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失敗しないカーテンの選び方とは?センスのいい色やサイズはどう選ぶ?
引っ越しや模様替えの際に購入することが多いカーテン。窓のサイズを計って大体のサイズで購入する方が多いと思いますが、長かったり短かったりして失敗することもありますね。デザインや色でも、店舗で見て気に入ったデザインでも自分の部屋には合わなかったりと、カーテンの選び方が上手くいかない方も多いでしょう。そこで、失敗しないカーテンの選び方を紹介します。インテリアに合わせたコーディネートやサイズの選び方まで調べてみましたので参考にしてみてください。

目次
- お部屋の印象が決まるカーテン
- もう失敗しない!正しいカーテンサイズの計り方
- 選び方がわかる!カーテンの種類について
- 役割を考えたカーテンの選び方
- カーテン素材でインテリアコーディネートをする選び方
- インテリアコーディネートの要!カーテンカラーの選び方
- お部屋によってカーテンを変えるのもおすすめ
- カーテンをカーテンレールで決める選び方
- 吊り元の選び方でカーテンの印象が変わることも
- タッセルなどカーテンの留め具の選び方
- カフェカーテンや目隠しカーテンの選び方
- ロールスクリーンやシェードなどカーテン以外の選び方は?
- カーテンを使ったおしゃれなインテリア実例
- 好みの布でカーテンを自作する方法も
- 正しいカーテンの選び方でワンランクアップしたインテリアコーディネートを
お部屋の印象が決まるカーテン
リビングや寝室、子供部屋などのお部屋の4分の1を占めることもある窓。その窓に着けるカーテンはインテリアコーディネートに欠かせないアイテムであるということをご存じですか?ただ日差しを遮ったり目隠しをしたりする役割だけではなく、カーテンの形状や色、デザインによってそのお部屋の印象はガラリと変わります。
たかがカーテン1つですが、家具のテイストとカーテンのテイストがチグハグだとまとまりのないお部屋に見えますね。自分好みのデザインであっても来客の際などには、相手がリラックス出来ない攻撃的な印象を与えることにもなります。センスがいいインテリアコーディネートをするためにもカーテンの選び方はかなり重要になってきます。
そこでこのまとめでは、失敗しないカーテンの選び方とインテリアに合わせたセンスのいい色、メインカラーやアクセントカラーの使い方や正しいカーテンサイズの計り方など役に立つ知識を紹介します。引っ越しの予定がある方やカーテンの買い換えを考えている方も参考にしてみてください。
もう失敗しない!正しいカーテンサイズの計り方
カーテンを購入するときにまず重要なのがカーテンのサイズです。窓の大きさを計って大まかなサイズでカーテンを選ぶ方も多いですが、実は失敗しない正しいカーテンサイズの計り方があります。知っておけばカーテンが長すぎて床についてしまったり、短すぎて丈が足りなかったりすることもないので覚えておくのがおすすめです。
カーテンサイズを知るにはまず窓枠のサイズを計る必要があります。もしくはカーテンレールのサイズでも大丈夫です。(カーテンレールは窓の幅+10~15㎝であることが多いです。)カーテンを着けた際に見映えのいい幅が窓の幅から左右に全体の3~5%出ている状態であるとされているので、先程計った窓の幅に1.03~1.05の数字を掛けることによって見いだすことが出来ます。
さらにカーテンの長さに関しては、ベランダなどに出れる床まである大きさの窓の場合は床から1~2㎝マイナスした長さが最適で、腰窓の場合は窓枠よりも10~15㎝長いサイズが最適です。丁度の長さにしてしまうと、遮光が充分でなかったり冬場の冷気や夏場の熱気を遮ることが出来なくなってしまうので、機能的にも良くないとされています。
選び方がわかる!カーテンの種類について
レースカーテン
お家の中に使うカーテンは、柄やデザインが豊富な厚い生地のものと薄いものの2枚を着けます。その薄いカーテンのことをレースカーテンと言い、通気性や透過性のある白い色が使われているのが一般的です。レースカーテンには日差しをコントロールする遮光の役割だけではなく、プライバシーの保護や防音効果もあります。
