レスリング栄和人が監督を解任!伊調馨のパワハラ問題を総まとめ!

女子レスリングの栄和人さんの伊調馨さんへのパワハラ問題は、まだ収まる様子がありません。そんな中、至学館大学の谷岡郁子学長は、これまで擁護し続けてきた栄和人さんの監督解任を発表しました。今回の監督解任の事情からレスリングのパワハラ問題について総まとめします!

レスリング栄和人が監督を解任!伊調馨のパワハラ問題を総まとめ!

目次

  1. レスリングのパワハラ問題とはどんな問題?
  2. 監督を解任された栄和人さんのプロフィール
  3. 栄和人さんの選手時代の成績は?
  4. 指導者としての栄和人さんのこれまでの実績
  5. パワハラされたとされる伊調馨さんのプロフィール
  6. 伊調馨さんのこれまでのレスリングでの成績
  7. 栄和人さんが監督をつとめる至学館大学とは?
  8. 至学館大学の谷岡郁子学長はどんな人?
  9. 栄和人さんは当初パワハラ問題に対してどう言ったのか?
  10. パワハラ問題が明らかになったときの至学館大学の対応
  11. 日本レスリング協会は今回のパワハラ問題に対してどう対応した?
  12. 栄和人さんはようやく謝罪会見を開いた
  13. 谷岡郁子学長はなぜ今になって栄和人さんを解任したのか?
  14. 伊調馨さんは今どうしている?
  15. まとめ:今回のパワハラ騒動の原因は?

レスリングのパワハラ問題とはどんな問題?

女子レスリングのパワハラ問題が世間を騒がせていますが、いったいどのような問題なのでしょうか。女子レスリングのパワハラ問題について改めて紐解いてみましょう。

栄和人さんが伊調馨さんにパワハラ?

女子レスリングのパワハラ問題が明らかになったのは2018年3月の週刊誌の報道によるものでした。それによると、伊調馨さんは日本レスリング協会の栄和人強化本部長に対する告発を、1月に内閣府の公益認定等委員会に提出したというものでした。栄和人さんといえば、これまでに何人ものオリンピック選手を育ててきた名指導者ですから、世間は騒然となりました。

この週刊誌の報道に対し、伊調馨さん自身は口を閉ざしましたが、双方の代理人ともいえる人たちが出てきて、具体的に栄和人さんのパワハラの内容についてメディアで語り始めます。それによると、当時師事していた栄和人さんのもとを離れ、男子のコーチをしている田南部コーチから指導を受けたいと言ったところから、栄和人さんによるパワハラが始まったということです。

男子のコーチに指導を受けたいという伊調馨さんに対して、栄和人さんは苦言を呈したり、直接コーチに対しても口を挟んだりと、伊調馨さんの邪魔をするようなことを栄和人さんが行ったというのです。最終的に伊調馨さんは練習する場所もなく、5連覇がかかる東京五輪に向けての調整も遅れており、このままでは東京五輪への調整に影響が出てしまうということもあり、伊調馨さんは告発に踏み切ったようでした。

監督を解任された栄和人さんのプロフィール

今回至学館大学のレスリング部の監督を解任された栄和人さんですが、どのような人なのでしょう。栄和人さんのプロフィールについて詳しく見ていきましょう。

解任された栄和人さんはこんな人

栄和人さんは1960年6月19日生まれで現在は58歳です。鹿児島県奄美市の出身で、鹿児島商工高等学校を卒業後、日本体育大学体育学部体育学科へ進学されました。レスリングを始めたのは高校時代からで、中学までは栄和人さんは柔道をされていたそうです。日本体育大学在学中には、全日本大学選手権優勝も経験されています。

栄和人さんの娘もレスリング選手

オリンピックへの出場や、数々の世界大会で優勝するなど、日本のレスリングの礎を築いた後、栄和人さんは指導者への道へ進みます。栄和人さんは私生活では1993年に結婚して一女をもうけますが、その後に離婚をされているようです。この栄和人さんの長女が栄希和さんで、全日本選手権に優勝するなど、将来有望なレスリング選手として活躍されています。

栄和人さんの選手時代の成績は?

