メイク・コスメ
髪のきしみにクエン酸リンスが効く!簡単な作り方と正しい使い方は?
家庭でナチュラルクリーニングに使う素材として有名なのがクエン酸。そんなクエン酸、実はリンスにして使用することができることはご存知ですか?家庭で作るリンスなんて効果があまりないのでは?と腰が引けてしまう人もいるかもしれませんが、最近では子どもと安心して使えると人気が出ているようです。安全で効果があるリンスであれば、使いたいと思う人も多いでしょう。そこで、クエン酸リンスについて、髪への効果やその理由、作り方や香り付けの方法まで様々なことをご紹介します。

目次
- 頭皮に優しいクエン酸シャンプーの作り方をご紹介
- そもそもリンスに使うクエン酸ってどういうものなの?
- どうしてクエン酸リンスがおすすめなの?
- 石鹸系シャンプーと使うとクエン酸リンスは相性がいい
- きしむ髪にはクエン酸リンスが効果あり
- クエン酸リンスの作り方についてご紹介
- アロマオイルを入れてクエン酸リンスにリラックス効果を
- 花粉症シーズンにおすすめのクエン酸リンスの香りは?
- お仕事で疲れた日のクエン酸リンスはこの香り!
- 自分だけの香りを作りたい時におすすめのクエン酸リンスの香りは?
- 男性でも使えるクエン酸リンスの香りは?
- 夜のお風呂限定!リラックスできるおすすめのクエン酸リンス
- 肌に合うか分からない時はパッチテストをしよう
- もし肌にクエン酸リンスが合わないと思ったら…
- 肌に優しいクエン酸リンスで髪をきしみから守ろう
頭皮に優しいクエン酸シャンプーの作り方をご紹介
最近ではナチュラルクリーニングというものが人気ですね。小さな子どもがいる家庭で安心して使うことができる洗剤は、安心できます。そんな洗剤の材料のひとつであるクエン酸のことはご存知ですか?クエン酸も食べ物に含まれている成分であるため、万が一口に入ってしまっても安心です。
赤ちゃんや小さい子どもはお母さんの腕などをしゃぶっていることもありますので、体についた石鹸は体内に入ることもあります。小さい子どもでなくても、リンスやシャンプーをしている間に口に入ってしまうことだってあることでしょう。体に使用するものはできれば何が入っているかを全て把握しておきたいものです。
それでもボディソープやシャンプー、リンスを使わずに過ごすと、体を洗いきれず気持ち悪い思いをしてしまいます。髪は女性の命ですから手入れはきちんとしておくべきでしょう。そこで今回はクエン酸リンスについて、髪への効果やその理由、作り方や香り付けの方法まで様々なことをご紹介します。
そもそもリンスに使うクエン酸ってどういうものなの?
ナチュラルクリーニングに使われるくらいだから安全なのは分かるという人もいるかと思います。しかし口に入っても大丈夫という事実だけを伝えられても実際にどんな成分なのかは気になることでしょう。
クエン酸とは、梅干し柑橘系の果物から取れるすっぱい味の成分です。飴などにクエン酸が含まれていると表記されている場合、その多くはレモンの味や絵が描かれているかはずです。実際に掃除用などで粉にして販売されるクエン酸は、その多くがサツマイモのデンプンをコウジカビで発酵させて作られています。
こうして材料を見ると、作り方や材料は様々ありますが、どれも食べられるものでできていることがわかりますね。そのためクエン酸は、大量に口に含む機会でも無い限り、人体には極めて安全なものだと言えるでしょう。
どうしてクエン酸リンスがおすすめなの?