レースカーテンの種類によって遮光の割合やお部屋の雰囲気も変わるのでなくてはならないアイテムです。レースカーテンの長さは先ほど紹介したカーテンの長さよりも1~2㎝短くするのがおすすめです。
ドレープカーテン
上記で紹介した通り、一般的に家庭で使うカーテンはレースカーテンともう1枚厚いものがあります。そのカーテンをドレープカーテンと言います。ドレープカーテンには様々な色やデザイン、生地があり選び方を変えることでそのお部屋のインテリアコーディネートが決まる大切な役割を果たしています。もちろん遮光や遮熱、防音などの機能性での効果もあります。
ケースメントカーテン
一方で、レースカーテンとドレープカーテンの間の生地の透過性があるケースメントカーテンと言うものもあります。ケースメントカーテンはレースカーテンの代わりに使うことも出来ますし、そのまま1枚でも使用することが出来ます。プライバシーをそこまで隠さなくていい場所や積極的に光を取り入れたい時などにおすすめのカーテンです。

役割を考えたカーテンの選び方
遮光や防炎、防熱や防寒、そして防音などカーテンを使う場所によってその役割で選ぶ方法もあります。遮光には1級から3級までの3段階の遮光があり特殊な繊維を織り込んだり裏面にラミネート加工を施したものもあります。防炎は難燃性繊維を使ったカーテンで万が一火がついても炎が燃え広がらないように加工された商品で、キッチンや子供部屋などにおすすめです。
他にも特殊な糸を編み込んで、外からの熱を防熱したり生地の中に空気の層を作って防寒の加工をしているものがあります。さらには特殊加工を施したり樹脂コーティングをして、音の漏れを少なくしたりする防音効果のあるカーテンなど、様々な役割のある商品が販売されています。カーテンの役割を考えた選び方をするのも、省エネや安全性に繋がるのでおすすめです。
カーテン素材でインテリアコーディネートをする選び方
上記で紹介したカーテンの役割によって素材が違う場合もありますが、一般的にカーテンに使われている素材には合成繊維と天然繊維の2種類があります。合成繊維としてよく使われているのがポリエステルで、摩耗に強く耐久性もあるので強度に関しては一番おすすめの素材です。他にも保湿性や放湿性に優れたレーヨンや柔らかく温かみのあるアクリル素材などがあります。
一方で自然素材のカーテンにはコットンやリネン製品があります。遮光性は少ないですが逆に柔らかい光が差し込んでくるので室内をおしゃれで温かい雰囲気にしてくれるというメリットもあります。カフェなどのおしゃれな空間におすすめな素材で、お部屋のインテリアを柔らかく見せたい時にも向いています。
インテリアコーディネートの要!カーテンカラーの選び方
フローリングや壁の色に合わせて
お部屋の4分の1を占めるカーテンの割合、どんな色のカーテンを選ぶかによってインテリアコーディネートがガラリを変わるので要ともなる選び方です。引っ越しでまだ家具を買い揃えていない方や家具との合わせ方が分からないという方は、まずはお部屋のフローリングや壁の色に合わせてカーテンの色を選ぶのがおすすめです。
白やアイボリーなどの淡い色のフローリングや壁にはどんな色のカーテンを選んでもほとんどは失敗せずに済みますが、お部屋のすべてを淡い色にしてしまうとなんとなくボヤっとした雰囲気になってしまうので、出来れば少し濃い目の色を選ぶのがおすすめです。
逆にダークブラウンのフローリングやアクセントカラーのある壁に濃い色のカーテンを合わせてしまうと、閉塞感のある狭い印象になってしまうので、この場合にはやや淡い色のカーテンを合わせて爽やかさをプラスするのがおすすめです。
インテリアのメインカラーとしての選び方
カーテンをお部屋のメインカラーにする場合は、リビングであればソファやラグなどの色と合わせて統一感を持たせるのがおすすめです。インテリアの色を同系色にすることで、カーテンがお部屋に馴染みやすく落ち着いた雰囲気のあるコーディネートをすることが出来ます。お部屋のインテリアイメージが出来ている場合にはおすすめの選び方です。
インテリアのアクセントとしての選び方
一方でカーテンをお部屋のアクセントとして使う方法もあります。この場合はお部屋の全体のインテリアカラーが統一されたうえでの選び方になりますが、カーテンをアクセントにすることで、海外インテリアのようなホテルインテリアのようなおしゃれな空間を作ることが出来るのでおすすめの方法です。
