豪徳寺の招き猫はどんな利益があるの?値段やアクセス情報も紹介

縁起物として知られている招き猫は、世田谷区にある豪徳寺が発祥の地と言われているそうです。そこで、豪徳寺と招き猫の関係性・由来を探り、豪徳寺の詳しい情報もチェックしましょう。併せて豪徳寺に行った際に立ち寄るのにおすすめのカフェも紹介します。

豪徳寺の招き猫はどんな利益があるの?値段やアクセス情報も紹介

目次

  1. 豪徳寺招き猫のご利益・基本情報を紹介
  2. 豪徳寺招き猫の由来
  3. 豪徳寺招き猫のご利益
  4. 豪徳寺招き猫に会うために
  5. 豪徳寺周辺のおすすめカフェ
  6. 豪徳寺招き猫にご利益を授かろう!

豪徳寺招き猫のご利益・基本情報を紹介

豪徳寺周辺は、東京都世田谷区にありながら路面電車が走っている観光地の1つです。世田谷区というと住宅街というイメージが強いかもしれませんが、今回紹介する豪徳寺を始めとする観光スポットが色々あるエリアでもあります。今回は豪徳寺にスポットを当て、さらに豪徳寺で有名な招き猫やそのご利益・由来などを詳しく紹介していくことにします。

東京観光でも人気の「招き猫」とは?

世田谷区にある豪徳寺は招き猫発祥の地とも言われているスポットで、日本人観光客はもちろんのこと、海外からの観光客も多く訪れています。招き猫と言えば「商売繁盛」のご利益があるとされており、多くの日本人に親しまれている物ですが、ここ豪徳寺には招き猫がとにかく沢山奉納されており、インスタ映えスポットとしても人気を集めています。

豪徳寺招き猫の由来

それではここからは具体的に豪徳寺の招き猫やその由来などについて詳しく見て行くことにしましょう。なぜ豪徳寺が招き猫発祥の地と言われるようになったのか、その由来を探るとともに、豪徳寺の名前の由来についても迫っていきましょう。また、招き猫のポーズが表わしている意味についても紹介します。

井伊直孝を招いた猫

豪徳寺と言えば、井伊直弼の墓があることでも知られていますが、井伊直弼の先祖である井伊直孝と豪徳寺とが深く関わっており、後に豪徳寺が招き猫発祥の地と言われる由来になります。その出来事というのが、彦根藩主だった井伊直孝が雨宿りをしていると、手招きをしていた猫に導かれるままに猫の招く方に行ったことによって、落雷から身を守れたというものです。

井伊直孝を招いていた猫というのが弘徳院というお寺にいた猫で、井伊直孝はこの猫とお寺をたいそう気に入ったそうで、自分の身を守ってくれたお礼にとお寺の立て直しを申し出ました。というのも、この猫がいた弘徳院というお寺はとても小さくて貧しいお寺だったからです。そして、井伊直孝は寄進をして立派なお寺に建て替えたのです。

招き猫発祥の地に

上のような出来事をきっかけに、弘徳院は井伊家の菩薩寺とし、さらには豪徳寺という名前に変えたと言われています。井伊直孝を始めとし、井伊直弼から彦根最後の藩主である井伊直憲をも豪徳寺に葬られており、豪徳寺は井伊家と深い関わりを持つお寺になったのです。

その後、井伊直孝をお寺に招いた猫が亡くなったのですが、お寺の和尚さんが猫のためにお墓を作りました。そしてお寺の境内に招猫堂というお堂を立て、その中に招福猫児(まねぎねこ)を作ったのです。この招福猫児こそが、現代の招き猫に繋がる物であり、縁起物として言われる由来でもあるのです。

猫が井伊直孝を雷雨から遠ざけたことによって寺の立て直しが叶ったことから、招き猫が「不運を避けて福を呼び込む」縁起物として多くの人から信仰されるようになったのです。そしてこの豪徳寺が招き猫発祥の地として言われるようになった由来でもあるのです。

右手をあげる理由

招き猫と言えば右手を上げてるのが特徴です。右手を上げている姿になった由来というのが、「武士にとっては左手が不浄の手である」ということだそうです。武士は右手が利き腕であるという人が多かったようで、実際左に収めている刀を右手で抜きます。そのことから、招き猫も右手を上げる姿になったと言われているそうです。

豪徳寺の招き猫はよく見る招き猫とはちょっと違う点があります。それは小判を持っていないという点です。これも猫に招かれた井伊直孝の考え方に由来しているそうです。井伊直孝は質実剛健の考えを持つ武将で、家風もとにかく質素だったと言います。派手な衣装を着ている人に対しては、その衣装に泥を塗るといった罰を与えてしまうほどの人でした。

