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アメリカンブルドッグの飼い方やしつけの方法!特徴や性格・魅力を紹介
アメリカンブルドッグの特徴や性格、歴史などについてまとめました。アメリカンブルドッグを飼う場合は、性格や特徴に合わせたしつけ・飼い方が大切になります。誕生の歴史もチェックして、アメリカンブルドッグの特徴を詳しく見ていきましょう。

目次
アメリカンブルドッグのしつけ方法を解説
屈強な体格で強そうな雰囲気を漂わせているアメリカンブルドッグは、世界中にファンがいる犬種でもあります。一見すると怖そうなアメリカンブルドッグですが、飼い主への忠誠心が高く、ペットとして飼うのに最適と評判。きちんとしつけをしていれば、人生に欠かす事ができないパートナーになると言われています。
アメリカンブルドッグは体格が良くて力が強いので、飼い方が重要なポイント。飼い方を間違えると飼い主との主従関係が崩れてしまうので、注意が必要です。アメリカンブルドッグと楽しく暮らす事が出来るように飼い方を工夫して、しつけをしていきましょう。
性格や特徴に合わせた飼い方を紹介
本記事では、アメリカンブルドッグの特徴や基本的な飼い方についてまとめました。アメリカンブルドッグは特徴をしっかりと踏まえた上で、性格に合わせた飼い方をする事が大切になります。アメリカンブルドッグに最適な飼い方をする事で、忠誠心が高い性格に育てる事が可能。アメリカンブルドッグと良い関係を築く為にも飼い方にはこだわってみてください。
アメリカンブルドッグの飼い方だけでなく、歴史についてもご紹介します。アメリカンブルドッグはどのような歴史を経て生まれたのか、歴史について学んでおく事でアメリカンブルドッグへの理解をより深める事が出来るのではないでしょうか。
アメリカンブルドッグを飼うのであれば、歴史について知っておく事も重要なポイントになるはずです。アメリカンブルドッグと楽しく過ごす事が出来るように、色々な工夫をしながらしつけをしていきましょう。アメリカンブルドッグは、きっと素敵なパートナーになってくれるます。

アメリカンブルドッグの特徴
まずは、アメリカンブルドッグの歴史や身体的な特徴について見ていきましょう。アメリカンブルドッグはどのような歴史を経て、現在は人間のペットとして親しまれるようになったのか、誕生の歴史から紐解いていく事で知る事が出来ます。また、アメリカンブルドッグの身体的な特徴についてもチェックして、それに合わせた飼い方をするようにしていきましょう。
闘犬を改良した歴史
アメリカンブルドッグの歴史は、13世紀頃に遡ります。このくらいの時期に、アメリカンブルドッグの祖先であるブルドッグがイギリスで誕生しました。当時のイギリスでは闘牛が流行しており、それに使われていたのがブルドッグです。1頭の牛に対して数頭のブルドッグを競技場に放ち、牛を倒したブルドッグが賞金をもらえるというゲームとなります。
こうした事からブルドッグは闘犬として改良が重ねられ、屈強な体へと変化しました。しかし、1985年頃にブルドッグを使った闘牛ゲームが禁止され、ブルドッグの人気は徐々に衰退していきます。ブルドッグがいなくなる事を恐れたブルドッグ愛好家達は、愛玩動物として飼う事が出来るように改良を重ねていきました。
改良を重ねた結果、イギリスのブルドッグは足が短く温厚な性格のブルドッグへと変わってきます。一方で、アメリカでは17世紀頃にイギリス人の移民がブルドッグを連れてきた事から、アメリカンブルドッグが生まれるきっかけとなりました。イギリス人が持ち込んできたブルドッグはまだ闘犬としての凶暴性を残していましたが、アメリカでも改良が重ねられます。
アメリカでの改良がされた結果、現在のアメリカンブルドッグが生まれます。血気盛んな闘犬から温厚な性格で家庭でも飼いやすいアメリカンブルドッグへと変化していきました。イギリスのブルドッグは足が短いのに比べて、アメリカンブルドッグは闘犬の時の名残を残して足が長いままになっています。
アメリカンブルドッグは家畜や農作物をイノシシやクマから守る為にアメリカの農家で飼われるようになりました。それが次第に一般家庭にも普及し、アメリカンブルドッグ愛好家が増えていきます。今は、日本を始めとした世界中でアメリカンブルドッグを見る事が出来ます。アメリカンブルドッグはこのような歴史を経て現在の形になりました。