よく使われる手法はカーテンにパンチのある色を選んで、その色とクッションの色を合わせることです。クッションでなくとも小さな雑貨やファブリックを合わせることで、上品な雰囲気を作り出すことが出来ます。

お部屋によってカーテンを変えるのもおすすめ
リビングや寝室、子供部屋やキッチンなどによってカーテンを違ったものにする方法もあります。寝室なら落ち着いたデザイン、子供部屋ならかわいいデザインなど色やデザインで選ぶのはもちろん、朝日や西日で眩しくなる部屋には遮光カーテン、キッチンや子供部屋などには防炎カーテンなどその役割によって変える方法もあります。
他にもフローリングの部屋や絨毯の部屋、和室などお部屋のテイストによってカーテンの素材を変える方法もあります。家の中のカーテンをすべて揃えて統一感を出すのも悪くはありませんが、それぞれのお部屋に合ったカーテンを選ぶことで、失敗しないおしゃれなインテリアコーディネートをすることが出来るのでおすすめです。
カーテンをカーテンレールで決める選び方
カーテンを吊り下げるカーテンレールにも種類があります。機能レールと装飾レールの2種類があり、機能レールはアルミ製や樹脂製であまり目立たないようなデザインでカーテンの開閉をスムーズに行うためのレールです。一方で装飾レールはアルミや樹脂製だけでなく木製やステンレスなどの素材が使われていてレールのデザインも個性的でおしゃれなものになっています。
装飾レールはシャープなものやアンティーク調のものなどデザイン性が強いのでお部屋のインテリアにも影響してきます。賃貸などで初めからカーテンレールが付いている場合はいいですが、新築やリフォームでカーテンレールを新たに着ける場合にはカーテンとカーテンレール、そして家具などに統一性を持たせたインテリアコーディネートをするのがおすすめです。
吊り元の選び方でカーテンの印象が変わることも
カーテンレールの違いにもよりますが、カーテンの吊り元にも様々な種類があり、それでカーテンを選ぶ方法もあります。機能レールに使えるカーテンの吊り元は、一般的な2重ヒダや3重ヒダの縫製やヒダのないフラットの商品があります。ヒダが多ければカーテンのドレープが多くなるので豪華なイメージのあるインテリアになります。レースカーテンで選ぶと違いが良くわかります。
装飾レールに使えるカーテンの吊り元としては、穴の空いているカーテンをポールに通すハトメやカーテンの丈夫に金具やタグを付けてポールに通す方法などがあります。個性的なデザインのものが多く、海外インテリアではよく使われています。カジュアルで簡単には付け替えが出来るので模様替えや洗濯するときにも便利な吊り元になっています。
タッセルなどカーテンの留め具の選び方
カーテンを開けたときに必要になる留め具やタッセル。カーテンを購入した時にセットで付いてくる場合も多いですが、少しアレンジを加えたり別の製品を合わせることでカーテンの印象を変えることが出来るので選び方も重ようになってきます。上品で豪華なイメージにしたい時には房の多いタッセルや装飾の付いたビーズなどの留め具がおすすめです。
他にも、子供部屋などにはキャラクターの付いた留め具や、子供でも簡単に使えるマグネットタイプの留め具がおすすめですし、洗面所やトイレなどのレースカーテンにはフェイクグリーンを使った留め具を使うのもおすすめです。カーテンのタッセルや留め具は様々な種類のものが販売していますし、100均などの材料を使って簡単にオリジナルのものを作ることも出来ます。

カフェカーテンや目隠しカーテンの選び方
小窓や出窓などの小さい窓に使うカフェカーテンや、お部屋のなかでの簡単な区切りとして使う目隠しカーテン。リビングなどの窓に比べるとお部屋のなかでの割合は小さいものですが、この部分もきちんとしたカーテンを選ぶことでインテリアコーディネートを左右することもあります。
カフェカーテンはレースを使ったシンプルな光を通すものが多いですが、場所によっては遮光のものや防炎のものなど特殊な加工のものもおすすめです。目隠しカーテンは、一人暮らしでのキッチンと寝室との区切りや玄関先の目隠しとして使われることが多く、扉の変わりにしたりする方も多いので、遮光などの効果があるものを選ぶのがおすすめです。
ロールスクリーンやシェードなどカーテン以外の選び方は?
