ポケベルが来年9月末でサービス終了!懐かしのベル文字って知ってる?

スマホが今ほど普及していない90年代、連絡手段として大流行したポケベルが、来年9月末にサービス終了との発表がありました。昭和生まれの人には懐かしいポケベルの終了を惜しむ声は多数あるようです。ポケベル終了の真相やベル文字についてまとめました。

ポケベルが来年9月末でサービス終了!懐かしのベル文字って知ってる?

目次

  1. 50年の歴史に幕!ポケベルが来年9月末ついに終了
  2. 懐かしいポケベルの登場から終了まで
  3. 平成生まれは知らない!?ベル文字とはどんな文字?
  4. ポケベルサービスが終了する理由とは?
  5. 恋に仕事に大活躍!青春をともに過ごしたポケベルに感謝!

50年の歴史に幕!ポケベルが来年9月末ついに終了

先日、国内で唯一ポケベルのサービスを提供し続けていた東京テレメッセージが、来年9月末にサービスを終了すると発表しました。スマホ(スマートフォン)を所有する人が著しく増えた現代においては、あまり見かけることのなかったポケベル。それでも、ポケベルとともに青春を過ごした昭和生まれの人々にとっては、どこか寂しいものがあるのではないでしょうか。

ポケベルって何?

「ポケベルが懐かしい!」と思わない若い世代の人にポケベルの説明をしておきましょう。ポケベルとはポケットベルの略です。日本語でいうと『無線呼び出し』とも言い、電波を使って相手に合図やメッセージを送るものです。簡単に説明すると、電話をかけプッシュボタンを押すことで相手にメッセージが送られるという仕組みになっています。

ポケベルはスマホと同じように携帯ショップなどに行き、機器を購入します。あとは月額使用料を支払い、さらに相手にメッセージを送るためにかかった通話料を支払うといった料金体系が主流でした。時代が進むにつれて手のひらサイズのものが増え使い勝手がよくなり、利用者が増えるとそれにともない利用料金も安くなってきました。

子供が持つと「不良になる」と言われたポケベル

ポケベルは現代のスマホほど高価なものではなかったので、高校生のアルバイト代くらいで十分購入でき、月々の支払いもできるほどでした。そのため両親が知らない間にポケベルを所有し、家族に知られずに友人などと遊びの連絡が取れるようになりました。

ポケベルを持っているのはどちらかというと交友関係が広く、少しませている子であるというイメージがあったようです。だからと言って、ポケベルを持っている子みんなが不良というわけではありません。しかし親世代からすると当時、ポケベルの普及はかなり頭を悩ませることになったようです。

ドラマのタイトルにもなったポケベル

1990年代はトレンディドラマが流行った時代でもあります。同じ頃、徐々に需要が増えていたポケベルがドラマのタイトルに使われ、ポケベルの利用者を急増させることになりました。そのドラマと同名の主題歌『ポケベルが鳴らなくて』が大ヒットし、カラオケではポケベルを知らない世代の人にまで歌われているそうです。

ポケベルの利用者は誰?

普及した当初ポケベルは個人利用よりも法人契約が多く、仕事で使われることが多かったようです。しかし先ほど紹介したドラマなどの影響もあり、1990年代より利用者の年齢層は一気に広がりました。社会人だけでなく主婦や大学生、高校生、さらには、塾や習い事で遅くなる小学生との連絡手段として持たせる親も出てきました。

公衆電話に長蛇の列

今でこそ姿を見ることが少なくなった懐かしい公衆電話ですが、ポケベルブーム到来とともに利用者が著しく増加しました。ダイヤルの電話もまだちらほら残る時代でしたが、ポケベルの送信にはプッシュ式の電話が必要だったため、わざわざ公衆電話に走った人もいるでしょう。

繁華街や人通りの多い場所にある公衆電話には長蛇の列ができることもあり、公衆電話の前には、今ではまったく想像もできない光景が広がっていました。女子高生の中には、10文字打つのに所要時間4秒などといった早打ちの達人もおり、年配の利用者を驚かせていました。

懐かしいポケベルの登場から終了まで

1968年に登場したポケベル

1968年7月に開始したポケベルサービスですが、当初は4751契約だったそうです。契約者の多くが管理職や営業などで、社内に常駐していないため連絡が取りづらい人が利用していたようです。サービス開始後のポケベルは文字や数字は入力できず、呼び出し音が鳴れば、要件を聞くために会社に電話をかけ直さなくてはいけませんでした。

利用料金が安くなり個人に普及し始めた1985年

出始めは日本電信電話公社に特化して提供していたサービスでしたが、1985年頃から、新たな事業者が参入し始め価格競争が始まりました。そのためポケベルを以前より安価で所有できるようになり、利用者が急増しました。この頃から子供に持たせる親が増え、希薄な親子関係による非行問題が指摘され始めたようです。

1987年頃始まった数字を送れるサービスとは

1987年には呼び出し音だけではなく、ディスプレイに数字を表示させられるようになりました。当初は、電話番号を打ち込み、その電話番号に電話をかけ直すことで業務が円滑に進むということが目的でした。結果、社内の連絡がスムーズにできるようになったそうです。

しかし1990年代に女子高生によって、語呂合わせの数字を打ち込みメッセージを送るという方法が流行し始めました。これがのちほど詳しく紹介する『ベル文字』です。この『ベル文字』が話題になり、個人契約数はどんどん伸びていき、それに伴い低価格化も実現しました。この頃ポケベルは通信手段というより、学生の玩具としての意味合いが大半を占めていたのではないでしょうか。

1994年文字送信も可能に!

