アメリカンスタッフォードシャーテリアの性格は?特徴と飼い方を解説

アメリカンスタッフォードシャーテリアという犬種をご存知でしょうか。日本ではまだあまりなじみがありませんが、海外では人気の高い犬種です。今回は、そんなアメリカンスタッフォードシャーテリアの闘犬としての歴史や、体型的・性格的特徴、飼い方のポイント等をご紹介します。

アメリカンスタッフォードシャーテリアの性格は?特徴と飼い方を解説

目次

  1. アメリカンスタッフォードシャーテリアを紹介
  2. アメリカンスタッフォードシャーテリアとは
  3. アメリカンスタッフォードシャーテリアの性格
  4. アメリカンスタッフォードシャーテリアの特徴
  5. アメリカンスタッフォードシャーテリアの飼い方
  6. ドッグショーでの評価基準
  7. アメリカンスタッフォードシャーテリアの魅力を楽しもう

アメリカンスタッフォードシャーテリアを紹介

アメリカンスタッフォードシャーテリア(American Staffordshire Terrier)という犬種は日本ではまだあまり馴染みがないようですが、海外では「アムスタフィー(Amstaffy)」や「アムスタッフ(Amstaff)」という愛称で呼ばれる人気犬種です。今回は、アメリカンスタッフォードシャーテリアの魅力をご紹介していきます。

性格・特徴・飼い方を解説

アメリカンスタッフォードシャーテリアには、どのような特徴が見られるでしょう。後述するように、アメリカンスタッフォードシャーテリアは、闘犬としての歴史を持っている犬種です。彼らは、どのような性格をしているのでしょうか。アメリカンスタッフォードシャーテリアの歴史的背景や特徴を踏まえたうえで、飼い方のポイントについても解説していきます。

「一般社団法人ジャパンケンネルクラブ」によると、アメリカンスタッフォードシャーテリアは、2002年には105頭の登録があり、全147犬種中77位でした。その後、2003年の90頭、2004年の89頭と少しずつ登録件数が減少し、2017年はわずか3頭、2018年は0頭になっています。アメリカンスタッフォードシャーテリアは飼いにくい犬なのでしょうか。

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アメリカンスタッフォードシャーテリアとは

まずは、アメリカンスタッフォードシャーテリアという犬種について、その歴史的背景や体格的特徴、性格的特徴を見ていく事にしましょう。アメリカンスタッフォードシャーテリアは、犬種としてはそれほど古い歴史を持っているわけではありません。イギリス原産のスタッフォードシャーテリアを元に、19世紀後半に改良された犬種です。

「世界一強い犬」といわれる歴史

アメリカンスタッフォードシャーテリアは、19世紀後半にイギリスからアメリカへと渡ったスタッフォードシャーテリアを、アメリカ好みに大きな体に改良した犬種です。後輩にはマスティフ等の大型犬が使われました。「世界一強い犬」と呼ばれるようになった背景には、アメリカンスタッフォードシャーテリアが闘犬としての強さを求めて改良されていったという歴史があります。

アメリカンスタッフォードシャーテリアは、グリズリーベアやバイソンと闘う闘犬として、闘争心や咬む力が強い犬に改良されていきました。アメリカでの闘犬の歴史を振り返ると、賭博の一環として闘犬が行われギャングが関係した組織的犯罪ととみなされるようになった事や動物愛護の立場から、闘犬を禁止する州も増えてきているそうです。

闘犬から家庭犬へ

アメリカで闘犬が禁止されるに伴って、アメリカンスタッフォードシャーテリアの性格的改良が進められるようになりました。攻撃的な性格を抑え、穏やかな性格が与えられるに至ったのです。それによって、アメリカンスタッフォードシャーテリアは、闘犬から家庭犬へとシフトチェンジしました。1972年には、犬種としても認められています。

ところが、闘犬愛好家たちはこうした変化に強く反発しました。ペットやショードッグとしての繁殖を進めようとする一派と、闘犬としての歴史や文化を保持しようとする一派は袂を分かち、闘犬派が改良して作り出したのがアメリカンピットブルテリアです。アメリカンスタッフォードシャーテリアとアメリカンピットブルテリアがよく似ているのは、こうした歴史がある為です。

筋骨隆々の大きな体

オスのアメリカンスタッフォードシャーテリアは、体高が46cmから48cmで、メスのアメリカンスタッフォードシャーテリアは、体高が43cmから46cmです。体重はオスもメスもほぼ同じで18kgから23kg程度で中型犬に分類されます。筋骨隆々のがっしりとした体つきが、アメリカンスタッフォードシャーテリアの特徴です。被毛は短毛のスムースコートです。

似ている犬種

大きくて丸い頭とやや短めのマズルが特徴的な外見であるアメリカンスタッフォードシャーテリアに似ている犬種は、他にいるでしょうか。まずは、上述のように、元は同じ犬種でしたが闘犬的要素を維持し改良し続けたアメリカンピットブルテリアが挙げられます。また、本来元になったスタッフォードシャーブルテリア(スタッフィー)も、当然と言えば当然ですがルックス的によく似ています。

