韓国・旧正月(ソルラル)の過ごし方!食べ物や挨拶・お店事情を紹介

日本人にとって正月は1月1日ですが、お隣韓国では元旦よりもソルラルと呼ばれる旧正月を盛大にお祝いする風習があります。そんなソルラルを韓国ではどのようにお祝いするのでしょうか。今回はソルラルの過ごし方や伝統的な食べ物、挨拶、お店事情を詳しく解説します。

韓国・旧正月(ソルラル)の過ごし方!食べ物や挨拶・お店事情を紹介

目次

  1. 韓国・旧正月(ソルラル)の過ごし方を紹介
  2. 韓国の旧正月(ソルラル)①過ごし方
  3. 韓国の旧正月(ソルラル)②食べ物
  4. 韓国の旧正月(ソルラル)③挨拶
  5. 韓国の旧正月(ソルラル)④街の雰囲気
  6. 韓国の旧正月(ソルラル)⑤遊び
  7. 韓国の旧正月(ソルラル)を楽しもう

韓国・旧正月(ソルラル)の過ごし方を紹介

日本ではお正月と言えば新年を迎える1月1日のことを指し、盛大にお祝いをします。しかし韓国をはじめとするアジアの一部地域では旧暦で新年を祝うという文化があり、ソルラルと呼ばれる旧正月の方が日本の1月1日のように盛り上がりを見せます。今回は韓国の旧正月であるソルラルについて、過ごし方や挨拶、予億食べる食べ物などを中心にご紹介します。

旧正月(ソルラル)の実施日

日本のお正月と言えば1月1日からの3日間を主に指しますが、韓国の旧正月ソルラルはいつ実施されるのでしょうか。ソルラルは毎年日付が決まっているわけではなく、1月21日から2月20日の期間の間でその年によって異なります。例えば、2019年は2月5日に実施されました。2月4日から6日の3日間がお祝いの期間となっていました。

では2020年のソルラルの実施期間はというと、1月25日でいわゆる正月休みとなるのは1月24日から1月27日の4日間になります。新年を迎える1月1日も韓国ではお祝いするのですが、日本や他の国ほど盛り上がることはなく年末ぎりぎりの大晦日までは通常通り仕事があり、1月1日は休み、1月2日からまた通常通り仕事になります。

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韓国の旧正月(ソルラル)①過ごし方

それでは早速、韓国の旧正月に当たるソルラルについてまずは一般的な過ごし方をご紹介します。ソルラルは正月当日と前後の1日ずつが祝日となる3連休が基本ですが、週末が重なるとさらに休み期間が延びることもあります。学校や会社ももちろんお休みになるので、ソルラルの期間はほとんどの韓国人が帰省して家族とともに時間を過ごします。

韓国ではお正月に外へ出かけて過ごすというよりは、家で家族とのんびりする過ごし方のほうが一般的です。日本でもお正月には帰省して家族と過ごす人も多いので、同じような感覚なのではないでしょうか。日本ではお正月には初詣へ行ったりおせちを食べたりしますが、韓国のお正月はどのような過ごし方をするのか具体的にご紹介します。

新しい韓服を身にまとう

日本でもお正月に着物を着る習慣があるようにソルラルには韓国の民族衣装である韓服を着る風習があり、新年を新しい気持ちで迎えるためにその韓服を新調する人も多いようです。昔に比べると正月に韓服を着る人は減ってきてはいますが、結婚したばかりの新婚夫婦などの場合は、チマチョゴリを着て親せきや家族に挨拶する風習も残っています。

朝は茶礼床(チャレサン)を準備する

旧正月の朝にまず行うことと言えば、「茶礼床(チャレサン)」と呼ばれる正月の儀式です。茶礼床はご先祖への供養物のことで、食卓のにご先祖を祀る祠や韓国のお正月の伝統料理などを漆の器に並べます。この料理の並べ方にも細かい決まりがあり、先祖から最も近い位置に箸、ご飯、汁物、トックなどを並べ魚は東側、肉は西側など20種以上の料理が並びます。

一番奥には屏風を立て、サイドには蝋燭台も設置するなど準備だけでもかなり手間も時間もかかります。韓国は儒教の国ですのでとても先祖を大事にしており、そのご先祖様のために真心を込めて料理を作り迎え入れる準備をするのです。

日中は茶礼(チャレ)を行う

茶礼床の準備が終わったら、続いて行われるのが「茶礼(チャレ)」です。茶礼は、家族や親せきと集まって朝食を食べたりお酒を飲んだりする儀式です。茶礼ではまず初めに、その家の主人が家族の健康や今年一年の幸せを願って挨拶をします。次に先祖へ挨拶し、その後家族や親せきに順々に挨拶をしていきます。これは歳拝(セベ)と言われるものです。

歳拝は基本的に目上の者から行われますが、最後は子供たちにも順番が回ってきます。子供たちは歳拝が上手にできると、お年玉をもらうことが出来ます。一通り儀式が終わったら、準備した料理やお酒を家族みんなで食べます。日本のお正月の過ごし方と、似ている部分もあるのではないでしょうか。