このような井伊直孝の考えから、豪徳寺の招き猫が言わんとすることは、「チャンスは与えられても(招かれても)結果(小判)は自分で努力して掴み取れ」ということです。なんとも深い意味が込められていますし、招き猫に頼るだけではいけない!という戒めを感じます。

豪徳寺招き猫のご利益

次に、豪徳寺にある招き猫のご利益についてです。招き猫が幸運をもたらすものであるということはよく知られていますが、具体的にはどのようなご利益があるのでしょうか。イメージ的には商売をしているところに招き猫が置いてあることが多いように感じられますから、それに関するご利益だと推測する人も多いでしょう。

営業繁栄の効果

一番期待出来るのは、営業繁栄の効果だそうです。先ほど由来の所でも触れましたが、豪徳寺には井伊直孝を招いた猫が招福観音として祀られています。その招福観音には、「崇め祈れば吉運立ち所に来り家内安全、営業繁盛、心願成就す」というご利益があるとされ、営業繁栄の効果はかなり期待出来るようです。

営業繁栄ということですから、どのような仕事においても効果があると思われますが、実際、豪徳寺の小さな招き猫を取引先にもらったという営業マンが、その月に過去最高の売り上げを記録した上に、その後も成績をキープし続けたという話があるそうです。

金運・家内安全・心願成就も

また、金運アップや家内安全、心願成就などのご利益もあり、「縁起物」として多くの人に親しまれているようです。豪徳寺の招き猫も右手を上げていますが、一般的には右手を上げている招き猫が金運を招き、左手を上げている猫が良縁を招くとされています。そして両手を上げている猫は両方のご利益を招くという説と、欲張りすぎて演技が良くないという説があります。

更なるご利益のシステム

豪徳寺の招き猫に関するご利益はこれでは終わりません。さらに運気をアップさせる方法があるというのです。ご利益を招きたいという人は、まず豪徳寺で招き猫を購入します。そして、自分の願い事が叶った後に再び豪徳寺に招き猫を返納するのです。そうすることでさらにご利益が招かれると言われています。

豪徳寺に行ってみると分かりますが、豪徳寺にはとにかくたくさんの招き猫が奉納されています。その数はなんと1000体以上もあるそうです。これらの多くの招き猫は、願い事が叶って豪徳寺に戻されたものですから、それだけ願い事が叶った人が多いということになります。

豪徳寺招き猫に会うために

それでは豪徳寺の招き猫に福を招いてもらうためには、まずは豪徳寺に行く必要があります。そこで、豪徳寺までのアクセスや、気になる招き猫の値段などをチェックしましょう。アクセス方法や値段などをあらかじめチェックしておけば、豪徳寺に行く当日もスムーズに動けることでしょう。

豪徳寺へのアクセス

まず豪徳寺へのアクセス方法からです。豪徳寺の所在地は東京都世田谷区豪徳寺2-24-7で、最寄り駅は小田急線豪徳寺駅になります。お寺の名前と駅の名前が同じなのでとても分かりやすいでしょう。駅からのアクセスも徒歩で10分と比較的近いので、アクセスしやすい距離です。東急世田谷線宮の坂駅からは徒歩5分で行けるので、さらにアクセスが良いです。

冒頭でも書いたように世田谷区は住宅街のイメージが強く、実際豪徳寺がある周辺も住宅街になっているようです。とてもお寺があるような雰囲気ではないようなのですが、そんな中にひっそりとあるのが豪徳寺で、有名な割には見た目は普通のお寺だということです。しかし、境内には見事な三重塔があり、その一部には猫が彫られていると言われています。

招き猫のお値段

次に招き猫の値段についてです。ご利益のある物はそれなりに値段がしますが、豪徳寺の招き猫はどうでしょうか。なんと、招き猫の種類は1種類だけではなく様々な大きさがあるため、その大きさによって値段が変わってきます。持ち運ぶのか家に置いておくのかなど、用途に合わせた大きさの招き猫を購入しましょう。

値段は豆サイズ(ケースなし・約2センチ)300円、豆サイズ(ケース付き)500円、2号(約6センチ)500円、3号(約9センチ)800円、5号(約12センチ)1,000円、6号(約15センチ)1,800円、7号(約18センチ)2,300円、8号(約25センチ)3,500円、尺(約30センチ)5,000円です。

豪徳寺の受付時間が8:30から16:30なので、その間であれば招き猫を買うことが出来ます。招き猫以外に絵馬もありますし、今流行りの御朱印帳もありますから、歴史ある豪徳寺に訪れた際には、招き猫を購入してご利益を頂くだけでなく、御朱印も頂くと良いでしょう。

