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シングルベッドは2つでキングサイズ?並べる時のポイントは?
夫婦や同棲中の恋人同士など、パートナーと一緒に眠るためのベッドを考えるとき、どんなサイズを選べばいいのでしょうか?「二人用ならダブルベッド」とイメージする人もいるかもしれませんが、ダブルベッドだと案外狭く感じることが多いんです。ここでは、シングルベッドを2つ並べることによってキングサイズのベッドを作ることをおすすめします。キングサイズのベッドを買おうと思うと、すごく大きくて扱いづらく感じますが、シングルベッドを2つなら使いやすくてメリットがたくさんです!

目次
パートナーと快適に眠るために
夫婦や恋人など、一緒に住むパートナーとの関係を良好に保つために、寝室を一緒にするという方法が良いとよくいわれています。確かに、眠るときに手の届くところにパートナーがいるという環境は、安心感につながってくることです。
また、喧嘩をしたりして険悪になってしまったり、ちょっとしたすれ違いがあったとしても、一緒に眠ることでお互いに歩み寄りやすくなったりすることもあるでしょう。二人で一緒に眠るということになると、ベッドのサイズをどれくらいの大きさにすれば良いのかという疑問が出てきます。
一人暮らしをしている家に恋人が移り住んだりした場合、もともと使っていたシングルベッドに一緒に寝ることもあるかもしれませんが、それではかなり狭くて、お互いに快適な眠りが妨げられてストレスになってしまいます。一緒に快適に眠れる環境を作ることは、二人の関係を良好に保つためにとても大切なことになってきます。
シングルベッドを2つ並べるとキングサイズになる!
シングルベッドでは狭いなら、やはり二人用はダブルベッドだろうと考える人も多いでしょう。しかし、ここではダブルベッドを1つ用意するのではなく、シングルベッドを2つ用意してくっつけるという方法をおすすめします!シングルベッドを2つ合わせたサイズは、キングサイズと同じになります。
ベッドのサイズ関係をチェックしてみよう
ここで、シングルベッド、セミダブルベッド、ダブルベッド、キングサイズベッドのそれぞれの大きさについて詳しく解説します。ダブルベッドは名前だけ聞くと、シングルの二倍で2人用のように思われますが、実はそれほどの大きさはありません。具体的なサイズを数字で比較して、パートナーと一緒に眠るためのベッドはどのように選べばいいのかを考えましょう。
ベッドのサイズの違いは、横の幅の違いです。一人用として多く使われるシングルベッドは、幅が約95~100センチくらいです。そして、二人用として作られているダブルベッドの幅は、約140センチです。ダブルベッドに二人で寝る場合、単純に2で割ると一人当たりのスペースは約70センチということになりますから、シングルベッドで寝る時に比べると狭くなります。
小柄なカップルなら問題ないですが、旦那さんの体格が良かったりすると、ダブルベッドでは狭くて寝づらい可能性が高いです。セミダブルと呼ばれるサイズは、約120センチの幅です。シングルベッドよりも少し広いサイズなので、セミダブルは一人用のゆったりサイズとしておすすめです。では、キングサイズとはどれくらいの大きさかというと、幅が約180~200センチの最大級サイズです。
キングサイズは、大人が二人と、小さなお子様も一緒に寝られるくらいのゆったりとしたサイズです。数字を見てみると、キングサイズの幅はシングルベッドの約二倍になります。そのため、シングルベッドを2つ並べてくっつければ、キングサイズのベッドを作ることが出来るのです。ちなみに、キングサイズより少し小さいクイーンサイズは、幅が約160センチくらいのサイズです。
キングサイズ1台には無いメリットがたくさん
シングルベッド2つならではのメリットがある!
