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引越し時のエアコン費用を調査!取り外し・取り付けの料金の目安は?
引越しすることが決まりました。でも、エアコンの取り外しや取り付けはどうすればよいのでしょうか?引越し費用に含まれるの?それとも別で手配しなければならないの?エアコンの取り外し、取り付けにも状況によって違いが出てきます。引越し業者のオプション、家電量販店、町の電気屋さん、エアコンの専門業者など頼めそうなところはたくさんあります。そのあたりの違いもみてみましょう。

目次
- 今使っているエアコンは何年前のもの?
- 新規購入したほうが良い?エアコンを引越しに持っていく?
- 引越し先でも多いエアコン移設とは?
- 作業工程がたくさんある!エアコン移設工事の作業項目
- エアコンの取り付け・取り外しに伴う追加工事とは?
- 引越しするときに町の電気屋さんに依頼した場合
- 引越し業者のエアコンの取り外し・取り付けは、オプションが基本
- オプションで引越し業者に追加依頼しよう
- エアコン専門業者の取り外し・取り付け料金
- 引越しの際に注意が必要なエアコン機種
- エアコン設置で引越し前に確認すること
- 引越しのときにエアコンを新品購入する
- エアコンを購入したときの方が引越しの料金は安い?
- 引越しは大変な作業
- まとめ:引越しはまず見積もりから!エアコンをどうするか考えよう
今使っているエアコンは何年前のもの?

今現在自宅にある、あるいは、どなたからか譲ってもらう予定のエアコンは何年製ですか?まず、その確認をしてください。エアコンの耐用年数は、10年といわれています。その年数によって、移設する場合と新規購入する場合のどちらの料金がお得かというのが違ってきます。
引越ししてエアコン購入からもうすぐ10年のとき

まだ引越してし2、3年しか使っていないエアコンの場合、部屋の大きさ的に使えそうなら迷いなく引越し先へもっていく人も多いでしょう。しかし、引越ししてから購入して7年~8年以上ならかなり迷います。10年以上使えるかもしれないし、引越ししてすぐに壊れるかもしれないし……そんなときはどちらを選べばよいのでしょうか?
新規購入したほうが良い?エアコンを引越しに持っていく?
引越しする時点でエアコンを8年くらい使っているけれど、まだ壊れていないというときが一番迷う年数かもしれません。引越し業者に頼んでエアコンを取り外し、引越し先で取り付けをしてもらったときに1番トラブルが起きることが多いそうです。

引越し先でトラブルになってしまうなら、耐用年数まであと数年だと新規にエアコンを買って電気屋さんや家電量販店に引越し先でつけてもらった方がよいと思う人が多いようです。
引越し先でも多いエアコン移設とは?

まず、エアコンの移設とは、エアコンの新規購入をして設置するのではなく、もともと持っているエアコンを別の場所に設置しなおすことです。その場合、大手家電量販店にエアコン移設のみを依頼するか、エアコン専門業者に頼むのかの2通りがあります。これは、引越しの有無は関係ありません。
作業工程がたくさんある!エアコン移設工事の作業項目
エアコンの移設に必要な料金項目は、1.取り外し料金 2.取り付け料金 3.エアコンの運送費用 4.その他整備費用 5.処分費用となります。取り外しは、エアコン室内機、室外機の取り外し、配管撤去、冷媒ガス回収、配管穴のパテ埋めです。

また、エアコンの取り外し場所と取り付け場所の距離が大きい場合は、取り外し業者、運送業者、取り付け業者を別に手配しなければならないときもあるので注意しましょう。

整備費用も取り付け場所、電圧、コンセント、配管の長さ、劣化などにより料金が変わります。工事会社により項目が変わる場合がありますのでエアコンを設置する前に確認しましょう。
エアコンの取り付け・取り外しに伴う追加工事とは?

エアコンの取り付けと取り外しの工事には、標準工事費用と追加工事費用とがあります。追加工事費用には、配管カバーの希望、配管穴の有無、配管の長さの違いによる取り替え、電圧・コンセント形状違いの工事などがあります。その追加項目の数により料金が変わってきます。
大手家電量販店の移設に伴う取り外し料金とは?