この頃は不必要な成分が入っていない、石鹸系シャンプーと言われるものの人気が高まっています。当然市販シャンプーには髪に潤いを与えるために必要な物がたくさん入っています。髪に良いと言われる市販のノンシリコンシャンプーでもコーティング剤など様々な薬剤が使用されています。
そうでない市販シャンプーの多くは頭皮や髪に刺激を与える合成添加物がさらにたくさん含まれています。さらさらな髪も大切ですが自分の肌やお子さんの体も大切です。そう思うお母さん達は石鹸系シャンプーを選ぶようですね。
しかし石鹸系シャンプーには水とカリ石鹸素地しか使用されていません。当然不要なものが入っていない分、髪の保湿力やカバー力に欠けてしまいます。そんな石鹸系シャンプーとも合わせて使いやすいのがクエン酸リンスなのです。
石鹸系シャンプーと使うとクエン酸リンスは相性がいい
石鹸系シャンプーを使用するとどうしても気になるのが髪のきしみですね。石鹸系シャンプーで髪がきしむのにはどういった理由があるのでしょうか?それは髪がアルカリ性に傾いてしまうからだと言われています。
髪の毛というものは、基本的には弱酸性のものです。それが石鹸系シャンプーを使用することでアルカリ性に傾いてしまうから髪がきしむのです。きしんだ髪は手触りがあまり良くないため、悩む人も多いのではないでしょうか。
そんな人には酸性のリンスであるクエン酸リンスがおすすめです。クエン酸リンスの他にも酢リンスなどがありますね。とにかくアルカリ性シャンプーを中和できれば髪のきしみを和らげることができます。クエン酸リンスは強い臭いもないため、誰でも気にせず使用できますね。
きしむ髪にはクエン酸リンスが効果あり
先ほどご紹介した通り、石鹸系シャンプーを使用すると髪はアルカリ性に傾いてしまいます。では石鹸系シャンプーを使わず、市販のシャンプーを使っていれば髪がアルカリ性に傾くことはないのでは?と思いますよね。
石鹸系シャンプーで髪がアルカリ性になるのは、一時的に液体につけたからであり、その液体が完全に取り除かれ、成分が消えれば元に戻ります。しかしそう簡単に取り除くことができない液体もあります。
その例が美容室のパーマやカラーです。美容室のパーマ液やカラー剤は多くがアルカリ性のものです。そのため髪を染めたり髪にパーマを当てると髪がキシキシしてしまいます。髪を染めてしばらくの間、きしみが気になるという人にもクエン酸リンスは相性が良いのです。
クエン酸リンスの作り方についてご紹介
クエン酸リンスについて気になってきたかと思いますので、クエン酸リンスの作り方についてもご紹介したいと思います。必要な物もドラッグストアで手軽に購入できますので、ぜひ1度試してみてください。
クエン酸リンスの作り方
まずはクエン酸リンスの材料についてご紹介します。〔材料〕クエン酸…大さじ3、水…500ml、グリセリン…小さじ1、クエン酸リンスを作る容器(何も無ければペットボトルを丁寧にすすいで乾燥させたもので構いません)
〔作り方〕①用意した容器に材料を全て入れてください。(ペットボトルは入れ口が小さいので漏斗などがあると入れやすいです)②液体がちゃんと混ざりきるまで1分程容器を振ります。③しっかり混ざったら完成です。
アロマオイルを入れてクエン酸リンスにリラックス効果を
髪からふんわり香るいい香りは、女性の魅力を引き立てる役目もになっています。すれ違いざまに良い香りがする女性は同性から見ても女性らしいと感じますね。そんな良い香りは整髪料でなければシャンプーとリンスの香りであることが多いはずです。
しかし髪から香るふんわり女性らしい香りは、通常のクエン酸リンスや石鹸系シャンプーでは得ることができません。余計な物が入っていないのですから、当然香料で着けられる良い香りはゼロといっていいでしょう。
そんなクエン酸リンスにも、アロマオイルを使って香り付をすることは可能です。基本のレシピにアロマオイル20~30滴(香りの強さによって調節する)を混ぜるだけで簡単に作ることができます。
ただいい香りを着けられるだけでなく、自分に合う様々な効果も得ることができます。また、効能を変えること無く自分の気分で様々な香りを楽しめますね。そこで次はクエン酸リンスに使えるアロマオイルの香りレシピをご紹介します。
花粉症シーズンにおすすめのクエン酸リンスの香りは?
毎年シーズンになると苦しめられる花粉症、完治させる方法がないためとても辛いですよね。そんな花粉症のシーズンにおすすめなのが、甘い香りかつ爽やかな香りのレモンユーカリのアロマオイルです。
クエン酸リンスに混ぜるときはアロマオイル10滴ほどを混ぜてください。この香りのアロマオイルはメーカーや商品によって臭いが強いものがあるので注意が必要です。レモンティーの香りが好きな人にはぜひ試して頂きたい香りです。
この香りにはリフレッシュ効果はもちろん、炎症を抑えたり殺菌効果があり、鼻づまりや喉の炎症を抑えてくれます。喘息を持っている人にも効果があるため、心当たりのある人はリンスだけでなく湯船にオイルを垂らしてもいいですね。
レモンにユーカリの香りを加えた物と間違えられることもありますが、レモンの香りのするユーカリの葉のアロマオイルです。効果が変わったりもしますので、間違えないように注意して購入してください。
お仕事で疲れた日のクエン酸リンスはこの香り!
毎日お仕事を頑張っている社会人の皆さん、お疲れ様です。繁忙期や大きな仕事が一段落するまでは家に帰っても気持ちが休まらないという人もいることでしょう。そんな人にはラベンダーなどのリラックス効果がある香りがおすすめです。
今回おすすめするのは、ラベンダー5滴にカモミール10滴のアロマオイルを加えたクエン酸リンスです。カモミールとラベンダーには炎症を抑える効果もあるため、肌に炎症が起こりやすいアトピー体質の人にもおすすめです。
なかなか片付かない仕事で張り詰めている神経では、家に帰って睡眠しても眠った気になれないことがありませんか?そんな張り詰めた神経をほぐし、安眠効果やリラックス効果をうまく利用しましょう。
自分だけの香りを作りたい時におすすめのクエン酸リンスの香りは?
