ビーグルの性格は穏やかで食欲旺盛!肥満予防のポイントは?

スヌーピーのモデルとしても有名なビーグルは、穏やかな性格で食いしん坊の可愛いワンちゃんです。今回は、ビーグルの性格や特徴などの魅力をお伝えすると共に、肥満予防など飼う時の注意点やしつけについてもご紹介します。魅力たっぷりなビーグルと楽しい時間を過ごしましょう。

ビーグルの性格は穏やかで食欲旺盛!肥満予防のポイントは?

目次

  1. ビーグルの性格・飼育方法を紹介
  2. ビーグルの歴史・特徴
  3. ビーグルの性格
  4. ビーグルの注意点
  5. ビーグルの飼い方・しつけ方
  6. ビーグルのかかりやすい病気・寿命
  7. ビーグルの入手方法・価格
  8. ビーグルが楽しめる映画
  9. ビーグルの性格を生かしたしつけをしよう

ビーグルの性格・飼育方法を紹介

垂れ耳がトレードマークのビーグルは、食欲旺盛で元気いっぱい。穏やかで甘えん坊のビーグルは、とても可愛い性格を持っています。今回は、そんな魅力たっぷりのビーグルを飼う時の注意点、一般的な特徴と性格、しつけや入手方法などを詳しく見て行きましょう。

スヌーピーのモデルとして有名な犬種

ビーグルは、世界中の人々に愛されるキャラクター「スヌーピー」のモデルになったことでも有名な犬種です。「スヌーピー」は、1950年から連載が開始されたアメリカンコミックの「ピーナッツ」に登場するビーグル犬で、その愛らしい風貌から日本国内でも人気が高いキャラクターです。「スヌーピー」の名前の由来は「スヌープ」という単語で「うろうろと嗅いでまわる」という意味があります。

嗅覚の優れたビーグル犬も、うろうろと匂いを嗅ぎまわり、特に食べ物を探し当てるのが大得意です。スヌーピーは、色白でおっとりとした性格の犬ですが、ビーグル犬も年齢を重ねるごとに被毛が白くなり、性格も穏やかになります。食いしん坊で主人公の男の子「チャーリーブラウン」と仲良しのスヌーピーですが、ビーグル犬も食欲旺盛で子供が大好きな犬種です。

ビーグルの歴史・特徴

元気いっぱいで魅力たっぷりなビーグル犬を飼いたいと思っている方も多いでしょう。ビーグル犬と楽しい生活を送るためには、飼うことを決める前に、ビーグルが持つ特徴や性格を詳しく知っておくことが大切です。ここではまず、ビーグルの歴史や特徴、体格や習性について詳しく見て行きましょう。

イギリス原産の狩猟犬

ビーグルはイギリス原産で、優れた臭覚により獲物であるウサギ狩りするハウンド犬として、14~15世紀頃から活躍してきました。ビーグルの語源は「開いた喉」を意味するフランス単語の”begueule”(ベグー)だと言われています。ビーグルは、「獲物を見つけました!」と狩人や他の猟犬に伝えるために、比較的長く伸びる高めの特徴的な声を持っています。

ビーグルの体型の特徴を見てみましょう。ビーグルの体重は8~14kg、体高は33~40cm程度で、小型犬や中型犬分類されることが多く、ハウンド犬の中では最も小さい犬種と言われています。ビーグルは、その小さい体の特徴を利用して、地面に体型を低くして獲物を追ったり、足場が悪い場所では、かばんに入れて狩りに連れて行けることからハンターからも重宝されていました。

ハウンド犬として活躍した歴史を持つビーグル犬は、運動量がかなり多く、走り回るのが大好きな犬種です。探しているものを見つけると吠えて教えてくれるなど、とても賢い犬種で、また、そのずば抜けた嗅覚も活かして、現在では、警察犬や麻薬探知犬、空港などでの検疫探知犬としても活躍しています。

大きな垂れ耳と引き締まった体

ビーグルのトレードマークと言えば、アゴまで垂れ下がる大きな耳です。とても可愛い垂れ耳ですが、垂れ耳は蒸れやすいので雑菌が繁殖しやすい傾向があります。また、くるっとした目と鼻筋の通った先にある丸くて大きな黒い鼻もビーグルの特徴です。上目遣いでのぞき込む愛嬌のある表情や、穏やかで優しい眼差しも、ビーグルが持つ魅力の一つです。

