宮城県「田代島」は有数の猫島!行く前に知っておくべき心得も

日本には小さな島に沢山の猫が住んでいる猫島がいくつかありますが、特に人気が高いのが宮城県の田代島です。猫島として知られる田代島とは、どんなところなのでしょうか。今回は田代島の魅力やアクセス方法、おすすめの観光スポットや行く前に知っておくべき心得をご紹介します。

宮城県「田代島」は有数の猫島!行く前に知っておくべき心得も

目次

  1. 宮城県の猫島「田代島」の魅力を紹介
  2. 田代島観光の日帰りモデルコース
  3. 田代島の2大猫スポット
  4. 田代島のおすすめスポット
  5. 猫島に行く前の心得5カ条
  6. マナーを守って田代島を満喫しよう!

宮城県の猫島「田代島」の魅力を紹介

宮城県にある小さな離島「田代島」を知っていますか?田代島はとても小さな島ですが、人の数よりも猫の数の方が多いと言われている、猫好きの間で今話題のスポットです。最近ではSNSによって猫島として田代島が注目されており、猫好きの人たちにとっては聖地となっています。今回はそんな田代島について、観光名所やおすすめのスポットなど魅力をご紹介します。

猫の島として話題の田代島

田代島は、宮城県石巻市にある海に囲まれた自然豊かな離島です。島の面積は3.14平方kmで人口は80人ほどととても小さな島ですが、猫が100匹以上住んでいることでとても有名になりました。島内を歩けば道には沢山の野良猫がおり、猫好きの人たちにとってはまるで天国のような島です。宮城県石巻市から日帰りで行くことも出来るため、観光名所としても人気となっています。

田代島までのアクセス方法

そんな宮城の田代島へのアクセス方法ですが、まず石巻駅から港を目指します。駅から船着き場までは、タクシーで1,000円程度です。そこから船に乗って約45分で、田代島へ到着します。田代島行きの船は石巻市から1日3便出ており、帰りも同じく3便ですので、もし日帰りで田代島へ出かける場合には帰りの船便の時間もしっかり確認してから出かけましょう。

田代島観光の日帰りモデルコース

住民80人ほどに対して130匹以上の猫が暮らしていると言われる宮城県の田代島は、宮城の人気観光名所の一つにもなっている島です。そんな田代島は石巻市から日帰りで訪れることも出来る手軽な観光スポットで、気軽に可愛い猫たちに会いに行くことが出来ます。ここでは、田代島を日帰りで観光するときにおすすめの、猫に会えるモデルコースをご紹介します。

「大泊港」で下船がおすすめ

田代島は離島ですので、アクセスするには船で行く必要があります。田代島には北側に大泊港、南側に仁斗田港と言う2つの港があります。2つの港の間は約2kmほどの距離で、徒歩なら30分位の距離にあります。島内を観光がてら散策するなら、下船する港は北側にある大泊港がおすすめです。石巻港フェリーチケット売り場でチケットを購入したら、無料のマップも貰っておきます。

石巻港から大泊港までは、船で約45分の船旅です。日帰りで行くなら始発の船に乗るがおすすめで、出航時刻は朝9:00です。基本的にあまり揺れない航路なので、船酔いの心配はさほどありません。大泊港へ到着したら、早速漁港にはかわいい猫たちの姿を見ることが出来ます。運が良ければ、地元の漁師さんが猫たちに魚をあげている食事の風景を見られるかもしれません。

「猫神社」で猫神様にご挨拶

大泊港で猫と簡単に触れ合ったら、まずは「猫神社」を目指します。猫神社は、ネコの神様を祀った神社です。昔の田代島近辺の漁師たちは、その日の猫の様子を見て海の天候や魚の取れ高を予測していたと言われており、猫は田代島の漁師にとってとても大切な存在でした。そんな猫がなくなったのをきっかけに漁師がこの地に神社を立てたのが、猫神社であると言われています。

猫神社の周りには、まるで猫たちが神社を守っているかのように囲っており、神社の祠には猫グッズも沢山置かれています。猫神社はペットの健康祈願にご利益があると言われていますので、自分の猫の健康祈願も兼ねて、まずはこちらの神社へ立ち寄って猫の神様にご挨拶しましょう。

「島のえき」で昼食&休憩

猫神社でお参りをして猫たちと触れ合ったら、神社からさらに200mほど南下して「島のえき」へ。島のえきは軽食や飲み物などを提供する休憩処で、猫をテーマにしたお土産も販売しています。島のえきで散策の休憩がてらランチを楽しんで、お店の前でくつろぐ可愛い猫たちと遊びましょう。ただし店内は猫はNGなので、バルコニーで遊びます。

