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髪を柔らかくする方法!シャンプーで硬い髪・剛毛から改善される?
自分の髪質が剛毛だとコンプレックスを持っている人はいませんか?硬い髪質は生まれつきだからと諦める人もいるかもしれませんが、実は様々なケア方法によって髪の毛を柔らかくすることは可能です。ここでは、髪の毛を柔らかく美しくするおすすめの方法をまとめてご紹介します。髪に優しいシャンプー選びや、トリートメントによるケア、ドライヤーの正しい使い方など、髪を柔らかくする方法は色々ありますので、やりやすいものから試してみましょう。

目次
硬い髪や剛毛がコンプレックス?
女性にとってツヤのある美しい髪の毛は憧れです。雑誌やテレビで見るモデルさんや女優さんの綺麗な髪の毛を見て、羨ましいと思ったことのある人は多いでしょう。髪質が硬かったり、剛毛でゴワゴワしてしまうという人にとっては、いかにヘアケアをするかというのはとても重要な問題です。
ここでは、硬い髪を柔らかく美しくするようなヘアケアの方法をまとめてご紹介します。シャンプーやトリートメント、その他様々なケア方法によって、今よりも綺麗な髪を手に入れましょう!具体的なヘアケアの方法を解説する前に、そもそもなぜ髪の毛が硬くなってしまうのか、剛毛な髪質の仕組みについて解説します。
なぜ剛毛になってしまうのか
剛毛や猫っ毛など、髪質は人それぞれに違います。剛毛だとまとまりにくかったりサラサラツヤツヤな質感になりにくかったりするので、出来るだけ髪の毛を柔らかくして、剛毛を卒業したい!と思う女性は多いでしょう。硬い髪の毛は、柔らかい髪の毛と何が違うのでしょうか?
髪内部の「コルテックス」の違い
硬い髪・剛毛の原因①
髪の毛の構造は、三つの部分によって作られています。その三つの部分とは、最も内側の髪の毛の芯の部分にあたる毛髄質の「メデュラ」、一番外側で髪の毛をコーティングしている毛表皮の「キューティクル」、そしてその間の部分を埋めている毛皮質の「コルテックス」です。髪の毛が硬い人も柔らかい人も、誰でもこの三つの部分が集まって髪の毛が出来ています。
そして、キューティクルの層が分厚くて、コルテックスの密度が高く詰まっている髪質だと、髪の毛の質感が硬くなります。逆に、キューティクルが薄く、コルテックスの密度が薄い髪の毛は柔らかいのです。髪が硬くて剛毛だと髪質が悪いと思う人もいるかもしれませんが、構造的に見ると中身がしっかりと詰まっているということなので、悪い髪質というわけではありません。
遺伝による髪質の違い
硬い髪・剛毛の原因②
肌の色や顔の形が遺伝の影響を受けるように、髪の毛の質に関しても遺伝の影響があります。先述したキューティクルの厚さやコルテックスの密度は、親からの遺伝によって決まる部分が大きいです。母親か父親かどちらかが剛毛だったり、逆に猫っ毛だったりすると、その特徴を受け継ぐことが多いです。
また、民族的に見ても、欧米人に比べて北東アジア人には剛毛な髪質の人が多いといわれています。これは、土地の特徴として寒さから体を守る必要があり、その影響で髪の毛が太くなったためだと考えられます。そして、その祖先の髪質を受け継いで、北東アジアには剛毛な人が多いのです。
自分の髪は固いのか?判断方法は?
自分の髪の毛の質が硬いのか、柔らかいのか、実際のところよく分からないという人もいるでしょう。日常的に自分の髪の毛を触っているとそれが普通の感覚なので、いまいち硬いのか柔らかいのか判断が付きづらいです。自分の髪の硬さを判断する簡単な方法がありますので、やり方をご紹介します。
やり方はとても簡単で、自分の髪の毛を10~15センチほどの長さで持ち、地面と平行に横向きにするだけです。横向きに髪の毛を持った時に、真っすぐにピンと髪の毛が伸びた状態になったら、太くて硬めの髪質です。
そして、横向きに持った髪の毛が地面に向かってカーブを描くように垂れ下がったら、細くて柔らかい髪質です。できれば、パーマをかけたりしていない素の髪の毛で試してみると分かりやすいです。髪の毛の硬さは、太さなど本来の髪質だけでなく、ダメージの具合によっても変わります。髪の毛がダメージを受けているかどうかをチェックする方法もご紹介します。
ダメージの無い髪の毛はキューティクルが整っているため、水をはじきやすいです。反対に、ダメージを受けた髪の毛はキューティクルが乱れて凹凸が出来ているため、水を吸いやすいです。この特徴を踏まえて、髪を濡らした時の様子でダメージを判断してみましょう。
髪を柔らかくする方法をご紹介!