小型犬から中型犬に分類されるビーグル犬は、少し胴が長くコンパクトな大きさですが、ハウンド犬として活躍して来ただけあり、筋肉が付きがっしりとした体型をしているのも特徴です。ビーグル犬は、よく食べて、よく遊び、よく眠る習性があり、毎日十分な運動を必要とする犬種になります。

嗅覚にすぐれ食欲旺盛

次に、ビーグルの習性とその特徴を見てみましょう。ビーグル犬の習性の特徴と言えば、何といってもその旺盛な食欲です。とても食いしん坊なビーグル犬は、嗅覚がとても優れているので、くんくんと匂いを嗅ぎ開けて、食べ物のある場所を探し当てます。その能力を買われて、警察犬や麻薬探知としても活躍するほどです。特に空港での食べ物の検疫探知には、その能力を発揮してくれます。

ビーグル犬は、食欲がとても旺盛なので食べ過ぎて肥満にならないように注意する必要があります。上目遣いで食べ物を欲しがるしぐさを見せるとつい与えてしまいたくなりますが、肥満の原因になるのやめましょう。ビーグルは、飲み込むように食べてしまうので、早食いが出来ないように工夫された容器を使って、時間かけて食べさせ、肥満防止に努めるのも良いでしょう。

嗅覚の優れたビーグル犬は、時には飼い主さんも手を焼くほど、食べものに対する執着心が強い犬種です。うっかり食べ物を置きっぱなしにしておくと、見事に平らげてしまうこともあるので注意しましょう。散歩の途中も、落ちているものを拾い食いすることもあるので、注意が必要です。盗み食いや拾い食いをしないようにきちんとしたしつけをすることも大切です。

被毛は短毛のダブルコート

次にビーグルの被毛の特徴を見て行きましょう。ビーグルの被毛は、ダブルコートで油分を多少含んでいるため水をはじきやすい性質を持っています。短毛のためお手入れは簡単ですが、ダブルコートは蒸れやすく体臭がしやすい傾向があります。また、換毛期になるとダブルコートの下毛が抜けやすいので、日頃からブラッシングを習慣づけることをおすすめします。

次に、ビーグルの毛色の特徴を見てみましょう。ビーグルの毛色は、大きくわけて3つのバリエーションが存在します。被毛の色が違うと、同じ犬種でもずいぶん違った印象に見えます。一番多くて人気が高いのが、ブラック&タン&ホワイトからなるトライカラーのビーグルです。トライカラーのビーグルは、頭部が茶色で胴体が黒や茶色、足やしっぽが白いのが特徴です。

他にも赤みがかった茶色と白の2色の被毛を持つレッド&ホワイトやレモン&ホワイトのバイカラーの被毛色をもつビーグルもいます。レモン&ホワイトのビーグルは、淡い色が優しい印象を与えると、近年人気が高まっています。また、ビーグルの毛色は、成長するにつれて退色し、模様が変わることもあります。

ビーグルの性格

食いしん坊で運動が大好きな習性をもつビーグル犬は、とても魅力的な性格を持っています。いたずらしても上目使いで飼い主さんに許しを請う姿や、好奇心旺盛でマイペースなところも、とてもかわいく思えるのがビーグルの魅力です。ここからは、ビーグルの一般的な性格について見て行きましょう。

性格①穏やかで愛情深い

元気で活発なビーグル犬ですが、穏やかで愛情深い性格を持っているワンちゃんが多いのも特徴です。とてもフレンドリーで、他の犬種ともケンカをせずに仲良く遊ぶことが出来ます。家族に対してはとても愛情深く、飼い主さんにとても従順な面もあります。穏やかで愛情深い性格を利用して、セラピー犬として活躍しているビーグルもいます。

攻撃性も少なく、穏やかで素直な性格の持ち主のビーグル犬は、生活して行く上での人生の伴侶としてのコンパニオンドッグとして、近年人気が高まっています。一緒に楽しい時間を過ごせるビーグル犬は、ペットとたくさん触れ合いたい人にとっては、おすすめの犬種です。

性格②協調性があり子供と仲良くできる

ハウンド犬として活躍していたビーグルは、他の犬たちと一緒に狩りをしていたため集団生活に慣れている犬種です。また、常に人と一緒に行動してきた歴史もあります。集団生活の中で協調性を身に付けて来たビーグルは、飼い主さん以外の人間や他の犬たちにもとても社交的に振る舞います。また、ビーグル犬に知らない子供が寄って来ても穏やかで愛想よく接してくれます。