他に、アメリカンスタッフォードシャーテリアに似ている犬種を探してみると、ドイツ原産のボクサーの名前も挙がりました。ボクサーは、アメリカンスタッフォードシャーテリアと同様にマスティフを元に猟犬として作出された犬種ですが、「ブル・バイティング(牛いじめ)」と呼ばれる闘犬的な催しにも使われていたという歴史があります。

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アメリカンスタッフォードシャーテリアの性格

続いては、アメリカンスタッフォードシャーテリアの性格についてご紹介していきます。上述のように、闘犬から家庭犬やショードッグへと方向を変える方向で繁殖が続けられていった歴史的背景を持つアメリカンスタッフォードシャーテリアは、温厚に性格になり攻撃性も抑えられたと言われていますが実際のところはどうなのでしょう。

実はおとなしい

アメリカンスタッフォードシャーテリアは、上述のように闘犬としての歴史を持った犬種です。闘犬は、単に力強いだけではありません。クマやウシ、あるいは他の闘犬と闘っている時でも、飼い主の指示に従って攻撃を止める服従心の強さを持っていました。家庭犬として改良されてからのアメリカンスタッフォードシャーテリアは、実は非常におとなしい性格に変わっています。

アメリカンスタッフォードシャーテリアは中型犬ですが、上述のように筋骨隆々としたルックス的特徴があるので実際のサイズよりも大きく見えます。どんなにおとなしい性格とはいっても、体つきや大きな口は怖がられる事があるかもしれません。アメリカンスタッフォードシャーテリアの飼い主さんは、しつけをしっかり入れる事が大切です。

攻撃性がでないように注意

アメリカンスタッフォードシャーテリアは、飼い主さんがいない場所では思わぬ行動に出る事があるようです。家族に対しては愛情深い性格ですが、それゆえ「敵」とみなした相手に対して攻撃的になる特徴がみられます。これも、身を挺して家族を守る性格の裏返しなのですが、力が強いので攻撃性がでないように注意をする必要があるでしょう。

アメリカンスタッフォードシャーテリアは、幼犬から若犬の時期は無邪気でいたずら好きな性格も見られます。がっしりとした体型であるために、豪快で暴力的になってしまうこともあるので、こちらも要注意です。アメリカンスタッフォードシャーテリアのしつけに関しては、後述しますので是非参考にしてみて下さい。

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アメリカンスタッフォードシャーテリアの特徴

続いては、アメリカンスタッフォードシャーテリアの特徴をご紹介していきましょう。アメリカンスタッフォードシャーテリアの体型的特徴は、既に述べたとおりです。それ以外にも、アメリカンスタッフォードシャーテリアを家庭犬として、あるいはショードッグとして飼う上でも、いくつかの特徴を知っておく必要があるのではないでしょうか。

高い運動神経

上述のように闘犬として作出された歴史を持ち、筋骨隆々で力強いアメリカンスタッフォードシャーテリアは、高い運動神経を持っています。体力もある犬種なので、飼い主さんと共に様々なアクティビティを楽しむ事が出来るでしょう。それは、単に長い散歩だけではありません。水泳やフリスビーも楽しめる運動神経があります。

さまざまな毛色

アメリカンスタッフォードシャーテリアの被毛は、短毛種の中でもかなり短いと言われています。また、アメリカンスタッフォードシャーテリアの被毛は短いうえにまっすぐに伸びている、いわゆるスムースコートです。また、アメリカンスタッフォードシャーテリアの毛質は密度が高く生えそろっているので、陽の光を浴びて艶やかに輝いて見えるでしょう。

「一般社団法人ジャパンケンネルクラブ」で認められているアメリカンスタッフォードシャーテリアの毛色は、「ブラック」「ブルー」「ブリンドル」等のソリッド(単色)と「ブラック&ホワイト」や「タン&ホワイト」のパーティ・カラーやパッチです。白が80%以上あったり、「ブラック&タン」「レバー」の毛色は、あまりお勧めされていないそうです。

かかりやすい病気

アメリカンスタッフォードシャーテリアは、丈夫で健康な犬であると言われていますが、遺伝性の病気の中には掛かりやすいものがいくつか知られています。その1つが食物アレルギーや日光による皮膚炎、皮膚疾患等の皮膚トラブル。早期発見と早期治療がポイントなので、日頃のケアで皮膚の状態を良くチェックしてあげましょう。

アメリカンスタッフォードシャーテリアは白内障を患うリスクも先天的に高く、遺伝的な疾患とされています。白内障には、現時点では効果的な治療方法が確立されていません。その為、生活環境の工夫が必要になるでしょう。他に、がっしりした体型の犬種によく見られる前十時靭帯断裂(まえじゅうじじんたいだんれつ)や股関節形成不全も気を付けてあげましょう。

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アメリカンスタッフォードシャーテリアの飼い方

続いては、アメリカンスタッフォードシャーテリアの飼い方をご紹介していきましょう。飼い犬の犬種としての基本的な性格や体格的な特徴を知り、それらを活かしたアメリカンスタッフォードシャーテリアの正しい飼い方を考える事は、犬にとっても飼い主にとっても、お互いに非常に大切なことではないでしょうか。