筋肉質の大型犬
アメリカンブルドッグは闘犬というルーツを持っているため、筋肉質な体が特徴です。闘犬だった名残があり、現在も生まれながらにして筋肉の多い体型をしています。ブルドッグというと皮が垂れている印象があるかもしれませんが、アメリカンブルドッグの場合は引き締まった体付きである事が多いです。体重は30〜60kg。体高は55〜70cmと大型犬の部類に入ります。
3つの異なるタイプ
一口にアメリカンブルドッグと言っても、実は細かく3つに分ける事が出来る事をご存知ですか。ブルドッグがイギリスの移民によってアメリカに入ってきた後に改良を重ねる事で3タイプのアメリカンドッグが生まれたと言われています。同じアメリカンブルドッグに見えても実は違うタイプである事もあるので、比較してみましょう。
1つ目にあげられるのが胸の部分が発達し、筋肉質な体格が特徴的なジョンソンタイプ。3タイプの中で最も体格が良く、体つきも大きいです。ジョンソンタイプが最も闘犬の頃の体格の名残があると言えるでしょう。
続いてご紹介するのがスコットタイプのアメリカンブルドッグ。スコットタイプは、切れ長の目が特徴です。また、ジョンソンタイプよりも足が長くなっています。胸筋が発達し、迫力のあるジョンソンタイプと比べてスコットタイプは筋肉質ながらもすっきりとした体型がポイント。同じアメリカンブルドッグでも、スコットタイプとジョンソンタイプを並べると違いがある事が分かります。
ジョンソンタイプとスコットタイプと組み合わせて誕生したのがハイブリッドタイプです。それぞれの特徴を受け継ぎ、適度な筋肉を備えたアメリカンブルドッグになっています。こうしたタイプの違いが出てくるのも、アメリカンブルドッグの歴史を知っていれば納得する事が出来るのではないでしょうか。好みのタイプのアメリカンブルドッグを飼ってみましょう。

アメリカンブルドッグの性格
続いて、アメリカンブルドッグの性格について見ていきましょう。アメリカンブルドッグは体格が良く、怖そうな雰囲気がありますが実際の性格はどうなっているのでしょうか。アメリカンブルドッグの性格について知る事で理解を深める事が出来ます。飼い方を考える上でも性格を把握する事はとても大切になるので、アメリカンブルドッグについて詳しく見ていきましょう。
忠誠心が強い
アメリカンブルドッグは、一般的に忠誠心が強い性格だと言われています。アメリカンブルドッグはアメリカに渡った後に改良され、家畜や農作物を守る為に飼われるようになりました。その為、飼い主の言う事を聞く忠誠心の高い犬へと成長していく事になります。
それは現在のアメリカンブルドッグの性格にも受け継がれています。忠誠心の強いアメリカンブルドッグは、リーダーと認識した人の言う事をきちんと聞くのが特徴。主従関係を作る事がアメリカンブルドッグを飼う上でとても大切なポイントになります。
忠誠心が強いアメリカンブルドッグですが、リーダーと認識しない人に対しては下に見るような態度を取るかもしれません。しつけに失敗して「この人はリーダーではない」と思われると、アメリカンブルドッグからバカにされてしまうかもしれないので気をつけましょう。飼い始めた時からしつけを行い、主従関係を明確にしていく事が重要です。
忠誠心をアメリカンブルドッグに植え付ける事が出来れば、とても力強いパートナーになってくれます。番犬としての役割も果たしてくれると言われており、アメリカンブルドッグがいれば安心して暮らす事が出来るのではないでしょうか。
なわばり意識が強い
アメリカンブルドッグはなわばり意識が強い性格でもあるのが特徴。これも、アメリカンブルドッグが家畜を守る為に改良されたのが由来しています。家畜を守る為に生まれつきなわばり意識が高まるようになっており、その性質が現在も残っているのではないでしょうか。自分のなわばりと決めた場所からは動きたがらないようになるかもしれません。
なわばり意識が強いからこそ、外敵から飼い主を守ろうという意識も強くなります。もし不審者がいた場合、先頭に立って飼い主を守ろうとしてくれるのがアメリカンブルドッグならではの性格。忠誠心の強さも合間って、家族を守る為に一生懸命になってくれます。こうした健気な姿がアメリカンブルドッグの人気を高めている理由の1つと言えるでしょう。