ビーグル犬は、好奇心がとても心旺盛で遊ぶことが大好きなので、人間の子供たちとも一緒に楽しく遊ぶことが出来ます。遊び盛りのお子さんがいる家庭では、ビーグル犬がお子さんの仲の良い相棒のような存在になってくれるでしょう。また、年を重ねると子供たちを穏やかに見守ってくれる優しい存在の家族の一員となるでしょう。

性格③寂しがりやで甘えん坊

穏やかで優しく協調性のあるビーグルは、一方で寂しがりやで甘えん坊の性格も持っています。集団生活をしていた狩猟犬の性質もあり、一人でいることが苦手でお留守番の時には大きな声で遠吠えすることがあります。一人遊びが苦手で、飼い主さんに構ってほしいと気を引いたり、後追いをすることもあります。

また、ビーグル犬は、とても甘えん坊な性格を持っています。常に飼い主さんの近くにいたい欲求があり、たくさんのスキンシップを好みます。ビーグルの甘えん坊の性格はとても可愛くて、ペットとたくさん触れ合いたい飼い主さんにとってはおすすめの犬種です。

性格④やんちゃで大胆

ビーグルは、穏やかな一面を見せる一方で、やんちゃで大胆なところもあります。嗅覚がとても優れているので、散歩中も、くんくんとあちこち嗅ぎまわり、リードを勢いよく引っ張ります。好奇心が旺盛なので、夢中になると我を忘れて追及する性格があり、マイペースに歩きまることもあるでしょう。

食べ物に対する執着心が相当強いのもビーグルの特徴です。食べ物の匂いを敏感にかぎ分け、追及して歩き回ります。人がいる時には大人しくしていても、目を離すと匂いがする場所を突き止め、大胆な行動を取ることがあります。そういう部分も含めて可愛いと思えるように、ビーグルの習性をよく知ってから飼うことを決めると良いでしょう。

ビーグルの注意点

食いしん坊で寂しがり屋、でも、やんちゃでいたずらも大好きなビーグル犬。そんな可愛いビーグルの性格を知るにつれてとても愛着を覚える一方で、ビーグルを飼うにあたり注意しておきたいことがいくつかあります。ここでは、ビーグル犬を飼う時の注意点について見て行きましょう。

注意点①肥満になりやすい

嗅覚が優れて食欲が旺盛なビーグル犬は、出された食事はあっという間に平らげてしまいます。とても食いしん坊なので、ビーグル犬が届く所に食べ物を置いておくと、その優れた嗅覚で嗅ぎ付けて、すっかり食べてしまうので注意しましょう。与えたドッグフードをすぐ食べ終わり更に欲しがるからと言って、必要以上の食べ物を与えるのは肥満の原因になるのでやめましょう。

嗅覚だけでなく運動能力も優れているビーグルは、台所の上にある食べ物も人の目を盗んでジャンプをして食べてしまうこともあるので注意しましょう。食べ物は、ビーグル犬が取りやすい場所置くの避けて保管するのをおすすめします。ビニール袋に入っているからと言って安心ではありません。ドッグフードも蓋が閉まる容器などに入れて匂いがしないように保管しておきましょう。

とても食いしん坊のビーグル犬は、散歩中に落ちているものを拾い食いする事もあるので注意しましょう。拾い食いをしたものが毒だったり傷んでいる可能性もあるので、拾い食いをしないようなしつけをすることも大切です。

注意点②無駄吠えが多い

ビーグル犬は、無駄吠えが多い犬種としても知られています。狩猟犬であったビーグル犬は、他の犬と同じように「獲物を見つけた!ここにいるよ!」と狩人や仲間の猟犬に伝えるために声を出していました。ビーグル犬の鳴き方は、「ワンワン」というよりは、「アオオン」と大きく良く伸びる声を出すので、近所迷惑にもなることを考慮して無駄吠えをしないようにしつけをすることが大切です。

また、ビーグル犬は警戒して興奮している時にも吠えますが、一人でお留守番して寂しい時にも無駄吠えしてしまう傾向があります。無駄吠えをしないようにするには、しつけだけでなく寂しがり屋のビーグル犬の精神的なケアもしてあげる必要があるでしょう。