家電量販店は、基本的に新品購入をしてもらわないと儲からないので引き受けたがりません。エアコン本体を購入した時にエアコン取り付け料金込みと書いてあることが多いです。家電量販店のエアコン取り付け費用は、エアコン本体価格に含まれているので、取り付け費用と表示している金額は安くなっていることがあります。

もし、エアコンの取り外しや取り付けを引き受けてくれる店舗がある場合も、料金はエアコン新規購入の値札に書いてあるものより高くなりますので、注意が必要です。
引越しするときに町の電気屋さんに依頼した場合

町の電気屋さんは、新しいエアコンを購入してもらってそれを末永くメンテナンスしていくというスタンスです。そのため、購入してもらったお客さんに引越しするので取り外してほしいとお願いされれば快くやってくれるでしょう。しかし、それ以外の人がエアコンの取り外し、取り付けだけを頼んでも断られるか、料金を高くすることが多いようです。
エアコン専門業者に依頼する
引越しの際にエアコン専門業者に自分で頼むと、引越し業者とエアコン専門業者の両方と交渉しなければならなくなります。エアコンの専門なので設置場所が難しい場合や他の相談も直接することができます。マンションから一戸建てに引越しのときは、エアコン専門業者の方がよいかもしれません。

しかし、引越し場所が離れている場合、エアコンの取り外し業者と取り付け業者を別々に依頼しなければならなくなります。そして、引越しの日とは別日にエアコンの取り付け、及び、取り外しの両方の日程を組み、立ち会わなければなりません。
引越し業者のエアコンの取り外し・取り付けは、オプションが基本

引越し業者にエアコンの取り外し、取り付けを頼むと、引越しの基本料金にオプションとしてエアコンの脱着費用が必要なようです。また、パイプなどの設置込みの料金を設定しているところと別途費用を請求する引越し業者とがあります。追加費用が心配な場合は、引越し業者が用意しているセット料金で申し込むとよいでしょう。
オプションで引越し業者に追加依頼しよう
引越し業者もエアコンの取り外し、取り付けを行っています。引越し業者の場合は、引越しの依頼と同時にオプション追加できるので楽です。しかし、引越し業者が直接エアコンの取り外し、取り付けを行っているわけではないので、エアコンの工事に関してはエアコン専門業者に依頼することとなり、仲介のような形になります。

引越し業者でのオプション注文は、エアコン専門業者への直接依頼ではないので、細かい打ち合わせや料金相談は引越し業者となります。そのためほとんどは、はっきりしたことに答えられず、現場を見てからとなり、追加費用がどれくらいになるかは当日にならないと分かりません。

一方、引越しするときにエアコンの取り外し場所と取り付け場所が離れている場合は、引越し業者のオプションで依頼する方が煩わしさも少なくなります。引越し日と設置日がずれたり、エアコンの取り外しと取り付けの業者を別々に探して依頼したりする手間が省けるのが利点です。
引越し業者(1)アリさんマークの引越社
アリさんマークの引越社のエアコン基本工事料金(パイプの料金含まない)は、9,500円(税抜き)、スーパーパック(パイプ交換も含む)は、20,000円(税抜き)です。エアコン基本工事には、エアコンの取り付け、取り外し、防水パテ、化粧テープ、木造モルタルの穴あけ、エアコン室外機の設置が含まれています。

引越し当日、またはエアコンの取り付け、取り外し当日になって、パイプの劣化、長さが足りないなどで追加料金が増えることを恐れる人が多いようで、エアコン基本工事料金よりもスーパーパックが好まれるようです。
引越し業者(2)サカイ引越センター
サカイ引越センターのエアコン基本料金は、市内、市外で料金が変わってきます。市内は10,000円で、市外はそれに別途料金がかかります。基本料金の内訳は、エアコンの取り外し、取り付けです。その他、設置場所、コンセント、穴あけ工事、パイプ、ドレンホースの交換、などで追加料金が発生します。