プライベートの確保や遮光に役に立つのはカーテンだけではなく他にも様々な種類の商品があります。人気のあるものはシェードやロールスクリーン、ブラインドやパネルカーテンなどで、シンプルで開閉のしやすいシェードやロールスクリーンは特に選ばれやすいアイテムになっています。
窓の大きさによって選ぶのはもちろん、シェードなどは生地の薄いものが多いので朝日や西日の強さによって使う場所を選びますし、色合いや防熱、防寒などのことも考えて選ぶ必要があります。賃貸になるとカーテンレールを取り外すことが出来ないので、レールを利用してシェードやロールスクリーンを付けることが出来るかどうか、確認する必要があるので注意も必要です。
カーテンを使ったおしゃれなインテリア実例
カーテンを使えばインテリアのコーディネートがしやすく、お部屋の統一感を出すことも出来ます。こちらの写真はソファとカーテンの色を合わせて統一感のあるモデルルームのようなインテリアになっています。他の色を抑えてアクセントにしたいカラーで、カーテンを選ぶことでメリハリのあるおしゃれを楽しむことが出来ます。
色やデザインだけではなくカーテンのまとめ方によってもお部屋の雰囲気は変わります。ただ左右にまとめていただけのカーテンも上部の真ん中を閉じたまま下部だけたぐり寄せてドレープを作ってまとめたり、髪の毛を2つくくりにするようにそれぞれの真ん中でまとめることによっていつもとは違う高級感や清涼感のあるインテリアコーディネートをすることが出来るのでおすすめです。
好みの布でカーテンを自作する方法も
お部屋のインテリアに合ったカーテンが見つけられない場合や、すでにカーテンを購入して失敗した場合など、好みの布を使ってカーテンを自作する方法もあります。販売しているカーテンは様々な色がありデザインも豊富なので自分好みの商品を見つけることが出来る確率は高くなっていますが、価格的に手が出せなかったり素材が気に入らなかったりすることもあります。
そんな時には自分好みの布を使ってオリジナルカーテンを自作してしまうのも一つの方法です。すでに購入したカーテンが気に入らなかったり失敗した場合にも、そのカーテンをリメイクしたり他の布と合わせて使うことでお部屋に合ったカーテンを作ることが出来ます。上手く選べなくて失敗した場合でも、おしゃれなカーテンに変えることが出来るのでおすすめです。
正しいカーテンの選び方でワンランクアップしたインテリアコーディネートを
カーテンの種類やカーテンの必要性、役割などを紹介しましたが、おしゃれなデザインでお部屋のインテリアに合ったものを選ぶのはもちろん使う場所やカーテンレールの違いによって選ぶカーテンの種類も変えることが重要です。たかがカーテン1枚でも遮光に優れたレースカーテンや防音性のあるドレープカーテン、防炎や防寒に優れたものなどを選ぶと生活自体が快適になります。
カーテンのデザインや色もインテリアのメインカラーやアクセントカラーなどをきちんと考えて選ぶことで、リラックス出来る空間や高級感のある空間を作り出すことが出来、ワンランクアップしたインテリアコーディネートをすることが出来ます。正しいカーテンの選び方で失敗せず快適に過ごせるお部屋を作ってみてください。