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みかんは犬用のおやつにおすすめ!与える時の注意点や適量は?
犬にみかんを与える時の注意点や栄養効果についてまとめました。ビタミンCなどの栄養を含んだみかんは、犬のおやつにもおすすめ。種に気をつけるなどの注意点を踏まえた上でみかんをあげれば、大切な犬の栄養となるので取り入れてみてはいかがですか。

目次
犬にみかんを与える時の注意点を解説!
栄養をたっぷり含んだみかんは「人間だけでなく犬の健康にも良いのでは?」と思う方も多いのではないでしょうか。しかし、人間と犬とでは体の構造が違うので「もしかしたらダメなのかも」と心配になる方もいるかもしれません。そんな時は、犬にみかんを与えても良いのかどうか、与え方の注意点や栄養についてチェックしておきましょう。
みかんの栄養効果や注意点について知っておけば、安心して犬にみかんを与える事が出来るようになります。どういった所が注意点となっているのか学んだ上で、犬にみかんをあげるようにしてください。
みかんは犬のおやつにおすすめ
みかんは、犬におやつを与えたい時におすすめのフルーツ。人間も美味しく食べる事が出来るみかんですが、犬のおやつとしてあげれば健康に良い栄養効果を期待する事が出来ると言われています。ただし、犬にみかんをあげる時は注意点を踏まえた上でないとNG。注意点をしっかりと把握してから犬にみかんをあげれば、きっと犬も喜んでくれるはずです。
本記事では、犬にみかんをあげる時の注意点や栄養効果についてご紹介します。犬がいつまでも健康で元気でいられるように、正しい与え方でみかんをあげるようにしましょう。

犬にみかんを与える時に注意すべきこと
まずは、犬にみかんをあげる時の注意点から見ていきましょう。みかんは犬に与えても大丈夫なフルーツですが、与え方には注意が必要になります。与え方を間違えると思わぬ体調不良に繋がるかもしれないので気をつけてください。しっかりと注意点を押さえておけば安心して犬にみかんをあげる事が出来るので、美味しく食べてもらいましょう。
適量を守る
犬にみかんをあげる時に注意しておきたいのが食べ過ぎにならないようにする事。人間にとってはみかん1個は簡単に食べる事が出来る量ですが、人間よりも体が小さい犬にとっては多過ぎてしまうと言われています。犬にみかんをあげる時は、1日あたり1〜3房(10〜15g)くらいにするのがおすすめ。みかん丸々1個だと食べ過ぎになるので気をつけてください。
みかんには水分が沢山含まれているので、食べ過ぎると体を冷やす原因になります。また、食べ過ぎによって下痢を起こす場合もあるので要注意。犬の体調不良にならないように気をつけて、適量を守るようにすれば大丈夫です。また、みかんを主食にするのはNG。主食はドッグフードにして、みかんはおやつとして捉えるようにしましょう。
外皮や種を取って与える
みかんはそのままあげるのもNG。犬にみかんをあげる時は、外皮や種を取り除いてからあげましょう。外皮や種は、犬にとって中毒性のある物質が含まれていると言われています。その為、外皮や種を取り除くのは犬にみかんを与える上でとても大切なポイント。外皮や種を取り除けば、薄皮がついた状態でも与えて大丈夫と言われています。
うっかり種が入ったままみかんをあげてしまったとしても大量に食べなければ良いと言われているので、犬の様子を見てあげましょう。種は消化されずに便と一緒にでてくる事がほとんどです。ただし、なるべく種や外皮や取り除くようにしてください。
みかんアレルギーに要注意
犬も人と同じようにアレルギーを引き起こす場合があります。飼っている犬が実はみかんアレルギーだったという事もあるので、初めてみかんを与える場合は少量ずつにして様子を見ましょう。もし、みかんアレルギーのような症状を起こしたらすぐに動物病院に連れて行ってください。初めての食べ物をあげる時は病院が開いている時間にのがおすすめです。

