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フレンチブルドッグの平均寿命は?かかりやすい病気や健康維持方法
フレンチブルドッグの平均寿命や健康的に長生きする為の秘訣についてまとめました。フレンチブルドッグは他の犬種よりも平均寿命が短いと言われていますが、病気に気をつけていれば長生きする事は可能です。フレンチブルドッグの平均寿命についてチェックしましょう。

フレンチブルドッグの寿命と健康法を解説
「ぶさカワ」な魅力に溢れたフレンチブルドッグはファンが多い犬種です。一度フレンチブルドッグにハマると、ずっと飼い続けたいと感じる飼い主も多いようです。フレンチブルドッグと一緒に暮らし始めたら、いつまでも健康的に元気でいて欲しいのが飼い主の本音。フレンチブルドッグがどうしたら長生きをする事が出来るか、基本的なポイント押さえておく事が大切です。
フレンチブルドッグを長生きさせるために
フレンチブルドッグの健康を保つ為には、平均寿命や長生きの秘訣などの情報を把握しておく事が大切です。フレンチブルドッグにとってどのような生活が好ましいのかを学んでおく事で、病気にかかりにくい健康的な体を作る事が出来るのではないでしょうか。健康的な体作りを毎日心がけていれば、平均寿命よりも長くフレンチブルドッグと一緒にいる事は可能です。
本記事ではフレンチブルドッグの平均寿命や健康的に長生きする為の方法についてまとめました。フレンチブルドッグがかかりやすい病気についてもご紹介するので、いつまでも健康的に元気でいて欲しい時の参考にしてみてください。病気知らずの健康体になるように日々の生活に気をつけて、平均寿命以上に長生き出来るようにフレンチブルドッグのケアをしましょう。
フレンチブルドッグの平均寿命
まずは、フレンチブルドッグの平均寿命からチェックしていきましょう。平均寿命の話は飼い主にとっては悲しい気持ちになってしまうかもしれませんが、健康的に長生きする為には知っておいた方が良い情報です。フレンチブルドッグがどのくらいで寿命を迎えるのか知る事で、年齢を重ねた時に最適なケアをする事が出来るようになります。
フレンチブルドッグの平均寿命から長生きする為の秘訣を探ってみてください。大切にしていれば、フレンチブルドッグの平均寿命よりも長生きする事が可能です。
小型犬の中で平均寿命は短い?
フレンチブルドッグは小型犬の部類に入ります。小型犬の平均寿命は12歳〜15歳程度と言われていますが、フレンチブルドッグの平均寿命はこれよりも短いとされているのが重要なポイント。フレンチブルドッグの平均寿命は一般的に10歳〜12歳とされています。他の小型犬の平均寿命を見てみると、フレンチブルドッグの方がかなり短い事が分かります。
フレンチブルドッグの平均寿命が短い為にショックを受ける方もいるかもしれませんが、平均寿命が短いのには理由があります。フレンチブルドッグは他の犬と比べて個性的な顔立ちであるのが特徴。その顔立ちが短い平均寿命に影響を及ぼしているようです。
フレンチブルドッグは、口と鼻の距離(マズル)が短いとされており、これが原因で呼吸器系の病気にかかりやすいと言われています。確かに他の犬種と比べてみると、フレンチブルドッグは口と鼻の距離が短い事が分かるのではないでしょうか。この顔立ちによって、どうしても呼吸器系の病気にかかりやすい体質になっています。
フレンチブルドッグを飼う際にはこの顔立ちによる病気に注意をする事が大切。個性的な顔立ちはフレンチブルドッグの魅力の1つですが、病気の原因になり得るということも認識しておきましょう。
近年は寿命が伸びている?
