エアコンの室外機が動かない!ファンが回らないときの対処法とは?

エアコンの室外機が動かない・ファンが回らないといった現象になった方も少なくないと思います。エアコンの室外機が動かない原因・自分で出来る室外機の点検方法・故障を防ぐ予防方法もご紹介します。この機会にぜひ試してみてください。

エアコンの室外機が動かない!ファンが回らないときの対処法とは?

目次

  1. エアコン本体と室外機の関係
  2. エアコンの室外機が動かない原因は?
  3. 室外機が動かない時にはまずは確認しよう!
  4. 室外機が動かない時自分で試せることがある
  5. エアコンの室外機が3分しか動かない
  6. 5分から10分は動くがその後室外機が止まる場合
  7. エアコンが30分以上動いて室外機が止まる場合
  8. エアコンの室外機が動かない場合ヒューズは自分で交換できるの?
  9. 室外機が動かない時は購入店舗に相談しよう!
  10. 室外機が動かないときはメーカーに問合せしよう!
  11. エアコン修理は点検だけでも費用がかかる?
  12. エアコンが動かない時の修理の値段の相場
  13. 自主点検できる!エアコンの室外機の点検方法
  14. エアコンの室外機の故障を予防しよう!
  15. エアコンの室外機が動かない・止まるときの対処法

エアコン本体と室外機の関係

エアコンは、部屋中の空気の熱を外に追いだし温度を下げます。エアコンの本体と室外機は対になっていて本体と室外機が揃っての1台と言えます。エアコン本体と室外機は、パイプで接続されており部屋の熱がパイプを通って外に出すことで部屋が涼しくなります。

パイプの中には、冷媒と呼ばれる物質が通っています。部屋の熱を外に出すのにこの冷媒が室外機を通り外に出してくれます。エアコンの本体と室外機には、「熱交換器」が付いていて、熱交換器を通過しながら部屋の熱が冷媒に流れる仕組みになっています。

部屋の空気を循環させることによって熱が外に放出され、冷たくなった空気を部屋に送りだすので部屋の中が涼しくなります。なかなか部屋が涼しくならないといったときは室外機が動いていないこともあります。これから室外機の動かない原因を見ていきます。

エアコンの室外機が動かない原因は?

まず、考えられる室外機の動かない原因は、室外機のコンプレッサーが回らないことが原因かもしれません。コンプレッサーとは圧縮機のことでこのファンが回っていないと部屋の中の熱が本体から室外機に回らないといったことが起き熱が外に出ず部屋が涼しくなりません。

次に考えられる原因は、室外機のファンが回らないことです。ファンモーターと言って、温度の高くなった冷媒を冷やし、外に出すといった役割のあるファンです。このファンが回らないとなると冷媒が熱を放出できなくなり、エアコンから冷たい空気が出なくなってしまいます。

ファン以外の室外機の動かない原因は、エアコンの基盤が故障したケースが考えられます。エアコン本体には電源基盤と、制御基板というものがあり、電源基盤は、室外機のファンやコンプレッサー・エアコン本体のファンに電気を送るものになります。

制御基板は、部屋の温度を検知してコンプレッサーに命じる役割があります。基盤が壊れてしまうと電気を送ったり温度の検知などが出来なくなり室外機も回らないといった症状が出ます。

室外機が動かない時にはまずは確認しよう!

室外機が動かないとなったときにすぐに修理ではなく確認をしてみてください。まずは、室外機の裏側にあるフィルターが詰まっていないか確認しみましょう。道路側に面した場所に室外機を置いていたり、室外機の近くでペットを飼っていたりすると室外機のフィルターにゴミや毛が詰まってしまうこともあります。

こういった理由でフィルターが目詰まりを起こして動かなくなった可能性もあります。フィルターが原因ではないときは、室外機の周りに物を置いていないかも確認してください。室外機の周りに荷物など物を置いていると空気の流れが悪くファンが回らないことがあります。室外機を壁ぎりぎりにしているのも良くないです。

室外機が動かない時自分で試せることがある

室外機が直接日に当たるのも動かなくなる原因になります。室外機には日よけの対策をしておきましょう。日よけで空気の流れが悪くなることもあるので注意が必要です。エアコンの使いすぎで室外機が熱をもってしまうこともあります。そのために室外機が回らなくなることもあります。室外機が熱を持っているようなら少し水をかけて様子を見るのもいいでしょう。

エアコンの基盤をリセットしてみる

基盤のリセットは簡単です。動かないときは基盤をリセットすることを試してもいいでしょう。前述でご紹介した制御基板はエアコン本体の設定温度を感知して部屋の中の空気を調整する役割をしています。電源基盤は、室外機のコンプレッサーやファンやエアコンの本体に電流を流す役割をしています。