1994年ついに定型文に加えカタカナなどのフリーメッセージが送れるようになった懐かしいポケベルは、この頃が最盛期だったと言えるでしょう。「懐かしいポケベル」というと、おそらくこの時期に出回った物が最もメジャーであったのではないでしょうか。

大学生や高校生、中学生までも気軽に所有できることで、多くの社会問題も生まれました。知らない人と「ベル友(ポケベルだけで繋がっている友達)」になり、犯罪に巻き込まれるケースや、ポケベルで悪口などを言いふらすイジメ、利用料金の高額請求のトラブルが多発し、保護者や学校関係者が頭を悩ませました。

ポケベルの人気に陰りが見え始めた1990年代後半

ポケベルの大流行と同時に需要のあった通信手段がPHSです。PHSは近距離通話用の電話であり、近距離だと音質もよく通話料も安く抑えられるのがメリットでしたが、それに対抗して携帯電話が販売価格や通話料を値下げするようになりました。

遠方でも電波が入りやすく、インターネットもできる携帯電話が手に入りやすい価格になれば、当然ポケベルより携帯電話を購入しようとする人が増えますね。企業の契約者は効率の良さを求め、次々とポケベルを解約、携帯電話を利用するようになりました。中高生にはまだ需要があったものの、スマホの登場などで契約者数は減少し始めました。

来年9月末ついにポケベル完全終了

そしてついに利用者数が1500人を下回ったポケベルは、来年9月末にサービスを終了することになりました。完全にスマホ時代である現在、9月末にサービスを終了するポケベルが懐かしい!という人もたくさんいるでしょう。便利な通信手段が増えた今、あまり需要はないのですが、それでも少し寂しい気持ちを抱えている人は多々いるようです。

平成生まれは知らない!?ベル文字とはどんな文字?

数字で気持ちを伝えるために生まれたベル文字

多くの人が懐かしいと感じる『ベル文字』ですが、どんなものだったか覚えている人はいるでしょうか。ベル文字とは一種の語呂合わせであり、慣れていないと読めないものもあります。当時は推理小説などのトリックに使われることもあった懐かしいベル文字を少しご紹介します。

誰もが知ってる簡単なベル文字

簡単なベル文字には「0833(おやすみ)」「04510(おしごと)」「21104(着いたよ)」「5963(ご苦労さん)」「49(至急)」「724106(何してる)」などがあります。数字をそのまま読むとわかるものがほとんどなので、年配の人にもよく使われていたベル文字です。

恋人同士で使う甘いベル文字

カップルのやり取りでもベル文字を使います。「33414(寂しいよ)」「11014(会いたいよ)」。そして、当時最も恋人同士の間で使われたとされるベル文字が「114106(愛してる)」ではないでしょうか。数字だけでも十分に気持ちを伝えられるポケベルは、恋人同士の必需品だったのです。

超難関!ベル文字には方言も登場

中には、とんちのようなベル文字も存在します。「0-15」はどういう意味かわかるでしょうか。これは「ボウリング行こ」となります。頭を柔らかくしないとわかりませんね!「999」は「サンキュー」です。地方では「1410(愛しとぉ)」など方言のベル文字も使われていました。

ポケベルサービスが終了する理由とは?

利用者の激減により終了が決定

ポケベルが来年9月末に終了する理由は利用者の激減だと言います。最後のポケベル事業者である東京テレメッセージは、利用者が1500人を下回った時点で終了を決めたそうです。

スマホの普及によりポケベルが不要となった現代

1990年代にはまだ携帯電話がそこまで普及しておらず多くの利用者がいたポケベルですが、次々と便利な通信手段が開発され終了に至ったようです。スマホの利用者が約6000万人を超えた日本国内において、ポケベルが撤退するのも無理はありません。ポケベルは1990年代を象徴する発明品でしたが、時代の変化とともにどんどん便利なものは登場するのです。

残っている利用者のほとんどが医療関係者など

現在ポケベルを使用している人のほとんどは医療関係者だそうです。院内にいる医師や看護師を呼び出すのに、医療機器に影響の少ないポケベルを使う病院が多かったのですが、今ではPHSに変わってきています。しかし、いまだポケベルを使用している病院は、来年9月末の終了までに代わりのものを検討しなくてはならないでしょう。

恋に仕事に大活躍!青春をともに過ごしたポケベルに感謝!

来年9月末に50年の歴史に幕を閉じるポケベルについてまとめました。使用することがなかったものの、なんとなく終了してしまうのは寂しいですね。好きな人に気持ちを込めて送った一言や、親友から届いた励ましのメッセージは、今でも多くの人の心に残っているのではないでしょうか。人々の生活を豊かにしてくれたポケベルに感謝です!

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