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セルフリノベーションでおしゃれな暮らし!セルフDIYの注意点とは?
セルフリノベーションという単語を聞いたことがありますか?なんとDIYで自分の家をおしゃれに建ててしまおうというものなのですが、その注意点や費用はどうなっているのでしょうか。こちらではセルフリノベーションのDIYのやり方や費用などをまとめました。

目次
- セルフリノベーションでお家をおしゃれに!
- セルフリノベーションとは何?どんなことをするの?
- 「設計」「施工」「仕上げ」の3つがセルフリノベーションの基本工程
- 経済的なメリットがあるセルフリノベーション
- デメリットも大きい!セルフリノベーションは時間がかかる!
- 大きなセルフリノベーションは法律の知識も必要?
- 自分の家はセルフリノベーションしても大丈夫な物件か?
- セルフリノベーションにかかる費用はどれくらい?
- 実際にセルフリノベーションをするために必要なもの
- トイレのセルフリノベーション?どんな風に変わるのか?
- 中古住宅をおしゃれにセルフリノベーション!どんな工夫をする?
- ロールスクリーンの取り付けで一気におしゃれな空間に!
- セルフリノベーションに失敗しないようにするためには?専門家に頼るべき?
- リノベーションを行って出たゴミの処分について
- まとめ:セルフリノベーションはしっかり計画してから施工する!
セルフリノベーションでお家をおしゃれに!
皆さんは自分の手で住むお家を立ててみたいと思ったことはありませんでしょうか。自分の好きなように家を設計していくことができるのでとても夢がありますが、たいていの方は「家を建てるのであれば専門家に頼って設計して建築してもらわなければいけない」と思われているかもしれません。
確かにその道のプロに任せれば間違いはないかもしれませんが、それが全てにあてはまるとは言えないのです。例えば小さめの小屋であればDIYで建ててしまうこともできますし、リノベーションもある程度ならばセルフでやってしまうことができるからなのです。
これをセルフリノベーションといい、トイレや中古住宅であっても新しく作り替えることもできるのです。できるならばおしゃれな家をDIYで建ててみたいと思う方もいらっしゃるでしょう。ということで、セルフリノベーションをDIYでやるやり方やトイレ、中古住宅の改変方法に費用などについてまとめてみました。
セルフリノベーションとは何?どんなことをするの?
おそらくセルフリノベーションという単語を聞いたことがあるという方はあまり多くないのではないでしょうか。実生活では早々聴く単語ではないでしょうから仕方ないかもしれません。ですので最初にセルフリノベーション、リノベーションとはどんなものかをご説明しておきます。
まずリノベーションというのは、刷新、改善、修理といった意味の英単語で、リフォームの用語としてはリフォームよりも大掛かりに家を改造したりすることを言います。中古住宅などに元々ある骨格だけを残して中身を元よりも大幅に変更することで全く違う家のように作り変えるのです。
リノベーションは大工や設計士、内装業者などの専門家に実際にやってもらうのですが、対してセルフリノベーションというのはそれらすべてをDIY、つまり自分の手で行うということなのです。骨格は残すとしても家の中身をほぼすべて作り変えるなんてとても大掛かりですから、とても無理なのではないかと思われても仕方ないかもしれません。

「設計」「施工」「仕上げ」の3つがセルフリノベーションの基本工程
リノベーションで行われるのは大きく分けて3つの工程があり、まず部屋の間取りやそのデザインなどを決める「設計」、使用する建材を家に合わせた形に加工させて組み立てていく「施工」、内部の塗装やタイル貼りなどの「仕上げ」があります。
セルフリノベーションでもやることは変わらず、「設計」「施工」「仕上げ」をそのままセルフで行っていくことになります。もちろんすべてを自分の手で行わなければいけないという制約はどこにもなく、費用やかけられる時間を鑑みてDIYではできなさそうな点をプロにお願いしてやってもらうということもできます。
セルフリノベーションを行うのには後述するとおりデメリットもあればメリットもあります。魅力となるのは、費用や時間、リノベーションをする理由に合わせて自分の好きなようにDIYで部屋、ひいては家を創っていくことができるという点が大きいです。勿論時間はかかりますが、やり遂げると他業者に頼むよりも愛着が湧くことでしょう。
経済的なメリットがあるセルフリノベーション
DIYでリノベーションをしていくセルフリノベーションには、専門家である設計士や大工、内装業者に一切合切頼んでしまうものにはないメリットと専門家に頼んでしまう方が良い点、つまりデメリットがあります。次にそれらをご紹介していきましょう。
まずメリットからご紹介していきます。1つ目は業者に頼むよりも費用を抑えることができるということです。依頼をすると材料費や人件費、設計費用など色々と費用がかかってしまいますが、セルフリノベーションにすることで材料費のみしか必要なくなるのです。リノベーションの度合いによってはとても費用が大きくなってしまいますのでこれは重要です。
もう1つDIYでリノベーションをしていくことで技術や知識を身に着けることができるというメリットもあります。自分で設計や施工などを実際にやってしまえばそこで使用する材料や工具などの使い方も実践で学ぶことができますから、思いのほかいろんなところで役に立ってくれるかもしれません。
デメリットも大きい!セルフリノベーションは時間がかかる!