注意点③留守番が苦手

先にも述べたように、ビーグル犬は寂しがり屋なため一人でお留守番するのが苦手です。「一人は嫌だ!」と大きい声で吠えたり、寂しい気持ちを紛らわすために、物を噛みちぎったり破ったりなど破壊行為に及ぶこともあります。仕事などで留守がちの一人暮らしの人には、ビーグル犬の飼育はあまりおすすめ出来ません。

運動が大好きでストレスが溜まっている時にも、お留守番の際に破壊行為に及んだり、無駄吠えをすることがあります。近所迷惑にもなり問題にも発展しかねないので、マンションなどの集合住宅や密集した住宅地では飼育は難しいと言えるでしょう。一方で、上手にしつけをこなしている飼い主さんもいらっしゃいます。

ビーグル犬のすべてが同じとは言えませんが、ストレスを解消する十分な運動量、効果のあるしつけの仕方をすることで、可愛いビーグル犬と充実した生活を送ることが出来るでしょう。

ビーグルの飼い方・しつけ方

ビーグルを飼う時の注意点を見てきましたが、無駄吠えをさせないようにしたり、大人しくお留守番させたり、また食いしん坊な性格からくる肥満を防止をするためにはどんなことが必要かを見て行きましょう。ここでは、ビーグルの飼い方としつけの仕方についてご紹介します。

子犬の時から一貫性のあるしつけが大切

しつけの際は、ビーグルの性格をきちんと理解し、ゆっくりとした気持ちで臨みましょう。最初からうまく出来なくても、根気よく長い目で見守ってあげることも大切です。しつけを始めるのは、子犬の時から始めるのが望ましいとされています。家に迎え入れた子犬の頃から飼い主との主従関係をきちんと構築し、自分が飼い主よりも下だとビーグルに理解させることが大切です。

また、子犬の時から一貫性のあるしつけをすることが大切です。毎回違う言葉を使ってしつけを試みたり、注意したりしなかったりなど、一貫性のないしつけの方法や時間が立ってから叱ったりすると、どうして叱られているのが分からず混乱し、しつけがなかなか上手く出来ないので注意しましょう。

肥満はたっぷりの運動で解消

食べるのが大好きな食いしん坊のビーグルは、肥満になりやすいので、たっぷりの運動で肥満を解消しましょう。狩猟犬だったビーグルは、とにかく元気いっぱいで多くの運動量を必要とします。朝と夕方それぞれ1時間ぐらい散歩の時間を取ってあげるとビーグル犬のストレスも解消されます。

ビ―グルは、運動量を多く必要するの犬種なので、散歩にすぐ行けるような環境で飼うことが望ましいです。時折、ドッグランで思いっきり走らせてあげると、とても喜んで走り回り、運動不足を解消してあげることが出来ます。ビーグルは、室外でも室内でも飼える犬種ですが、子犬の頃に引き取った場合は、予防接種で抗体が出来る最終ワクチンの時期までは、室内飼いをしましょう。

寂しがりやの性格を満たす工夫を

ビーグル犬は、寂しがり屋で甘えん坊の性格を持っています。その寂しがりの気持ちを満たすために、飼い主さんと愛犬のコミュニケーションをしっかり取る時間や環境作りが大切です。外では散歩する時間をしっかり取り、ドッグランでボール遊びをするなど、飼い主さんとワンチャンの一緒に楽しむ時間を作ってあげましょう。

ビーグル犬は、人と一緒にいることが大好きなので、室内飼いで人が集まるリビングに居場所を使ってあげると良いでしょう。寂しがり屋でお留守番が苦手なビーグル犬ですが、いつも連れて行くことは難しいこともあります。留守中のいたずらや無駄吠えは、寂しく飼い主さんと離れる不安から起こります。その不安を解消するには、必ず飼い主さんが帰ってくることを教えることが必要です。

他のしつけと同じようにお留守番をする時のコマンドを決め、おやつを使って短い時間からお留守番をさせてみましょう。例えば「お留守番」というコマンドの言葉を使い飼い主さんは外に出ます。すぐに戻って褒めておやつをあげます。少しずつ外に出る時間を長くして上手に出来たら褒めておやつをあげます。無駄吠えをしたら、おやつをあげずにもう一度やり直します。

