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トイプードルを寿命まで長生きさせるには?健康を保つ秘訣を伝授
トイプードルの平均寿命やストレスなく健康に長生きする為の秘訣についてまとめました。トイプードルは、病気やストレスを防いで健康的に過ごす事で平均寿命を超えて長生きする事が出来ます。いつまでも健康に長生きしてトイプードルの寿命を延ばすようにしていきましょう。

トイプードルの寿命を徹底解説!
様々な犬種がいる中で特に人気を集めているのがトイプードル。ふわふわとした毛並みと可愛らしい顔立ちに夢中になる方も多いのではないでしょうか。そんなトイプードルと一緒に暮らす事を決めたら、いつまでも健康で長生きして欲しいのが本音。犬は人間よりも寿命が短いですが、1日でも長生きして欲しいと思うのが自然な流れです。
トイプードルの寿命を延ばして長生きしてもらう為には、日々の生活で気をつけておきたいポイントをチェックしておく事が大切。どのような病気になりやすいのか、平均寿命はどのくらいなのかなど、トイプードルの基本的な情報を学んで健康的に長生きする為のヒントを見つけていきましょう。
トイプードルの平均寿命は長め?
まずは、トイプードルの平均寿命から見ていきましょう。環境や持って生まれた体質にもよりますが、トイプードルの平均寿命は14~17歳になります。他の小型犬種の平均寿命を見てみると、ダックスフンドが12~16歳、チワワが10~16歳、パピヨンが12~16歳。平均寿命だけ見てみると、トイプードルの方が若干長生きする傾向にあるようです。
一般的に、小型犬は平均寿命が長いと言われています。大型犬の平均寿命は11~13歳とされているので、トイプードルの平均寿命は全体の犬種から見てみても長いと言えるのではないでしょうか。
平均寿命が長いと言われているトイプードルですが、勿論普段の生活の仕方によって寿命が延びるか延びないかが決まります。生活習慣が悪かったり、ストレスが溜まったり、といった事が積み重なると平均寿命よりも長生きする事が出来ない可能性があるので気をつけましょう。いつまでも健康的に長生き出来るようにトイプードルに合った生活をしていく事が重要になります。
ギネスの最高寿命は「20歳298日」
トイプードルの平均寿命は14~17歳となっていますが、トイプードルの中には平均寿命を大幅に過ぎて長生きした犬もいます。アメリカで飼われていたトイプードルのseamusちゃんは、2014年に20歳298日で亡くなり、トイプードルの最高寿命としてギネスに記録されました。このようにトイプードルによっては20歳まで長生きする事が出来るようです。
トイプードルの20歳と言うと、人間では100歳くらいに当たります。人間でも100歳まで長生きする人は珍しいくらいなので、seamusちゃんはとても長生きしたと言えるでしょう。生活の仕方などを日々の中で気をつけておく事で、トイプードルは平均寿命を超えて生きる事が出来ます。いつまでも健康でいてもらえるように、寿命を延ばす秘訣をチェックしてみましょう。
トイプードルの寿命を伸ばす秘訣
トイプードルの寿命を延ばす為には、どういった事に気をつけていれば良いのでしょうか。平均寿命が長いと言われているトイプードルですが、生活習慣の違いによって長生き出来るか否かが決まってきます。大切な愛犬といつまでも仲良く暮らす事が出来るように、どのような点に気をつけていけば良いのかをご紹介するので参考にしてみてください。
健康診断を定期的に受ける
トイプードルの寿命を延ばす為に必要となるのが定期的な健康診断です。人間も健康診断を定期的に行いますが、犬も同じように健康診断をする事が大切。外側から見ても分からないような病気が潜んでいる可能性があるので、健康診断でしっかりと検査をしておきましょう。健康診断を怠ると、知らないうちに病気が進行してしまっている可能性もあります。
毎年、予防注射が行われる時に同時に健康診断を行えば病院に行く回数を増やす事なくスムーズに済ませられるのではないでしょうか。病院が嫌いな犬のストレスも減らす事が出来ます。そうした工夫もしながら動物病院で健康診断を受けるようにしてみてください。
健康診断では血液検査などを行い、体の調子が良いかどうかを検査していきます。具体的な数値を出す事で、これからなるかもしれない病気の予防策を考える事も出来るので、こうした健康診断を定期的に行っていきましょう。また、普段不安に感じている事もこの機会にお医者さんに相談しておくと安心です。
トイプードルの生活の中で心配なポイントがあったら遠慮せずに聞いてみましょう。早めに対処しておく事で、病気があったとしてもちゃんと健康的な状態に戻す事が出来ます。
ストレスを感じさせない
トイプードルの寿命を延ばす為には、ストレスを溜めさせない事も大切になります。トイプードルは犬の中でも頭が良い犬種と言われているので、敏感に物事を感じ取る事が多くその分だけストレスも溜まりやすくなるのではないでしょうか。人間と同じように、犬もストレスを感じると健康に悪い影響を与えるのでストレスフリーで暮らせるようにする事が大切です。
