髪の毛に段を入れるとは?レイヤーカットで軽やかな髪型に!

美容院に行って髪の毛を切る時、「段を入れる」という表現を聞きます。しかし、段を入れるというのが実際にはどういうことなのか分かっていないという人も多いようです。ここでは、髪の毛を切る時の「段」について、具体的にはどのような方法なのか、その効果などを解説します。

髪の毛に段を入れるとは?レイヤーカットで軽やかな髪型に!

目次

  1. 「段を入れる」を理解して理想の髪型に
  2. 段は髪の毛の長さの違い!
  3. 段を入れる髪型とレイヤーカットは違う?
  4. 段を入れる髪型と「すく」のは違う?
  5. 軽やかな印象を作ることが出来る
  6. 様々な髪型に対応することが出来る
  7. スタイリングを簡単にすることが出来る
  8. 巻き髪を活かすことが出来る
  9. 段を入れる際の注意点!
  10. 「ワンレングスカット」は段を入れない髪型
  11. 段を入れる髪型をチェック【ショート編】
  12. 段を入れる髪型をチェック【ミディアム編】
  13. 段を入れる髪型をチェック【ロング編】
  14. なりたい髪型の画像を持って美容院へ
  15. これで思い通りの髪型を実現!

「段を入れる」を理解して理想の髪型に

美容院にカットしに行った時、どんな髪型にするかを美容師さんと相談するにあたって「段を入れる」という言葉を聞くことが多いです。その言葉の意味は、何となく分かるという人は多いですが、正確に理解できている人は少ないようです。

「段を入れる」というカット方法をきちんと理解せずに髪型をオーダーしてしまうと、美容師さんとの間にイメージのギャップが生まれてしまって、自分がなりたい髪型とは違った仕上がりになってしまう可能性が高いです。美容院で思い通りの髪型にカットしてもらうために、「段を入れる」ということについて正しく理解しておきましょう!

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段は髪の毛の長さの違い!

まず、髪の毛に入れる段というのは、端的に言うと髪の毛の長さに段階的に違いを出すことを指しています。髪の毛全体のバランスを見た時に、表面の髪の毛や顔周りの髪の毛などを短くして、丸みを持たせるようにしたカットを「段を入れる」といいます。

シャンプーのCMに出てくるようなイメージの、黒髪のロングストレートは誰でもイメージしやすいでしょうが、そういった髪型は段が入っていません。表面に短い髪が出ているような、動きのある髪型が、段を入れるヘアスタイルのイメージです。

段を入れる髪型とレイヤーカットは違う?

髪の毛の切り方の種類は他にも①

段を入れるとか髪の毛を軽くするという時に、「レイヤーカット」という表現もよく聞かれます。レイヤーカットは、基本的に段を入れるということと同じような意味ととらえてOKです。もう少し細かい概念を解説すると、レイヤーカットという切り方は、段を入れる際に短くする髪の毛の量が多めな髪型を指しています。

つまり、より多くの髪の毛を短く切ることによって、ベースの髪の毛の長さとより大きな変化をつけるのがレイヤーカットの特徴です。ちなみに、カット方法には「グラデーションを入れる」という方法もあります。グラデーションを入れるという場合には、レイヤーカットとは逆に短くする髪の毛の分量が少ないので、段の入り方が緩やかになります。

段を入れる、レイヤーカット、グラデーションカットなど、美容師さんが使うような専門用語で髪型をオーダーするのは、正直ハードルが高いという人も多いでしょう。そんな時には、専門用語にはこだわらず、理想の髪型の写真を持って行ったり、詳しく自分の言葉でイメージを伝えて、美容師さんと意思疎通するといいでしょう。

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段を入れる髪型と「すく」のは違う?

髪の毛の切り方の種類は他にも②

髪の毛に段を入れるというカット方法のほかに、「髪の毛をすく」という表現もあります。これも、段を入れることやレイヤーカットと似たイメージを持たれるカット方法ですが、正確には違う意味です。髪をすくというカットは、主に髪の毛の量が多い人や、髪の毛が重い印象になりがちな人、髪の毛が太くてまとまりにくい人に使われることが多いです。

一昔前に流行った「シャギー」というカット方法は、まさにこの「髪の毛の毛先の部分をすく」ことを指しています。毛先をすくことによって、髪の毛のボリュームを減らすことが出来ます。前髪のカットに使われることも多いです。毛先を過度にすくと、スカスカしたような仕上がりになってしまうので、少し注意が必要です。

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軽やかな印象を作ることが出来る

段を入れるレイヤーカットで髪の毛を切るメリット①

髪の毛に段を入れることや、レイヤーカット、髪の毛をすくことについて解説してきました。では、実際に髪の毛に段を入れると、どのようなメリットがあるのでしょうか?それが分かれば、なりたい髪型に段が必要かどうかが分かります。まず最初のメリットは、髪の毛に段を入れると、全体に動きが出て軽やかな印象を作ることが出来ることです。

