ペット
頭が良いジャックラッセルテリアの性格と特徴を解説!飼い方のコツは?
垂れ耳に長いマズル、白や茶の模様が特徴のジャックラッセルテリアはかつては狩猟犬として活躍していたので活発な性格の犬種です。こちらでは、ジャックラッセルテリアの性格や特徴、価格相場や飼い方についてご紹介していきます。かかりやすい病気についてもチェックしましょう。

目次
ジャックラッセルテリアの性格と飼い方を紹介

小型犬にも関わらず、俊敏で運動が大好きなジャックラッセルテリアは、自分よりも大きな人や動物に対しても物怖じしない頼もしい性格をしています。ジャックラッセルテリアはかつては狩猟犬として活躍していましたが、現在のように世界中で人気の犬種になったのは、映画やドラマに出演して知名度が上がったことが理由となっているようです。
映画やドラマ出演で世界中に大人気

ジャックラッセルテリアは映画やドラマに数多く出演している犬種です。ジャックラッセルテリアの知名度が上がった映画である「マスク」やジャックラッセルテリアが主役の「夢見る子犬ウィッシュボーン」「ミリオネアドック」などをきっかけにジャックラッセルテリアを飼ったという方も多いようです。
ジャックラッセルテリアの性格

ジャックラッセルテリアが世界中で人気のある犬種だということが分かったところで、次はジャックラッセルテリアの性格についてご紹介していきます。ジャックラッセルテリアは狩猟犬として活躍していたため、賢く扱いやすいですが、気の強い面もあります。ジャックラッセルテリアの性格を多方面から見ていきましょう。
性格①柔軟で頭が良い

ジャックラッセルテリアは柔軟で頭がいい性格をしています。狩猟犬として活躍していたので、飼い主の求めることをしっかりと理解して行動することが得意です。学習能力が高いので、訓練をすることでドックショーで活躍することも出来る犬種です。飼い主に対しての愛情が深く、忠誠心も高いのでしつけ次第でお利口な犬として育ちます。
性格②大胆不適

ジャックラッセルテリアは大胆不敵な性格の犬でもあります。狩猟犬として活躍していた時は何事にも物怖じせず、狐などの巣穴にも潜って獲物を追いかけていました。自分より大きな獲物や素早い獲物に反応して俊敏な動きをしたり、粘り強い性格で追いかけることが出来ます。
ただし、こういった面が攻撃性に繋がってしまい、吠え癖や噛み癖が付いてしまうことがあるので注意しましょう。狩猟本能からハムスターや小鳥などの小動物と一緒に暮らすにはあまり向かない犬種です。また、猫や他の犬とも血気盛んな性格から喧嘩になってしまうことがあるので注意しましょう。
性格③好奇心旺盛

ジャックラッセルテリアは好奇心旺盛な性格をしています。仔犬の時から物怖じせずに興味のある物に向かっていくので、イタズラなどに注意する必要があります。仔犬の時から物を噛んだら注意したり、大事なものは届かない場所に片づけておくといいでしょう。興奮しやすい性格でもあるので、吠えたり噛んだりはきちんと注意してしつけることが大切です。
性格④粘り強い

粘り強い性格もジャックラッセルテリアの特徴です。これは獲物を追い続ける狩猟犬の本能からでしょう。動くものに対しての反応が鋭く、捕まえるまで粘り強く追いかけます。ボールやフリスビーで遊ぶと、持ち前の運動神経を発揮することが出来ます。ただ、遊ぶ過程で興奮してしまいやすいので、噛んだり吠えたりした時は遊びを中断して駄目なことを分からせましょう。
ジャックラッセルテリアの特徴

ジャックラッセルテリアの性格が分かったところで、次はジャックラッセルテリアの特徴についてチェックしていきましょう。こちらでは、ジャックラッセルテリアの体型や毛色の特徴についてご紹介していきます。
特徴①体型

ジャックラッセルテリアの身体の大きさは体高25~30㎝、体重5~6㎏くらいで小型犬に分類されます。体高よりも体長が長い胴長体型が特徴で、華奢に見えますが筋肉質で引き締まった身体をしています。
直立したしっぽ、耳の先が垂れたボタン耳、アーモンド形の目元、黒い鼻や口が特徴で、キリっとしたかっこいい顔立ちをしています。運動神経抜群なジャックラッセルテリアは大型犬並みの体力と俊敏さが特徴の犬種なので、ボールやフリスビーなどを投げて遊ぶドックスポーツに向いています。
特徴②毛色