アメリカンブルドッグのしつけ・飼い方
アメリカンブルドッグは、きちんとしつけをして正しい飼い方をする事が大切です。大型犬だからこそ、しつけが出来ずにいると我儘で手をつけられないような性格に成長してしまうかもしれません。そうならないように子犬の頃からしつけを行い、最適な飼い方で生活が出来るようにしてください。
必要な環境
アメリカンブルドッグは大型犬なので、ある程度の運動量が必要になります。生活する環境においても、運動が出来るように広さのあるスペースを取ってあげた方が好ましいでしょう。飼い主が在宅の時は自由に動き回る事が出来るスペースを作り、日頃から運動が出来るようにしておきます。どこでも行けるようにするのではなく、ガードを作って制限をする事も大切なポイント。
飼い主がいない時や寝ているときのためにケージを用意する必要もあります。アメリカンブルドッグは大型犬なので、大きなケージを準備しておきましょう。安心して寝る事が出来るように毛布や犬用ベッドなどを用意してあげてください。このように生活環境を整えておく事で、アメリカンブルドッグと一緒に暮らしやすくなります。
運動・トレーニング
アメリカンブルドッグは運動が大好きです。散歩は1日2回、30分〜1時間を目安に行いましょう。ただ単に歩くだけでなく、ドッグランなどでおもちゃで遊ぶ時間を作るのも良いのではないでしょうか。運動量が足りないとストレスが溜まり、無駄吠えなどの原因になってしまいます。楽しく遊ぶ事が出来るように工夫してみてください。
アメリカンブルドッグを安全に飼う事が出来るように子犬の頃から社会性を身につけ、飼い主との主従関係を作るしつけが必要になります。幼い頃からきちんとしつけやトレーニングをする事で忠誠心が高く、言う事を聞く子になるようにしましょう。
日常のお手入れ
アメリカンブルドッグは短毛で抜け毛が少ないので、お手入れが簡単な犬種と言えます。ただし、春と秋の換毛期には抜け毛が多くなるため、しっかりとブラッシングをしましょう。シャンプーも1ヶ月に1回程度の頻度で行います。
アメリカンブルドッグは皮がたるんでいる部分がありますが、ここを放置しておくと細菌が繁殖して皮膚炎の原因になります。定期的にたるみの隙間を拭いて、清潔な状態にしてあげましょう。強くこするのではなく、優しく撫でるようにするのがポイントです。
かかりやすい病気
アメリカンブルドッグは肥満症になりやすく、日々の体重管理が大切です。肥満が進むと糖尿病などの原因にもなるので気をつけてください。また、関節の病気にもかかりやすいのでフローリングの家は滑らないようにマットを敷くようにしましょう。
アメリカンブルドッグは度重なる改良の結果、心臓の病気にもかかりやすいと言われています。心臓病は見た目では分からないので、定期的な健康診断でお医者さんに診てもらってください。早期発見・治療によって元気な状態を保てます。
皮膚病もアメリカンブルドッグが気をつけておきたい病気です。アメリカンブルドッグの皮がたるんだ部分に細菌が繁殖し、皮膚病になりやすいと言われてます。定期的なお手入れで皮膚病を予防していきましょう。

アメリカンブルドッグに似た大型犬
アメリカンブルドッグにはよく似た犬種がいます。街で見かけると、アメリカンブルドッグか否か頭を悩ませる事も多いのではないでしょうか。そんなアメリカンブルドッグに似た代表的な犬種をチェックしていきましょう。
アメリカンピットブルテリア
アメリカンピットブルテリアは体重が15〜35kg、体高が45〜55cmとアメリカンブルドッグより一回り小さいサイズになります。筋肉質な体つきで鼻先が少し尖ったように見えるのが特徴です。
アメリカンスタッフォードシャーテリア
アメリカンスタッフォードシャーテリアは、イギリスからアメリカに持ち込まれたブルテリアが祖先と言われており、交配を重ねる事で現在の姿になりました。体重は20〜23kg、体高は45〜50cm。顔のたるみは少なく、すっきりとした顔立ちが特徴です。
アメリカンブルドッグを楽しくしつけよう
アメリカンブルドッグは怖そうな見た目とは裏腹に忠誠心が強く、温厚な性格と言われています。主従関係をきっちりと作る事ができれば家族を敵から守ってくれる心強いパートナーになるので、しつけにこだわっていきましょう。