セルフリノベーションにはもちろんデメリットもあります。そのうち最も大きくかつ誰もが想像しやすいのが、時間と体力が必要であるということでしょう。マンションの一室をリノベーションする場合通常ならば1か月とそこそこくらいで完了するようです。
しかしセルフリノベーションだと毎日やっていたとしても2か月から4か月ほど、長くなると半年以上かかってしまうなど非常に時間がかかります。加えて建材は重くそれらを加工しなければいけないので力も一定以上必要になります。
一人だけでは追いつかないこともありますので時には人手が必要になることもあります。また怪我をする可能性もゼロではありません。施工のために電動ドライバーにのこぎりなどなど様々な工具が必要で、使い方を誤ると怪我に繋がってしまいます。十分に留意しなければいけません。
大きなセルフリノベーションは法律の知識も必要?
セルフリノベーション二はもう1つ注意すべき点があります。それはセルフリノベーションが大規模なものになる場合は建築基準法の知識が必要になるというものです。家の柱や壁、階段などに加工をしたり大規模な修理や改築をする時には役所に申請をしなければならないと建築基準法で定められているのです。
その建築基準法の中では建物の構造や用途などに関しての最低限の基準が設定されており、この基準が守られていない場合にはリノベーションの施工の禁止や使用禁止などが行政から命令されてしまいます。つまりは勝手に建物の構造を大きく変えてはいけないということなんです。
この辺りは建築を行うプロの方に頼らなければ基準法の細かい基準を理解することは難しいですから、やはりリノベーションの際には多少プロに手伝ってもらうことを推奨します。
自分の家はセルフリノベーションしても大丈夫な物件か?
そんなセルフリノベーションをどこまですることができるのかというのは、自分の住んでいるところが持ち家なのか賃貸住宅なのかやマンションなのか戸建てなのかで異なっているようです。自分の家が持ち家ならば中古住宅であってもほとんど自由に改変できますが、賃貸の場合は大家さんにどこまでやっていいのかなどを確認する必要があるのです。
マンションの場合は管理規約というものがありますのでリノベーションの内容にはかなり限りが出てしまいます。ですので施工するのであれば一戸建てが好ましいですが、どちらにしても注意しておかなければならないのは水回りや電気ガス周りなどについてです。
特に電気ガス周りは資格のない方が勝手に改変してしまうと違法になることがあるようですから注意しなければいけません。
セルフリノベーションにかかる費用はどれくらい?
ご紹介した通りセルフリノベーションはDIYで行うもののため専門の方々にやってもらうリノベーションでかかる人件費を抑えることができます。それ以外の材料費、道具代、撤去費用は自分の負担になりますのでどれくらいかかるかというのをしっかり見積もっておきましょう。
通常業者に依頼してリノベーションをする場合は一戸建てだと大体1000万円から1500万円程度かかるとされていますが、セルフリノベーションであれば100万円から200万円程度で済むのだそうです。もちろん戸建ての大きさや部屋数などによって違ってはきますがこれは大きな違いでしょう。
実際にセルフリノベーションをするために必要なもの
セルフリノベーションを行う上ではけがを防ぐ工夫をしなければいけないとご紹介しました。そのために大事なのが、服装と場所、工具の3つです。服装は動きやすく汚れても構わないものが一番良いでしょう。最も適しているのは作業着で、通販で3000円ほどで購入できますので大掛かりなリノベーションの場合は用意することをおすすめします。
施工していく中でたくさんの木材を運んでいくことになりますので、手を怪我しないために軍手などの手袋を、電動ドライバーなどの電動の工具を使用する場合には木の粉が飛び散りますので目を守るために防塵メガネなどを持っておきましょう。
また作業をする時にはそのための場所も必要です。作業場所が広いのに越したことはありませんので建材などを置く場所や実際に作業をする場所を分けられると良いです。最後に工具は使用前にしっかり使い方を確認しておきましょう。電動工具は便利ですが電動でないものより危険ですので怠らないようにしましょう。
トイレのセルフリノベーション?どんな風に変わるのか?
