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エアコンの適正サイズはどのくらい?節電になる選び方のポイントを紹介!
皆さんはエアコンはどれくらいのサイズのものを使用されているでしょうか。エアコンには電気代を節約できる選び方のポイントがあるようです。この記事ではエアコンのサイズの目安などの選び方や節約のためのポイントについてまとめてみました。

目次
- エアコンの適切なサイズってどれくらいなの?
- エアコンのサイズは部屋にあっているかどうか確認しよう!
- 部屋にあっていないサイズのエアコンを使うとどうなる?
- エアコンの対応畳数を見てサイズを選ぼう!
- 部屋や建物の条件もエアコンのサイズに関係する?
- 暖房を使うならエアコンのサイズに余裕が必要
- エアコンの省エネ性能多段階評価とは?サイズに関係するのか?
- エアコンの多段階評価だけでサイズを選ぶのはおすすめできない!
- エアコンのサイズにリビングキッチンの広さは関係ない!
- サイズのあっていないエアコンも活用次第?
- カーテンを閉めたりすればエアコンの電気代が節約できる!
- エアコンのサイズが小さくても空気の流れを考えれば効率がアップする
- 設定温度はどれくらい?エアコンは適切な設定温度で!
- 自分に必要なエアコン機能を考えよう!
- まとめ:エアコンはサイズの選び方次第で節約できる!
エアコンの適切なサイズってどれくらいなの?
暑くなる夏には部屋の中を涼しくしてくれるエアコンを多用するようになるでしょう。最近の夏は猛暑となっていますし、冬にも暖房として使用する機会は多いので、どこの家庭でも必要となりつつある家電ともいえるのではないでしょうか。
エアコンは涼しくなるのは間違いないですが、その分扇風機などよりも電気代が高くなってしまいます。そういったときに気になるのは使用する部屋にあっているかどうかというサイズでしょう。サイズが大きすぎると冷房も暖房も聞きすぎてしまいますし、サイズが小さいと効果が薄くなってしまいます。
そういったこともあって適切なサイズを選ぶことは重要ですし難しい問題ではあるのですが、エアコンを選ぶ際のサイズの選び方のポイントというのはあるのでしょうか。ということで、電気代を節約するためのエアコンのサイズの選び方、ポイントについてまとめてみました。
エアコンのサイズは部屋にあっているかどうか確認しよう!
もし現在エアコンを使用していて機能について不満を持っている場合には、そのエアコンが部屋のサイズに合っているかどうかなどを確認しましょう。実のところ、エアコンが使用している部屋とサイズがあっていない物を使用している方は結構多いようです。
その理由としては主に「同じエアコンを使用しつつ引っ越しを繰り返していて、部屋とエアコンのサイズがあっていない」「エアコンを選ぶ時に表示されている適正サイズを見間違えてしまった」「設置する部屋の条件などを考えずにエアコンを選んだ」という3つになるのだそうです。
ちなみに人間は暑さよりも寒さに弱い傾向にあるようで、エアコンのサイズがあっていないなどの不満が生じるのは冷房を使う夏よりも暖房を使う冬の時期の方が多いのだそうです。
部屋にあっていないサイズのエアコンを使うとどうなる?
サイズのあっていないエアコンを使用するとどうなるのでしょうか。まず小さいエアコンを使用した場合ですが、「エアコンがあまり効かなくなり部屋が温まったり涼しくなったりするのに時間がかかる」「常にエアコンが最大で運転する状態になるので余計なエネルギーを使い電力量の節約ができない」「エアコンに不必要な負荷がかかって寿命が早まる」などがあるそうです。
小さいサイズのエアコンだとパワーが必要
適正なサイズのエアコンよりも小さいサイズのエアコンを使用した場合のトラブルに関しては分かりやすいかと思われますが、予想よりも広い範囲を暖めたり涼しくしたりしなければならないのでその分電力を消費してしまうということがあるようです。
大きいサイズのエアコンだと効きすぎる
そして逆に必要以上の大きなサイズのエアコンを使用した場合には、「エアコンの冷房や暖房が効きすぎて部屋が暑くなったり寒く感じるなど度が過ぎる」「冷暖房効きすぎることによって冷房病など健康に悪影響を及ぼす」「サイズが大きいため必要以上の無駄な電気を使ってしまい電気代が元よりも高くなってしまう」などがあります。
エアコンのサイズが大きすぎると消費電力も冷暖房も必要以上になってしまって、健康にも影響を及ぼしてしまうこともあるようです。エアコンのサイズは大きすぎても小さすぎても電気代の節約とは程遠くなってしまうということは共通しています。
エアコンの対応畳数を見てサイズを選ぼう!