平均寿命が10歳〜12歳と他の小型犬よりも短いフレンチブルドッグですが、近年は平均寿命が延びているとも言われています。フレンチブルドッグの平均寿命が延びている理由として挙げられるのが医療の発展。近年は獣医学が目覚ましい発展を遂げており、それによって病気の早期発見・治療が可能になっています。病気を早くに見つける事は長生きする為には大切なポイントです。
フレンチブルドッグにかかりやすい病気は定期検診できちんと検査をしておく事で予防や早期発見に繋がります。病気は重篤化すると治療が難しくなりますが、早めに発見をする事が出来れば治療を行なって元気な状態を取り戻す事は可能。その為にフレンチブルドッグの平均寿命が延びていると言われています。
フレンチブルドッグの平均寿命が延びているのは食生活の質の向上も理由にあるとされています。最近のドッグフードは高品質な物が多く、フレンチブルドッグに必要な栄養をきちんとカバーする事が出来るのが魅力。食生活が良くなる事で健康的な体を作りやすくなり、自然と平均寿命が延びていったと考えられます。
このように、様々な理由で短いと言われていたフレンチブルドッグの寿命は延びる傾向にあります。最近では14歳以上長生きしているフレンチブルドッグも珍しくありません。平均寿命よりも長生きする事が出来るように、日々の生活に気をつけてフレンチブルドッグと暮らしていきましょう。
フレンチブルドッグがかかりやすい病気
フレンチブルドッグが長生きする為には、かかりやすい病気について把握しておく事も大切になります。かかりやすい病気が何か学んでおけば、日々の暮らしの中で気をつけて生活をする事が出来るようになるのが長生きのポイント。フレンチブルドッグは呼吸器系の病気にかかりやすいと言われていますが、他の病気にも気をつけて健康を維持出来るようにしましょう。
短頭種気道症候群
フレンチブルドッグがかかりやすい病気の代表格となっているのが短頭種気道症候群。フレンチブルドッグの他にシーズーやキングチャールズスパニエルなど、口と鼻の距離が短い「短頭種」はこの病気にかかりやすいと言われています。激しく運動をした時や暑さによって呼吸が乱れるのが病気の原因。頻繁に咳をしたり、いびきをかくのが主な症状です。
短頭種気道症候群が酷くなると呼吸が苦しくなって失神してしまう可能性もあります。大きないびきをかいていたり、咳が多い場合には注意をしましょう。暑過ぎず、寒過ぎない環境で生活出来るようにする事が大切です。また、肥満になると呼吸器官に負担がかかって短頭種気道症候群になりやすくなる為、体重管理にも注意してください。
水頭症
水頭症もフレンチブルドッグがかかりやすいと言われている病気の1つです。髄液が頭蓋骨の中に溜まる事で脳が圧迫され、様々な症状が現れるのが特徴。軽めの症状だと、すぐに疲れてしまう、元気がないといった事が挙げられます。酷くなると痙攣が起きたり、運動障害が出てくるので注意しましょう。また、斜視も水頭症によって現れる症状の1つです。
水頭症は予防方法はないと言われていますが、早めに発見をして治療をすれば助かる病気です。もし、普段より元気がなかったり、斜視になっていたりしたらすぐに病院へ連れていきましょう。動物病院で適切な治療を行えば、元気な状態に戻る事が出来るかもしれません。
眼瞼内反症・眼瞼外反症
フレンチブルドッグを飼っている場合は、眼瞼内反症・眼瞼外反症にも気をつけましょう。眼瞼内反症とは瞼が内側にめくれてしまう病気です。角膜が傷ついたり、網膜に損傷が起きたりする為、目ヤニが大量に出やすくなります。眼瞼外反症は、瞼が外側にめくれる病気で、こちらも角膜・網膜に炎症が起きるのが特徴。
フレンチブルドッグは生まれつき眼瞼内反症・眼瞼外反症にかかっている場合があります。予防をする事が難しい病気とも言われており、目に何かしらの異変を感じたら早めに病院に連れていって診てもらう事が大切です。
皮膚病
フレンチブルドッグは皮脂腺の働きが活発な為、清潔な状態を保っておかないと皮膚病の確率が高くなります。また、フレンチブルドッグは皮膚が柔らかくシワが寄っているので、シワの合間に細菌が溜まって皮膚病になりやすいとも言われているのが注意すべきポイント。膿皮症やアレルギー性皮膚炎などの皮膚炎にかかりやすいと言われています。
体をよくかいていたり、皮膚が赤くなっていたら皮膚病を疑った方が良いかもしれません。常に皮膚を清潔な状態を保ち、健やかな皮膚が育つように食生活にもこだわってください。
フレンチブルドッグの健康対策
フレンチブルドッグがかかりやすい病気には色々な種類がありますが、日頃から健康に気をつけていれば平均寿命よりも長生きする事は可能です。フレンチブルドッグを飼う上でどういった事に気をつけていけば良いのか、基本的な情報をチェックしていきましょう。きちんと体調管理をしていれば、いつまでも元気な状態でいてくれるはずです。
日頃の体温管理が寿命にも影響
