妬みや嫉みを抑える方法は?嫉妬心を抱く心理や感情のコントロールを解説

妬み嫉み、僻みや嫉妬の気持ち。誰もが避けて通れない厄介な心理です。妬みの気持ちを抱えること自体もつらいですが、うまく制御できないと人間関係に悪影響を及ぼすこともあります。嫉妬や妬みや嫉みをコントロールして、うまく付き合っていく方法を解説していきます。

妬みや嫉みを抑える方法は?嫉妬心を抱く心理や感情のコントロールを解説

目次

  1. 妬みとは?意味や似た言葉との違いは?
  2. 妬みを抑えるための対処法をご紹介!
  3. どんな心理・性格の人が妬みを感じやすい?
  4. 対処法で妬みの感情をコントロールしよう!

妬みとは?意味や似た言葉との違いは?

相手を羨むことが妬みに繋がる

ねた・む [2] 【妬む・嫉▽む】 ( 動マ五[四] ) ① 他人の幸福や長所がうらやましくて、憎らしいと思う。ねたましく思う。 「仲間の出世を-・む」 ② 腹を立てる。くやしく思う。 「うるはしき姿したる使にも障らじと-・みをり/竹取」

「妬み」とは、誰かに対して自分よりも幸せだとか、自分にない長所があるとか、自分にないものを持っていると感じて羨み、憎らしく思う心理のことです。誰かを羨ましく思うことが妬むことにつながります。

妬み・嫉み・僻みの違いは?

妬みとは、他人を羨ましく思う気持ちから生まれる憎らしいという気持ちのことです。嫉妬と似ていますが、妬みは自分にないものを持っている人に対して生まれる気持ちで、嫉妬は持っているものを失いそうと感じる不安感からくる気持ちと、若干ニュアンスが違います。

嫉みも妬みに似ています。「妬み嫉み」とセットで使われることも多いです。嫉みは相手の優秀な点がとにかく気にいらないという、ストレスがたまった状態をさします。嫉みと妬みを合わせると「嫉妬」になります。妬み・嫉み・嫉妬の心理はよくセットで語られます。

僻みは少し違って、もっとひねくれた考え方のことです。偏見が含まれていて、たとえ良いことでもマイナスに受け取り、とにかく悪く言いたいという心理です。例えば、何を言われても「どうせ~でしょ?」と返してしまうような状態になります。

妬みを感じる原因は全て自分自身にある

妬みは誰かに直接何かされたから生まれるものではなく、誰かの持っているものや成功している姿を見て受け取る側が生み出す心理状態です。妬みを感じる原因は、すべて自分自身にあると言えるのです。それならば、自分が変われば妬む気持ちも変わってくるのではないでしょうか。

妬みを感じても表に出すべきではない

妬む気持ちが生まれること自体は悪いことではありません。人間生きていれば、誰かを妬ましく思うことは誰でもあります。でも、それを表に出してしまうのは良くありません。相手に対して妬みによる怒りや憎しみを感情のままにぶつけることは、今後の人間関係に悪影響を及ぼすことは間違いありません。

妬みを抑えるための対処法をご紹介!

対処法①自分を好きになる

まずは、妬んでいる自分を受け入れましょう。妬むこと自体は自然なことです。妬むという感情を否定してしまうと、自己否定につながって負の感情はどんどん膨らみ、さらなる妬み・嫉み・僻み・嫉妬を生むだけです。

相手があなたにない何かを持っていると感じたとしても、逆にあなたには相手にない何かがあります。自分の好きなところをたくさん見つけてあげることが、妬む気持ちを抑えることにつながります。

対処法②SNSやブログを見るのを止める

ロシアのセキュリティ会社、カスペルスキー研究所の調べでは、日本人のおよそ2割がSNSを見て「自分よりもいい人生を送っている」と感じ、嫌な気分になったことがあるそうです。SNSやブログは都合の悪いことは隠して良いことばかりを切り取って見せるものなので、自分の暮らしよりも良く見えてしまうことは当然です。モヤモヤしてしまうなら、いっそ見るのを止めましょう。

SNSやブログにキラキラした投稿ばかりする人でも、その裏ではもしかしたら大変な苦労をしているかもしれません。本当は寂しくて、ネットのつながりだけが頼りなのかもしれません。そう考えると、少し妬ましい気持ちもおさまってくるのではないでしょうか。

対処法③妬まず相手から学ぶ

誰かに妬みを抱いたときは、なぜ妬んでいるのか考えてみましょう。すると、相手にあって自分にないと思っているもの、つまり自分が欲しいものがわかるかもしれません。何が欲しいのかわかれば、それを手に入れるために努力することもできます。嫉妬している相手を妬み嫉んだり、僻み憎むのではなく、良きライバルと考えてみましょう。妬みから学べることもあるのです。