ではここからは、本題であるエアコンのサイズの選び方のポイントなどをご紹介していきましょう。まず最初に、エアコンの表示に「冷暖房時おもに〜畳」という風な対応畳数を目にしたことはありますでしょうか。家電量販店ではエアコンは畳数によって分けられてあることがほとんどです。
ならばそれを選び方の目安にするでしょうが、これだけではいけません。この数字というのは、エアコンの業界が定めた目安の数字で、下に冷房で何畳〜何畳、暖房で何畳〜何畳と書かれており目安にするならばこちらの数字の方が重要です。
対応しているのは左側の小さい数字が木造の住宅、右側の大きい数字は鉄筋のマンションなどが対応しています。数字をそのまま受け取るのではなく、このように住んでいる家の構造によって対応畳数が変わってくると言うことを覚えておきましょう。
部屋や建物の条件もエアコンのサイズに関係する?
エアコンのサイズの選び方には、部屋の広さや対応畳数ももちろん重要な点ではありますが建物の構造や使用する部屋がどうなっているかなどの条件も重要なポイントになってくるのです。たとえ同じ広さの部屋で使用するとしても建物の構造が違えばそれに応じて風通しなども変わってきます。
また部屋がどこを向いているかや窓の数によって日差しが入り込むかどうかも変わりますので元々の室温も変わります。室温が違うとエアコンもどれだけ稼働させれば良いかが変わってきますので、細かいことかもしれませんがこれらも確認しておくことをおすすめします。
他にも確認する点としては、木造か鉄筋コンクリートかの建物の種類、断熱、遮熱などの建物に備わっている機能、寒冷地などの住んでいる地域の環境なども少なからず関わってきます。
暖房を使うならエアコンのサイズに余裕が必要
エアコンはどちらかというと暑い夏に部屋が涼しくなるようにと選んでしまいがちですが、それだけだと後悔してしまう可能性もあります。暖房を利用するかどうかも節約をしたい時には重要で、使用する場合はエアコンのサイズをワンランク上のものにする必要があるのだそうです。
ご紹介しました通り人間は暑さよりも寒さに弱いため暖房を使用する冬の時期に不満が出ることが多いです。当然ながらエアコンは冷房暖房どちらでも広いエリアを涼しくしたり暖かくしたりできる大きいサイズのほうが電力は大きく使用することになります。
消費電力を節約したいということに加えて、冷房のことのみを考えて対応畳数がギリギリのエアコンを選ぼうとすると、もし暖房を利用しようとした時にかえってエアコンの電気代が高くなってしまうのです。逆に冷房も暖房も使用するからと思い切って対応畳数も大幅に超えているサイズのエアコンを選ぶと、夏場に冷房が効きすぎて寒いくらいになってしまうということもあるようです。
つまりは用途が重要なポイントで、エアコンは夏場に冷房使うためにするか、暖房は少しだけという使い方をするかなどを決めてから選んでいくことをおすすめします。
エアコンの省エネ性能多段階評価とは?サイズに関係するのか?
家電量販店ではエアコンの性能を示す様々な数字が表記されています。そのうちの1つに「省エネ性能多段階評価」というものがあり、星のマークが評点となっており、5段階で5つ星が最高、最低が2つ星となっています。
それぞれのグレードとしては、ざっくりとご紹介すると5つ星が非常に省エネ効果が高いもの、4つ星は5つ星に次いで省エネ効果が高い準省エネとも言えるもので、3つ星は中間的な性能のもの、2つ星は一般的、ベーシックな性能であるということを示しているといった感じです。
星1つのものは国の定めた省エネの性能基準である「省エネ基準達成率」というものが最低ラインの100%をクリアしていないので販売されていません。さて、エアコンを選ぶ上で省エネのものほど電気代も節約できますから、この多段階評価が高いサイズのエアコンを選べばよいということなのでしょうか。
エアコンの多段階評価だけでサイズを選ぶのはおすすめできない!
エアコンに表記されている多段階評価はもちろん星の多いものを選べば節約もそれだけできますが、それが最も良いサイズの選び方とは一概には言えません。なぜならば、省エネ性能多段階評価が高いものほどそれに比例してエアコン自体の値段も高くなるからなのです。
ですので、目安としてはたとえば家の中で最も広くて長い時間居るだろうリビングには星の多いもの、寝室でも気を使いたい方は同じグレードのもので、寝るだけでそこまで気にしないのであれば星2つか3つのものといった風に、使い方によってエアコンのサイズを分けることをおすすめします。
エアコンのサイズにリビングキッチンの広さは関係ない!
最近の住宅には洋風の作りのものが多くなっているようで、それは中身の構造からもよく分かります。分かりやすい所がリビングとキッチンが一体化しているリビングキッチンで、洋風の住宅ならばリビングとキッチンが分かれているものよりもこちらの方が主流になっています。
ただ、エアコンを選ぶときにも、家がリビングキッチンだからということで部屋全体の畳数からそれに合ったサイズのエアコンを選ぼうとすると逆効果な時もあります。なぜならばキッチンには換気扇があるからです。
キッチンでは料理をするために火を使用し、そのために部屋の温度が変化しやすくなるため換気扇を回します。もし冷房や暖房を使用している中で換気扇を回してしまうとせっかく冷やしたり暖めた空気が外に出ていってしまうのです。小さいサイズのエアコンだとご紹介した通り大きな負荷がかかるので、リビングキッチンで使うエアコンは大きめのサイズのものをおすすめします。
サイズのあっていないエアコンも活用次第?