フレンチブルドッグを飼う時に気をつけてあげたいのが体温管理です。フレンチブルドッグは口と鼻の距離が短く、他の犬よりも呼吸がしづらい構造になっているのが特徴。その為、体温が上がった時も呼吸によって熱を放出しにくく、熱中症のリスクが高まります。夏はエアコンのかかっている部屋の環境を整え、清潔なお水をきちんと飲ませるようにしましょう。
フレンチブルドッグは、夏場のお散歩も気をつけておきたいポイントです。暑い昼間に散歩に出かけると、呼吸が荒くなり体に熱がこもりやすくなるので要注意。暑い昼間は避けて、なるべく涼しい早朝や夜にお散歩をするようにしましょう。アスファルトが多い地域は、昼間の熱気が残っている場合がある為、その点にも注意してお散歩時間を決めてください。
スキンケアとシャンプーで清潔に
フレンチブルドッグは皮膚病のリスクが高い犬種と言われています。皮膚病を防ぐ為には、日々のスキンケアとシャンプーが重要。週1〜2回程度のシャンプーを行うなど、皮膚の様子を見ながらケアをしてあげてください。ペット用の清潔シートを使って体を拭いてあげるだけでも皮膚病の予防になります。シワが寄っている部分もきちんと清潔にするように心がけましょう。
シャンプーやスキンケアに加えて、日々の食生活にも気をつけると皮膚病のリスクを減らす事ができます。皮膚を作るベースとなるタンパク質やアミノ酸など、栄養バランスが整った食事を心がけてください。愛犬の食事のバランスが気になる時はかかりつけの獣医師に相談してみるのも良いかもしれません。最適な食事をおすすめしてくれます。
病気の早期発見・早期治療が大切
フレンチブルドッグは、他の犬種と比べても病気の早期発見・早期治療が長生きのキーポイントになります。フレンチブルドッグは他の犬にはない個性的な顔立ちをしており、それによって呼吸器系の病気にかかりやすいのが特徴。呼吸器系の病気は命に直結するような原因を生み出します。日々の様子を観察して、早期発見に努めるようにしましょう。
早期発見をする事が出来れば、治療を行なって元気な状態に戻る事が出来ます。普段からスキンシップを行い、呼吸が苦しそうではないか、動きが鈍くなっていないかなどをチェックしてみてください。こうした日々の観察によってフレンチブルドッグの健康を維持する事が出来るようになります。
定期的な健康診断を受けよう
病気の早期発見・治療を行う為には定期的な健康診断が大切になります。少なくとも一年に一回は健康診断を行いましょう。毎年のワクチン接種のタイミングで健康診断を行なってもらうと良いかもしれません。平均寿命が近づいてきたら、半年に一回など、健康診断の回数を増やすと安心です。専門家の目で診てもらう事で、病気を早期発見しやすくなります。
フレンチブルドッグの魅力
ここまでフレンチブルドッグの寿命や病気について見ていきましたが、そういった事を含めてもフレンチブルドッグは魅力的な犬種と言えます。フレンチブルドッグのどのような所が良いのか、多くの人を惹きつける魅力についてチェックしていきましょう。
ペットとして最高の犬種
フレンチブルドッグは数ある犬種の中でも最高の犬種と言われています。明るく温厚な性格の小型テリアや闘犬として活躍したブルドッグを交配して生まれました。それぞれの犬種の良さを受け継いだフレンチブルドッグは、親しみやすく優しい性格と言われています。
フレンチブルドッグと接していると、愛嬌があり、人懐っこい性格である事がすぐに分かるのではないでしょうか。すぐに家族に馴染み、なくてはならない存在となるはずです。フレンチブルドッグはまさに最高のペットと言えるでしょう。
豊かな感情表現が楽しい
フレンチブルドッグは感情表現が豊かな事でも知られています。喜ぶ時は一生懸命に尻尾を振ったり、怒られた時はしょんぼりしたり、フレンチブルドッグの様子は見ていて飽きないのが大きな魅力と言えるでしょう。
フレンチブルドッグは穏やかな性格なので、側にいるだけで癒される事が沢山あります。部屋でテレビを見ていたり、本を読んでいたりすると、フレンチブルドッグがそっと寄り添ってくれる事も多いのではないでしょうか。このように飼い主を大切に思う愛情表現をしてくれるのもフレンチブルドッグの魅力です。
子供と仲良くなれる
フレンチブルドッグは子供がいる家庭でも飼いやすい犬種として知られています。人懐っこい性格なので子供の遊び相手となり、一緒に楽しく過ごす事が出来るのが魅力。きっと子供にとって素敵な友人となるでしょう。
優しくて温厚な性格のフレンチブルドッグは滅多な事では怒りません。そういった意味でも子供と一緒に暮らすのには最適な犬種と言えます。フレンチブルドッグと共に幸せな家庭を築いてみてはいかがですか。
フレンチブルドッグの寿命を全うするために
フレンチブルドッグは他の犬種よりも寿命が短いと言われていますが、病気に気をつけていれば長生きする事は可能です。いつまでも元気で長生きする事が出来るように日々の生活に気をつけて暮らしていきましょう。
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