重曹シャンプーの正しい作り方と使い方を紹介!髪への効果とは?

重曹を使って手作りするシャンプーが髪の毛に良いと話題になっています。ここでは、重曹シャンプーの正しい作り方と使い方をご紹介します。重曹シャンプーは、正しく作って使えば髪の毛に良い効果がありますが、作り方や使い方が悪いと逆にダメージの原因になることもあります。使う頻度にも注意が必要ですので、ぜひここで重曹シャンプーについて知識をつけておきましょう。一緒に使うクエン酸リンスについても解説します。

重曹シャンプーの正しい作り方と使い方を紹介!髪への効果とは?

目次

  1. どんなシャンプー使ってる?
  2. 大注目の重曹シャンプー!
  3. クエン酸リンスとセットで使って!
  4. 重曹シャンプーの作り方は簡単
  5. 濃すぎる重曹シャンプーはNG
  6. 使うのは食用の重曹
  7. クエン酸リンスの作り方も簡単
  8. 基本の使い方をマスターしよう
  9. 化学成分で肌荒れする人におすすめ
  10. 抜け毛に悩む人におすすめ
  11. 頭皮トラブルを抱える人におすすめ
  12. 初めての人は少しずつ頻度を上げよう
  13. シャンプー後は残さず洗い流そう
  14. タオルドライの摩擦に気を付けよう
  15. 髪に優しくドライヤーを使おう
  16. 重曹シャンプーを正しく使って髪を美しく!

どんなシャンプー使ってる?

髪の毛を綺麗にしたいと思う人の中には、美容院やヘアエステに通って特別なケアをしている人も多いでしょう。そのようなスペシャルケアはもちろん効果的ですが、髪の毛の美しさを保つためには、一時的な特別ケアよりも毎日の日常的なケアの方が実は大切です。

美容院でのトリートメントなどは、施術直後には髪の毛がとても綺麗になります。しかし、その後の自宅毛のケアが悪いと、すぐに髪質は悪くなってしまいます。そもそも、普段から自分で髪の毛を綺麗に保つことが出来ていれば、スペシャルケアに時間やお金をたくさんかける必要は無くなります。

大注目の重曹シャンプー!

サロン専売のシャンプーや、アミノ酸系シャンプー、オーガニックシャンプーなど、髪の毛に良いといわれるシャンプーには色々な種類があります。ここでは、市販のシャンプーではなく手作りするシャンプーである「重曹シャンプー」について解説します。

重曹シャンプーとは、重曹をお湯に溶かして作るシンプルなシャンプーで、髪の毛が綺麗になると注目を集めているものです。市販のシャンプーに比べると泡立ちが悪いので、洗えていないような感覚になりますが、それでも汚れを落とす効果は十分にあります。

クエン酸リンスとセットで使って!

重曹シャンプーをご紹介する際に、かならずセットで欠かすことが出来ないのが「クエン酸リンス」です。重曹をお湯に溶かした重曹シャンプーは、アルカリ性の性質を持っていますので、重曹シャンプーを使うと頭皮と髪の毛がアルカリ性に傾きます。

通常の健康的な頭皮と髪の毛は、弱酸性の状態であるべきなので、重曹シャンプーを使ってアルカリ性に傾いたままにしておくと、髪のダメージの原因になってしまいます。また、アルカリ性に傾いた髪の毛はキシキシとした手触りになってしまいます。そこで、酸性の性質を持つクエン酸を水に溶かしたクエン酸水を、リンスとして使うことによって、頭皮と髪の毛を弱酸性に戻す必要があるのです。

重曹シャンプーの作り方は簡単

重曹シャンプーの基本の作り方

では早速、重曹シャンプーの作り方を解説します。用意するものは、洗面器・お湯・重曹のみです。洗面器に大さじ1杯程度の重曹を入れて、洗面器の半分くらいまでぬるま湯を入れます。

