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エアコン室外機は自分で掃除できる!キレイにする方法と注意点は?
年中稼働していると言うご家庭もあるエアコン。快適な室温を保ってくれるエアコンは、一家に一台と言ってもいいほど普及しています。しかし、そんなエアコンの室外機の掃除をしていると言う人はあまり多くないようです。エアコンの室外機は、フィルターの掃除に比べてあまり浸透していませんが、実は性能を維持する為に重要なのです。エアコンの室外機は自分で掃除出来るので、理想的な頻度で綺麗にして快適に過ごしていきましょう。

目次
- エアコンの室外機も掃除して節約!
- エアコンの室外機の役割とは?
- 掃除の必要がないと思ったら大間違い!エアコンの為にも必要
- 室外機を掃除するメリット
- 自分で掃除出来るエアコンの室外機は?位置に注意!
- エアコンの室外機を自分で掃除する為の下準備
- まずはエアコンの室外機の外回りを掃除していこう
- 可能であればエアコンの室外機は裏側も掃除しよう
- 忘れがちなエアコンの室外機の水抜き穴もしっかり掃除
- エアコンの室外機に洗浄スプレーは使える?
- 水を使ってエアコンの室外機を掃除する時には注意が必要!
- エアコンの室外機を掃除する頻度は?
- 掃除のついでにエアコンの室外機周りを整えよう
- 掃除の際には故障と怪我に注意!プロに頼むのも一つの手
- まとめ:綺麗にすればエコにもなって快適!
エアコンの室外機も掃除して節約!
暑い夏や寒い冬、家庭の空調はエアコンに任せていると言う家庭が増えて来ています。最近では、一人暮らしの物件などにも元々備え付けてあるほど、エアコンの普及率は上がって来ています。節電タイプのエアコンや、スタイリッシュなインテリアになるエアコンなども発表され、各ご家庭や生活環境に合ったエアコンを好みで選べる時代にもなっています。
そんな便利なエアコンの唯一の難点は、掃除にあります。精密機械な事から、掃除の方法があまり分からない、汚れが目に見えないから掃除をしていないと言う人もたくさんいます。しかし、最近ではフィルターの汚れについての認知も高まりエアコンは掃除出来る事も広まりつつあります。しかし、室外機を掃除していると言う人はまだまだ少ないのが現状です。
外にあるから放置していると言う人は、そろそろエアコンの室外機も掃除してみましょう。エアコンの室外機をしっかりと掃除することは、エアコン自体の性能をしっかりと維持することにつながります。このまとめではエアコンの室外機を自分で掃除する方法について詳しく見ていきます。意外にも、エアコンの室外機は簡単な方法で掃除する事が出来るのです。
エアコンの室外機の役割とは?
まずはエアコンの室外機の役割について見ていきましょう。エアコンの室外機の役割について多く誤解されているのが、室外機から外の空気を取り込んでいると思われている事です。実際には、エアコンの室外機は外の空気を取り込みません。エアコンは、室内の空気を取り込み設定された温度になるように整えて吐き出すので、外の空気を吸い込む事はありません。
では、一体何のために室外機があるのかと言うと、室内の空気を取り込んで設定温度になるように整える際に発せられる機械の熱を外に出す役割で室外機があるのです。意外にも、エアコンの室外機は外に付けられるように設定されて作られているので、掃除しなくても大丈夫なようになっています。メンテナンスの必要も、実は室外機にはありません。
掃除の必要がないと思ったら大間違い!エアコンの為にも必要
さらに、エアコンのフィルターが汚れている場合には、カビが発生して室内の空気を汚染してしまうなどの問題が発生してしまいますが、室外機の場合は汚れていても室内の空気を汚染する事はありません。あくまでも、室外機はエアコン内の熱を外に逃す為に設置されているので、室内の空気には影響する事はないのです。この事から、室外機の掃除の認知が低いのです。
では、エアコンの室外機をわざわざ面倒な思いをして掃除しなくてもいいのではないかとなってしまいますが、実はここからが重要です。多くの家庭のエアコンは、ベランダ付近に室外機が設置されています。エアコンの室外機を見てみると分かりますが、ファンが回る部分があります。ベランダ付近に室外機があると、そのファンに洗濯物のホコリなどが詰まってしまいます。
ファンに汚れが溜まるとなると、エアコンの熱を上手く外に逃がす事が出来なくなってしまいます。そうなってしまうと、エアコンの性能が落ちて冷房をかけた場合には設定温度に下がるまでに時間がかかる、または設定温度がかなり低いと設定温度まで到達する事がなくなってしまうなどの原因になってしまいます。温度がこもるのは、本体にもダメージになります。
室外機を掃除するメリット
エアコンの室外機を掃除するメリットは、上手くエアコン本体の熱を外に放出出来るようになる事です。これにより、室温が下がりにくいなどの問題を解決する事が出来るのです。また室外機を掃除しておく事で、エアコン本体の性能を維持できるだけでなく、無駄な電力を消費する事も無くなります。これにより、電気代の節約や地球環境へのエコ活動にもなります。
また、エアコンを購入するとなると高額な買い物になります。その為、簡単にほいほい買い替える物ではないのですが、室外機の汚れをそのままにしておくとモーターやコンプレッサーのダメージになってしまい寿命を短くしてしまう可能性があります。長くエアコンを使う為には、理想の頻度で室外機を掃除する事が必要になるのです。
自分で掃除出来るエアコンの室外機は?位置に注意!
