日本人の平均寿命が伸びて室町時代からは四十代、五十代の長寿祝いはなくなったと書きましたが、それでも江戸時代後期まで日本人の平均的な寿命は四十代中頃だったと言われています。これには当時の乳幼児の死亡率の高さが影響してるのですが、成人して以降の寿命も今よりはずっと短いものでした。

少し前から歴史好きの間で人気の真田幸村などは四十八歳で合戦で死亡しますが、その少し前に姉に書いた手紙に「自分はもう白髪で歯も抜けてしまった」と書いています。病気の治療方法なども確立されていない当時は今と同じ年齢でも体の衰え方は大きく違ったというわけです。そんな時代に還暦を迎えて、六十歳まで生きるということは大変なことだったのです。

還暦のお祝いは何歳の時にすべき?

還暦は他の長寿のお祝いとは少し違う

諸説ありますが、基本的に古希、喜寿、傘寿、米寿といったお祝いは、日本古来の年齢の数え方「数え年」で行うのが通例です。数え年は生まれた歳を一歳として、そこら年齢を換算していく方法です。ですから七十歳を祝う古希などは数え年て七十歳になった時を祝うので、現代の歳の数え方では六十九歳の時の祝うことになります。

このルールに乗っ取り他の喜寿も傘寿も米寿もお祝いするのは基本、祝う歳の一年前に行うのが本来のルールです。しかし還暦だけは少し事情が違います。還暦の語源で書いた通り還暦は「生まれてからちょうど六十年経ち暦が還った」ことを祝うお祝いです。ですから、お祝いするのはジャスト六十歳で良い訳です。逆に言えば本来の還暦は数え年で六十一歳の時に行なっていたのです。

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お祝いは六十歳の誕生日にするべき?

還暦祝いの正式なタイミングは決まっていない

実のところ還暦祝いを六十歳になった年のいつ行うべきかは正式には決まっていません。ただ現在は一般的に、還暦祝いを行うタイミングは誕生日前後、もしくは親戚一同が会しやすい正月などが多いようです。この日にやらなければならないという決まりがない分、参加者にとって一番都合が良い日を選ぶことができます。

還暦の祝いは具体的には何をするの?

これも具体的には決まっていない

お祝いをするタイミングと同じく還暦に何をするのかは具体的には決まっていません。しかし世間的に広く行われているのは「親族が集まってパーティーを行う」「プレゼントを贈る」「旅行に連れて行く」「家族で外食をする」といった内容が多いようです。また還暦の定番である赤いちゃんちゃんこを着て写真館で写真を撮ったりするのも一般的です。

特に還暦の写真などはお祝いがしっかりとした記念として残り、後で見返すことができるので撮っておくことをお勧めします。また最近の写真館は還暦の写真撮影と合わせて食事や花束、プレゼントがセットになったプチプラなプランなども用意されており、写真館一箇所でお祝いが全部できてしまいます。

赤いちゃんちゃんこの意味は?

還暦に赤いちゃんちゃんこをプレゼントする意味は?

還暦祝いに赤いちゃんちゃんこをプレゼントするという習慣は日本各地に存在しているポピュラーなものです。地方によって赤い帽子や赤い座布団の有無など詳細は異なりますが「赤」にまつわるものをプレゼントするという習慣は共通しています。

もともと、赤い色が還暦に使われるようになった由来はこの色が「魔除け」の色だからです。赤は本来、神社の鳥居などにも使われる神聖な色で、中国などでも縁起が良い色として重宝されていました。

またかつて赤色は不死の妙薬と言われていた「水銀」を使って出されていた色です。水銀には防腐、防虫などの効果もあり、そのようなことも由来となり赤は「悪いものを遠ざける色」「魔除けの色」という認識が広まりました。赤いちゃんちゃんこがプレゼントされるのはそんな神聖で特別な魔除けの色だからというわけです。

赤いちゃんちゃんこをプレゼントする別の意味

上記の意味以外にも赤には胎児や産道を表すという意味もあります。つまり還暦にこの色を身につけることで「一周して胎児に戻った」というような暗示でもあるのです。また赤という言葉はそもそもの語源は「明るい」「火」というところから来ています。これらの言葉は「生命」を象徴します。

ですから還暦祝いとして赤い物をプレゼントするのには「生命を象徴する赤を身につけてこれからも長生きして欲しい」という願いが込められているのです。

お祝いの相場はいくら?