では、栄和人さんの選手時代はどのような成績を残されたのでしょうか。数々の名選手を育ててきた栄和人さんの選手時代の成績について詳しく見ていきましょう。

監督を解任された栄和人さんの選手時代は?

栄和人さんは1980年に全日本大学選手権で優勝すると、1983年には全日本選手権で初優勝します。1987年には栄和人さんは世界選手権のフリースタイル62kg級で銅メダルを獲得し、翌年の1988年には念願のオリンピック初出場を決めます。しかし、栄和人さんが初出場したソウルオリンピックでは惜しくも4回戦敗退という結果になってしまいました。

栄和人さんの世界レベルの大会でのメダル獲得は、1987年のレスリング世界選手権での銅メダル、1986年のアジア大会での銀メダル、また1983年と1989年のアジア選手権では金メダルを獲得しています。

指導者としての栄和人さんのこれまでの実績

栄和人さんは現役引退後、指導者としての道を歩み始めます。栄和人さんの指導者としての実績にはどのようなものがあるのでしょうか。詳しく調べてみました。

監督解任された栄和人さんの指導者としての道のり

栄和人さんが指導者としての道を歩み始めたのは、1990年に京樽に選手兼女子レスリング部コーチとして入社してからになります。1996年には栄和人さんは京樽を退社されますが、中京女子大学附属高等学校、つまり現在の至学館高等学校の教諭になります。そして、2003年に栄和人さんは当時は中京女子大学だった現在の至学館大学のレスリング部の監督に大学職員扱いで就任されます。

数々のオリンピック選手を育ててきた栄和人さん

至学館大学での栄和人さんの教え子には、今回パワハラが問題となっている伊調馨さんを始め、吉田沙保里さん、伊調馨さんの姉の伊調千春さん、登坂絵莉さんなど、オリンピックのメダリストたちが数多くいます。まさに栄和人さんが日本の女子レスリングの礎を作ったといっても過言ではない部分があるのも事実のようです。

パワハラされたとされる伊調馨さんのプロフィール

栄和人さんからパワハラを受けたことを内閣府に告発された伊調馨さんですが、どのような人なのでしょうか。そのプロフィールを見ていきましょう。

伊調馨さんは1984年6月13日生まれで現在34歳です。青森県八戸市出身の伊調馨さんは、先にレスリングを始めていたお兄さんや姉の千春さんの影響で地元のレスリングクラブに通って練習に励むようになります。その後は栄和人さんが監督をつとめる中京女子大学附属高校に進学して栄和人さんにレスリングの指導を受け、その後は至学館大学へと進学されます。

伊調馨さんはこれまでにその功績に対して、紫綬褒章や国民栄誉賞、青森県県民栄誉賞や八戸市市民栄誉賞なども授与されています。伊調馨さんはきょうだいもレスリング選手で、姉の伊調千春さんはアテネ五輪、北京五輪のの銀メダリスト、兄の伊調寿行さんは現在は綜合警備保障のレスリング部のコーチもつとめておられます。

伊調馨さんのこれまでのレスリングでの成績

では、伊調馨さんのこれまでのレスリングでの成績はどのようなものだったのでしょうか。伊調馨さんのレスリングの成績について詳しく見ていきましょう。

伊調馨さんが初めて挑んだオリンピックは2004年のアテネオリンピックでした。アテネオリンピックでは姉の千春さんが銀メダルで悔しい思いをしているのを見て、伊調馨さんは「金メダルを取る!」と奮起して見事金メダルを獲得しました。その4年後の北京オリンピックでも伊調馨さんは金メダルを獲得され、見事オリンピックの二連覇を達成されました。伊調馨さんはこの北京オリンピック持っての引退を発表されます。

しかし伊調馨さんはすぐに引退宣言を撤回され、1年間の静養の後に復帰され、2012年のロンドンオリンピックでも金メダルを獲得しました。さらには4年後のリオデジャネイロオリンピックでも伊調馨さんは金メダルを獲得されました。これは近代オリンピック史上6人目、そして女子選手では初の個人種目の4連覇達成となりました。

栄和人さんが監督をつとめる至学館大学とは?