ジャックラッセルテリアは短くまっすぐな被毛が特徴のスムース、ザラザラと固い被毛が特徴のブロークン、サラサラとして長い被毛が特徴のラフの3種類のタイプに分けられます。狩猟犬として活躍していた犬種なので、身体を守る被毛は粗い毛質になっているようです。スムースは抜け毛が多いので定期的なブラッシングが必要です。
ブロークンとラフは抜け毛が身体から落ちないことがあるので、獣毛ブラシや手で抜け毛を取り除いてあげるといいでしょう。毛色はブラック、ブラウンの単色、ホワイトとブラウンとブラックの色が混ざったトライカラーなど様々です。毛色や模様の入り方によっても価格相場が変わります。
ジャックラッセルテリアの入手方法と価格相場

ジャックラッセルテリアを家族として迎える方法はペットショップから購入、ブリーダーから購入、里親募集に申し込むなどです。こちらでは、それぞれの方法のメリットやデメリット、価格相場などをご紹介していきます。
ペットショップから

ペットショップは気軽に仔犬を見に行って触れ合うことが出来ます。購入を決めた際に、ペット用品も一緒に購入しやすいので、初めてペットを飼う方も安心です。ジャックラッセルテリアのペットショップでの価格相場は10~30万くらいです。血統や毛色によっては価格相場が上がり、月齢が大きくなってくると価格相場が下がる傾向にあります。
ブリーダーから

ブリーダーを見つけてジャックラッセルテリアを購入する場合は、両親や兄弟犬を見たり、飼育環境を確認することが出来ます。優良ブリーダーの場合は、両親や祖父母の経歴や病歴などを教えてくれるので丈夫な犬を安心して購入することが出来ます。
ブリーダーからジャックラッセルテリアを購入する場合の価格相場は10~28万くらいです。血統や毛色や模様によっては価格相場が上がることもあります。また、価格相場に比べて安いジャックラッセルテリアには問題がある場合もあります。ブリーダーによっては悪質な環境で仔犬の繁殖を続け、遺伝疾患や身体の弱い仔犬を販売していることもあるようです。
里親になる

ジャックラッセルテリアの里親になるという方法もあります。ジャックラッセルテリアは映画やドラマの影響で賢く可愛い犬種として注目を集めて人気になりましたが、小型犬の割に活発でやんちゃな面もあるためしつけに手を焼いて手放すケースも多いようです。こういった理由から多数のジャックラッセルテリアが遺棄されて、里親を探しています。
里親としてジャックラッセルテリアを家に迎える場合の価格相場はほとんどが無料です。ただし、仔犬から家族として迎えられるケースは珍しく、ほとんどのジャックラッセルテリアが成犬です。また、捨て犬として保護された子の場合は人を信用しないケースもあるので、しつけや懐いてもらうまで時間がかかることもあるようです。
最初は根気がいりますが、愛情を与えて育てることで表情豊かに変化していく子も多いようです。里親としてジャックラッセルテリアを迎える場合は価格は抑えられますが、ペットショップやブリーダーから購入する仔犬とは少し違った面もあることを覚悟しましょう。
ジャックラッセルテリアの飼い方

ジャックラッセルテリアの購入方法や価格相場が分かったところで、次はジャックラッセルテリアの飼い方についてご紹介していきます。ジャックラッセルテリアの性格や特徴に合わせた飼い方をすることで、ジャックラッセルテリアとの生活がスムーズに送れるはずです。
しっかりとした「しつけ」が必要

ジャックラッセルテリアは活発な性格で遊び好きな犬種です。一緒に遊んでいる時に興奮して吠えたり、噛んだりしてしまうこともあるかもしれません。ジャックラッセルテリアが攻撃的な行動に出た時は、きちんと叱るようにしましょう。噛んだり吠えたりの問題行動をした時は大きな音を立てたり、「ダメ」と注意するようにしましょう。
それでもやめない場合はケージに入れてしばらく無視をして悪いことだと分からせます。「お座り」「待て」「来い」「ダメ」などの基本コマンドを仔犬のうちから覚えさせておくことで、飼い主が主導権を握ってコントロール出来るようになります。しつけが難しいと感じる場合は、しつけ教室を利用するのもおすすめです。
たっぷりの運動でストレス発散を

ジャックラッセルテリアは狩猟犬をしていた歴史から、頭や身体を使って行動することが好きです。ボールやフリスビーなどのおもちゃを使った遊びの他に、おやつを部屋で探させる遊びなどもおすすめです。狩猟本能や探索本能が満たされるので、ジャックラッセルテリアも楽しく遊ぶことが出来ます。
毎日の散歩で運動量を確保し、ストレスを発散させることも大切です。散歩は運動だけでなく、外の人や物、動物に触れることによるストレス解消の意味が大きいです。仔犬のうちから散歩をすることで社会性を身に付けることが出来ます。30分の散歩を1日2回するのが理想です。雨の日で散歩出来ない場合は、室内でおもちゃを使って遊ぶといいでしょう。
室内飼いが基本