シャワーで入れると混ざりやすくておすすめです。混ぜて重曹が溶けたら、重曹シャンプーの完成です。洗面器半分のお湯の量は、約1リットルが目安です。作り置きするのではなく、シャンプーする時にその場で混ぜて使うことをおすすめします。

慣れるまでは普段のシャンプーと混ぜて

いきなりお湯と重曹だけで作ったシャンプーを使うと、洗い心地や洗い上がりに違和感があったり、体に合わなかったりする可能性があります。そのため、始めて重曹シャンプーを使うという人は、いつも使っているシャンプーに少し重曹を混ぜてみるところからスタートすると良いでしょう。

洗面器に、普段使っているシャンプーの一回の量と一つまみの重曹を入れて、シャンプーと同じくらいの量のお湯を入れて泡立てたら完成です。これで髪の毛を洗った後は、いつも通りのリンスやトリートメントをしましょう。

濃すぎる重曹シャンプーはNG

重曹シャンプーの作り方の注意①

重曹シャンプーを作るとき、洗浄力やヘアケアの効果を高めたいからといって重曹の量を増やして、濃度を濃くするのはNGです。アルカリ性の重曹は、髪の毛のたんぱく質を分解させる効果を持っていますので、重曹シャンプーの濃度が濃すぎると髪の毛にダメージを与えることになってしまいます。

痛みやパサつき、広がりなどの原因になりますので、重曹シャンプーはご紹介した作り方を守って、これ以上濃い分量では作らないように注意してください。美容法や健康法は、むやみやたらに実践するのではなく、適量や適法を守ることが大切です。

使うのは食用の重曹

重曹シャンプーの作り方の注意②

重曹には、食用・医療用・工業用の三種類のものがありますが、重曹シャンプーを作るのに使う重曹は食用のものにしましょう。工業用の重曹は純度が低いため、粒が粗くて不純物が含まれている可能性があります。髪の毛はもちろん、顔や体の肌にも触れることになるため、安全性を考慮して工業用の重曹は避けるべきです。

一方、医療用の重曹は純度が高くて良質なので安全性の心配などはありませんが、値段が高いです。使う頻度が多くなると、費用もかさんでしまいます。値段と品質の両面から考えて、食用の重曹を使うのが望ましいでしょう。食用の重曹は、200グラムを約100円で購入することが出来ます。

薬局やドラッグストア、スーパー、インターネットなど、どこでも簡単に手に入るのも食用重曹の良いところです。スーパーでは、「タンサン」「ベーキングソーダ」といった表記で製菓用品コーナーに置かれていることもあります。表記は違っても、中身は同じです。購入が簡単だと、高頻度で使ってもすぐに作れて便利です。

クエン酸リンスの作り方も簡単

次に、重曹シャンプーの後に必要なクエン酸リンスの作り方です。用意するものは容器と水、クエン酸だけです!500ミリのペットボトルに水を入れて、クエン酸大さじ2杯を加えてよくふって混ぜます。

これを原液にして、実際にリンスとして使う時にはさらにお湯で薄めて使います。使う時には、洗面器に原液大さじ1~3杯を入れて、洗面器の半分から少し多いくらいのお湯を入れて薄めましょう。使う頻度に応じて、作り置きする原液の量を調整しましょう。

基本の使い方をマスターしよう

重曹シャンプーの使い方①シャンプー前の準備

重曹シャンプーとクエン酸リンスを作ることが出来たら、いよいよ実際に使うことになります。使い方の基本的な流れを解説します。まず、シャンプーをする前に髪の毛をブラッシングして、絡まりを解いておきましょう。髪の毛が絡まったままシャンプーすると、ダメージの原因になります。

また、ブラッシングをすることによって髪の毛が立ち上がり、一本一本をしっかりと洗うことが出来ますし、頭皮近くの根元の汚れまで落としやすくなります。ブラッシングをしたら、まずはぬるま湯で髪の毛と頭皮を流して、丁寧に予洗いしましょう。重曹シャンプーを付ける前の予洗いだけでも、かなり汚れを落とすことが出来ます。