次にご紹介する香りはフランキンセンスのアロマオイルを10滴、ミルラとイランイランのアロマオイルをそれぞれ5滴ずつ垂らして作ります。少し癖のある香りなので、好みにもよるかもしれませんが、エキゾチックな独特の雰囲気ある香りになります。
木の香りのような温かい香りと爽やかな清涼感も感じられるため、好みだという人はリラックス効果も得ることができるかもしれません。悩みが多いという人にも、抗鬱効果があるのでおすすめできます。
また、アンチエイジング効果もあるのでお肌が気になるという人も嬉しい副効果を得ることができるはずです。肌が綺麗であれば若々しく見え、快活で魅力的な女性になることができるはずです。ぜひ試してみてくださいね。
男性でも使えるクエン酸リンスの香りは?
男性でも使いやすい香りとしておすすめしたい香りもあります。一つ目はレモングラス(15滴)とペパーミント(5滴)の香りを混ぜたものです。香りには爽やかな清涼感が感じられるためリフレッシュ効果があります。
とても爽やかな香りですので、女性でも梅雨などのじめじめした季節にはおすすめしたい香りです。大人の男という印象がある香りならシダーウット(3滴)とローズマリー(3滴)ペパーミントオイル(7滴)を混ぜたアロマオイルがおすすめです。
スパイシーで大人っぽい印象があるため、男女問わず使いやすい香りです。家族で別の香りを使っても良いですが、面倒に感じる奥さんはこの香りにしておくと失敗がないでしょう。どちらも男性が使用して好感を持てる香りです。
夜のお風呂限定!リラックスできるおすすめのクエン酸リンス
光毒性がある組み合わせですので、肌が弱い、もともと紫外線に弱いという人にはおすすめできませんが、ラベンダー(15滴)、ベルガモット(15滴)を混ぜたアロマオイルはとても良い香りです。リラックスリフレッシュ効果が高いので、肌が丈夫だと思う人は試してみてもいいかもしれません。
光毒性とは、紫外線に当たることで肌に何らかのダメージを負うことです。赤くなる、かゆみが出る、色素沈着を起こすなど、その症状は様々あります。今回の場合はベルガモットが光毒性を持っているアロマオイルです。
朝のシャワーの際に光毒性のあるアロマオイルを使うと、アロマオイルの効果が強く残ってしまうことがあります。そのため、朝お風呂に入って出かける時はこのクエン酸リンスはおすすめできません。このクエン酸リンスを使用する場合は夜に使用するようにしてください。
肌に合うか分からない時はパッチテストをしよう
天然成分のアロマオイルは、体に良い物が多そうだと思いませんか?しかし実は天然成分だから安全というわけではありません。光毒性のように、天然のまま加工されないからこそ自然本来の毒性を持っているものもあります。
何も加工されていないということは、人間の体に合わせてくれるものではないということでもあります。肌に合うかどうかパッチテストなどで試してから使用することをおすすめします。ですので次はパッチテストの方法についてご紹介します。
①作ったアロマオイル入りのクエン酸リンスを綿棒やコットンに染み込ませます。②染み込ませた綿棒を耳の裏や二の腕の裏側等(目立たず皮膚の弱い部分)に塗り広げて乾燥するまでおいておきます。③塗った部分を拭いたり洗ったりせずに48時間様子を見てください。④異常があった場合はすぐに洗い流し、クエン酸リンスを使用しないでください。
もし肌にクエン酸リンスが合わないと思ったら…
パッチテストで異常が見られたり、単純に髪質と合わない、手間が掛かるとクエン酸リンスを使わなかったということもありますね。買ってしまったクエン酸がもったいないと思ってしまうことでしょう。
そんな時はクエン酸をスプレーにして家中のお掃除に使うことができます。もしも自分に合わなかったら、と不安になる人でも、クエン酸なら完全に無駄になることはありません。そんなクエン酸をスプレーとして使用する方法もご紹介致します。
クエン酸スプレーの作り方
〔必要なもの〕クエン酸…小さじ2~2半、水…500ml、スプレーボトル…1つです。500mlのペットボトルに作ると計る手間が省けます。写すときは漏斗などがあるとスプレーボトルに移しやすいですね。
作り方は簡単。材料をボトルに入れて混ぜるだけです。クエン酸は水にとても溶けやすいため、濃いめに作っても常温の水で溶かしきることができます。しつこい汚れがあるなら、少し濃度を高く作ってもいいでしょう。
肌に優しいクエン酸リンスで髪をきしみから守ろう
今回はクエン酸リンスについて、髪への効果やその理由、作り方や香り付けの方法まで様々なことをご紹介しました。肌に優しいクエン酸リンスはアルカリ性の髪を中和して安全に柔らかい髪にしてくれるので嬉しいですね。ぜひ1度試してみてください。
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