見落とされがちなエアコンの室外機の掃除の必要性が分かった所で、自宅についているエアコンの室外機が自分で掃除出来る物か確認してみましょう。基本的にはどのエアコンの室外機も、自分で簡単に掃除する事が出来ます。しかし、室外機の設置されている位置に注意しましょう。壁にくっつくように設置されている物は、裏側の掃除は出来ません。
また、エアコンの室外機が2階のベランダ以外の壁に設置されている場合には、危険が伴うので無理に自分で掃除しようとする事はやめましょう。先ほどご紹介した通り、エアコンの室外機は掃除やメンテナンスをしなくても大丈夫なように作られています。もしも、エアコンの効きが悪いと感じる場合には、無理に自分で掃除せずに業者に頼むようにしましょう。
エアコンの室外機を自分で掃除する為の下準備
自分で掃除出来るとなったら、掃除機に使う物を用意して下準備しましょう。エアコンの室外機の掃除には、掃除機といらなくなった歯ブラシ、雑巾を使います。掃除機は、ブラシタイプのノズルを用意しておきましょう。直接掃除機をあてて吸い込むと、故障の原因になってしまう事があります。ブラシタイプのノズルは、百均などでも購入する事が出来ます。
掃除に使う物を準備したら、まずはエアコンの電源を切りコンセントを抜いておきましょう。室外機は、ファンが回転します。電源がついたままの状態では、最悪の場合腕や手を巻き込んで怪我をしてしまいます。必ず電源は切り、コンセントも抜いておきましょう。同居している家族がいる場合には、必ず掃除をしている事を伝えて電源を入れないように注意しておきましょう。
まずはエアコンの室外機の外回りを掃除していこう
さて、いよいよ自分でエアコンの室外機を掃除していきましょう。まずは、室外機本体の外回りを綺麗にしていきます。方法は、目に見える大きなゴミや蜘蛛の巣などをほうきなどで取り払います。室外機は外に設置してあるので、土埃やホコリなどが本体についています。あまりにも気になるようであれば、雑巾などを使って綺麗に拭き上げましょう。
そして、一番重要なファン周りを掃除していきましょう。ファンの掃除の方法は、まずいらなくなった歯ブラシなどを使ってファンをカバーしている網状の吹き出し口の細かい汚れやゴミをかき出します。中に入り込まないように、外に出すようにしましょう。その後、掃除機に専用のブラシを取り付けて綺麗に吸い取っていきます。あまり強く押し付けないようにしましょう。
可能であればエアコンの室外機は裏側も掃除しよう
自分で掃除できそうであれば、室外機の裏側や側面についている金属板の掃除もしましょう。壁にくっつくように設置されている場合には、無理に自分で動かすと故障の原因になってしまうので行わないでください。この金属板の部分は、フィンと呼ばれる部分で室外機でも最も重要な役割を担っています。力をかけると変形するので、優しく掃除していきます。
金属板の掃除の方法は、ファンの吹き出し口同様にいらなくなった歯ブラシなどを使って汚れをかき出し、ブラシを付けた掃除機で吸い取ります。但し、金属板の掃除の場合には必ず掃除機に専用のブラシを付けて行ってください。故障する原因になってしまいます。また、この部分は洗浄スプレーを使用したくなりますが洗浄スプレーは使わないようにしましょう。
忘れがちなエアコンの室外機の水抜き穴もしっかり掃除
熱を放出する機械となると、必ずあるのが結露などで発生した水を抜くための排水管です。もちろん、エアコンの室外機にも水抜き穴があります。見落としがちですが、室外機の下の部分を見てみると水抜き穴があります。あまり起こりませんが、この穴に汚れなどが詰まってしまうとショートしてしまう可能性があります。ついでに掃除しておきましょう。
水抜き穴を自分で掃除する方法は、いらなくなった歯ブラシなどを使って中の汚れをかき出すだけです。歯ブラシでは届かないと言う場合には、割り箸などにいらない布を巻き付けてかき出しても構いません。特にこの水抜き穴が汚れるのは、暖房を使用する時期です。ある程度暖房を使用しなくなった時期には、水抜き穴を掃除する事をお勧めします。
エアコンの室外機に洗浄スプレーは使える?