重曹シャンプーの使い方②重曹シャンプーで洗う

予洗いが終わったら、重曹シャンプーを使って洗っていきます。まずは、洗面器に作った重曹シャンプーの約5分の1を頭皮にかけて、指の腹で優しくマッサージするように洗います。髪の毛ではなく頭皮を洗うようなイメージです。爪を立てないように気をつけましょう。重曹には研磨作用があるので、擦り過ぎると頭皮を傷つけてしまいます。

洗面器に入った重曹シャンプーが無くなるまで、小分けに頭皮にかけて洗っていきます。重曹シャンプーを使い切って洗い終わったら、重曹が頭皮や髪の毛に残らないようにしっかりとすすぎます。アルカリ性の重曹が頭皮に残ってしまうと、頭皮環境が悪くなって髪の毛に悪影響を及ぼしますので、しっかり時間をかけて残さず流すことが大切です。

重曹シャンプーの使い方③クエン酸リンスで仕上げる

重曹シャンプーで頭皮を洗って十分にすすぐことができたら、次はクエン酸リンスを使います。原液を薄めたクエン酸リンスを洗面器に入れて、そこに髪の毛を浸して馴染ませます。長時間付けていると髪の毛が乾燥しやすくなるので、軽く馴染ませる程度でOKです。

洗面器に浸すのが難しい部分は、流してかけるようにしましょう。普通のトリートメントのように、馴染ませて時間を置く必要は無いので、髪の毛全体に行き渡るように濡らすことが出来れば大丈夫です。クエン酸リンスも、付けた後はきちんとすすいで残らないようにしましょう。

化学成分で肌荒れする人におすすめ

重曹シャンプーの嬉しい効果①

重曹シャンプーとクエン酸リンスの作り方、使い方を解説してきました。シャンプーやトリートメントは、髪の毛に良いといわれるものや雑誌やCMで人気を集めているものなど、色々な種類があります。その中でも、重曹シャンプーとクエン酸リンスを使うことのメリットは何なのでしょうか?

まず挙げられる重曹シャンプーのメリットは、市販のシャンプーのような化学成分による刺激が無いということです。コストが低くて洗浄力の強い硫酸系成分を含む市販のシャンプーは、頭皮や髪の毛にダメージを与えてしまいます。シャンプーは日常的に頻度が高く使うものですので、体へのダメージは気になるところです。

手作りの重曹シャンプーには、そのようなリスクが無いというメリットがあります。ただ、重曹やクエン酸にも刺激はありますので、これらが肌に合わないという人は、使用を控えた方が良いでしょう。自分には何が合うのかを試して確かめる必要があります。

抜け毛に悩む人におすすめ

重曹シャンプーの嬉しい効果②

髪の毛が薄くなってきたかもと抜け毛に悩んでいる人は、もしかすると頭皮環境が悪くなっているのかもしれません。頭皮の毛穴に皮脂汚れが詰まっていると、髪の毛の成長に悪影響を及ぼしますし、抜け毛の原因になります。

重曹シャンプーは頭皮の毛穴に詰まった皮脂汚れを落とす効果に優れているので、抜け毛対策をしたいという人におすすめです。自分に合った頻度で、重曹シャンプーを取り入れると良いでしょう。

頭皮トラブルを抱える人におすすめ

重曹シャンプーの嬉しい効果③

抜け毛の他にも、頭皮の痒みや匂い、頭皮に出来る吹き出物など、様々な頭皮のトラブルに悩まされている人がいるでしょう。これらの頭皮トラブルへの対策としても、重曹シャンプーはとてもおすすめです。重曹の性質は弱アルカリ性なので、酸性の油汚れを中和することによって、水に溶かして落とすことが出来ます。