キングサイズのベッドは大きくて快適で魅力的ですが、いざキングサイズのベッドを買おうと思うと、その大きさゆえに今後扱いに困るのでは?と心配になるという人もいます。その点、シングルベッドを2つ並べてキングサイズにするという方法には、たくさんのメリットがあります。具体的に、シングルベッドを2つ並べて使うことのメリットを解説します。
2人の眠る時間が違っても快適に過ごせる
シングルベッドを2つ並べてキングサイズにするメリット①
二人で一緒に暮らしていても、生活リズムが常に一致するというわけではありません。一方が仕事などで遅い時間に帰ってきたリ、一方が早朝に起きて出かけるということもあるでしょう。そうすると、就寝のタイミングや起床のタイミングがそれぞれに違ってきます。
同じベッドで寝ていると、相手がベッドに入ってきたリ出ていくときに振動が伝わったり、物音や気配で眠りが妨げられる可能性があります。ダブルベッドやキングサイズのベッドなどで、1台の同じマットレスに寝ている状態だと、相手が起こした振動がよく伝わってきます。シングルベッドを2つ並べて使う場合は、マットレスが別々に分かれているので、相手の起こした振動が伝わりにくいです。
すると、寝たり起きたりするタイミングが違っても、眠りを邪魔されることが無くて快適になります。逆の視点から言えば、相手の眠りを邪魔してしまう心配がないというメリットです。もちろん、一緒に眠りについたり一緒に起きる時には、手の届くところにパートナーがいるという安心感や温かさが感じられるのも良いところです。
別々にシーツを洗濯できて快適
シングルベッドを2つ並べてキングサイズにするメリット②
ベッドの環境を快適に保つためには、シーツをこまめに洗濯して清潔にしておくことがとても大切です。キングサイズのベッドを使う場合、もちろんシーツもキングサイズ用の大きいシーツになります。しかし、シングルベッドを2つ並べて使う場合、シーツはシングルサイズのものが2枚になります。
シーツを洗濯する際にはサイズが小さい方が何かと楽です。また、一方がよく汗をかく体質だったり、風邪をひいたりしてたくさん汗をかいたりすることもあるでしょう。そのように片方のシーツだけ洗濯したくなった時、シングルベッドを2つ並べて使っていれば、簡単に片方のシーツだけを外して洗濯できるので便利です。
また、シーツが傷む早さが違えば、片方のシーツだけを買い替えて綺麗にするということも出来ます。シングルベッドを2つ並べた場合とキングサイズのベッドを1つ使う場合では見た目のサイズはほぼ同じですが、シーツのサイズが違うことによってこのような管理の違いが出てくるのです。
ライフスタイルでアレンジできて快適
シングルベッドを2つ並べてキングサイズにするメリット③
新婚の夫婦や同棲中のカップルなど、一緒に寝ることを前提にしてベッドを買うことが多いですが、長い目で見ればライフステージの違いによって寝室を分ける必要が出てくる可能性もあります。
例えば、子どもが生まれて毎晩夜泣きしたり、こまめに授乳が必要になった時には、お母さんと赤ちゃんが一緒に寝て、お父さんは寝室を分けるということもあるでしょう。他にも、何かの都合でライフスタイルが変わった時に、シングルベッドを2つ並べて使っていれば、一時的にベッドを分けるという対応が簡単です。
引越しの搬入がラクで快適なメリットも
シングルベッドを2つ並べてキングサイズにするメリット④
キングサイズのベッドは大きくてとても快適ですが、その大きさゆえにお引っ越しの際の運搬がとても大変です。ベッドのフレームは部分ごとに分解できるものが多いですが、上に乗せているマットレスはそのサイズのまま運ばなければなりません。部屋の廊下を通るのが大変だったり、部屋のドアを通れないということもあります。
シングルベッドを2つ使ってキングサイズにする場合には、運ぶものはシングルベッドなのでそのような大変さがありません。マットレスも、シングルサイズのものを2つ別々に運べばいいので、負担はかなり軽くなるでしょう。また、お引越しの時だけでなく、自分でお部屋の模様替えをしたいという時にも、移動が簡単です。
2つ繋げる場合はこんなところに注意しよう!
シングルベッド2つは良いこと沢山だけど…
ここまでは、シングルベッドを2つ並べてキングサイズにすることのメリットをご紹介してきました。ここで、シングルベッドを2つ並べて使う際の注意点や、快適さを守るためのポイントをご紹介します。せっかくキングサイズのベッドを作るなら、問題点を全てクリアにして快適な就寝環境を実現させましょう!