妬んでいるということは、相手は自分にないものを持っている学ぶべきところのある人だということです。嫉妬心を感じないような手の届かない人よりも、見習うことがたくさんあります。自分にできること・できないことを明確にしてみましょう。目標が定まり、自分自身の問題に向き合うことができるようになります。

対処法④原因は自分にあると自覚する

相手は、あなたを妬ませるために何かを手に入れたり成功したわけではありません。妬んでいる人はそれを見てある意味勝手に妬んでいるとも言えます。妬む気持ちは自分自身から生まれていることを自覚して自分が変わることが、妬みから逃れる一つの方法でもあるのです。

妬んでいるということは「自分にはできない・手に入らない」と自分で決めつけてしまっているということです。そんなこと、誰が決めたんでしょう?羨ましい気持ちを妬むというマイナスの方向ではなく、手に入れるために努力するというプラスの方向に変換していきましょう。

対処法⑤ストレスを発散する

もしかしたら、ストレスがたまっていて人のいいところばっかり目についているのかもしれません。ストレスがたまっている自覚があるのなら、ストレスを発散してみましょう。何かスポーツをしたり、何か作ったり、カラオケに行ったり、友達とおしゃべりしたり…。そうしているうちに、人を妬んでいたことがどうでもよくなってくるかもしれません。

イライラして抱いた妬み・嫉み・僻み・嫉妬の気持ちはまた新たなストレスとなり、どんどん悪循環に陥っていきます。妬む気持ちが膨らんで来たら、一旦その気持ちをどこかに置いて楽しいことをして、悪循環を断ち切りましょう。

対処法⑥毎日を充実させる努力をする

そもそも、今の自分に不満があるから妬む気持ちが生まれるのではないでしょうか。それなら、妬む暇もないくらい毎日を充実させてみましょう!何か新しいことを始めたり、気合を入れて家事をしたり、ずっと会っていなかった友達と会ってみたり、毎日を楽しく充実したものにすれば、妬む気持ちはやがて忘れることができるでしょう。

どんな心理・性格の人が妬みを感じやすい?

①他人と自分を比較する人

他人と自分を比較すること自体は、生活の中で誰でも自然と行っています。問題なのは、人と自分を比べすぎて、人の優れたところばかり見つけてしまう人です。人にはそれぞれ個性があって、それぞれいいところがあります。人と比べて相対的に自分を評価するのではなく、自分のいいところ・持っているものをそのまま絶対的に評価していきましょう。客観的な視点を持つことが大切です。

人が落ちるのを待つのではなく、自分の長所を伸ばす努力をすることが大事です。自分の長所が分からなければ、家族や友達などに聞いてみましょう。もしかしたら、手に入らないと思っていたものがもう目の前にあったり、すでに手に入っているかもしれません。

②いじめにあった等の経験がある人

いじめにあったことのある人は、自己否定感が強いです。いじめられっ子はいじめられる原因を考えたときに、環境や周囲の人のせいにできずに自分の中に原因があると考えてしまいがちです。すると、どんどん自己否定感が強くなっていきます。自己否定感が強くなると、他人をすぐ妬んだり、「どうせ自分は価値のない人間だから」と僻みがちになります。

③自分が劣っていると感じる人

自分が人より劣っていると感じている人は、劣等感が強く妬みがち・僻みがちです。劣等感が強い人は自分の人生に不満をたくさん持っている人。他人の幸せを見ても素直に祝福することができずに、妬ましくなってしまいます。

「自分はできない」「自分はダメだ」と決めつけるのは、それ以上傷つかないための自己防衛です。ダメだと思っておけば、人から否定されたときにダメージが少なくて済むからです。

自信はどこかから自然にわいてくるものではありません。自分から行動して初めて、行動に伴った自信がついてくるのです。何から行動すればいいのかわからなければ、まずは背すじを伸ばして堂々と歩くことから始めてみましょう。

④何かを独占したいと思っている人

独占欲からくる嫉妬は、軽いものだと「ヤキモチ」とも呼ばれます。独占欲の強い人は、独占したいものを人に取られてしまうという不安感から妬みや嫉妬の気持ちを抱きます。嫉妬心が強くなってきたと感じたら、独占したいものから少し離れて、趣味や仕事など違うことに目を向けてみましょう。

対処法で妬みの感情をコントロールしよう!

妬みの感情のコントロール方法をご紹介しました。妬みや嫉妬は、できれば抱えたくないつらく厄介な感情です。しかし進化心理学的に見れば、原始時代には他人に資源を取られることは命取りだったので、自分を守るために、進化の過程で妬みという感情は必要だったと考えられるのです。

とはいえ現代では、妬みの感情がコントロールできなくなると、相手を傷つけたり人間関係が壊れたりして、結局自分がもっと傷つくことになってしまいます。妬む気持ちをまったくなくしてしまうことはできませんが、妬みを抑える対処法を知っておくことで、楽に人間関係を築いていけるようになるでしょう。

こちらの関連記事もおすすめ

アクセスランキング

2019-08-21 時点

新着一覧