酸化して溜まってしまった皮脂は、かゆみや匂いの原因になりますので、ぜひ重曹シャンプーで落としましょう。また、重曹には抗菌作用があるため、その効果によってにおいをなくすということも期待できます。このように、重曹シャンプーには様々な嬉しい効果があるのです。

初めての人は少しずつ頻度を上げよう

重曹シャンプーの使い方の注意①

初めて重曹シャンプーを使うという人は、だんだんと慣らしながら使うことをおすすめします。重曹シャンプーの作り方の項でご紹介しましたが、初めての場合にはいきなりお湯と重曹のみで作った重曹シャンプーを使うのではなく、普段自分が使っているシャンプーに重曹を少し混ぜるという方法から試してみましょう。

それで慣れてきたら、シャンプーの分量をだんだん減らして、お湯と重曹だけのシャンプーに切り替えていくのがおすすめです。また、重曹シャンプーをする頻度についても、いきなり高頻度にすると合わない可能性があります。少ない頻度で始めて、様子を見ながら使用頻度を上げていくようにしましょう。

シャンプー後は残さず洗い流そう

重曹シャンプーの使い方の注意②

重曹シャンプーとクエン酸リンスの使い方でもご説明しましたが、重曹シャンプで洗った後やクエン酸リンスで仕上げた後は、しっかりとすすぎましょう。これは、通常のシャンプーをする時も同じです。いくら髪の毛に良いシャンプーやトリートメントを使ったとしても、洗い流すべきものが残ったままの状態になると、それが汚れとなってトラブルの原因になります。

タオルドライの摩擦に気を付けよう

重曹シャンプーの使い方の注意③

重曹シャンプーで髪の毛を洗ったら、髪の毛を拭く時にも注意が必要です。タオルで髪の毛を包み込んで、優しく水分を吸い取るようにしましょう。ゴシゴシとこすって拭いてしまうと、摩擦によって髪の毛が傷んでしまいます。濡れた状態の髪の毛はキューティクルがダメージを受けやすいので、優しく扱わなくてはいけません。

髪の毛が短い人は、タオルで頭を包むようにして、タオルを押し当てるような感じで水分をとります。髪の毛が長い人は、タオルで髪の毛を挟んで、ポンポンと軽く叩くようにして水分をとりましょう。ドライヤーの前に、タオルドライで十分に水分をとっておくことが大切です。

髪に優しくドライヤーを使おう

重曹シャンプーの使い方の注意④

タオルドライが終わったら、ドライヤーを使って髪の毛を乾かします。自然乾燥では髪の毛が傷んでしまいますので、濡れた髪の毛を放置せずにドライヤーを使って乾かしましょう。ドライヤーで髪の毛を乾かす際には、冷風を活用するのがおすすめです。

時間をかける余裕があるときには、冷風のみで乾かすと良いでしょう。ドライヤーの熱による髪の毛のダメージを防ぐことが出来ます。とはいえ、冷風のみで髪の毛を乾かすとなると、特に髪の毛が長い人は時間が長くかかってしまって大変です。時間を短縮しながらダメージを抑えるためには、温風と冷風を交互に使うと良いでしょう。

温風で乾かしながらも冷風を交えることによって、熱によるダメージを軽減できますし、キューティクルを閉じてツヤを出すことが出来ます。温風と冷風を交互に当てて乾かした場合、最後は冷風で仕上げると、ツヤが出てまとまるのでおすすめです。

重曹シャンプーを正しく使って髪を美しく!

重曹シャンプーの作り方や使い方、頻度、髪の毛への効果や注意点など、様々なポイントを解説してきました。お湯と重曹、クエン酸などシンプルな材料を揃えるだけで、このようにシャンプーやリンスを手作りできるなんて、意外に思われた方も多いでしょう。低コストで手間もかからず用意できますので、頭皮のお悩みや髪の毛のお悩みがある人は、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

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