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蚊の音が気になって眠れない!不快に感じる理由や対策・対処法は?
夏になると、ただでさえ暑くて眠れないのに蚊の音が気になってさらに眠れないと言う人は多いものです。電気を付けている間はあまり気にならないのに、寝ようと電気を消したとたんに蚊の音は聞こえて来ます。そんな不快な蚊の音は、実は人間が不快と感じる理由があります。蚊の音が不快な理由や、しっかりと眠るための対策や対処法について見ていきましょう。しっかりと対策をしておけば、蚊の音で寝不足になる事もありません。

目次
蚊の音が不快なのには理由がある?

夏になると、日中の暑さがこもって夜中々寝付けないと言う人がたくさんいます。しかし、寝苦しいのはそれだけではありません。そう、夏になると出てくる蚊です。刺されるとかゆくて気になって仕方ありませんが、蚊の悩みはまだまだあります。それが、蚊の音です。刺されると不快な痒みに襲われるだけでなく、あの蚊の音は気になると眠れなくなってしまいます。
そんな蚊の音は、実は人が不快に感じるちゃんとした理由があります。不思議な事に、電気をつけている最中には聞こえないのに、電気を消したら蚊の音が聞こえ始めますが、それにもちゃんとした理由があるのです。そう、不快な蚊の音は理由がちゃんとあって、しっかりとした対策などの対処法もあるのです。それを知っていれば、不快な音で寝不足になる事もありません。
そこで今回は、不快な蚊の音について詳しく見ていきましょう。蚊の音が不快な理由や、なぜ一番聞こえやすい耳元によってくるのかなど、不快な蚊の音の原因について詳しくご紹介していきます。さらに、蚊の音が気になって眠れない場合の対策や対処法についてもご紹介していきます。これで、夏の寝苦しさから解放されるかもしれません。
不快な理由は蚊の音の周波数にあった!

まずは、なぜ蚊の音が不快に感じるかについて見ていきましょう。蚊は小さいくせに、なぜあんなに蚊の音だけ鮮明に聞こえてくるのか気になった事がある人も多いかと思います。他の虫の羽音は、よほど大きくなければ聞こえないのに蚊の音だけはよく聞こえます。実はこれには周波数が関係しています。人間が聞き取れる周波数は、20~20000Hzとされています。
蚊の音の周波数は、350~600Hzとされているので、人間が聞き取る事が出来てしまうのです。ちなみに、ハエの羽音の周波数は約200Hz、ミツバチが約250Hz程度とされているのを考えると、意外にも蚊の音は大きい方になります。ミツバチの羽音は歌にもなっているようにブーンと聞こえ、誰でも聞き取れる程度な事を考えると十分蚊の音が聞こえる事になります。
また、蚊の音がうるさく聞こえるのにはもう1つ理由があります。それが、羽を動かす回数です。蚊は1秒間に約800~1000回程度羽を動かしているのです。空気の振動は、短時間にたくさん振動するほどに高音になる特徴があります。その為、蚊の音は高音に聞こえうるさく聞こえてしまうのです。蚊の音の不快感は、しっかりと解明されているのです。
蚊の音が耳元で聞こえる理由とは

さらに蚊の音と言うと耳元で聞こえますが、それにもちゃんとした理由があるのです。蚊は吸血する生き物を探す為の手段として、温度と二酸化炭素を感知しています。温度が高い物や、二酸化炭素より多く出されている物を探し出して吸血しているのです。その為、人間で一番二酸化炭素が吐き出されている口や鼻付近に飛んでくるので耳元で聞こえるように感じるのです。
また、人間の体で二酸化炭素が吐き出されるのは口や鼻だけではありません。皮膚呼吸によって、口や鼻ほどではなくても皮膚から二酸化炭素は吐き出されているのです。その為、全身どこでも蚊が寄ってくる可能性はあります。お酒を飲んだ後などは体温も高くなって呼吸も普段よりは荒くなっているので、その場合は普段よりも蚊が寄ってきて蚊の音に悩む可能性も上がります。
対策はある?蚊の音の根源を断って快適な睡眠を