犬にも嬉しい効果あり!みかんの栄養素
適量を守り、正しい与え方であれば犬にみかんをあげる事が出来ます。みかんには様々な栄養が含まれているので、犬の健康を維持したい時にもぴったり。みかんにはどのような栄養が含まれているのか、具体的にチェックしていきましょう。みかんには体に嬉しい効果を期待する事が出来る栄養が豊富に含まれています。
抗酸化作用がある「ビタミンC」
みかんに含まれている栄養として知られているのがビタミンC。ビタミンCは体に良い効果を与えてくれる栄養なのが嬉しいポイントです。ビタミンCの効果の1つが抗酸化作用。老化の原因となる活性酸素の発生を抑え、アンチエイジング効果を発揮してくれます。若々しく元気な状態を保ちたい時にはみかんのビタミンCを摂ってみてはいかがですか。
高血圧予防に役立つ「カリウム」
みかんにはカリウムも含まれています。カリウムは、塩分を取り過ぎた時に水分とのバランスを取って利尿作用を促してくれる栄養。塩分を取り過ぎた状態が続くと高血圧になり、生活習慣病の原因となります。カリウムを摂取して塩分のバランスを取る事も大切。みかんには高血圧を予防する効果も期待する事が出来るので、役立ててみてください。
お腹の調子を整える「セルロース」
続いて注目しておきたいみかんの栄養素がセルロース。セルロースは消化吸収されにくいのが特徴です。また、水分を含みやすいのもポイント。セルロースが腸内にある水分を吸収して膨らみ、腸の蠕動運動を促します。蠕動運動が活発化する事で老廃物を排出しやすくなるので便秘解消に効果的。便秘にお悩みの時もみかんがおすすめです。
疲労回復効果がある「クエン酸」
「最近、ちょっとお疲れ気味だな」という場合にもみかんがぴったり。みかんには疲労回復効果のあるクエン酸が含まれています。クエン酸は酸味の元になる栄養素。さっぱりとした口当たりで元気を与えてくれます。クエン酸を含んだみかんを食べて、お疲れ気味の体の調子を整えていきましょう。みかんには人間にも犬にも嬉しい栄養が豊富に含まれています。
絶対にNG!犬に与えてはいけない食べ物
みかんにはビタミンCなどの栄養が含まれ、注意点を守っていれば犬に与えても良いという事が分かりました。しかし、人間は普通に食べられても犬は食べられない食べ物は多く存在します。犬が欲しがるとついついあげたくなりますが、犬が食べられない物をしっかり把握しておかないと危険。犬に与えてはいけない食べ物もご紹介します。
腎不全のリスクがある「ぶどう」
犬にぶどうはNG。下痢や嘔吐の原因になる可能性があります。症状が酷い場合は腎不全になるので注意が必要。生のぶどうだけでなく、レーズンも体調不良の原因になるので欲しがっても与えないでください。
中毒を引き起こす「ネギ類」
青ネギや玉ねぎを始めとしたネギ類も犬には与えないようにしましょう。ネギ類にはアリルプロピルジスルファイドが含まれているのが問題。これが犬の赤血球を破壊し、下痢などの中毒症状を引き起こします。
嘔吐や下痢引き起こす「チョコレート」
チョコレートも犬には与えないようにしましょう。チョコレートに含まれているテオブロミンという成分が犬に悪影響を与えます。下痢や嘔吐が続き、深刻な場合は死に至る可能性も。謝ってチョコレートを食べた場合はすぐに獣医師に診せてください。
みかん以外にも!犬のおやつにおすすめの果物
犬には与えてはいけない食べ物がある一方で、みかんのようにあげても大丈夫な食べ物も色々あります。栄養を豊富に含んでいる食べ物をおやつとしてあげてみてはいかがですか。おすすめの食べ物をご紹介します。
腸内環境改善に役立つ「リンゴ」
リンゴは腸内環境や胃の調子を整える働きがあると言われる栄養を豊富に含みます。「ちょっと食欲が落ちているかも」と感じた場合は少量のリンゴを与えるのもおすすめ。食物繊維で便秘の解消にも役立ちます。
ダイエット効果が期待できる「バナナ」
バナナは甘くて美味しく、犬も大好きなフルーツの1つ。アンチエイジングや高血圧予防など嬉しい効果を期待する事も出来ます。腹持ちも良いので、おやつとして与えるとダイエットにも役立つのではないでしょうか。
水分補給代わりになる「梨」
梨は水分を豊富に含んだフルーツの代表格。あまり水を飲まない犬に水分補給として与えたい場合に最適です。ただし、食べ過ぎると下痢などの原因になるので少量をあげるようにしてください。適量を守っていれば、高血圧予防などの健康効果も期待する事が出来ます。
注意点を守って犬にみかんを与えよう
みかんは、ビタミンCを始めとした犬にも人にも嬉しい栄養が豊富に含まれています。犬にみかんを与える場合に注意しておきたいのが量。犬は1〜3房程のみかんで十分なので、与え過ぎないようにしましょう。人間がおやつとして食べるのを少しだけ分けてあげるなどして、与え過ぎに注意してください。また、皮や外皮を与えないようにする事も大切です。
注意点をしっかりと守っていれば、みかんは犬の健康をキープするのにぴったり。いつまでも健康的な体を維持出来るように、おやつとしてみかんを与えてみてはいかがですか。犬が食べて良い物・悪い物も把握した上で与えるようにしましょう。