お店の営業時間は10:00~15:00と短めなので、時間をチェックして行きましょう。海に囲まれた田代島ですので、地元でとれた鮮魚を使ったメニューが人気ですが、店内ではランチやデザートを食べられるほか持ち込んだお弁当を食べることも出来るのでピクニック気分も味わえます。田代島土産も、こちらでチェックしておきましょう。

「仁斗田港」から乗船する

島のえきからは、帰りの船が出る「仁斗田港」に向かって進みます。船を降りた大泊港よりも仁斗田港周辺の方が猫の数が多いため、仁斗田港が近づくにつれて沢山の猫たちが民家の前や道路などでくつろぐ姿が見られるでしょう。仁斗田港周辺は田代島の中でも栄えているエリアで、民宿やキャンプ施設、飲食店などもあります。

田代島は日帰りだけでなく、ゆっくり宿泊しながら島時間を楽しむのもおすすめです。石巻市へは、この仁斗田港から船に乗船します。行きと帰りで港が変わるため、それぞれの出港時間を事前に確認するのがおすすめです。ちなみに仁斗田港から石巻市へ戻る最終のフェリーの出向時間は、15:33発となります。乗り遅れのないよう、注意してください。

田代島の2大猫スポット

石巻市の田代島を日帰りで観光するモデルコースを簡単にご紹介しましたが、その観光ルートの中でも特に猫の多いスポットをここではご紹介します。田代島では島内どこでも猫の姿を見ることが出来ますが、中でも2大猫スポットと言われているのが港周辺の「仁斗田地区」と「仁斗田地区」です。この2つのスポットについて、詳しく見ていきましょう。

仁斗田地区

田代島で一番沢山の猫たちの姿を見られるのが、「仁斗田地区」です。仁斗田地区は、仁斗田港の近く田代島の南東部にあるエリアで、山側へ向かって集落が広がります。集落の路地にはのんびりとくつろぐ猫の姿を見ることができ、癒しの空間です。民家の軒先ではひなたぼっこをする猫もいます。集落の中にある阿部ツ商店にはいつも猫が集まっており、人気観光スポットです。

大泊地区

田代島の2大猫スポットのもう1か所は、「大泊地区」でこちらも港周辺の集落になります。田代島の北東部にある集落で、港からは少し徒歩で距離がありますが、仁斗田地区よりも観光客も少ないのでゆっくり猫たちと触れ合うことが出来ます。特に沢山の猫がが集まるスポットとしては、大泊漁港の近くの空き地でほとんど人がいないため猫たちとの時間を独り占めできます。

田代島のおすすめスポット

田代島はとても小さな島ですが、猫目当ての観光客以外に釣り客も多いことから、いくつかの宿泊施設や飲食店など観光の合間に立ち寄ることが可能なおすすめ施設もあります。日帰りもいいですが、1泊してゆっくり島の魅力を満喫するのもおすすめです。ここでは、そんな田代島に行ったらぜひ足を運んでほしい田代島のおすすめスポットとアクセス情報をご紹介します。

マンガアイランド/キャンプ場

まずご紹介する田代島のおすすめスポットは、「マンガアイランド」です。こちらは田代島にあるキャンプ施設で、夏季限定で営業しています。田代島らしい猫型のロッジやテントサイトがあり、自然豊かな海に囲まれた田代島のロケーションを思う存分楽しめます。港からは歩いて10分ほどで到着します。利用料はロッジが8,000円~、テントサイトは1,500円~です。

・スポット名:マンガアイランド
・住所:宮城県石巻市田代浜字敷島24
・電話番号:0225-95-1111
・定休日:月曜日・火曜日
・営業時間:7月~10月
・アクセス:旧北上川河口船着場から船で45分、下船後徒歩10分

田代島オリーブ・カフェ/飲食店

田代島の仁斗田港からアクセスの良い「田代島オリーブ・カフェ」は、観光客にも人気のランチスポットです。田代島オリーブ・カフェは海の見える古民家をリノベーションして作られており、とても内装もおしゃれです。ランチ利用はもちろんカフェとしても使えるので、美しい太平洋を眺めながらのんびりコーヒーを頂くのもおすすめです。近くには稲荷大明神という神社もあります。

・スポット名:田代島オリーブ・カフェ
・住所:宮城県石巻市田代島仁斗田
・電話番号:090-2020-4252
・定休日:月曜日から金曜日
・営業時間:10:30~15:00
・アクセス:仁斗田港から徒歩10分