また、エアコンの取り付け、取り外しどちらかだけの選択もできます。この場合の料金は、各5,000円です。これだと、エアコン1台は引越し先に持っていくけれど、他のエアコンは取り外して知り合いにあげるということもできます。

エアコンSパック移設は、エアコン基本工事に配管4メートル、ガス補充、コンセント交換、電圧の切り替え、真空引きその他が含まれて20,000円~となっています。工事の保証が1年ついています。
引越し業者(3)アート引越センター
アート引越しセンターでは、エアコンの取り外し・取り付けのみの基本料金が15,000円程度となっています。エアコンの基本プランに入っているもの以外は全て追加費用が発生しますので、そこは見積もりの時点で確認しておきましょう。

ただし、アート引越センターでは、エアコン専門業者に頼むことになりますので、正確な料金は現地でないと分からないようです。

エアコンパックの料金は、20,000円程度です。この料金は、他の大手と大きな違いがない料金となります。追加費用がかなり高額な料金になる場合もありますので、こちらにしておく方が無難かもしれません。また、この料金には、化粧カバーはついていません。
引越し業者(4)引越しの日通
引越しの日通では、エアコンパック工事が用意されています。エアコンパックに含まれているものは、エアコン取り外し・取り付け、必要量の配管工事、ガス補充・チャージ、電圧の切り替え、プラスチックブロック、コンセント交換・延長、室内機吊金具、穴埋めプレートです。

料金については、見積もり次第で変わってくるようで、明確な料金は提示されていないようです。しかし、高すぎるという声を聞かないところみると、相場あたりなのではないでしょうか。

料金については、引越しの見積もり次第で変わってくるようで、明確な料金は提示されていないようです。しかし、高すぎるという声を聞かないところみると、相場あたりなのではないでしょうか。
引越し業者(5)ヤマトホームコンビニエンス
ヤマトホームコンビニエンスのエアコン移設料金は、家庭用のエアコンで冷房能力4kWまでが対象です。エアコン取り外し工事8,000円(税抜き)~、エアコン取り付け工事12,000(税抜き)~となっています。この料金も手持ち部材で全て賄えたときのものなので、必要部材が判明した場合は、追加費用が発生します。

また、お得なエアコンパックは、27,000円(税抜き)~です。パックの内容は、エアコンの取り外し・取り付け工事、穴あけ工事1か所、ガス補充、コンセント交換、配管パイプ4mまで、穴埋めキャップ、室外機用プラブロックとなります。

こちらの業者のHPでは、エアコンパック使用時と不使用時の比較も載っていますので、参考にご覧ください。
エアコン専門業者の取り外し・取り付け料金

エアコン専門業者に頼むと15,000円~20,000円程度になります。これは、引越し業者に頼んでもそんなに変わりません。それはなぜかというと、引越し業者も引越し会社のスタッフが設置するわけではないからです。エアコンの設置には資格が必要なので、引越し業者にオプション依頼しても実際に工事にくるのは、提携のエアコン専門業者になるというわけです。
引越しで破棄したエアコンの処分費用はいくら?
引越しの際に全てを新居へ運ぶとは限りません。その場合のエアコン処分費用はいくらでしょうか?エアコンを処分するには、リサイクル費用と収集・運搬料金が必要です。処分してくれるところは、家電量販店、自治体、リサイクルショップ、不用品の回収業者です。

リサイクル費用は、972円(税込み)です。また家電量販店では、収集・運搬料金がエアコン新規買い替えのときとエアコンのみ引き取りのときでは違う料金設定にしている店もありますし、店舗により変わってきますので、確認が必要です。
賃貸から引越しする場合
現在、住んでいるのが賃貸住宅で、もし古いエアコンが不要になり、新居には新品のエアコンを設置しようと考えている場合は、一度、大家さんや管理会社にそのままエアコンを置いたまま引越ししてもよいか尋ねてみてください。

