にんにくから出た芽は食べられる?毒はあるのか・簡単な取り方のコツも解説

すりおろして調味料などに使用するにんにくを冷蔵庫などで保管していたら、芽が出てきていて驚いたという経験はありますでしょうか。芽のせいで食べられないだとか、にんにくの芽には毒があるという話があるので捨てなければいけないなどと考えることでしょう。果たしてにんにくの芽は食べられるのでしょうか。にんにくの芽が食べられるのかや毒について、また芽の簡単な取り方などもまとめてみました。

にんにくから出た芽は食べられる?毒はあるのか・簡単な取り方のコツも解説

目次

  1. にんにくの芽って大丈夫?食べられるの?
  2. 実際にんにくの芽は食べられるのか?
  3. にんにくの芽に毒はなかった!普通に食べられる!
  4. 簡単にできるにんにくの芽の取り方をご紹介!
  5. 包丁を使ったにんにくの芽の取り方!
  6. にんにくの芽を取るほうが良い理由とは?
  7. にんにくの芽は腹痛の原因になる?
  8. 美味しく食べよう!にんにくの芽の食べ方!
  9. にんにくの芽を保存する方法ってある?
  10. まとめ:にんにくの芽は普通に食べられた!

にんにくの芽って大丈夫?食べられるの?

すりおろして調味料にするなどして家庭でも良く使用されているにんにく。余ったにんにくを冷蔵庫などで保管していて、ある日にんにくを使用しようと取り出してみると芽が出ていてびっくりしたという経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

にんにくから芽が出てきたときには、もう食べられないだとか芽には毒があるという話を聞いたことがあるので捨てなければならないなどと焦ってしまうこともあるでしょう。ジャガイモの芽に毒があるというのは有名な話ですので、警戒してしまうのも無理はありません。

では、そんなにんにくの芽は本当に毒があるのか、また食べられるものなのでしょうか。スーパーなどではにんにくの芽だけで売られていることもあるようなので、真偽を確かめたいところですよね。ということで、にんにくの芽は食べられるのかどうかや毒の有無、芽の簡単な取り方などについてまとめてみました。

実際にんにくの芽は食べられるのか?

では最初に、本題であるにんにくの芽は食べられるのかどうかについてご紹介していきます。常備野菜として食べられるジャガイモの芽には毒があるという話が有名なのでにんにくの芽にも同じく毒があるという印象を持つ方もいらっしゃるでしょうが、結論から言いますとにんにくの芽は問題なく食べることができます。

普段の料理で調味料などに使用するためにすりおろしたりスライスしたりして使っている白い部分は「鱗片(りんぺん)」と呼ばれる部位で、にんにくの芽はこの鱗片から新しくにんにくを作るために伸びた部分にあります。茎が伸びる前のにんにくの芽は鱗片の中心にあり、三日月のような形をしています。

にんにくの芽に毒はなかった!普通に食べられる!

にんにくの芽には、人間にとって毒となるような成分が含まれているというようなことはありません。毒が無いので、芽をそのまま食べることもできるのです。ただし、にんにくの鱗片の方の中心にある芽の部分は硬くなっているので取り除くことが多いようです。

にんにくの鱗片の中心にある芽がどんどんと伸びていくと、緑色の茎になります。これが一般的ににんにくの芽と呼ばれている部分です。この茎の部分はにんにくの芽から伸びたもののために、にんにくの芽としてスーパーなどの野菜コーナーで販売もされています。

にんにくの芽から伸びている茎の部分は鱗片の中にある芽とは違って食感はやわらかいようで、食用として美味しく食べることもできます。肉などと一緒に炒め物にしたり、揚げ物にしたりして食べるという方法がおすすめです。

簡単にできるにんにくの芽の取り方をご紹介!

さて、そんなにんにくの芽もすりおろしたりする時にはどうしても邪魔になってしまいます。しかし実際にやろうとすると芽は中心にあるので面倒になるのも否めません。そこで、簡単にできるにんにくの芽の取り方をご紹介していきましょう。

用意するものは、にんにくとつまようじです。やり方は、まずにんにくの皮をむいておき、頭とお尻の部分を切り取ります。切り取れたら、にんにくの頭の部分の中心、つまり目の部分につまようじの太いほうを当ててそのままお尻の方へ芽を押し出せば完了です。

つまようじの尖った部分でも取ることはできないことはないですが、反対の太いほうを使った方が芽を押し出しやすいのでおすすめです。またこの取り方で芽が取り出しにくい時には、にんにくを上下半分に切ってから行うともっと簡単にできます。

包丁を使ったにんにくの芽の取り方!

