限界利益と限界利益率は素人でも分かる?決済書の見方を教えて!

会社などの決算書には限界利益と限界利益率という用語が出てきます。聞きなれない単語ですがそれほど難しい内容ではなく、素人であっても分かるのです。この記事では、決算書の見方を知るため素人でも分かるように限界利益や限界利益率についてまとめてみました。

限界利益と限界利益率は素人でも分かる?決済書の見方を教えて!

目次

  1. 限界利益と限界利益率とは?決算書の見方を知ろう!
  2. まず限界利益って何?手に入る利益の限界
  3. 営業利益と限界利益ってどう違うの?
  4. 限界利益率とは?限界利益との関係についてなど
  5. 限界利益とは貢献利益?限界利益と限界利益率から分かること
  6. 固定費が同じで限界利益や限界利益率が違う場合がある?
  7. 限界利益と限界利益率から損益分岐点を計算できる
  8. 決算書の見方が分かる!限界利益や限界利益率はどこに書かれる?
  9. 限界利益率などは決算書に書かれない?
  10. まとめ:限界利益や限界利益率は素人でも分かる用語!

限界利益と限界利益率とは?決算書の見方を知ろう!

皆さんは限界利益や限界利益率という用語をご存じでしょうか。決算書でこれらの単語が出てくるため知っておいて損はないでしょう。これらの用語は簿記の貸借対照表や損益計算書といった、いわゆる財務諸表で表記されるような単語に見えます。

そのためそれらを見たことが無い素人の方にはパッとこの2つの用語を見てもよく分からないでしょう。両方とも利益云々という言葉のためすごく難しい意味を持っていて、たとえ理解しようと思っても小難しい単語が入り乱れて理解ができないのではないかと思われるかもしれません。

しかし限界利益や限界利益率はそこまで難しい意味の用語ではなく、決算書を見たことが無いような素人の方であっても分かるようなものなのだとか。これを機に決算書の見方を覚えてしまいましょう。こちらでは、限界利益や限界利益率の意味や決算書の見方などについてまとめてみました。

まず限界利益って何?手に入る利益の限界

それでは早速限界利益や限界利益率の意味をご紹介していきます。まずは限界利益についてで、これは一言でいうと売上高から変動費を差し引いた時に残っている金額のことを指します。まず売上高は物を販売したりして得た金額ということは何となく理解できるでしょう。

そしてそこから引く変動費というのは物を売るために掛かる費用の1つで、金額が上がったり下がったりと動くために変動費といいます。仕入れ原価や原材料費、販売手数料などがこれに当たり、もう1つ固定費というものが、販売するうえでどんな状態でも掛かることが確実な一定の金額のことを言います。

固定費の代表的なものとしては人件費や事務所の水道光熱費といったものがあります。つまりは売上高の金額が増えたり掛かる変動費が少なくなればそれに応じて限界利益は多くなり、逆に売上高が減ったり変動費が多くかかったりすると少なくなるということになります。

営業利益と限界利益ってどう違うの?

事業で利益となる項目には「営業利益」というものもあります。これについては聞いたことがある方もいらっしゃるのではないかと思われますが、営業利益と限界利益って違う点はあるのでしょうか。名称が違うのでもちろん違っている点はあり、それは差し引いている費用になります。

ご紹介した通り限界利益では変動費を売上高から差し引いていますが、営業利益ではその限界利益からさらに固定費を差し引くことで求めることができるようになっています。営業利益を高めたければ固定費を少なくするという方法は取れませんので、限界利益の金額を高くする必要があるのです。

限界利益率とは?限界利益との関係についてなど

限界利益についてできるだけかみ砕いてご紹介しましたので、次は限界利益率についてご紹介していきましょう。まず限界利益率というのは、上記の売上高から変動費を差し引いて出すことのできる限界利益を、売上高で割ることによって計算することができます。

この計算で出せる限界利益率というのはその数字が高いと限界利益の割合が大きいということですので、高ければ高いほど利益が大きい、つまり良いことととらえることができます。そしてその分掛かっている固定費の回収についても多ければ高くなるといえるのです。

ですので、もし売上高があまり芳しくないという時にはこの限界利益率を高めることが重要となってきます。そして利益率を高めたいというのであれば元の限界利益の数字を大きくするため、かかる変動費を少なくするなどの対処をする必要があります。

限界利益とは貢献利益?限界利益と限界利益率から分かること

まず限界利益というのは売上高から変動費を差し引くことで求めることができます。差し引く変動費の方はどれだけかかるか分かりませんが、もう1つの費用である固定費は最初にどれだけの金額がかかるのかということは分かっています。

どちらも変わらない費用ですから、利益でその分を回収できるなら回収したいですね。そして固定費は必ずかかってしまう費用で、これを限界利益で回収することができるのです。費用の回収に貢献できるということで、限界利益は貢献利益とも呼ばれているのです。

ちなみにこの限界利益で固定費をちょうど回収できることを損益分岐点といいます。そして限界利益率から分かるのは、利益率が高ければ損益分岐点となる金額は低くなるので得られる利益は大きくなるのです。限界利益率の値が小さいと固定費回収もやりにくくなってしまいます。

固定費が同じで限界利益や限界利益率が違う場合がある?