民宿綱元/宿泊施設

田代島には宿泊が出来る民宿がいくつかありますが、中でも食事が美味しいとして人気の民宿が「民宿綱元」です。民宿綱元は仁斗田港から近い民宿で予約をしておくと、港までスタッフが迎えに来てくれます。建物は古いですが掃除が行き届いており、快適に過ごせます。朝食夕食には獲れたての海の幸を使った、ボリューム満点の食事が提供されます。消灯は21時です。

・スポット名:民宿綱元
・住所:宮城県石巻市田代浜仁斗田51
・電話番号:0225-98-2316
・定休日:不定休
・営業時間:24時間
・アクセス:仁斗田港から徒歩5分

民宿はま屋/宿泊施設

田代島でもう1か所おすすめの民宿なら、「民宿はま屋」です。四季折々の海の幸が自慢の民宿で、宿主は漁師でもあり釣り客にも人気の宿泊施設です。民宿はま屋の周りには沢山の野良猫たちがおり、民宿の売店では美味しい宮城の地酒やオリジナルの猫グッズなども販売しているので、宿泊しなくても観光途中に立ち寄るのもおすすめです。大泊港から徒歩2分位とアクセスも抜群です。

・スポット名:民宿はま屋
・住所:宮城県石巻市田代浜大泊53
・電話番号:0225-98-2620
・定休日:不定休
・営業時間:24時間
・アクセス:大泊港から徒歩2分

猫島に行く前の心得5カ条

沢山の猫が暮らす田代島ですが、田代島は住民のいる島です。住民たちにとって生活の場でもありますので、猫たちに合いに行くのであれば住民の生活を邪魔しないことがとても重要になります。そのため田代島へ行く前には心得ておきたい注意点がいくつかありますので、事前に知っておきましょう。しっかりルールを守った上で、猫たちに触れあいましょう。

島の猫たちに餌を与えてはいけない

まず絶対に守ってほしいルールとしては、猫たちに餌を当てないということです。猫好きの人たちにとっては猫に餌をあげて食べてもらうのもうれしいことだと思いますが、猫達は島の方々からしっかり食事を与えてもらっています。そこへ島外の人たちが来てさらに餌を与えてしまうと、健康状態が悪くなったり肥満になったりしてしまいます。

特に仔猫はいつもと違う餌を食べると下痢をして、衰弱してしまうこともあります。また猫たちが食べ残した餌を狙ってカラスが来て、仔猫を攻撃することもあります。いつまでも可愛い猫たちに健康でいてもらうためにも、決して餌は与えないでください。なお島の中には餌回収ボックスが設置されているので、持ち込んだキャットフードなどはこちらへ入れてください。

島の住人の敷地に無断で入らない

田代島へ行って島の中を散策するのは基本的に自由ですが、その際には島の住人の敷地の中に無断で入らないようにしましょう。島の住人の敷地に無断で入るのは、不法侵入であり立派な犯罪です。猫を追いかけているうちに、民家の庭などうっかり私有地に立ち入ることのないよう気を付けましょう。

ゴミは必ず持ち帰る

田代島へ訪れる時に昼食を持ち込んだり、ペットボトルの飲み物を持ち込んだりすることもあると思います。そんな時には、ごみは必ず持ち帰るようにしましょう。田代島はとても小さな島ですので、島内にゴミ処理施設がありません。田代島のごみは週一回収集され、船で本土へ運ばれています。田代島に不要なごみを増やさないために、ゴミの持ち帰りに協力しましょう。

仔猫にはふれない

田代島には、生まれたての仔猫も沢山います。小さくて可愛いので、なでたり抱っこしたりしたくなる気持ちはわかりますが、仔猫には触れないようにしましょう。野生の仔猫はとても体が弱いので、不用意に触れられるとストレスを感じたり、思わぬけがをしてしまうこともあります。また、抱っこして移動すれば、母猫とはぐれてしまうこともあります。遠くから見守るだけにしましょう。

車の往来を妨げない

田代島はとても小さな島ですので、都会のように車の交通量は多くありません。ですがあまり車が通らないからと言って、道路の真ん中で猫たちの写真を撮ったり遊んだりするのはやめましょう。田代島の道はとても狭く万が一車が来るととても危険で邪魔になりますし、思わぬ事故につながることもあります。しっかり交通ルールを守って、猫たちと遊ぶようにしてください。

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マナーを守って田代島を満喫しよう!

今回は沢山の猫が暮らすのどかな漁師町田代島について、詳しくご紹介してきました。田代島は石巻市本土からもアクセスが良く、日帰り観光も可能なスポットです。のんびり猫たちと触れ合うのに最適な場所であり、猫好きの人たちの間ではまるで天国のようだと評判です。訪問の際には住民の迷惑にならないようしっかりルールを守って、田代島の猫たちと触れ合いましょう。

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