豪徳寺の御朱印帳は落ち着いたデザインで、そこにも招き猫の絵が描かれています。「豪徳寺」と印字されている隣には、猫の足跡が描かれており、そこからも猫・招き猫にゆかりのあるお寺であるということがすぐに分かるでしょう。御朱印帳の値段は1500円ということですから、豪徳寺に観光に訪れた際には是非記念に買うのがおすすめです。

豪徳寺周辺のおすすめカフェ

豪徳寺駅は住みたい街として人気の駅でもあり、おすすめのカフェも沢山あります。観光で豪徳寺を訪れた帰りに、是非カフェで一息ついてみてはどうでしょうか。おすすめのカフェの基本情報やアクセス方法、またメニューや値段などの詳しい情報も紹介していきます。

IRONCOFFEE

まずおすすめなのが、コーヒー専門店のIRONCOFFEEです。商店街に店を構えており、シドニーのコーヒー豆を味わうことが出来ます。店内で座ってじっくり飲むというスタイルではなく、あくまで「コーヒースタンド」なので、立って美味しいコーヒーを味わうというスタイルになっています。

とはいえ、店内は狭いなので数人入るともうお店はいっぱいになってしまいますから、コーヒーをここで買って別の所で飲むというのが良いかもしれません。値段は、アメリカ―のが400円カフェラテが450円などです。どのコーヒー豆にするか自分で選ぶことが出来るそうなので、コーヒーが好きな人にとってはとても楽しくてたまらないことでしょう。

・スポット名:IRONCOFFEE
・住所:東京都世田谷区豪徳寺1-18-9
・電話番号:-
・営業期間:9:00~20:00
・定休日:水曜日
・アクセス:豪徳寺駅から徒歩3分

aminchi

カフェで美味しいデザートが食べたいということであれば、aminchiがおすすめです。こちらでは季節ごとのデザートを楽しむことが出来るそうで、味はさることながら見た目もとても美しく、まるでレストランのコースメニューの最後に出て来るような本格的でおしゃれなデザートが食べられるということです。このデザートを食べに、遠くから来る人もいるほどです。

秋はモンブランなどが楽しめ、寒くなると苺を使ったメニューも登場します。スイーツによって値段はまちまちですが、ドリンクとセットで1000円~2000円くらいの値段でカフェタイムを楽しむことが出来ます。ケーキなどのスイーツの他にもパウンドケーキ(400円~)やクッキーなどもあるので、豪徳寺観光のお土産に買って帰るのもおすすめです。

・スポット名:aminchi
・住所:東京都世田谷区赤堤3-3-16
・電話番号:03-6379-1507
・営業期間:11:00~17:00
・定休日:日曜日・月曜日・火曜日
・アクセス:東急世田谷線松原駅より徒歩3分

まほろ堂 蒼月

観光で豪徳寺に訪れたのであれば、カフェタイムも和菓子を堪能したいという人もいるでしょう。そんな人におすすめなのが、まほろ堂 蒼月です。こちらは和菓子屋さんなのですが、店内で食べられるスペースも設けられているので、豪徳寺観光のカフェタイムに立ち寄ることも出来ます。招き猫のどら焼き(190円)は、豪徳寺観光のお土産にぴったりな1品です。

秋は紅葉シーズンということもあり、観光客が増えるシーズンでもあります。こちらの和菓子店では秋限定の和菓子が豊富で、栗が使われた和菓子やコスモスの花の形をしたかわいらしい和菓子などもあります。和菓子は見た目の美しさも魅力の1つですから、ゆっくりとお茶を飲みながら秋の豪徳寺を堪能するのも良いでしょう。

・スポット名:まほろ堂 蒼月
・住所:東京都世田谷区宮坂1-38-19 ウインザーパレス 103
・電話番号:03-6320-4898
・営業期間:9:00~19:00
・定休日:月曜日
・アクセス:東急世田谷線宮の坂駅より徒歩3分

豪徳寺招き猫にご利益を授かろう!

豪徳寺にまつわる歴史や招き猫発祥の地として言われている由来などを知ると、ますます豪徳寺を訪れたくなってみたのではないでしょうか。豪徳寺に奉納されている1000体以上の招き猫を見れば、いかにご利益のある所かを実感出来るはずです。豪徳寺で是非ご利益を授かり、観光帰りには豪徳寺のおしゃれカフェでほっと一息ついてみてはいかがでしょうか。

Thumb招き猫の右手や左手のほかにも意味があった?色や右足・左足・足の長さも! | 大人女子のライフマガジンPinky[ピンキー]

こちらの関連記事もおすすめ

アクセスランキング

2023-12-01 時点

新着一覧