さて、エアコンの掃除となると専用の洗浄スプレーを使用している人もたくさんいます。室外機にも同様にエアコンの洗浄スプレーが使えるかについて見ておきましょう。洗浄スプレーは、フィルターの掃除にあるととても便利です。しかし、金属を腐食させてしまう成分も含まれている為、基本的にはフィルターの掃除の時にしか使用する事が出来ません。
なので、室外機の掃除の際には洗浄スプレーは使用しないようにしましょう。特に、金属板の掃除に洗浄スプレーを使用するのは故障の原因になります。洗浄スプレーを使用して掃除していると、金属板が腐食していき剝がれてしまったり吹き飛ぶ事もあります。金属板の掃除の方法でもご紹介しましたが、洗浄スプレーはフィルター以外使えません。
水を使ってエアコンの室外機を掃除する時には注意が必要!
また、洗浄スプレー以外にも注意が必要なのが水をかけて掃除する方法です。室外機は外に取り付けてあるので、もちろん水を直接かけて掃除する方法をとっても構いません。しかし、水をかける位置に注意しましょう。雨水がかかる事を想定されて作られているので、上から水をかけるのには問題がありませんが、下からかけるのは想定されていません。
その為、下から水をかけて掃除してしまうとショートしてしまったり故障の原因になってしまいます。水抜き穴は下についているので、水抜き穴の汚れを中に押し込んでしまう可能性もあります。水を直接室外機にかけて掃除する際には、上からかけるように注意しましょう。高圧洗浄したいと言う場合には、やはり専門の業者に委託して掃除してもらいましょう。
エアコンの室外機を掃除する頻度は?
エアコンの室外機の掃除は、どれくらいの頻度で行うのが理想なのでしょうか。エアコンのフィルターが汚れていると、人体への影響が出てしまう可能性がある為に月に1度は最低でも行いたいものです。しかし、室外機は元々あまりメンテナンスの必要がないように作られており、汚れていても人体への影響はありません。その為、年に1回程度が理想になります。
時期としては、冷房を使い始める5~6月か、暖房を使い始める10~11月に行うのがいいでしょう。使い始めに掃除する事で、快適に設定温度に空調を整える事が出来ます。1年毎に掃除する時期をずらして行うと、水抜き穴の汚れも溜まりにくくなるのでお勧めです。何年かに1度は専門の業者に委託して掃除してもらうと、より綺麗にメンテナンスする事が出来ます。
掃除のついでにエアコンの室外機周りを整えよう
また、室外機の掃除の際に一緒に行ってほしいのが室外機周りの整理です。関係なさそうにも感じてしまいますが、室外機がベランダにある場合には室外機の周りに植木鉢や物を置いてしまう事が多々あります。室外機の周りに物があるとなると、熱を放出するのを妨げている可能性があります。上手く熱を放出させる為にも、室外機の周りの物を片付けておきましょう。
室外機の掃除をするとなると、もちろんエアコンのフィルターの掃除にも適した時期です。使い始める前に、エアコンのフィルターも一緒に掃除しておきましょう。一緒に掃除しておけば、より節電へと繋げる事が出来ます。エアコンのフィルターには、室外機では使用する事の出来なかった洗浄スプレーを使用する事が出来ます。一緒に綺麗にしておきましょう。
掃除の際には故障と怪我に注意!プロに頼むのも一つの手
今回は、自分で掃除出来る方法をご紹介しましたが、故障させてしまうか不安と言った場合には無理に自分で掃除する事はせずに業者に委託して掃除してもらいましょう。と言うのも、金属板のフィンの部分は手や腕などを切ってしまう可能性がある部分です。高所での作業になるご家庭もある事を考えると、怪我などの危険があります。
また、帯電していた場合には感電の恐れもあります。室外機も機械なので、これらの危険を考えると無理に自分で掃除する事はありません。プロの業者であれば、専門の知識の元に掃除をしっかりとしてくれます。故障させてしまう事もないので、少しでも不安と言う場合には無理に掃除せず、業者にお願いしましょう。より綺麗にしてくれて安心です。
まとめ:綺麗にすればエコにもなって快適!
あまり掃除の必要のない室外機ですが、しっかりと理想の頻度で掃除しておけば快適に設定温度にする事が出来ます。電気代の節約にもなり、掃除しておいた方がメリットは確実にあります。少し面倒に感じてしまうかも知れませんが、慣れてしまえば短時間で掃除する事が出来ます。より快適にエアコンを使用する為にも、しっかりと掃除しておきましょう。
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