韓国の旧正月(ソルラル)②食べ物

続いては、韓国の旧正月ソルラルでよく食べられる食べ物についてご紹介します。日本ではお正月におせち料理やお雑煮、餅などを食べる風習がありますが、韓国にも同じように正月ならではの食べ物があります。どんなお正月料理があるのが、早速見ていきましょう。

トック

まずご紹介する韓国の旧正月によく食べられる料理は、「トック」です。トックとは韓国のお餅の入ったスープのことで、日本のお雑煮を想像しがちですがトックとお雑煮は全く異なります。トックには薄く切った白いお餅が使われており、それ以外の具はほんの少しです。正式にはトックにはお餅以外は何も入れないのだそうで、トックはとてもあっさりした味わいです。

新年に厳粛な心を持つために、トックを食べると言われています。また韓国では正月に1歳年を取るという数え年の文化があり、正月にトックを食べるとめでたく1歳年をとるという言い伝えもあるようです。このトックはお正月以外にも韓国の家庭料理にはしばしば登場し、その場合には味付けや具がバラエティに富んでおり家庭によって色々なトックを楽しめます。

ジョン

次にご紹介する韓国の正月料理は、「ジョン」です。ジョンは日本ではチヂミとして知られている食べ物です。日本で親しまれているチヂミはお好み焼きのように大きく1枚焼いて取りわけるスタイルですが、韓国のお正月に食べるジョンは一口サイズに焼かれたものです。

中の具材はキムチや瓜など家庭によって様々ですが、お正月には沢山の家族が集まるので何十種類ものジョンを作って沢山テーブルに並べて食べます。かなり手間がかかりますが、子供たちもジョン作りの手伝いをすることが多いようです。キムチを使わなければ辛くもなく子供も食べやすく、素朴な味わいです。

チャプチェ

3つ目にご紹介する韓国の正月料理は、日本でもおなじみの「チャプチェ」です。チャプチェは春雨をお肉や野菜と一緒に煮込んだ料理で、作り方が簡単なので人が沢山集まってくるお正月にはぴったりの食べ物です。具材は家庭によってまちまちですが代表的なものはプルコギ、キクラゲ、ほうれん草、人参、玉ねぎ、きのこ類などです。

チャプチェの味付けは、甘辛い韓国の醤油がベースになっていることが多く辛いものが苦手な方や子供でも食べやすい味わいです。また、ごま油を使うので香ばしく食欲をそそり、お酒にもよく合います。

韓国の旧正月(ソルラル)③挨拶

続いてご紹介するのは、韓国の旧正月ソルラルでよく用いられる挨拶についてです。日本でも、お正月には正月ならではの挨拶があります。「良いお年を」や「あけましておめでとうございます」、「今年もよろしくお願いします」などはよく聞かれる日本のお正月の挨拶ですが、韓国のお正月の挨拶にはどんなものがあるのでしょうか。

セヘ ボッ マニ パドゥセヨ

日本でよく使うあけましておめでとうございますと同じような意味で使われるのが、「セヘ ボッ マニ パドゥセヨ」です。直訳すると、新年の福をたくさん受け取ってくださいとなります。この挨拶は家族や恋人同士、友達との間ではもちろん、お店の店員さんなどにも使える韓国で定番のお正月の挨拶です。

オルハネド コンガンハゲ チャル ポネセヨ

セヘ ボッ マニ パドゥセヨとともによく使われる韓国の正月の挨拶が、「オルハネド コンガンハゲ チャル ポネセヨ」です。これは今年一年、健康でお過ごしくださいという意味の韓国語です。歳拝でも使われます。一般的によく使われ、ニューイヤーカードにも書かれる定番ワードですので、お正月シーズンに韓国に行くならぜひ覚えておきましょう。

オレドチャルプタッカムニダ

最後に、「オレドチャルプタッカムニダ」をご紹介します。オレドチャルプタッカムニダは、今年もよろしくお願いしますという意味で少しかしこまった言い方になります。目上の人に挨拶をする時やビジネスシーンでも使われる挨拶ですので、恋人や友人など親しい相手にはオレドチャルプタッケヨと少し崩した言い方も出来ます。

韓国の旧正月(ソルラル)④街の雰囲気

もし旧正月の時期に韓国旅行へ行くなら、その期間韓国はどのような雰囲気なのか知っておくといいかもしれません。ここでは韓国の旧正月の街の雰囲気やお店が開いているのか、またおすすめの過ごし方などについてもご紹介します。

首都ソウルは観光客で賑わう

韓国の旧正月期間は、普段ソウルで生活している人たちが実家や地元へ帰るためソウルに韓国人の姿が少なくなります。この旧正月の時期にソウルにいるのは外国人観光客ばかりで、特に明洞は外国人であふれかえっています。韓国人は少ないですが観光客は多いため、街の雰囲気はにぎわっています。