剛毛を柔らかくする方法は色々
硬い髪質の理由や、自分の髪質を判断する方法を解説しました。では、髪質が硬いのが遺伝によるものなら、柔らかくすることは不可能なのでしょうか?答えは、不可能ではありません!髪の毛の硬さや質は、先天的なものだけではなく、自分のケアによってある程度変えられます。
ここからは、髪の毛を柔らかく美しくするためのおすすめの方法をご紹介していきます。シャンプーやトリートメントなど基本的なヘアケアから、栄養や睡眠など内側から体を整える方法、頭皮にアプローチするケアなど、様々な方法がありますので、硬い髪の毛を柔らかくしたい人は、ぜひ実践してみて下さい!簡単な方法ばかりですから、すぐに実行できるはずです。
シャンプー選びを見直して髪を柔らかく
硬い髪を柔らかくする方法①
自分の髪の毛が硬いのは、遺伝やもともとの髪質だから仕方が無いと思っている人もいるかもしれませんが、日頃使っているシャンプーが髪の毛を硬くしてしまっているという可能性もあります。
シャンプーには、大きく分けて「アルコール系シャンプー」「石鹸シャンプー」「アミノ酸系シャンプー」と三つの種類があります。髪の毛を柔らかくしたいなら、選ぶべきシャンプーはアミノ酸系シャンプーです。
美容院でよく使われているような髪の毛に良いシャンプーは、大抵がアミノ酸系シャンプーです。髪の毛や頭皮にダメージを与えずに、優しく洗うことが出来るというメリットがあり、髪の毛が健康に綺麗になります。では、他の二種類のシャンプーはなぜNGなのでしょうか?それは、洗浄力は強いものの、髪の毛や頭皮への刺激も強く、髪の毛がゴワゴワと傷む原因になってしまうからです。
髪の毛はたんぱく質で出来ていますが、アルコール系シャンプーや石鹸シャンプーの刺激はそのたんぱく質を固まらせ、剛毛にしてしまいます。「ラウリル硫酸」「ラウレス硫酸」などと表記のあるシャンプーはアルコール系、「カウリン酸k」「オレイン酸k」と表記のあるシャンプーは石鹸シャンプーですので、判断の参考にして下さい。
洗い方も大切
髪の毛に良いシャンプーを選ぶことが出来たら、髪の毛に良い洗い方をすることも大切です。正しい洗い方の流れをご紹介します。①お風呂に入る前に軽くブラッシングをして髪の毛の絡みをといて、頭皮の汚れを浮き上がらせます。
②シャンプー剤をつける前に、ぬるま湯で予洗いします。これだけでも汚れが落ちるので、地肌から丁寧に流しましょう。③シャンプー剤を手で泡立ててから、毛ではなく地肌に泡をつけます。④指の腹で優しくマッサージするように地肌を洗います。爪を立ててはいけません。髪の毛は、地肌を洗っている時に自然とつく泡で十分洗えています。
⑤泡が残らないように、しっかりとすすぎます。すすぎ残しがあると頭皮環境が悪くなる原因になるので、時間をかけて丁寧に流しましょう。このように正しいシャンプー方法を毎日実践するだけでも、髪の毛は美しく健康になっていきます!
トリートメントによるケアで髪を柔らかく
硬い髪を柔らかくする方法②
髪の毛を柔らかく美しくしたいなら、トリートメントによるケアも大切です。トリートメントを使うことによって髪の毛が保湿されて、しなやかに柔らかくなります。トリートメントによる保湿効果は、髪の毛が乾燥してパサパサしたり、ゴワゴワすることを防いでくれます。
トリートメントをつけて蒸しタオルをするなどの特別ケアをたまに取り入れるのも良いでしょう。シャンプーと同様に、トリートメントもすすぎ残しが無いようにきちんと流すようにしてください。ちなみに、お風呂から出た後にアウトバストリートメント(洗い流さないトリートメント)を活用するのもおすすめのケア方法です。
ドライヤーによるケアで髪を柔らかく
硬い髪を柔らかくする方法③
お風呂上がりの濡れた髪をそのまま放置して自然乾燥させていると、髪の毛が傷む原因になります。また、おさまりが悪くなって髪がごわついたり、広がったりしてしまいます。自分の髪がクセっ毛だとか、おさまりが悪いことを髪質のせいだと思っている人も、案外丁寧にドライヤーを使うだけでまとまりが良くなったり、ツヤが戻ることもあります。
髪の毛を綺麗に保つために大切であるドライヤーですが、ドライヤーを使う時間が長すぎると、それも髪のダメージにつながります。ドライヤーの熱によって髪の毛のキューティクルが傷んでしまうからです。過度のドライヤーでキューティクルが傷んでごわつくのを防ぐためには、ドライヤーの前にしっかりとタオルドライすることが大切です。