この基盤が不具合を起こすとエアコンが動かないといったことが起こります。エアコンは基本使っていなくてもコンセントを差したままになっているのでこれだけでも、基盤に負担はかかってしまいます。なので、まず動かないときは、コンセントを抜いて5分くらい待ちその後また差してみてください。これだけでエアコンが動くこともあります。

エアコンの室外機が3分しか動かない

リモコンで電源を入れて室外機の動きをチェックしてみましょう。ファンモーターが回ってもコンプレッサーがすぐに止まることがあります。こういったときは、コンプレッサーの制御基板や、IC・プリント基板が壊れている可能性があります。

一度コンセントを抜き約3分後にコンセントを入れなおしてみてください。大体はこの方法で付くことがあります。ですが、動かない場合は壊れている可能性が高いです。

5分から10分は動くがその後室外機が止まる場合

冷房に設定している場合は、電源を入れると室外機のファンが回りコンプレッサーの音がし始め動きますが、コンプレッサーが動いていてもファンが回らない・止まることもあります。こういった場合は、ファンモーターや基盤の故障が疑われます。

このまま放置してしまうと5分から10分で室外機が熱を持ち、保護装置が働きエアコンが止まるといった現象が起きます。コンセントを入れなおしても室外機の温度が下がらなければエアコンは止まってしまいます。こちらも壊れている可能性が高いです。

エアコンが30分以上動いて室外機が止まる場合

エアコンの電源を入れ30分以上すると急に動かないといったことも起こります。この場合、室外機の放熱が上手くいってないことが原因かもしれません。こういった原因で動かない場合、室外機の温度を下げるために送風運転しかしなくなってしまうことがあります。

室外機の周りに物が置いていないか、ごみが詰まっていないか確認してそれでも動かない・止まる場合には、一度コンセントを抜いてみてください。コンセントを抜いて再度差してみても動かないようであれば故障の可能性が高いです。

エアコンの室外機が動かない場合ヒューズは自分で交換できるの?

エアコンの本体や室外機の基盤には、ヒューズが付いています。ヒューズが切れてしまって動かない場合があります。ホルダー式のヒューズであれば自分で交換できる方もいるかもしれません。しかし、大体のエアコンのヒューズははんだ付けされているので素人では交換できない場合が多いです。

機械に詳しくないのであれば自分で交換することはおすすめできません。ある程度の知識がある方でもできれば業者の方に頼むなどしてプロに任せたほうが無難です。もし、自分で交換する方は必ずコンセントを抜くのを忘れずに気を付けて作業を行ってください。

室外機が動かない時は購入店舗に相談しよう!

メーカーに直接電話し来てもらうと出張費というものを取られます。見てもらうだけで安くて5000円からの金額を払わなければならなくなるので、購入店に電話や訪問して症状を伝えてみましょう。エアコン本体や室外機への少しの工夫で治ることもありますのでそういった工夫の仕方なども教えてくれます。

メーカーに頼むと自分でも簡単に出来たことでも出張費と作業費で10000円ほど取られてしまうことも少なくないです。なのでまずは、購入店に相談が一番いいでしょう。

室外機が動かないときはメーカーに問合せしよう!

前述で購入店舗に相談しても、エアコンが治らない時や、購入店舗では改善方法がわからない・改善の見込みがないといったときには、メーカーに問い合わせて、エアコンがどういった状態なのかを相談してみましょう。

具体的な動かない症状を伝えよう!

具体的にエアコンの症状を伝えると、まず自分で出来ることを教えてくれます。それでも動かない場合・止まる場合は、メーカーの人が症状を見に来てくれます。エアコンがどういった具合なのかを伝えるときに曖昧な表現をしてしまうとメーカーの方が症状の確認にかかる時間も増え、確認費用も増してしまいます。

ファンや、コンプレッサーや基盤の故障が原因で動かないのならば修理することになります。出張費だけでも5000円から取られることもあるので修理などの作業が加わると結構な金額になってしまうこともあります。

エアコン修理は点検だけでも費用がかかる?

前述に書いたことを含めて壊れたかなと思ったときは自分で出来るだけの対策はしましょう。それでも動かない、室外機が止まる・おかしいと思った場合は、エアコンの業者に連絡してみてもらうようにしましょう。ですが業者に頼むと修理とは別に、見てもらうだけでも料金が発生します。

エアコンの業者に来てもらうだけで、出張料として約2000円からの料金が発生します。そして点検料金で約3000円からの料金がかかります。合計で安くても約5000円は費用が掛かります。なので、エアコンを修理することになると、出張費用・エアコンの点検代・エアコン修理費を合わせると5000円以上はかかってきます。

