革靴の洗い方は?自宅でできる水洗いの方法や手順・コツなど紹介

革靴の洗い方や手順が分からないとお悩みではありませんか?革靴は素材によっては自分で水洗いすることもできます。そこで、革靴の洗い方を知りたいと思う方のために、革靴を水洗いする方法と手順、長持ちさせるコツについて詳しくご紹介していきます。

革靴の洗い方は?自宅でできる水洗いの方法や手順・コツなど紹介

目次

  1. 革靴の洗い方が知りたい!
  2. 革靴の洗い方に必要な道具
  3. 水洗いできる革靴の種類
  4. 革靴を水洗いする時期
  5. 革靴の洗い方は簡単!
  6. 革靴の洗い方
  7. 乾燥させる方法
  8. スエード革靴の洗い方
  9. 革靴を長持ちさせるコツ
  10. 革靴の黒ずみを消す方法
  11. 革靴のカビ取りの洗い方は?
  12. カビを取る革靴の洗い方
  13. 革靴のカビを予防する方法
  14. 革靴の消臭方法
  15. 傷が付いた場合の修理方法
  16. 革靴の洗い方を知って長持ちさせよう

革靴の洗い方が知りたい!

ビジネスマンの必需品である革靴ですが、毎日履く分清潔に保ちたいと思われる方も多いと思います。ただ、スニーカーと違って、革靴は自分で洗うと傷めるのではないかと心配になることもあるかと思います。そこで、革靴の基本的な洗い方のコツやカビが生えたときの対処法についてもご紹介するので、ぜひ革靴を洗いたいときの参考にしてみてください。

革靴の洗い方に必要な道具

革靴の洗い方に必要な道具ですが、革靴専用洗剤、またはサドルソープが必要です。洗剤を持っていない場合は、ボディソープを見ずに薄めれば、洗剤の代わりにも使用できます。スポンジは革を傷付けない柔らかい素材の物を使用します。台所用スポンジでも構いません。

スポンジのほかに掃除道具としていらない歯ブラシ、布を用意しておくと、革靴の細かい部分を掃除するときに便利です。また、新聞紙を用意しておくと、革靴を洗った後に、水分を吸収しながら型崩れを防いでくれるので役立ちます。

水洗いできる革靴の種類

革靴を水洗いする前に、自分の革靴が水洗いしても大丈夫な素材かチェックするようにしてください。水洗いできる革靴か判断するには、水に耐えられる素材か、洗っても色落ちしない革靴かをチェックします。

まず革靴の素材についてですが、エナメル、ヌメ革、起毛系の革靴(スエードやヌバック)は水洗いには向いていない革靴です。綺麗にしたい場合は自分で水洗いするよりも、プロのクリーニングに任せた方がおすすめです。

エナメル、ヌメ革、起毛系の革靴以外の革靴で色落ちするものか判断するには、革靴の外側と内側を水で濡らした布で磨いてみます。少し磨いただけで色落ちしやすいようであれば、自分で水洗いするよりもプロのクリーニングに任せた方がおすすめです。

革靴を水洗いする時期

革靴を水洗いする頻度は、半年に1回程度にするようにしましょう。革靴を頻繁に水洗いすると、革靴に含まれている油分を洗い流してしまい、革靴が長持ちしにくくなります。革靴を水洗いする時期は春の始まり、夏の終わりなどの季節の変わり目に水洗いするのがおすすめです。夏の始まりや冬の時期は革靴の中が蒸れやすいので、洗ってもすぐに汚れやすくなります。

革靴の洗い方は簡単!

革靴の水洗い方法は、スニーカーなどの靴と違って難しいのではないかと思われるかもしれません。しかし必要なものと水洗いの方法、乾かし方さえ知っていれば難しくはありません。革靴の水洗いの方法を知ってみると、意外に簡単な方法です。革靴の水洗いの方法を知っておけば、革靴を長持ちさせることができるので、この機会にぜひマスターしてください。

革靴の洗い方

革靴の水洗いの手順ですが、まずは靴ひもを外します。靴ひもも汚れている場合は、革靴と一緒に水洗いするのもOKです。洗濯機で洗う場合は、色落ちしない素材かチェックしてから洗ってください。靴ひもを外したら、革靴の表面に浮き出ているワックスを布で落とします。ワックスは水洗いするときに邪魔になるので、触ったときにベタつかない程度まで落とすようにしてください。

ワックスを落としたら、いらない歯ブラシを使って革靴の爪先や縫い目などホコリが溜まりやすい場所を入念に磨いていきます。革靴のホコリを取り終えたら、40℃くらいのお湯を含んだスポンジで、革靴全体を濡らしていきます。

または、バケツにお湯を入れて、革靴をそのままお湯に浸けても大丈夫です。ただし、長時間お湯に浸けると革が劣化しやすくなるため、革靴全体が濡れたらすぐにバケツから取り出すようにしてください。