現地の人によって高速道路が渋滞する

韓国の旧正月時期に気を付けたいのが、渋滞です。先ほどからお話ししているように、旧正月にはソウルから沢山の人が地方へ帰省します。ソウルには韓国の人口の1/4が住んでいるともいわれているので、かなりの人数が地方へ向けて移動することになり、道路は大渋滞を起こしています。この時期に移動をするなら、渋滞の影響が少ない電車移動がおすすめです。

免税・チェーンのお店は営業している

韓国の旧正月時期は、お店は開いているのでしょうか。残念ながら旧正月のシーズンにはお休みしているお店が多く、観光客に人気の東大門エリアの卸売市場や百貨店、ファッションビルなどは軒並みお休みになります。その他の個人のお店や商店街はお店によって開いていたり閉まっていたりしますが、基本的にお店は休みであると思っていた方が良いでしょう。

ただし外国人観光客向けの免税店やチェーン展開しているお店などは営業していることがほとんどです。これは飲食店なども同じで、個人でやっているカフェやレストランは締まっていることが多く、チェーン展開しているお店は開いています。またコンビニも開いているので、どうしても買い物に困るということはなさそうです。

お得に旅行できる可能性がある

あまりお店も開いておらず旧正月期間はいつもより韓国旅行を楽しめないかもしれないと思うかもしれませんが、実はソルラル期間はお得に旅行できる可能性の高い時期です。とにかく韓国人が少ないためいつも人気でなかなか予約の取れないお店が開いていたり、いつもより安い価格でホテルに泊まれるというメリットがあります。

さらに古宮や博物館などいつもは入場料が必要な観光スポットが、無料で観覧できることも多いようです。しかもいつもより観光客が少ないので、ゆっくりと拝観することが出来て一石二鳥です。何度も韓国へ遊びに行っているような人であれば、わざとこの時期を狙って旅行計画を立てるのもおすすめです。

韓国の旧正月(ソルラル)⑤遊び

韓国ではお正月にどこかへ出かけるというよりも、自宅やその近くで遊ぶという過ごし方が一般的です。その時には子供たちも一緒にお正月ならではの遊びをすることが多いのですが、どのような遊びがあるのでしょうか。ここでは、韓国の旧正月の遊びについてご紹介します。

ヨンナルリギ(凧揚げ)

まずご紹介する韓国の旧正月の遊びは、「ヨンナルリギ」です。ヨンナルリギは、凧あげのことで韓国では主に四角やエイ型の凧をあげます。また飛ぶ方向を調整するために真ん中に穴が開いた凧が、一般的です。韓国では子供だけでなく大人も凧揚げを楽しみ、凧同士をぶつけて戦わせるケンカ凧も良く行われます。

ペンイチギ(こままわし)

「ペンイチギ」は日本でもお正月の遊びとしておなじみのコマ回しです。韓国のコマは、紐でコマをたたきながら回すのが特徴で子供たちは今でも手造りのコマで遊ぶこともあります。万国共通のお正月の遊びですので、日本のコマとの違いを楽しむことも出来ます。

ユンノリ

「ユンノリ」は日本でいうすごろくのような遊びです。サイコロの代わりにユという4本の棒を投げてコマを進めていきます。ユの表裏の組み合わせで、コマを進めることが出来ます。1チーム4つのコマがあり、すべてのコマを先にゴールさせたチームの勝ちです。ルールは単純ですが奥が深く、子供から大人まで楽しめるゲームです。

ノルティギ

穀物が入った重い袋やわらの束などの上に、細長い板をのせてシーソーのようにして板の端にそれぞれ人が立ち、交互に高く飛び上がる遊びが「ノルティギ」です。飛ぶタイミングを計れば、かなり高く飛び上がることが出来るのでどれくらいの高さまで飛べるか競っても遊べます。

チェギチャギ

「チェギチャギ」は、小銭を紙などで巻いて羽のようにして足で蹴って落とさないようにして遊ぶ蹴鞠のようなゲームです。北から東、西、南、の順番で回して行きます。意外と難しいので、大人も真剣になって遊べるゲームです。

トゥホ(投壺)

「トゥホ」は、宮中や貴族の間で流行した遊びです。2mほど離れた場所に細い壺を立てて、そこに矢を投げ入れます。矢が多く壺に入った人の勝ちです。この遊びはとても伝統的な韓国のお正月の遊びで、王族たちがこの遊びを行っていた時には、勝ったものには褒美があったようです。

韓国の旧正月(ソルラル)を楽しもう

今回は韓国の旧正月ソルラルについて、一般的な過ごし方や伝統的な食べ物や遊び、挨拶の仕方、ソルラル時期の街の雰囲気などについてご紹介してきました。韓国の旧正月の過ごし方を知ることで、韓国の人たちの文化や生活に触れられるのではないでしょうか。一年に数日しかない旧正月ですので、この時期を狙って旅行へ出かけるのもおすすめです。

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