もし、エアコンが設置済みということで価値が上がると判断してもらえれば、そのままエアコンを置いていくことも可能になりますので、処分費用を節約することができます。
引越しの際に注意が必要なエアコン機種
引越しするときは機種を調べておこう
引越しの際にパイプ交換が必要になる場合があります。そのときに注意しなければならない機種は、ダイキン工業の最上位機種である、うるさらシリーズです。このうるさらシリーズは、通常のパイプとは異なり、加湿用ホースと配管パイプを室外機まで這わせるため、とても太くなります。

そのため、引越しでこの機種だけは特別に料金を高くしているところもあります。また事前に申告していないと、引越し日や移設を決めていた当日に作業ができなかった!というトラブルもあるようです。
エアコン設置で引越し前に確認すること

引越しに際して、事前に確認しておいた方がよいことがあります。エアコンの設置場所、そこにエアコンのパイプ穴があるかどうかです。また賃貸へ引越しする場合、穴を勝手にあけられないので、事前に大家さんや管理会社に許可をもらうことが必要となります。
引越しのときにエアコンを新品購入する
引越しの際に新品を購入するか、旧宅のものを持っていくのか、悩ましいところです。耐用年数10年ということで、引越しするときにだいたい7年を過ぎると新しいものに購入する人が増えるようです。10年経っても壊れないかもしれませんが、引越ししてすぐに壊れては後悔するからでしょう。
引越しした時は新品のエアコンがいいかも?

また、引越ししたあとにエアコンのトラブルが起きやすいことも関係しているようです。それが、取り外しや取り付けのときに生じたのか、古くなったために故障したのか分からないこともありますので、それなら引越しで心機一転、新品のエアコンで新居生活を始めようと考える人も少なくないようです。
エアコンを購入したときの方が引越しの料金は安い?
エアコン移設に関しては、だいたい20,000円ほどということは分かりました。エアコンを新しくしなくても1台につき20,000円はかかるということなので、この費用と引越し費用を照らし合わせてどうするか考えなければなりません。

家電量販店では、引越しとは別にエアコンを購入すると標準工事費込みの価格で表示されていることも多いです。またそれにプラスして化粧カバーもついていたりします。
引越しするときにっプションをつけてもらおう!

そこで引越しの際エアコン購入にあたり、色々駆け引きをすると、違うオプションをつけてもらえたり、値引きもあったりするので、エアコンの大きさや台数によっては、新しいエアコンを購入する方が費用対効果でお得な場合も多いのではないでしょうか。
引越しは大変な作業
引越しをするとなると、色々と大変です。まず、物件探しから始まります。購入なら家のことで打ち合わせをしなければなりませんし、工事が終わる時期と照らし合わせた引越し業者の選定もしなければなりません。

賃貸住宅への引越しでも、物件が決まれば引越し時期を決めて、引越し業者に見積もりをとってどこへ引越しを任せるのかを決定します。そして、引越し業者が決まれば、箱に詰めるなどの仕事が待っています。
引越しの準備は家族たちに負担になりやすい

その引越し準備状態が大変だったり、小さい子どもがいたりする場合は、別口でエアコン専門業者へ頼むのではなく、引越し業者のオプションに申し込むか、家電店でエアコンの新規購入で設置してもらう方が楽かもしれません。
まとめ:引越しはまず見積もりから!エアコンをどうするか考えよう
引越しでエアコンの設置費用だけにとらわれることのないようにしましょう。少し引越し費用が高くてもきちんと資格を保持した信頼できる仕事ができる業者かどうかが重要です。とはいえ、利便性をとって引越し業者のオプションというのが一番、簡単でしょうし、楽なことに変わりはありません。

自分の置かれている状況によって、引越し業者のオプションにするか、資格が確実な専門業者に頼むかを決めればよいのではないでしょうか。しかし、自分が引越しする予定の住居のどこにエアコンをつけるのかによっては、専門業者でないと難しい場合もありますので、複数の見積もりをとりましょう。
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