子犬の頃からしっかりしつけを

アメリカンスタッフォードシャーテリアに限らず、犬の飼い方においてはしつけを欠かすことはできません。特に、闘犬としての歴史を持ち、顎の力の強いアメリカンスタッフォードシャーテリアは、大型犬や闘犬種の専門家による訓練士にお願いすると良いでしょう。アメリカンスタッフォードシャーテリアは知能が高く飼い主に忠実な気質なので、しつけは早くスムーズに出来ます。

子犬を家に迎えたその日から、しつけを開始しましょう。生活習慣や屋外でのルール、他の犬や家族以外の人に対するマナー等を習得させる必要があります。また、力の強犬種なので散歩中の引っ張り癖は解消しなければ危険です。しっかりとしたしつけとトレーニングを重ねる事で、アメリカンスタッフォードシャーテリアは素晴らしいパートナーになってくれるでしょう。

咬傷に要注意!

顎の力が強く、咬む力も強いアメリカンスタッフォードシャーテリアによる咬傷(こうしょう)は、非常に危険です。特に、小さなお子さんや力の弱い人が咬まれた場合は、思いがけない大きなけがに結びついてしまう事があるので気を付けましょう。まずは、しっかりと運動させてストレスを軽減する事が大切です。

アメリカンスタッフォードシャーテリアが人間を咬む理由として、もう1つ挙げられるのは臆病さです。何か大きな物音にびっくりしたり、見知らぬ人への警戒心が強すぎたり、といったシチュエーションで思わず相手に飛び掛かって咬んでしまう事があるようです。子犬の頃から色々な場所に連れて行ったり、多くの犬や人と触れ合う機会を作る事で過度な反応を回避する事が出来るでしょう。

毎日の運動が不可欠

体力があり運動神経も高いアメリカンスタッフォードシャーテリアの飼い方として、、毎日の運動を外すわけにはいきません。朝夕の散歩は、1回30分から1時間程度を目安としましょう。アメリカンスタッフォードシャーテリアは、運動不足がストレスにつながり、破壊行動のような問題行動を起こす場合もあるからです。

アメリカンスタッフォードシャーテリアの体力を考えると、上述のようなお散歩だけではとても十分とは言えません。出来るだけドッグランへ連れて行ってあげましょう。全力での疾走や他の犬種とのじゃれ合いや遊び時間を設けてあげると良いでしょう。但し、日本では闘犬種の入場を制限しているドッグランもあるので、事前のチェックを忘れずに。

家庭でのシャンプーでOK

アメリカンスタッフォードシャーテリアは、短毛種なのでお手入れはそれほど難しくはありません。トリミングサロンでは闘犬種の受け入れをしていないお店もあるようなので、シャンプーはご自宅でしてあげるとよいでしょう。目安としては、月に一度程度です。但し、日頃のケアの中で皮膚にかゆみが見られたりフケが出ている場合は、シャンプーの種類や頻度の見直しが必要かもしれません。

シャンプー以外のケアとしては、爪切りや耳掃除、そして肛門腺絞りがあります。爪切りが難しい場合は、かかりつけの動物病院にお願いすると良いでしょう。十分なケアができるだけでなく、家族以外の人との触れ合いを定期的に設ける事は、アメリカンスタッフォードシャーテリアの飼い方としてしつけ的観点からも社会化トレーニングの観点からも非常に有意義です。

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ドッグショーでの評価基準

アメリカンスタッフォードシャーテリアの飼い方についてご紹介しました。この犬種は、上述のように闘犬から家庭犬、ショードッグへと繁殖目的が変化しています。ドッグショーでは、どのような評価基準があるのでしょうか。アメリカンスタッフォードシャーテリアという犬種の、所謂スタンダードをチェックしていく事にしましょう。参考にしたのはアメリカンケンネルクラブのデータです。

頭部は中くらい

1936年にアメリカンケンネルクラブに登録された品種基準を見てみましょう。そこには、アメリカンスタッフォードシャーテリアは、筋肉質でありながら機敏で優雅で、生き生きと強い印象を与える犬種であると書かれています。さらに、頭の大きい差は中くらいで頭蓋骨が広く、頬の部分に筋肉が張っているという特徴を満たす必要もあります。

耳の付け根は高い位置に

また、アメリカンスタッフォードシャーテリアの耳は、垂れ耳やローズイヤーと呼ばれる巻き耳が本来の形です。アメリカでは、見た目を整えるという観点から断耳をされることもあります。耳の付け根は高い位置にあるので、断耳すると三角形の耳がピンと立ち上がるようなルックスを作る事が出来るようになります。

アメリカンスタッフォードシャーテリアの魅力を楽しもう

アメリカンスタッフォードシャーテリアの歴史的背景、体型や性格の特徴、飼い方のポイント、ショードッグとしてのスタンダード等をご紹介してきました。日本では、まだまだ数が少なく馴染みのない犬種ではありますが、実に魅力的な犬種です。アメリカンスタッフォードシャーテリアの魅力を楽しんでみませんか。

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