重めなカットが好みだという人もいますが、ふわっとして軽やかな髪型も依然人気が高いです。ヘアスタイルの印象を軽く明るくする方法としては、パーマや明るいカラーリングも効果的ですが、髪の毛に段を入れるというカット方法だけでも、大分印象を変えることが出来ます。表面に段を入れるとそこに空気が入って動きが出るので、見た目が軽く明るくなるのです。

様々な髪型に対応することが出来る

段を入れるレイヤーカットで髪の毛を切るメリット②

髪の毛に段を入れたりすくことによって、髪の毛全体のボリュームが変わると、対応できるヘアスタイルの幅を広げることが出来ます。ヘアカタログなどを見ると、たくさんの種類の髪型が載っていますが、実はそれぞれの髪型に向いている髪質や髪の毛の量があります。気に入った髪型があっても、それが自分に向いているかどうかは別問題です。

髪の毛の量が多かったり、髪質が太くてボリュームが出やすい人は、髪の毛が少ない人や細い人に向いた髪型にしようとしても、なかなか思い通りにならないことがあります。しかし、髪の毛に段を入れたりすくことによってボリュームダウンさせると、そのような髪型にもチャレンジしやすくなります。

どれくらい段を入れたり髪の毛をすくと希望のヘアスタイルが作れるか、自分の髪質に合ったカット方法は何かなどは、ぜひプロである美容師さんの意見を聞いてみましょう。自分一人でイメージしようとしても分からなかったことも、美容師さんに相談すれば新たな解決策やアイデアが見つかるはずです!

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スタイリングを簡単にすることが出来る

段を入れるレイヤーカットで髪の毛を切るメリット③

髪の毛に段を入れると、自宅でのスタイリングが簡単になるというメリットもあります。美容院で仕上げてもらった時にはおしゃれで可愛かったのに、翌日から自分でスタイリングすると再現できない…と悩むことがあります。美容師さんは、ドライヤーを使ったブローやヘアアイロン、コテ、サロン用の整髪料などを使ってスタイリングしてくれます。

しかし、その後の日々のスタイリングはもちろん自分でしなければなりません。髪の毛の量が多くて全体に重いと、なかなかおしゃれ感が出なかったり暗い感じになってしまうことがあります。その点、段を入れて動きが出やすい髪型にしておけば、乾かしてワックスを揉み込んだり、簡単なスタイリングで綺麗に仕上げることが出来て楽です。

セルフスタイリングに不安がある人は、美容院でカットしてもらう時にそのことを伝えて、スタイリングしやすい髪型にしてもらうと良いでしょう。さらにスタイリングの方法やコツを聞いておけば、きっと自分でもおしゃれにセットすることが出来るはずです。

巻き髪を活かすことが出来る

段を入れるレイヤーカットで髪の毛を切るメリット④

髪の毛に段を入れたり毛先をすくと、コテをつかって髪の毛を巻いた時に、カールが出やすいというメリットもあります。髪の毛が重いと、分量が多くて髪の毛を巻くのが大変ですし、髪の毛の重さによってカールに力がかかって、せっかく巻いたクセがとれやすくなってしまいます。

しかし、髪の毛に段を入れておけば毛先の分量が減って軽くなるので、コテを使って髪を巻くのが簡単になり、なおかつカールが長持ちしやすくなります。日々のスタイリングで巻き髪をすることが多い人は、美容院でオーダーする時にもそれを伝えておくと良いでしょう。巻き髪に対応することも想定した上で、段を入れたカットをしてもらえるはずです。

段を入れる際の注意点!

髪の毛への影響は意外と大きい

髪の毛に段を入れることには様々なメリットがありますが、一方で注意点もあります。それは、長期的に見てこの先ヘアスタイルを変える時に、影響が出る可能性があるという点です。髪に段を入れると、ベースの長さよりも短く切る部分が出てきます。

段を入れた髪型を作るときはそれでいいのですが、極端な段を入れれば入れるほど、段によってできた髪の毛の長さの違いが、新しい髪型を作るときに影響してきます。例えば、ショートボブのヘアスタイルで段を入れてカットした場合、ベースの長さの部分が肩くらいまで伸びてきたとしても、段を入れた部分はそれよりまだ短いです。

その状態で「段を入れない長めのボブ」にしたいと思った場合、段を入れた部分が希望する長さに足りない可能性があります。すると、すぐに希望の髪型を作ることは出来ず、段を入れて短くなった部分の髪の毛が伸びてくるのを待つことになります。

先のことを考えすぎて現在のヘアチェンジを我慢するというのもつまらないですし、段を入れた髪型も可愛いので避けることはありませんが、そのような影響があるという可能性は分かった上でオーダーすることをおすすめします。そうすれば、長い目で見て髪の毛のおしゃれを楽しめますし、段を活かせるでしょう。

「ワンレングスカット」は段を入れない髪型

髪の毛にツヤ感が出る!