タオルによって出来るだけ水分を取り除いておくことによって、ドライヤーを当てる時間を最低限に抑えることが出来ます。ドライヤーの前にアウトバストリートメントをつけるのも、熱によるダメージから髪の毛を守るために良い方法です。ドライヤーで髪の毛が乾いたら、仕上げに冷風を当てるとツヤが出ておすすめです。
栄養状態を見直して髪を柔らかく
硬い髪を柔らかくする方法④
柔らかくしなやかな髪の毛を作るためには、シャンプーやトリートメントなど外側からのヘアケアだけでなく、内側からケアしていくことも大切です。髪の毛だけでなく、体は全て食べたものとその栄養で作られています。そのため、綺麗な髪の毛を作るためには栄養状態を良くしておく必要があります。
体を作る材料になるたんぱく質や、美しい体を作るための良質な脂質、そしてビタミンやミネラルなど、バランス良く栄養を摂りましょう。髪の毛が綺麗になるだけではなく、様々な体の不調の解消や、精神面の健康、美肌など、たくさんの良い効果が期待できます。
頭皮を清潔に保って髪を柔らかく
硬い髪を柔らかくする方法⑤
健やかな髪の毛を育てるためには、頭皮の環境を整えるということがとても大切です。先ほど、ドライヤーできちんと髪の毛を乾かすことの重要性を解説しましたが、これは頭皮の蒸れや雑菌の繁殖を予防するという意味もあります。シャンプーの方法の解説で、すすぎが大切だとご説明したのも、頭皮環境を良く保つためです。
さらに、毎日寝ている枕を清潔に保つというのも、頭皮を清潔に良い状態に保つために大切なことです。枕カバーをこまめに洗うのが面倒だという人は、枕の上にタオルを敷いて寝て、そのタオルをまめに取り替えるようにすると良いでしょう。頭皮の嫌な臭いの防止にもなります。
頭皮に潤いを与えて髪を柔らかく
硬い髪を柔らかくする方法⑥
髪の毛につけるトリートメントはヘアケアの定番ですが、最近はスカルプケアと呼ばれる頭皮のケアをするトリートメントも人気です。頭皮が乾燥していると、過剰に皮脂が出て毛穴がつまって髪の毛の成長を妨げたり、かゆみやフケの原因になったりします。このような状態では、柔らかくしなやかな髪の毛を作ることが出来ません。
髪の毛を綺麗にしたい人は、シャンプーやトリートメントだけでなく、頭皮用の美容液なども使ってみると良いでしょう。また、頭皮用の美容液がない人は、オリーブオイルを活用して頭皮のオイルパックをするという方法もおすすめです。シャンプーをする前の乾いた状態でオリーブオイルを頭皮に馴染ませて、マッサージしてから、通常通りにシャンプーをするという簡単な方法で、頭皮に潤いを与えることが出来ます。
アルガンオイルやホホバオイルなどを使っても良いでしょう。爪を立てたり無理な力を加えたりせずに、気持ち良い力加減で優しくマッサージしてください。潤いを与えるだけでなく、頭皮を柔らかくして血行を良くするという効果もあっておすすめです。
髪の日焼けに気を付けて髪を柔らかく
硬い髪を柔らかくする方法⑦
紫外線の強い季節になると、日焼け防止のために様々なケアが必要になります。日焼け止めを塗ったり、日傘やサングラス、帽子を活用したりと、肌への紫外線対策を行う人は多いですが。髪の毛への紫外線対策も十分に行えているでしょうか?頭は太陽の光に直接さらされていますので、紫外線によるダメージを強く受けています。
頭皮の日焼けは、髪の毛の成長に悪影響を与えます。顔の日焼け防止のためだけでなく、頭皮の日焼け防止のために帽子を被ったり、頭用の日焼け止めスプレーを活用するなど、髪の毛への紫外線対策も忘れないようにしましょう。帽子をかぶる場合には、長時間被って蒸れると頭皮に雑菌が繁殖しやすくなりますので、こまめに風を通すことをおすすめします。
毎日の積み重ねが大切
硬い髪の毛を柔らかくするための様々な方法をご紹介してきましたが、どの方法も実践したからといってすぐに髪の毛が柔らかく美しくなるというものではありません。髪の毛を綺麗にするためには日頃からのケアの積み重ねが大切ですから、日常生活の中にケアの習慣を取り入れて、コツコツと取り組んでいきましょう。
硬い髪や剛毛はケアで改善できる!
髪の毛が硬いのは遺伝だからと諦めていた人もいたかもしれませんが、何も手を打たずに諦めるのは早いです!何気なく使っているシャンプーが髪にダメージを与えていたり、食生活が乱れていたり、実は意外なところに髪の毛をゴワゴワにしている原因があるかもしれません。髪を柔らかくしたい人は、ここでご紹介したケア方法をぜひ試してみて下さい!
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