還暦をお祝いする相手との続柄によって金額は違う

還暦祝いで使う金額はお祝いする相手との続柄によって大きく異なります。還暦祝いの対象が自分の親ならば使用する金額は平均3万〜5万程度、自分のおじいちゃん、おばあちゃんに当たる人物ならば、1万円から3万円程度、それ以外の親族なら5千円〜2万円程度が相場と言われています。

もちろんこれはあくまで平均的な金額でこれよりも多くても少なくても失礼に当たることはありません。大事なのは自分の無理のない金額内で最大限、相手に感謝の気持ちが伝わるお祝いをしてあげるということです。ちなみに還暦祝いの際、お金を包んで渡すのは失礼か?という疑問を時々目にしますが、これも失礼には当たりません。

しっかりと祝儀袋に包んでプレゼントすれば一切、問題はありません。むしろ人によっては物でプレゼントされるよりは自分で欲しいものを買える分、お金を直接もらった方が良いというケースもあるほどです。

お祝いを贈る歳の注意事項

還暦祝いの意味を履き違えない!

還暦祝いの贈りものとして基本NGとされているものがあります。それは杖や老眼鏡などの「老いを連想させるアイテム」です。というのも還暦祝いは長寿を祝うイベントであると同時に「これからも長生きしてね!という思いを込めて行うものです。

ですからそこで贈るものは「もうお年寄りなんだから」というものではなく、もらった人が「まだまだこれからも生きよう!」と思える様な物にしましょう。また還暦のお祝いを贈る際はネクタイや掃除用品といった仕事や家事などを連想させるアイテムを贈るのと「これからもちゃんと働いてね!」という意味になってしまい相手に良からぬプレッシャーを与えてしまうのNGです。

還暦祝いの贈り物のトレンド

思い出系のプレゼントが人気

少し前まで還暦祝いの贈り物の定番といえば赤色を取り入れた衣類などでした。しかし最近ではそういった単なる物ではなく「似顔絵」や「メッセージ入りの日用品」「旅行」「外食」「花束」といった「思い出に残るアイテム」を贈るのがトレンドなっています。これらは還暦祝いの持つ「これからも長生きしてね」という意味を踏まえたメッセージを込めやすい贈り物です。

特に似顔絵は人気が高いようである調査では還暦祝いの贈り物ランキングで一位になったこともあります。今はネットなどを通じて写真を送れば似顔を簡単に描いてもらえるサービスもあり、注文の際に還暦のプレゼントであることを伝えればウェルカムボードの様に仕上げてくれたり、ポエムを入れてくれたりもします。

もちろん実用的なプレゼントも人気

思い出系以外で人気の還暦祝いの贈り物は相手が男性ならば財布や時計、湯のみなど、相手が女性の場合はアクセサリー、バック、枕などの安眠グッズなどになっています。思い出系のアイテム比べ、実用的なアイテムは選択肢が多いことも魅力的です。ただこれらの実用的なアイテムを贈る際も、一筆普段の感謝やお祝いのメッセージを付けることを忘れないでください。

まとめ・意味や語源を知って還暦をお祝いしよう!

意味を知っていれば自ずと祝う気持ちも変わってくる!

今の時代、六十歳は決して老齢ではありません。現役で仕事をしている人もいれば、若者以上にエネルギッシュに活動している人もたくさんいます。そう考えると「まだまだ若いんだし還暦なんて大々的に祝わなくてもいいんじゃない?」なんて思う人もいるかもしれません。

しかし還暦には長寿を祝うだけではない、これから先も元気に長生きして欲しいという意味が込められたお祝いです。もしかしたらこの先、平均寿命がグッと伸び、六十歳なんて人生の折り返し地点にも達していないよ!という時代がきたら還暦は、かつて存在していた四十歳、五十歳の長寿祝いの様になくなるかもしませんが、その時まではしっかりとお祝いをしておきましょう。

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2019-11-14 時点

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