ではここからは、実際にセルフリノベーションをDIYで行った例をご紹介していきます。まずは規模がそこまで大きくないトイレのセルフリノベーションからです。トイレはセルフリノベーションが初心者の方であってもやりやすい箇所ですからおすすめできます。
例えば、最近のおしゃれな家のトイレというのはタンクがないタンクレスになっているものが多いです。これをDIYでやることも可能で、まずトイレのタンクを外して周りにタンクの高さに合った囲いを建材を加工して作ります。次にトイレの水栓が通るような穴とレバーを引けるように穴をあけたカバーを作っておきます。
最後にトイレのタンクの前面はおしゃれになるように柄の付いたシートをトイレのタンク前面に張り付けて置いたり、発泡スチロールをレンガのように色塗りしておいて貼っておくというような工夫を加えて完成します。
中古住宅をおしゃれにセルフリノベーション!どんな工夫をする?
次にご紹介するのは中古住宅のセルフリノベーションです。中古住宅ともなればマンションなどとは違ってほとんどの箇所を自由にリノベーションできますからどこから手を付けて良いものか迷ってしまうかもしれません。そこで中古住宅改変のちょっとした例をご紹介しておきます。
例えば中古住宅の玄関のリノベーションで、靴がたくさんあって収納が難しくなってしまっていることが多いでしょう。そういったときには今ある下駄箱に靴を収納できるようなスペースを建材を加工して作り、靴用の棚を作るなどがあります。これだけでも見た目が結構変わっておしゃれなんです。
他にも中古住宅の廊下に何もないと味気が無いですから、壁に建材を打ち込んで釘などで固定と物を引っ掛けられるような箇所を設けておき、そこに雑貨や普段使わなさそうな衣服などを掛けておくと中古住宅の廊下はただ通るだけではないおしゃれな空間に変わります。
ロールスクリーンの取り付けで一気におしゃれな空間に!
続いては中古住宅に限らずできるリノベーションです。それがロールスクリーンタイプのカーテンの取り付けで、このカーテンは薄い生地を下げてカーテンにするタイプです。生地を上げれば窓の上側に収納しておくことができるなどコンパクトながらあるだけで非常に部屋がおしゃれになる一品です。
これを窓の外もしくは内側に取り付ける作業を行いカーテンを下げれば外からは見えませんし、しっかり遮光もしてくれます。またタイプによっては窓だけでなく天井にも取り付けることが可能で、天井に取り付ければ部屋を区切って見えないようにするなどの使い方もできます。
セルフリノベーションに失敗しないようにするためには?専門家に頼るべき?
トイレのイメージチェンジや中古住宅の玄関や部屋内のリノベーションなどをご紹介しました。ご紹介したものはすべてそこまで規模が大きくないので初心者であっても割とできそうなものですが、床を解体して張り替えるといったような大規模なものはもし失敗すると取り返しがつかなくなってしまう可能性があります。
自分でどうにかできそうなものであればまだ良いのですが、もしカバーの方法が思いつかないという場合には素直に専門家に頼る選択肢を取ってください。近所のリフォームの業者やホームセンターのDIYのアドバイザーに相談をしてみると力になってくれるでしょう。
リノベーションを行って出たゴミの処分について
セルフリノベーションがそこまで大掛かりでないなら、やり終えた後に出るゴミはそこまで多くないと思われますので普通のゴミとして出せばよいため悩むことはないかもしれません。しかし天井や床などの家の大部分を改変するような大規模なものの場合はそれ相応にゴミが出てしまいます。
もしたくさんのゴミが出てしまったときには通常のゴミとして出すことはできませんので、お住まいの自治体に確認してみてください。また自治体が対応できないという場合には廃棄物処理の業者に頼むと少々余分な費用は掛かりますが処分してくれます。そうならないようにゴミが出た時には少しずつ処分していくことをおすすめします。
まとめ:セルフリノベーションはしっかり計画してから施工する!
セルフリノベーションを行う際の注意点やかかる費用、トイレや中古住宅を実際に改変する際のサンプルなどをご紹介しました。リノベーションはしっかりできれば見た目、雰囲気が劇的に変化しておしゃれにできますが、実際にやってみると思った以上に難易度が高いと実感するかもしれません。
ご紹介した通りもし失敗してしまった場合には専門の業者に相談を持ち掛ければどうにかなるでしょうが、そうなりたくないのであれば何をどれだけ使うかなどの計画をしっかりすることをおすすめします。