もう1つのにんにくの芽を取り除く方法として、縦割りという包丁を使った取り方があります。まず用意するのはにんにくと包丁、まな板で、にんにくのお尻をまな板の方に、頭の部分を上にしてから縦の方向に2つに切ります。茎が見えるほどになっていれば、切った時に芽がしっかり見えます。

芽が見えたら包丁の刃の根元でひっかくようにすると簡単に取ることができます。ちなみににんにくの皮は剥いてからでもそのままでも大丈夫ですが、先に半分に切ってからの方が皮は剥きやすいのだそうです。注意点として小さいにんにくの場合は2つに切るときに指を切らないようにしましょう。

にんにくの芽を取るほうが良い理由とは?

にんにくの芽の簡単な取り方をご紹介しましたが、ではなぜにんにくの芽を取るほうが良いのでしょうか。まず1つ目の理由としては、にんにくの芽が焦げやすいからというものがあります。これが最もにんにくの芽を取ったほうが良い理由でもあります。

にんにくはオリーブオイルなどの油で香りをつけるのですが、その時に芽が焦げてしまうとせっかく油で香りをつけても意味がなくなってしまいますので、その焦げの原因である芽を取っておいたほうが良いということなんです。2つ目の理由は、苦味などの原因になるからというものです。

にんにくの芽に加熱して火が通ると苦味が強くなってしまい、また生のにんにくの場合は同時に辛みも強くなってしまうそうなのです。そうなると味も当然ながら変わってしまうので良くはないですよね。なのでそういったことが無いように事前に取っておくのです。

にんにくの芽は腹痛の原因になる?

にんにくの芽は、人によっては腹痛の原因になってしまうこともあるようなので、そういった意味でも取り除いておく意味があります。よく腹痛になるという人は、アクの強い料理を食べると腹痛になってしまうことがあるようですが、にんにくもそれに当たります。

食べることで健康に良いとされているにんにくも、芽の部分はアクが強いのでおなかの弱い人が食べると腹痛になってしまうといわれているようです。普段の食事であれば芽を取り除き忘れて苦味が出てしまっても仕方ないですが、腹痛になってしまうのはお腹の弱い人は避けたいところでしょう。

美味しく食べよう!にんにくの芽の食べ方!

にんにくの芽はスーパーなどで単体で売られているということもご紹介しました。ではそんなにんにくの芽の美味しい食べ方にはどんなものがあるのでしょうか。にんにくの芽は様々な料理に使うことができますが、炒め物や天ぷらなどがよく食べられている食べ方のようです。

まずは下茹でや下処理をしてからお好みの料理に使用しましょう。下茹での方法は塩を加えた熱湯ににんにくの芽を入れて2~3分ほど茹でておき、茹でられたらすぐに氷水に入れます。次に下処理に入り、にんにくの芽の下の部分の硬いところを切っておき、芽を食べやすい大きさに切ります。

にんにくの芽を切るときには真っ直ぐ切るのではなく斜めに切ると味が染み込みやすくなって、かつ食感もより柔らかくなって食べやすくなるのだそうです。また、にんにくの中心にある芽の部分はご紹介したような取り方で基本的には以前に取り除くべきです。

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にんにくの芽を保存する方法ってある?

にんにくの芽は、冷蔵庫でも冷凍庫でも保存をすることが可能です。常温で保存をしてしまうとどんどん傷んでしまいますので、保存をする時には必ず冷蔵か冷凍をするようにしてください。また冷蔵庫で保存するときには乾燥しないように保存用の袋に入れておき、野菜室で保管します。

対して冷凍で保存をする場合には、塩を加えた熱湯で1分ほど硬めに茹でておき、氷水に入れた後に水気を切っておきます。その後なるべく平らに広げてからラップに包み、冷凍庫に入れます。冷凍庫で凍ったにんにくの芽は一度バラバラにしてからフリーザーパックなどに入れて保管しましょう。

解凍をする時には、実際に指で触ってみてやわらかいと思うようになるまで自然解凍をさせるか、電子レンジの解凍の機能である程度解凍をさせてから料理に使います。もし凍った状態で料理に使用しようとすると、例えばフライパンの場合は温度が下がってしまうからです。

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まとめ:にんにくの芽は普通に食べられた!

にんにくの芽が食べられるのかどうかや毒の有無、簡単にできる取り出し方などをご紹介しました。にんにくの芽には毒はなく普通に食べることができるのがお分かりいただけたでしょうが、にんにくから取り除かずに食べてしまうといろいろと問題があるので注意が必要です。

また、簡単にできる芽の取り方や保存の方法などもご紹介しました。取り方は大体一度切ってから取り出すという方法がやりやすいようですし、保存の方法も事前の準備さえすればそう難しいことではないようです。後は冷凍保存した後の解凍の方法も覚えておくべきですね。

にんにくの芽を使ったレシピなども色々とアレンジしたものもありますので、お好みに合ったものを探してみるのもおすすめです。一度調べてみて食べてみてくださいね。

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2023-06-10 時点

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