ジャックラッセルテリアは小型犬ではありますが、活発な性格で運動好きです。ジャックラッセルテリアの飼い方として、庭と室内を行き来出来るような環境で育てることが理想です。ただし、ジャックラッセルテリアを庭で遊ばせる際は、フェンスなどで外に出ないような工夫が必要です。
ジャックラッセルテリアは動くものを追う習性があるため、囲いがないと外に出て行ってしまう危険があるからです。子供や他の動物がいる環境では、追い回してしまうこともあるようです。子供が犬をしつけられるような年齢になっていない場合は飼育が難しいかもしれません。
また、室温に注意した飼い方が必要です。ジャックラッセルテリアは短毛で体脂肪が少ないので、夏の暑さや冬の寒さが負担になります。エアコンで適温に調節した環境で飼育しましょう。他には床にも注意が必要です。フローリングは足が滑るので犬に負担がかかり、怪我の原因になることもあります。マットや絨毯を敷くなどの工夫で足元の滑りやすさを軽減させるようにしましょう。
年齢と目的にあわせた食事を

ジャックラッセルテリアの飼い方で注意したいのがフードです。フードは栄養バランスが考えられている総合栄養食の表記のあるものを選ぶといいでしょう。また、高タンパク低カロリーのフードを意識すると肥満を防止しつつ、免疫力を付けることが出来ます。
パピー期、成犬期、シニア期などの年齢に合わせたフード、体重管理用など目的に合わせたフード選びも大切です。シニア期にはサプリメントをプラスすることで、身体に必要な栄養素を摂取出来るので健康管理に役立ちます。
定期的なブラッシングが必要

ジャックラッセルテリアの飼い方として、定期的なブラッシングを行うことも大切です。特にスムースコートのジャックラッセルテリアは抜け毛が多いです。抜け毛をブラッシングによって取り除くことで通気性がよくなり、皮膚や被毛が清潔に保たれます。反対にブラッシングが足りていないと皮膚の病気の原因になってしまうこともあるので注意しましょう。
ジャックラッセルテリアの心配な病気

ジャックラッセルテリアの飼い方で注意したいのが、かかりやすい病気を把握しておくことです。犬は自分の症状を言葉で伝えられないので、犬の状態や様子を確認して病気の早期発見、早期治療をすることが大切です。こちらでは、ジャックラッセルテリアが注意したい病気についてご紹介していきます。
レッグ・ペルテス病
ジャックラッセルテリアに限らず小型犬に多い病気なのが、レッグ・ペルテス病です。レッグ・ペルテス病は血管の働きの異常によって異常歩行を引き起こす病気で、足を引きずったり触ると痛がるなどの症状が現れます。歩行の仕方がいつもと違う場合は病院に連れていきましょう。
膝蓋骨脱臼
膝蓋骨が内側に脱臼して炎症を引き起こす膝蓋骨脱臼は小型犬に多い病気で、痛みにより歩行困難になる場合もあります。先天性の病気の場合もありますが、肥満やケガなどによって足に負担がかかって脱臼することもあります。適正な体重にコントロールすると共に、怪我や運動不足などにも注意して病気を予防しましょう。
ジャックラッセルテリア以外の頭が良い犬種
活発な性格で賢いジャックラッセルテリアですが、ジャックラッセルテリア以外にも賢い性格の犬種が沢山います。こちらでは、ジャックラッセルテリア以外の頭がいい犬種をランキングでご紹介していきます。
3位:ジャーマン・シェパード
ジャーマン・シェパードは知的で忠誠心、服従心の強い性格から警察犬や救助災害犬、軍用犬、麻薬探知犬などで活躍する犬種です。頭がいいので幼少期にきちんとしつけや訓練を行うと忠犬に育ちますが、反対にしつけをしないで育てると攻撃的な面が目立つようになってしまいます。
2位:プードル

スタンダード、ミディアム、ミニチュア、トイの4種類に分類されるプードルも頭のいい犬種として有名です。甘えん坊な性格でもありますが、賢く運動能力も高い犬種なので、サーカスなどで活躍する子も多いです。
1位:ボーダーコリー
サラサラの被毛に凛々しい顔が特徴のボーダーコリーは牧羊犬として活躍する犬種です。スタミナと運動能力が高く、賢い性格なので訓練しやすく、世界中で重宝されています。ペットとして家に迎え入れた際も、ドックスポーツを一緒に楽しむことが出来ます。
ジャックラッセルテリアを賢く育てよう!
ジャックラッセルテリアの性格や特徴、飼い方のコツについてご紹介しました。ジャックラッセルテリアは賢く運動能力の高い犬種ですが、狩猟犬として活躍していた歴史から気の強い面も持ち合わせています。家族として迎えた際には、しつけをきちんと行って飼い主がコントロール出来るようにしましょう。
ペットに関する記事はこちら