ここで栄和人さんが監督をつとめられ、伊調響さんが通っておられた至学館大学について詳しく紹介して行きましょう。至学館大学とはどのような大学なのでしょうか。

解任された栄和人さんがレスリング部の監督をする至学館大学

至学館大学は愛知県大府市にあり、元は中京女子大学という名前でした。その名の通り、学生は女子ばかりでしたが、途中から共学になり、中京女子大学という名前のままで6名の男子学生を受け入れたということがあるようです。至学館大学は栄和人さんが監督をつとめるレスリング部が有名で、現在は吉田沙保里さんも副学長として所属しています。

解任された栄和人さんが所属する至学館大学はこんな大学

教育理念は「人間力の形成」ということで、学生たちが主体的に動くことのできる機会を多くもうけ、「学生が主人公」の大学を目指しているとのことです。学部は健康科学部があり、健康スポーツ科学科、栄養科学科、栄養科学科の3学科があります。設立当初から主にスポーツに特化した大学のようです。

至学館大学の谷岡郁子学長はどんな人?

今回のレスリングのパワハラ問題の際に話題になったのは、栄和人さんだけではありませんでした。栄和人さんが所属する至学館大学の谷岡郁子学長も話題になっています。至学館大学の谷岡郁子学長はどのような人なのでしょう。

栄和人さんの解任を発表した谷岡郁子学長

谷岡郁子学長は2007年~2013年まで参議院議員をしていた元政治家で、政党「みどりの風」の代表をしていたこともあるようです。谷岡郁子学長は、現在は至学館大学、短期大学の学長をしており、日本レスリング協会の副会長でもあります。

今回のレスリングのパワハラ問題では、谷岡郁子学長の当初の対応にも疑問の声が上がっています。まだ第三者委員会の調査結果が出る前に栄和人さんを監督復帰させたり、栄和人さんを徹底的に擁護し、聞き方によっては伊調馨さんに非があるのではないかとも取れる発言もありました。そんな発言から、栄和人さんとともに谷岡郁子学長も注目を集めてしまうことになったのです。

栄和人さんは当初パワハラ問題に対してどう言ったのか?

今回の問題が長引いてしまった原因となっているのが、パワハラ認定された当人である栄和人さんと、その所属先である至学館大学が、責任の所在をはっきりさせなかったことにもあるでしょう。栄和人さんのパワハラ問題に対する当初の発言について調べてみました。

解任された栄和人さんは当初どう言っていたか?

パワハラ問題が発覚した当初、至学館大学のレスリング部の監督を解任された栄和人さんは「パワハラではなく認識の違い」であると言い続けてきました。そして、栄和人さんはパワハラについては一切ないとも言っておられました。そのことが、大きな波紋を呼んでしまったのです。

最初のうちに栄和人さんがはっきりとパワハラを認めて謝罪し、心を改める決意を栄和人さんがしていれば、問題はここまで長引いてこじれることはなかったかもしれません。ひょっとすると、栄和人さんにも指導者としての道が残されていた可能性もあるでしょう。

パワハラ問題が明らかになったときの至学館大学の対応

では、パワハラ問題が明らかになった直後の至学館大学の谷岡郁子学長の対応はどうだったでしょうか。当初、谷岡郁子学長はどう言っていたのでしょうか。

栄和人さんを解任する前の谷岡郁子学長は?

谷岡郁子学長は当初、「そもそも伊調馨さんは選手なのか?」という疑問すら投げかけていました。それによって栄和人さんをかばおうとされたようですが、まったく逆効果になってしまったのです。それに、栄和人さんには「パワー」はないので、パワハラはできないなどとよく分からない理屈で押し切ろうとしているところもありました。そした谷岡郁子学長の対応は、多くの人には受け入れがたいものだったようです。

谷岡郁子学長が身内である栄和人さんをかばおうとすればするほどに、栄和人さんに対する批判も強まっていきました。結局のところ、終始栄和人さんをかばい続けた谷岡郁子学長の態度が、栄和人さんをさらに追い詰める結果になってしまったことも否めません。

日本レスリング協会は今回のパワハラ問題に対してどう対応した?