トイプードルが不安に思うような環境を作らない事がストレスを感じさせない為には大切。頻繁に旅行をしてペットホテルに預ける事が多かったり、住環境がコロコロ変わったりするとトイプードルのストレスになってしまいます。
トイプードルが安心して暮らせる環境を整える事で、いつまでも健康的でストレスフリーな生活を過ごす事が出来るようになります。こうした事を心がけて、いつまでもトイプードルと仲良く暮らせるようにしていきましょう。
カーペットを敷く
トイプードルに限らず、犬は家のフローリングに足を滑らせてしまう事がよくあります。フローリングで足が滑ると骨に悪い影響を与える可能性があるので気をつけてください。家の中を歩く時によく滑っているようだと要注意。若い時は良いかもしれませんが、歳をとるにつれてフローリングに足を取られて骨の病気に繋がってしまう可能性があります。
それを防ぐ為に、床には犬用のカーペットを敷くのがおすすめです。滑らない材質のカーペットを敷いておけば、トイプードルの足腰に負担をかける確率が低くなります。ホームセンターなどで手に入れる事ができるので、環境整備に役立ててみてください。
フローリングに滑って足腰を傷めると、自分で歩く事が困難になってしまう可能性があります。散歩が十分に出来ないと運動不足になり、それが新たな病気を引き起こす事もあるので気をつけましょう。散歩が出来ないとストレスも溜まりやすくなるので、足腰の健康はとても大切。いつまでも自分の足で楽しく歩けるように滑らない環境作りをしてみてください。
食事内容に気をつける
いつまでも健康的に長生きする為には食事内容も大切になります。高ければ高いほど良いという物ではありませんが、あまりにも安価な餌ではコストを抑える為に健康に良くない素材が入っている可能性もあるので注意が必要。トイプードルの筋力を維持し、太り過ぎないように高たんぱく・低炭水化物の餌が人気を集めています。
タンパク質の消化吸収率を高める為には、必須アミノ酸も欠かせません。体内で作る事が出来ない必須アミノ酸を含んだ餌を用意しておくと、日々の健康的な生活に役立つのではないでしょうか。良質な動物性タンパク質とアミノ酸に注目して餌を選んでみてください。
「沢山のペットフードがあるから、どれを選べば良いのか分からない…」と思う方も多いかもしれません。そんな時は、獣医さんに相談するのも1つの手です。獣医が推奨しているペットフードも色々な種類があり、その中からトイプードルに最適な物を選んで貰えば、選びやすくなるのではないでしょうか。予防注射や健康診断の時などにペットフードについて相談してみてください。
トイプードルがかかりやすい病気
犬種ごとにかかりやすい病気という物があります。体質や環境などにもよりますが、予めかかりやすい病気について把握しておくと日常生活の中で気をつけやすくなるのではないでしょうか。トイプードルがかかりやすいと言われている病気についても学んでいきましょう。
膝蓋骨脱臼
膝蓋骨脱臼は、後ろ足の膝のお皿がズレてしまう病気です。トイプードルを始めとした小型犬がなりやすいと言われています。発育上の問題や先天性の可能性もありますが、普段の歩き方を見ておかしくないかどうかチェックしてみましょう。スキップのような歩き方をしていたら注意が必要です。
副腎皮質機能亢進症
副腎皮質機能亢進症は高齢犬に多いと言われている病気。トイプードルもかかる可能性があるので注意が必要です。ホルモンの分泌や糖質の代謝に必要な働きをする副腎の機能が低下し、肥満や動きが鈍くなるといった症状が出ます。
大腿骨頭壊死症
大腿骨頭壊死症は大腿骨が壊死してしまう骨の病気。トイプードルは遺伝性の病気の場合が多いので、血縁関係のあるトイプードルが発症している時は要注意です。1歳以下の小型犬に良く見られる為、股関節を気にしたり、後ろ足をかばう様子があったら獣医さんに相談してください。
外耳炎
外耳炎は耳の穴に炎症が起きる病気。放置しておくと、内部にまで至り中耳炎や内耳炎の原因になります。トイプードルは耳が垂れて毛が生えているので外耳炎には要注意。耳をかいたり頭を振る回数が多い時は気をつけてください。定期的に耳掃除をしてあげましょう。
流涙症
目頭の部分が赤茶色くなっていたら、流涙症を疑いましょう。涙やけと呼ばれている流涙症は目に刺激が加わって大量に涙が出るなどの症状があるので、あまりにも涙やけが酷い時は早めに獣医さんに見せるようにしてください。
トイプードルのシニア期の過ごし方
家に迎え入れた時は元気いっぱいな子犬だったトイプードルも、年月を経ると徐々にシニア期へと入っていきます。トイプードルが長生き出来るかどうかはシニア期の過ごし方も大きく影響してくるので、いつまでも健やかに過ごせるようにしましょう。
トイプードルと人の年齢の違いは?