ご紹介しました通り、サイズの合っていないエアコンを使用していると冷房や暖房が効きすぎたりその逆だったりでそれ故に電気代が節約できないことが多いです。しかしエアコンは家電製品の中でも大型の部類に入り、今のエアコンのサイズが合っていないからと買い替えるのにも少なくない費用がかかります。
もし買い替えが無理であれば、今あるエアコンの活用の方法を考えましょう。例えばエアコンのサイズが大きすぎる場合には冷房も暖房も効きすぎるので、設定温度を控えめにしましょう。反対にエアコンのサイズが小さい場合は、扇風機やサーキュレーターを併用することで効率を上げることができます。
カーテンを閉めたりすればエアコンの電気代が節約できる!
もしエアコンのサイズが合っていない時には上記のような工夫をすることによって電気代を抑えることができます。でももっと簡単な方法で節約をすることが可能で、それがエアコンを使用する時にはカーテンを閉める、エアコンの周りに物を置かないというものです。
まずカーテンについてですが、カーテンは元々光を遮断するものだからあまり意味はないのではないかと思われてしまうかもしれませんが、その効果が重要なんです。日光は読書などをする時には明るくて読みやすいのでプラスの効果になることは想像できます。
それが春や秋など暖かい時ならばまだ良いですが、夏の暑い時には室内の気温が高くなる一方です。日光が入ってくる状態のままでエアコンを使用すると余計な電量を消費することになるのです。
エアコンのサイズが小さくても空気の流れを考えれば効率がアップする
もう1つのエアコンの周りに物を置かないというのは、エアコンの周りに物が置いてあると空気の流れが変わってしまい、冷房や暖房を使用しているときにはそれらが邪魔となってしまいます。しかし、もしエアコンのサイズが小さくとも空気の流れを考えれば冷暖房の効率はアップするのです。
邪魔な障害がある中でどうにか部屋の中を冷やしたりしようとすると、結果的に無駄なエネルギーを使ってしまい要らない電気代がかかることに繋がります。エアコンを使う時にはカーテンを閉めるだとか物を置かないという使い方をするだけで驚くほど電気代は節約することができるのです。
設定温度はどれくらい?エアコンは適切な設定温度で!
実際にエアコンを節約して使用する上で重要なポイントとなってくるのが、エアコンの設定温度です。エアコンはサイズだけでなく、設定温度によって効率やかかる電気代も変わってくるもので「暖房は20度、冷房は28度」がもっとも節電効果を期待できる設定温度の目安のようです。
この目安の温度では低いだとか高いと思う方もいらっしゃるでしょうが、目安以上の極端に高い温度や低い温度に設定すると余計な電力を消費して節約ができなくなってしまいます。
加えてそういった温度に設定してしまうと当然ながら健康的にも良くありません。設定温度が高すぎたり低すぎたりで体調を崩してしまってはサイズを考えてエアコンの電気代を節約する以前の問題ですので、目安の温度や極端な温度にしないということを覚えておきましょう。
自分に必要なエアコン機能を考えよう!
昔のエアコンにはあまりついていないのですが、最近のエアコンには冷房と暖房に加えて除湿機能も備わっています。例えば梅雨の時期は湿度が高くて体感温度も高く感じるのでエアコンを使いたくなってしまいますが、除湿機能を使うことで冷房ほど電力を使わなくてよくなります。
エアコンの機能にはこの3つのほかにも、人の動きに合わせて風邪の流れを変えるセンサー機能、空気中のカビなどを除去してくれる空気清浄機能、暖かい空気を混ぜることで温度を下げずに除湿する再熱除湿機能なども備わっているものがあります。
エアコンの選び方の目安にはサイズのほかにもこうした備わっている機能もポイントとなってきますので、どんなエアコンの機能が使いたいかをあらかじめ考えておくことをおすすめします。
まとめ:エアコンはサイズの選び方次第で節約できる!
エアコンのサイズの選び方の目安や実際に使用する際の電気代を節約するポイントなどについてご紹介しました。エアコンのサイズは間違ったものでも工夫次第で合わせていくことはできますが、できるならば最も適したサイズが良いでしょうからいくつかのポイントを押さえておくことが重要です。
エアコンの適正なサイズは家の構造などによっても変わってきます。少々面倒かもしれませんが自分の家の構造や用途なども事前に目安として考慮しておくと家電量販店でサッと適切なサイズのエアコンを選べるでしょう。
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