栄和人さんと至学館大学の谷岡郁子学長は、パワハラを当初まったく認めようとしませんでした。では、日本レスリング協会は今回のパワハラに対してどう対応したのでしょうか。

日本レスリング協会は今回のパワハラについて、週刊誌報道の翌月には報告書をまとめ、至学館大学よりも先にパワハラがあったことを認定しました。そして、鈴木大地スポーツ庁長官に謝罪に訪れています。日本レスリング協会がパワハラとして認めたのは平成22年の合宿で栄和人さんが「よく俺の前でレスリングできるな」と発言したこと、その年のアジア大会で、実績のある伊調選手を代表の選考から外したことの2点でした。

また、伊調馨さんを指導していたコーチに対しての栄和人さんのパワハラも、日本レスリング協会は認めました。世界選手権での宿泊先でコーチに対して「伊調選手の指導をするな」と発言したことや、男女合同合宿で「目障りだ。出て行け」などと罵倒したことなどです。

栄和人さんはようやく謝罪会見を開いた

最終的に内閣府も、栄和人さんにパワハラがあったことを認め、2018年6月になってからようやく栄和人さんは今回のパワハラに関する謝罪会見を開きました。

栄和人さんは伊調馨さんとそのコーチに対して申し訳なかったと謝罪しました。ただ、現在にいたるまでまだ、伊調馨さんへの直接謝罪はできていないということも、この謝罪会見の時に栄和人さんは打ち明けました。

この席で栄和人さんは、パワハラに対する謝罪をのべると共に「自分の指導を望んでくれている子たちを何とかしたい」とも言っており、今後の指導に対しても前向きな姿勢を現していました。

谷岡郁子学長はなぜ今になって栄和人さんを解任したのか?

しかし、至学館大学の谷岡郁子学長は、栄和人さんの会見の直後、突然、栄和人さんのレスリング部監督の解任を発表しました。それはいったいなぜなのでしょうか。

なぜ栄和人さんは解任されたのか

それは、栄和人さんが謝罪会見の後も態度を改めることがなく、反省が感じられないからという理由のようですが、それではこれまで必死にかばい続けてきた谷岡郁子学長の責任はどうなるのか、といった意見も数多くあるようです。

栄和人さんを解任するだけで良いのか?

あまりにも急転直下の解任劇に、何らかの圧力があったのではないかと疑問を抱く人も少なくはないでしょう。パワハラは決して許されるものではありませんが、いったんは監督として復帰させたものをなぜ今になって解任したのか、多くの謎が残ってしまいます。

伊調馨さんは今どうしている?

伊調馨さんはこの2018年4月頃から日体大で練習を再開しているそうです。復帰の予定は未定ですが、早ければ東京オリンピックの代表選考にも関わってくる12月の日本選手権に出場するのではないかと見られているようです。

前人未踏のオリンピック5連覇、しかも東京オリンピックでその記録を打ち立てる可能性も秘めている伊調馨さんの復帰は、レスリング関係者のみならず、日本のレスリングファンたちもほっと胸をなで下ろしていることでしょう。

まとめ:今回のパワハラ騒動の原因は?

栄和人さんによる伊調馨さんへのパワハラ問題がこれほど大きな騒ぎになってしまった原因は、何とかして事を小さく収めようとしたことにあったのではないかと考えられます。当初にパワハラを認めて潔く謝罪していれば、ここまで大きな問題にはならなかったでしょう。いずれにしても、伊調馨さんが東京オリンピックに向けて練習に集中できる環境を作っていく義務が、日本レスリング協会にはあるのではないでしょうか。

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2018-09-22 時点

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