段を入れた髪型について詳しい解説が出来たところで、より理解を深めるために逆に「段を入れない髪型」について解説します。「ワンレングスカット」と呼ばれるカット方法は、段を入れず切ることによって全ての髪の毛の長さが同じになった髪型です。

毛先が床と平行になるように真っすぐ揃った切り方で、表面に段が付かないのでツルっとしていてツヤのある印象を作ることが出来ます。ロングヘアのワンレングスは重い印象になりがちなのでオーダーする人が少ないかもしれませんが、ボブヘアーならワンレングスにする人も多いようです。

ベースの長さが同じようなボブヘアーでも、段を入れたカットとワンレングスのカットでは印象が大きく変わります。どんなイメージの髪型にしたいのか、自分の好みに合うのは段を入れたカットか、ワンレングスか、きちんとチェックしてオーダーしましょう。

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段を入れる髪型をチェック【ショート編】

髪の毛を短くしたい人に

髪の毛の長さ別に、段を入れたヘアスタイルをチェックしてみましょう。まずはショートヘア編です。上の画像のヘアスタイルは、表面に段を入れることでエアリーで軽い感じが出ていて、爽やかなショートボブです。段を入れないショートボブだともっとクールな印象になりますが、この髪型なら髪の毛に優しい感じを出すことが出来ます。

こちらのショートボブは、段を入れることによって全体に丸みを出しています。髪の毛にボリュームや髪の毛に丸みが出づらいという人は、この画像の髪型のように表面に段を入れれば、後ろや横から見たスタイルにボリュームが出ておしゃれになります。ヘアワックスを無造作に揉み込んだりしてスタイリングも簡単です。

段を入れる髪型をチェック【ミディアム編】

肩下長さの髪の毛が好きな人に

こちらは、ミディアムの長さで段を入れている髪型です。巻き髪にせずにスタイリングしても良いですし、画像のようにゆるく巻いても可愛いです。段を入れることによって動きが出やすく、ゆるめの巻き髪が活かされています。柔らかい印象を出しているヘアカラーもポイントでしょう。

巻き髪にしない場合も、段を入れた髪型はおしゃれにスタイリングできます。上の髪型はストレートで毛先だけ外はねにスタイリングされています。ウエット感のあるスタイリングが流行ですし、カジュアルでおしゃれな雰囲気を出すことが出来ます。肩について跳ねやすい長さでも、この髪型ならそれを活かせるでしょう。

段を入れる髪型をチェック【ロング編】

髪の毛を長くしたい人に

最後に、段を入れたロングヘアの髪型です。ロングヘアの場合、全体的に髪の毛に長さがあるので、下の方に段を入れれば髪の毛が浮き過ぎることなく、しっとりとまとめながらも段による軽さを出すことが出来ます。ロングヘアでは維持しにくい巻き髪も、段を入れていれば長持ちしやすいです。

こちらのロングヘアは、顔周りに段を入れることによって動きを出しています。前髪をかきあげた時に女性的な雰囲気を出すことが出来ますし、単調になりやすいロングヘアにニュアンスが加わっておしゃれです。ロングヘアは段の入れ方によって様々なスタイルにアレンジできますので、ぜひ美容師さんに相談しながら理想のスタイルを見つけましょう。

なりたい髪型の画像を持って美容院へ

段を入れる髪の毛のカット方法や、段を入れないワンレングスカットなど、髪型を作るには様々な方法があることが分かりました。「段を入れる」という表現の意味について理解できれば、美容師さんとのイメージギャップが少なくなって、自分の理想の髪型をオーダーしやすくなるでしょう。

ただ、いくら専門用語の理解を深めたといっても、プロである美容師さんと私たちの間にはどうしてもギャップが生まれやすいものです。言葉での説明やオーダーに不安がある人は、ぜひ自分が理想とする髪型の写真を持って行くことをおすすめします。

素人の目でみると、写真を見ただけでカット方法は分かりませんが、美容師さんが見れば、写真の髪型がどのようにカットされているのか、どこにどのように段を入れているのかが分かります。そのため、口で伝えるよりも写真の方が正確なイメージが伝わりやすいということも多いのです。

これで思い通りの髪型を実現!

何となくあやふやに「髪の毛に段を入れる」という言葉をとらえていた人も、これで具体的なイメージが出来たのではないでしょうか。意味が分からないまま美容師さんと会話していると、なんだかすれ違ってしまうこともありますが、ある程度理解していれば髪型の相談もスムーズになるはずです!この解説を参考にして、ぜひ希望の髪型をオーダーして下さいね。

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