蚊の音が不快な原因は、生きている限りずっと悩まされ続けてしまいそうな理由でしたが対処法が無い訳ではありません。蚊の音の対処法は、ずばり蚊の音の根源である蚊を断つ事です。簡単にそれが出来れば困る事もありませんが、実は蚊を寄せ付けない方法は様々あります。ちょっとした工夫を様々行う事で、蚊の音が不快で眠れない事も解決できるかもしれません。
そこでここからは、蚊の音の根源である蚊を断つ方法について見ていきましょう。もちろん蚊は生き物なので、全ての方法が100%効果があるという訳ではありません。しかし、蚊にとって嫌な環境を作る事で寄せ付けないようにする事が出来ます。様々な方法があるので、状況や身近な物を使った対処法で蚊が寄って来ない環境を作り出しましょう。
虫除けスプレーで蚊を撃退!
蚊の音の対処法①殺虫効果で蚊の音の根源を断つ
まずは手っ取り早く殺虫剤や虫除けスプレーを使う方法です。殺虫剤などは、今いる蚊を撃退するには効果抜群です。しかし、これだけでは新たに蚊が侵入して来た場合には効果がいまいちになってしまいます。そこで活躍するのが、虫除けスプレーです。虫除けスプレーは蚊だけでなく様々な虫にも効果があるので、他の虫まで撃退する事が出来ます。
しかし、ここで一番おすすめしたいのが蚊がいなくなるスプレーと言う物です。なんと1プッシュだけでも蚊がいなくなると話題のスプレーなのです。事前に部屋にプッシュしておく事で、嫌な蚊が寄ってくる事もありません。また、即効性にも優れているので電気を消した後に蚊の音が聞こえてきた場合でも撃退する事が出来ます。1日1プッシュだけで効果が持続します。
小さなお子さんやペットがいても安心な対策
蚊の音の対処法②天然由来の物で安心に
ペットや小さいお子さんがいるご家庭だと、安易に虫除けスプレーや蚊がいなくなるスプレーを使う事が出来ないと言った事もあります。その場合にお勧めなのが、天然由来の物で虫除け効果がある物を使用すると言う事です。それが、ハッカ油です。ドラッグストアなどに置いてあるハッカから抽出した精油なので、人体へも影響がなく安心して使う事が出来ます。
爽やかな香りと、メントールによる爽快感もあり寝苦しくて眠れない夏にはお風呂などに入れて使われる事もあります。ハッカ油の入ったお風呂に入り、寝具にも少量のハッカ油を垂らしておけば蚊を撃退する事ができ、嫌な蚊の音にも悩まされません。寝具に直接付けるのに抵抗がある場合には、枕元にハッカ油を染み込ませたコットンなどを置いておきましょう。
手軽に家にある物を使って蚊の被害を軽減
蚊の音の対処法③準備する手間がない身近な方法
ハッカ油やスプレーは、わざわざ買ってこなければならないと言うデメリットもあります。買っていないうちに蚊の音が気になって眠れない場合には、家にある物を使って蚊の音を遠ざけてみましょう。どの家庭にもある物で、蚊を寄せ付けない効果がある物が料理酢です。ガーデニングを楽しんでいる人にとっては、お馴染みの虫除けグッズでもあります。
蚊は、酢の匂いを嫌う習性があります。そこで、枕元などにコップに入れた料理酢を置いておきましょう。人によっては酢の匂いが苦手と言う人も多いので、その場合には少し離した所に置くか蚊が侵入してきやすい窓辺やドアの近くに置くなどして工夫しましょう。あまり枕元近くに置いておくと、こぼしてしまう事があるので注意しましょう。
涼しくなりながらもっと快適に
蚊の音の対処法④夏の定番を使って寄せ付けない
蚊を寄せ付けない方法には、さらに驚きの方法があります。それが、夏の定番の扇風機です。エアコンの普及により、今では扇風機はあまり使わないと言う人も多いようですが、扇風機こそ蚊の音が気になって眠れない時に使ってみましょう。扇風機なら、一晩中つけて寝ていたとしても電気代はあまり高くならなく、省エネにもなるので暑さ対策としても有効です。
さらに、扇風機から出される風を体に当てるようにしておけば、飛行力の弱い蚊は近づいてこれません。エアコンの方が涼しくはなりますが、風はあまり発生しないので蚊は人に容易に近づく事が出来てしまいます。扇風機の風には、蚊が獲物を感知する為に使っている毛状感覚子の感覚も鈍らせてくれるので、近づかないだけでなく感知されにくくしてくれます。
意外な物を使って蚊を退治?
蚊の音の対処法⑤寝不足に注意
もう、蚊の音が気になってどうしようもなく眠れないとなったら一度起きましょう。そして、テレビをつけてみましょう。テレビは、スイッチが入って電気が通っていると画面の温度は上昇していきます。人の体温よりも高くなるので、蚊はまず人よりもテレビの画面に寄って来ます。もしも可能であれば、そのまま画面に寄ってきた蚊を手で駆除してしまいましょう。
また、蚊の音が気になって電気をつけたら高い所に蚊が飛んで行って退治出来ないと言った経験をした事がある人も多いようです。そう、退治しようとすると、蚊は人の手が届かない壁の高い所に行ってしまいます。その際には、掃除機を使って吸い取ってしまいましょう。蚊がとまったのを見計らってから、素早くスイッチを入れて吸い取れば撃退する事が出来ます。
不快な音を寄せ付けずに快眠を手に入れよう!

夏になると毎晩のように悩まされてしまう、不快な蚊の音。蚊の音を遠ざけるには、古典的な蚊を駆除すると言う方法や蚊が寄って来ないような部屋を作るしかありません。しかし、今では様々な蚊の駆除の方法や薬も開発されています。快適な睡眠を取る為にも、様々な方法を試して蚊の音を遠ざけましょう。
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