ここまでご紹介してきたとおり、固定費というのは事業を行う上で状況に関わらず一定の金額掛かってしまう費用です。そのために営業利益を高くするためには固定費を低くするという方法は取れないのですが、そんな固定費が同じでも限界利益や限界利益率が違う時があるのです。

例として、商品1と商品2を売る場合固定費が25かかるとしましょう。そして売り上げた金額はどちらも100、変動費は商品1が30で商品2は60とすると、まず限界利益は1が70、2が40となり営業利益は1が45、2が15となります。

この状態の場合、営業利益を売上高で割って求めることのできる営業利益率は商品1が45%、2が15%となり、肝心の限界利益率は1が70%、2が40%となるのです。この2つで違っているのは変動費が30か60かだけで、当然ながらその費用が少ない商品1のほうが限界利益も限界利益率も高くなるのです。

限界利益と限界利益率から損益分岐点を計算できる

損益分岐点というのは掛かった固定費と限界利益とが同じ金額になる点であるとご紹介しました。固定費が多ければそれは損失になってしまいますので、どうにか出さないようにしなくてはいけません。そんな損益分岐点は限界利益および限界利益率から求めることができます。

例えば上記の売上高100変動費30固定費25の例で見ると、限界利益は70で限界利益率は70%となっています。損益分岐点となる売上高は限界利益率である70%と固定費の25を踏まえ損益分岐点の計算をしますが、損益分岐点は固定費を限界利益率で割ることで求めることができます。

そしてこの場合の損益分岐点の計算は25÷0.7となり、結果は約35です。つまり固定費を回収するためには限界利益が35以上になればよいということが分かるのです。

決算書の見方が分かる!限界利益や限界利益率はどこに書かれる?

ではここからは企業会計で取り扱われる決算書の見方をご紹介していきます。まず最初に決算書というのは正式な用語ではなく「財務諸表」と呼ばれます。この財務諸表には簿記で習う「貸借対照表」「損益計算書」のほか「株主資本等変動計算書」や「キャッシュ・フロー計算書」などが含まれています。

このうちの貸借対照表と損益計算書についてご紹介していきましょう。まず貸借対照表は大きく分けて「資産」「負債」「純資産」の3つに分けられ、自分がどれくらいの資産を持っているのか、どれくらい借金などの負債を抱えているのか、資産から負債を差し引いた純資産を持っているかが分かります。

もう1つの損益計算書には費用と収益があり、その企業が1年ならば1年、3年ならば3年の間にどれだけ売り買いをして利益を出すことができたのかということを知ることのできる表になります。このうち収益の方には限界利益で使用する「売上高」が入ります。

限界利益率などは決算書に書かれない?

実は限界利益や限界利益率というのは決算書、もしくは財務諸表には記載がされないのです。利益というからには損益計算書の収益の方に書かれるのではないかと素人の方は思われるかもしれません。区分としては大当たりなのですが、その実限界利益などはその中に記載されないのです。

損益計算書には、売上総利益(粗利益)、営業利益、経常利益、税引前当期純利益、当期純利益の5つの利益が記載されますが、限界利益は損益計算書の中の費用を固定費と変動費に分けて求めていかなければいけません。すなわち損益計算書を作る中ではまだ限界利益や限界利益率が分かっていないので、記載がされていないのです。

まとめ:限界利益や限界利益率は素人でも分かる用語!

限界利益や限界利益率がどういった意味の用語なのかということなどをご紹介しました。おさらいすると、限界利益は売上高から固定費を引いたもの、限界利益率は売上高を限界利益で割ったものなので、難解な計算式などは必要なく求めることができるということがお分かりいただけたでしょうか。

単純に引き算や割り算だけで求められるので、そこに数値を入れるだけでたとえ決算書の見方が分からない素人であっても直ぐに求められるのです。これが分かれば数字の苦手な方でも、決算書が読めるようになりますね!

税金に関する記事はこちら

Thumbモンベルのふるさと納税がお得!還元率の高い自治体やポイントの使い方は? | 大人女子のライフマガジンPinky[ピンキー]
Thumbダブルワークがばれるとどうなる?税金・年末調整など副業の疑問を解説 | 大人女子のライフマガジンPinky[ピンキー]

こちらの関連記事もおすすめ

アクセスランキング

2019-09-19 時点

新着一覧