スポンジを使う洗い方

革靴を濡らしたら、洗剤をスポンジにつけて、スポンジの柔らかい部分で革靴を洗います。革靴の中も丁寧に洗っていき、全体的に傷を付けないように優しく革靴を洗っていきます。革靴の外を洗うときは、汚れだけでなく古くなったワックスやクリームも取り除きます。

革靴の洗い方の手順を終えたら、キッチンペーパーや雑巾などで泡を丁寧に拭き取ります。泡を拭き取ったら、別の綺麗な布でもう一度革靴を拭いておきます。革靴の中も拭くようにしてください。後の手順は革靴を乾燥させれば終わりです。シューツリーを持っている場合は入れて乾かすのもおすすめですが、新聞紙を入れても乾かすことができます。

乾燥させる方法

新聞紙で革靴を乾燥させる場合は、新聞紙を丸めて革靴の中に詰めて放置します。完全に革靴が乾くまで、風通しの良い場所で2~3日陰干しします。革靴の中の空気が入れ変わらないと、革靴の中にカビが生えてしまいます。新聞紙で乾かすときは、壁に立てかけるようにすると、風通しが良くなって乾きやすくなります。また、新聞紙は1日1回以上は変えるようにしてください。

乾いた後の革靴は、汚れも落ちていますが、水分と油分も抜け落ちてしまっています。革靴専用のクリームを使って、しっかり水分と油分で保湿するようにしてください。革靴の日々のお手入れ方法は、履き終わったら靴ブラシを使って、汚れやホコリを落とすようにします。また、革靴をクリームで磨くのは週に1回程度で十分です。革靴を磨き過ぎると逆に革が傷みやすくなります。

スエード革靴の洗い方

スエード素材の革靴はスムースレザーとは手入れの手順が異なってきます。スエード素材の革靴をスムースレザーの革靴のように洗ってしまうと色落ちなどの原因になるので、それぞれの革靴の洗い方の違いもチェックしてください。スエード靴については、ブラッシングでのお手入れが基本となります。

スエード革靴の洗い方に必要なもの

スエード革靴のお手入れに必要なものは、革靴用ゴムブラシ、スエード用クリーナー、スエード用スプレーになります。まずはスエード革靴をブラッシングして、表面に付着した汚れを取り除きます。スエードの毛並みを逆立てるようにすると、革靴の汚れが落ちやすくなります。

スエード革靴の洗い方の手順

スエード用クリーナーを使って、革靴に付いた汚れを落としていきます。擦り過ぎるとスエードを傷めてしまうので、力を入れ過ぎないようにしてください。掃除が終わったらクリーナーが乾くまで放置し、乾いたらゴムブラシでブラッシングし、スエード用スプレーを吹きかけて終了です。スプレーは防水効果だけでなく、靴を長持ちさせる成分も含まれているので、必ず使用してください。

また、スムースレザーの革靴に使ったブラシを使用しないようにしてください。ブラシに残っているスムースレザー用のクリームが付着すると、スエードが変色してしまいます。ブラッシングは擦り過ぎると色落ちや素材を傷める原因になるので、丁寧に優しくブラッシングするのが俺入れのコツです。

革靴を長持ちさせるコツ

革靴を長持ちさせる方法は日々の手入れも大切ですが、より長持ちさせるコツは、革靴をしまう下駄箱の湿気を取ることです。下駄箱は湿気がこもりやすいので、脱臭・吸湿剤を置き、使った後は扉を開けておくなど換気をすることも長持ちさせるコツになります。

シューキーパーの中には除湿・香り・脱臭に優れている素材が使われているものもあります。革靴を常用する機会が多い場合、シューキーパーを用意しておくのも革靴を長持ちさせるコツです。革靴をしっかり乾燥させないと、靴が段々反り上がって形が変わってしまうので、シューキーパーを使ってしっかり換気させるようにしてください。

革靴が雨に塗れたときは、丸めた新聞紙を革靴の中に入れ、風通しの良い場所に立てかけて、完全に革靴が乾燥するまで干すようにします。革靴が乾燥した後はクリームで保湿し、シューキーパーで革靴の形を整えれば、革靴が長持ちしやすくなります。

革靴の黒ずみを消す方法

革靴の表面的な黒ずみであれば、ダイソーで販売されている「おそうじ消しゴム」で消すことができます。「おそうじ消しゴム」表革、白革、ヌメ革、起毛素材に使えますが、エナメルや爬虫類皮革などは使用不可です。革靴の摩擦などで黒ずんでしまった部分を「おそうじ消しゴム」でこすると、黒ずみの汚れを落とすことができます。

ただし、着色してある革靴は「おそうじ消しゴム」でこすると表面が色落ちしてしまいますので、目立たない場所をこすって確認してから作業するようにしてください。

革靴のカビ取りの洗い方は?