なので、業者に来てもらう前に自分で点検できるところは自分ですることで改善されることもあるのでよくエアコンの室外機の周りなどを確認して見ましょう。ゴミが詰まっているだけであれば余計なお金を払わずに治ることもあります。

エアコンが動かない時の修理の値段の相場

エアコンの修理費の相場をみて修理するか買い替えるか決めておくこともいいでしょう。エアコンの修理の値段は前述でも書いたようにまずは出張費・点検費の約5000円は必ずかかります。修理自体の金額は、修理する場所などによっても変わってきます。

エアコンが動かない時の修理費

エアコン本体の基盤の修理や交換になれば約5000円から10000円で、室外機の基盤の修理・交換になれば10000円から30000円になります。コンプレッサーの修理・交換は50000円から60000円です。冷却ガスの補充は10000円から15000円、配管の修理・交換は30000円から50000円になります。

一番高いのはコンプレッサーの修理・交換になります。約60000円に出張費・点検費もかかります。こうなれば、新しいエアコンを買うことも考えたほうがいいかもしれません。ガスの補充も1回の値段なので何度もガスの補充をしなければならなくなってしまったら高くついてしまいます。

自主点検できる!エアコンの室外機の点検方法

基本的には、目で見て外観を確認することが大切です。エアコンの室外機が動かないとなる前に冬に入ってエアコンを使う前と夏になって使う前の年に2回ほどでいいので室外機などの点検はしておきましょう。ですが、屋根置きしている場合は危ないので目に見える危険ではない部分のみでも大丈夫です。

室外機が外の平らな場所などにある場合はよく見て確認しましょう。まずは、室外機の外観・熱交換器に油がにじんでいないか確認してみましょう。キッチンの裏などに置いてある場合は、油が付きやすくなるので注意が必要です。

錆やキズが動かない原因にもなる

次に、室外機の外観・熱交換器が錆付いていないかキズが付いていないかも確認することが大切です。特に熱交換器に錆やキズ・腐食などが見てわかった場合は早めに専門の人に見てもらうようにしましょう。

エアコンの室外機の汚れやキズ・錆などは人間の体に害が出るものではありませんが、エアコンが冷えなくなったりコンプレッサーが動かないといった故障に繋がるので早めの対処が必要です。

エアコンの室外機の故障を予防しよう!

エアコンの故障を予防する方法もあります。定期的に前述の点検をしておくとエアコンの故障の可能性も減るのですが、様々な予防をすることによってエアコンの寿命を延ばすことも出来ます。

エアコンの室外機を直射日光から守る

夏になると、室外機が直射日光や地面からの日差しの照り返しで熱くなることもあります。この場合室外機の熱を逃がす機能の低下につながり、電力の消費が激しくなることもあります。こういったときには室外機に日陰を作って直射日光を避けたり、すだれをかけるといいでしょう。

こういった予防をするだけで熱を逃がす機能が向上し、冷却効率が1割上がることがあります。注意点は、室外機の周りが熱でこもらないように日陰を作ってあげるといいでしょう。室外機の周りに熱がこもると日陰を作っても意味がなくなってしまいます。

使わないときはエアコンの室外機にカバーをかける

エアコンを使わないときは、室外機にカバーをかけておくといいでしょう。雨や紫外線・動物や昆虫などから守るためにもカバーやブルーシートなどをかけておくといいです。特に酸性雨は室外機の不調の原因になりやすく、集中豪雨などの場合には室外機の中にまで雨が入ってしまうこともあります。

室外機は多少の雨には、耐えられますが中にまで水が浸透したり豪雨などの時の雨の量によってはファンが止まるといった故障の原因にもなりかねません。

室外機の中も見て確認

ファンの回る部分も見えるところは確認してみましょう。ごくまれに蜂が巣を作っていることもあります。とても危険なので気づいた場合はすぐに蜂の駆除のプロとエアコンの修理業者に電話して対処法を聞きましょう。

中に異物があると室外機は回らないです。ゴミが詰まったりしていたら取れる場合は取り除きましょう。ここでの注意点は、決して室外機を自分でばらしたり解体しないことです。いくら室外機が回らないからと言って解体してしまうと元に戻せない可能性があります。

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エアコンの室外機が動かない・止まるときの対処法

エアコンの室外機のファンが回らない・止まるといったときには、まず自分で確認できることがあることをご紹介しました。すぐに修理や業者に頼むのもいいですが、出張費や点検代という料金が発生します。なのでまずはできるだけ自分で出来ることをしてみましょう。

原因がわかれば自分で対処する方法もあります。室外機が止まる前にできる予防法もあわせてご紹介しました。簡単に出来るので是非この機会に試してみてください。室外機が止まる前にできる予防法もあわせてご紹介しました。簡単に出来るので是非この機会に試してみてください。

エアコンの室外機に関する記事はこちら

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