トイプードルと人の年齢は大きく異なります。トイプードルの7〜8歳は人間では50歳〜60歳くらい。人間よりも7倍くらいの速さでトイプードルは老化しています。いつまでも若いと思っても実はシニア期に入っていたという事もあるので注意が必要です。
トイプードルのシニア期は何歳から?
一般的にトイプードルは7~8歳くらいからがシニア期と言われています。この頃になると、病気が発症しやすくなったり、普段よりも疲れやすくなったりといった様子が見られるようになるかもしれません。
シニア期に入ったら、トイプードルの無理のないようにお散歩やご飯を工夫していく事も大切になります。若い時にはスムーズに出来ていた事もシニア期以降は難しくなる場合もあるので、普段の様子を見ながら体調に合わせて過ごさせてあげる事が重要です。
寿命まで生きるための注意点は?
寿命まで生きる為には、健康的な食生活と適度な運動が欠かせません。ペットフードはシニア用に切り替え、運動も無理のない範囲でお散歩をするようにしてください。また、口内環境も健康に大きな影響を及ぼします。歯周病になったり歯石が溜まらないように口の中の検査も怠らないようにしてください。
トイプードルのおすすめ知育おもちゃ
トイプードルは警察犬になるくらい頭の良い犬種として知られています。知育おもちゃを取り入れていけば、健康的に遊びながら賢く学ぶ機会を作る事が出来るので、おもちゃ選びにもこだわってみませんか?
ドッグ・マジック
ドッグ・マジックは、骨型のブロックが並び、その下におやつを隠す知育おもちゃ。どの骨の下におやつが隠されているかトイプードルに探してもらいます。簡単なおもちゃなので、シニア期に入った犬のボケ防止にもおすすめ。
トリーツ・メイズ
トリーツ・メイズは、円盤の中におやつを入れ、くるくる回しながら取り出していくおもちゃ。上手に回さないとおやつが出てこないので、工夫をする力をつける事が出来ます。飽きづらく、長く楽しく遊べるのも嬉しいポイント。
コング
コングも中におやつを詰めて遊ばせる知育おもちゃです。おやつの詰め方によって、難易度を変える事が出来るので慣れてきたら難易度を上げてみるのも良いのではないでしょうか。コロコロと転がりやすく、犬が走って遊ぶのにもぴったり。色々な場面で役立ちそうなおもちゃと言えるでしょう。
トイプードルを寿命まで長生きさせよう
トイプードルの平均寿命は長めと言われていますが、病気にかかったり、ストレスが溜まり過ぎると平均寿命まで生きる事が出来ない可能性が高まってしまいます。家族の一員でもあるトイプードルがいつまでも健康的に生きられるように普段の生活から気をつけてあげる事が大切になるのではないでしょうか。
体調や年齢に合わせたペットフードを与える事、適度に運動させる事など、基本的な所がしっかりと出来ていれば大丈夫です。何かおかしな様子があったら、早めに病院に相談する事も大切。定期的な健康診断も忘れずに、長生き出来るようにしていきましょう。元気な状態をキープし、トイプードルと楽しい日常を1日でも長く過ごせるようにしてください。
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