革靴のカビ取りを行う場合は、水洗いは禁止です。水洗いするとカビの増殖の原因になる湿気を与えてしまいます。また、お風呂やキッチン用の除菌スプレーを使うのもおすすめできません。お風呂やキッチン用の除菌スプレーは成分が強いため、革靴に使用すると色落ちしてしまう場合があるので注意してください。

カビを取る革靴の洗い方

革靴のカビの取り方に必要なものは、いらない布3枚、ビニール袋、革靴用クリーム、革靴用除菌スプレーになります。まずは布で革靴に付着しているカビを拭き取ります。カビを拭き取った布はそのままビニール袋に捨てます。次の手順は別の布に皮革用除菌スプレーを吹きかけて、革靴を磨いて除菌していきます。

革靴全体を磨く前に試しに目立たない部分を磨いて見て、色落ちしないようであれば全体的に磨いていきます。また、皮革用除菌スプレーを直接革靴に吹きかけると色落ちしやすくなるので、スプレーは布に吹きかけて使用するようにしてください。除菌が終わったら、次は革靴を風通しの良い陰干しで乾燥させる手順です。

革靴が完全に乾燥したら、革靴用クリームを布に付けて、革靴のお手入れをします。革靴用クリームのお手入れが終わったら、カビ菌や汚れの付着を防ぐために皮革用防水スプレーを使用して、カビ取りの手順は終了です。

スエード革靴のカビの洗い方

スエード素材の革靴に付着したカビは、革靴の内部まで入り込んでしまっているので、表面を拭くだけでは完全にカビは落とせません。スムースレザーの革靴も靴の中やカビが取りにくい場所に入り込んでいる場合は取り除くことは難しいので、自分でカビ取りしようとするよりも、クリーニングに出すのがおすすめです。

革靴のカビを予防する方法

革靴にカビが生えないようにするコツは、革靴にホコリや汚れが付着した際はすぐに取り除くことです。ホコリや汚れを放置しておくと、カビが繁殖する原因になります。革靴を脱いだ後は、ホコリや汚れをこまめに落とすことを心がけてください。長期間履かない革靴は、下駄箱にしまう前に念入りに掃除しておくと、カビを予防できます。

また、履いた革靴をすぐに下駄箱にしまわないこともカビ予防のコツになります。履いた直後の革靴は湿気を愚組んでいるので、そのまま下駄箱に入れるとカビが発生しやすくなります。雨で濡れた場合も丸めた新聞紙を入れて陰干しし、しっかり革靴の内側まで乾燥させてから下駄箱に入れるようにしてください。

そして、下駄箱そのものも除湿するようにしてください。下駄箱を締めきっていると湿気がたまり、カビが発生しやすくなります。最低でも月に1度は下駄箱を開けっ放しにして、下駄箱の中の空気を入れ換えるようにしてください。下駄箱に革靴をしまうときは、革靴の下に新聞紙を敷いたり、下駄箱の中に除湿剤や竹炭を置いておくことで、カビ予防にもつながります。

革靴の消臭方法

革靴を1日中履いていると、コップ1杯分の汗が足から出るといいます。革靴の中に潜んでいる雑菌が汗の水分で繁殖するため、革靴に臭いが付くようになります。革靴を丸洗いする洗い方をすれば臭いは落ちますが、頻繁に丸洗いしていると革靴は長持ちしにくくなります。

簡単にできる革靴の消臭方法はいくつかあり、1番簡単な方法は10円玉を革靴の中に入れておく方法です。10円玉の銅が雑菌を分解してくれるため、革靴の消臭に効果があります。また、重曹を巾着やいらない靴下に入れて革靴の仲に入れておくと、重曹が臭いを吸収してくれる効果があります。

新聞紙を入れておくと、革靴の湿気を吸い取り、インクが消臭してくれる効果もあります。また、革靴をジップに入れて冷蔵庫で革靴を冷やすと、臭いの元である雑菌を死滅させることができます。冷蔵庫に入れる方法を行う際は、革靴をしっかり乾燥させてから入れるのがコツになります。湿気のあるまま冷蔵庫に入れると、革靴の湿気が固まって革靴が固くなってしまいます。

傷が付いた場合の修理方法

スムースレザーの革靴に傷が付いたときは、小さな傷であれば革靴用クリームを塗り込むことで目立たなくすることが可能です。傷隠しをするときは、靴の色に近い色の革靴用クリームを用意してください。傷隠しの手順は、クリームを少量取って何回かに分けて塗り込んでいきます。

革靴の傷が深い場合は革靴用接着剤で傷を埋めて修復する方法もありますが、失敗するとかえって傷が目立ってしまいます。革靴の傷が深い場合は、自分で直そうとするよりも、プロに修復してもらう方が綺麗に傷を直してもらえます。

革靴の洗い方を知って長持ちさせよう

革靴の洗い方や長持ちさせるコツについてご紹介しました。革靴の洗い方を知っていれば、捨てることになる革靴を減らすことができます。また、革靴は臭いが付きやすい靴でもあるので、消臭方法を知っておくのも大切です。

ただし、革靴は種類によっては自分で洗うと革が劣化しやすくなったり、シミができる場合もあります。お気に入りの革靴がある場合、自分で洗うのは心配という場合は、プロのクリーニング店に革靴を洗ってもらうことをおすすめします。

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