ベッドフレームによる隙間対策のご紹介
シングルベッドを2つ並べる際の注意ポイント①
シングルベッドを2つくっつけて使うというと、シングルベッド同士の連結部分に隙間が出来るのでは?と思われます。この隙間は、並べるシングルベッドのタイプによって変わってきます。再度にフレームが付いているタイプのシングルベッドは、そのフレームの部分が隙間になってしまいます。
2つ並べてキングサイズのベッドにしたいなら、再度フレームの無いシングルベッドを選ぶのがおすすめです。1つのシングルベッドの間に隙間があると、寝ている間にその隙間に落ちてしまったり、隙間が気になって快適に眠れなかったりします。
また、小さなお子さまを間に挟んで寝る場合、お子さまが寝る場所にちょうど隙間があって、お子さまの就寝環境が悪くなってしまいます。連結させることを想定されたシングルベッドを2つ用意するか、どうしても隙間が出来てしまうならタオルやウレタン、スポンジなどを使って隙間を埋めて使うことをおすすめします。
寝室の広さとインテリアにも注意しよう
シングルベッドを2つ並べる際の注意ポイント②
シングルベッドを2つつなげてキングサイズのベッドを作る場合、ベッドを置くスペースはそれなりの広さが必要になってきます。そのような形でベッドを使いたいと決めたら、実際にベッドを購入する前に、どの部屋に置くのか、どのように配置するのかをきちんと考えましょう。シングルベッドを2つ並べて配置するためには、最低でも6畳以上の広さのある部屋が必要です。
また、ベッドだけでなく寝室に起きたい他の家具がある場合には、その家具を置くスペースも考慮しておかなければなりません。6畳以下の部屋にシングルベッドを2つ並べようとすると、他に使えるスペースはかなり狭くなります。部屋の動線が悪くなって不便だったり、収納家具や入り口のドアの開閉がしにくくなるなど、問題が起きやすくなるので注意が必要です。
部屋のサイズや、寝室に使いたい他の家具のサイズなどをきちんと測って把握して、自分たちの家に合ったベッドを選ぶようにしましょう。シングルベッドはものによって少しずつ幅に違いがありますから、そのようなちょっとした違いにも注目すると、より自分たちの家に合ったものを選ぶことが出来るでしょう。
ベッドがズレることもある!連結するのも大事
シングルベッドを2つ並べる際の注意ポイント③
シングルベッドを2つ並べて使っていると、寝返りなどベッドの上での動きによって配置がずれることがあります。そういったズレによってベッドに隙間が出来たりすると、快適に寝ることが出来ません。
ベッドの下に収納があるような重みのあるシングルベッドだとズレにくいかもしれませんが、並べたシングルベッドのズレが気になるという人には、連結したり分割したりして使うことを想定された連結ベッドを使うことをおすすめします。
連結ベッドなら、ズレや隙間を気にすることなく快適に眠ることが出来ます。また、連結させる機能がついていないシングルベッドをくっつけて配置する場合には、ベッドの足を紐てまとめて縛るなど、簡単な対策でズレを予防することも出来ます。
掛け布団はどうするかも考えたいポイント
シングルベッドを2つ並べる際の注意ポイント④
シングルベッドを2つ連結させて使う場合、シーツはそれぞれにシングルサイズのものを使いますが、掛け布団のサイズはどうしたらいいでしょうか?
これは、キングサイズの大きな掛け布団を一枚用意するのか、シングルサイズの掛け布団を二枚用意するのか、お好みに合わせて選んでOKです。キングサイズの掛け布団を使う場合、インテリアとして見た目が綺麗に整いやすく、ベッドメイクがしやすいというメリットがあります。
パートナーと一緒の掛け布団に入って眠るという温かさや安心感もあるでしょう。ただ、冒頭に解説したように、一緒に寝る人の安眠を妨げず、自分も邪魔されない環境を守ることを考えると、掛け布団が一緒だと相手の寝相や起床・就寝のタイミングによって起こされるというデメリットもあります。
シングルサイズの掛け布団をそれぞれに使っていれば、個々の睡眠環境を快適にするという意味では理想的でしょう。また、都合によってシングルベッド2つを分けて使うことがあった場合、それぞれに掛け布団があれば助かります。
予算との相談も大切なポイント
シングルベッドを2つ並べる際の注意ポイント➄
シングルベッドを2つ連結させて使うということになると、キングサイズのベッドを1つ用意するよりも予算が多くかかる可能性が高いです。ただ、これはどのような製品を選ぶかによって変わってきますし、これから長く使っていくものを選ぶと考えると、多少の出費は許すべきかという考え方もあります。
眠っている時間は一日の内決して少なくない割合を占めますし、休息はとても大切なものです。毎日の安眠で良い生活を送れるように、満足のいくベッド選びをしましょう。
シングルベッド2つでパートナーと円満な関係に
シングルベッド2つの連結は二人の仲を深める!
シングルベッドを2つ連結させてキングサイズのベッドとして使うポイントを解説してきました。シングルベッドを連結させて大きなキングサイズベッドを作れば、二人一緒に寝てもそれぞれが快適に過ごすことが出来ます。
同じ空間で眠るということは、毎日のコミュニケーションになりますし、パートナーと円満な関係を保つためにとても効果的なポイントになります。ダブルベッドではちょっと狭いなあと感じる人は、ぜひシングルベッドを2つ連結させてキングサイズのベッドとして使ってみてはいかがでしょうか!
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