コマンドの言葉を言われたら、飼い主さんが必ず戻ってくることを分からせてあげることが大切です。飼い主さんが必ず戻ってくることが分かれば、ワンちゃんの不安が取り除かれ、お留守番が出来るようになるでしょう。しかし、毎日のように長時間お留守番が必要な環境は、ワンちゃんのストレスが溜まるので、ビーグル犬を飼うことはおすすめ出来ません。

叱らずに褒めて伸ばすのがコツ

ビーグル犬は、とても頭が良い犬種なので、悪いことをしたら叱られることを良く分かっています。しかし、同じ間違いをさせないようにするには、叱るよりも褒めることを重視して、しつけをすることをおすすめします。もし、いたずらをしてしまったら、叱らずに無視を貫く方が効果的です。遊んでいたおもちゃを片付け、同じ場所から姿を消して、ワンちゃんに構わないそぶりを見せましょう。

飼い主さんが大好きなビーグル犬は、無視されるととても落ち込みます。反対に、飼い主さんに褒められるととても喜びます。飼い主さんが喜ぶことをしたいと思う従順な犬種なので、上手に出来た時には、少し大げさ気味に褒めて愛犬の良い部分を伸ばしてあげましょう。

日常的な臭いケアが必要

ビーグルは、体臭が強いとよく言われます。ビーグルは短毛ですが、ダブルコートをまとっています。ダブルコートとは、1つの毛穴に主毛と副毛があり、夏や冬を前に換毛期と呼ばれる毛の生え代わりがある毛の種類のことを言います。ダブルコートのビーグルは、毛の密度が高く蒸れやすくなります。また、皮脂の分泌量が比較的多い犬種でもあります。

その分泌される皮脂の臭いと多い毛の蒸れにより雑菌が繁殖しやすくなり、体臭がきつくなる傾向があります。また、垂れ耳のため耳の中も蒸れやすく雑菌が繁殖し外耳炎になりやすいことから、耳からも臭うことがあります。ビーグル犬の体臭を抑えるには、食事管理やブラッシング、シャンプーなど日頃のケアが必要になります。

皮脂の分泌が多いビーグル犬は、食べた物がそのまま毛穴から臭うこともありますが、その場合は、食事を変える事で毛穴からの臭いを抑えられます。人間の食事を与えると体臭が強くなり、健康にも良くないのでやめましょう。また、食いしん坊のビーグルは、食べ物を目の前にするとよだれを垂らすことも良くあるので、よだれによる口周りの臭いのケアもしてあげましょう。

ビーグル犬は、定期的にブラッシングを行うことで、毛の生え変わりがスムーズになり、体臭の要因でもある毛穴の蒸れや皮膚炎を防ぐことが出来ます。皮脂の分泌量が多いビーグル犬の体臭を落とすには、シャンプーが一番効果的です。シャンプーをすることで皮脂が落ち、体臭も抑えることが出来ます。また、匂いだけでなくノミやダニなどの寄生虫からの病気も予防出来ます。

しかし、過度のブラッシングやシャンプーは、かえって皮膚のトラブルを招くので避けましょう。シャンプーの頻度は、月に1回~2回を目安にすると良いでしょう。ビーグルの耳は、垂れ耳のため風通しが悪く蒸れやすくなります。体臭や耳の病気を防ぐためにも、普段から意識して耳掃除を行うようにしましょう。耳掃除もやりすぎると良くないので、大体週一回の頻度で行うと良いでしょう。

ビーグルのかかりやすい病気・寿命

元気いっぱいで運動が大好きなビーグル犬は、比較的大きな病気にかからず健康な犬種で、平均寿命は12歳から15歳と言われています。しかし、トレードマークの垂れ耳や食いしん坊の性格から、かかりやすい病気もいくつかあります。ここでは、ビーグル犬がかかりやすい病気について見て行きましょう。

外耳炎

垂れ耳のビーグル犬が気を付けないといけない病気は、外耳炎です。耳ダニや梅雨時期の蒸れなどが原因で外耳炎を発症することがあります。外耳炎を放置すると臭いだけではなく、耳道がふさがり耳が聞こえ難くなることがあるので、早めの通院が必要です。ワンちゃんが、耳や首をよく掻く仕草をしたり、頭を振る事が多くなったり、耳の臭いに変化を感じたら、外耳炎を疑いましょう。

また、耳の掃除のし過ぎでも外耳炎を招くことがあるので気を付けましょう。ビーグル犬の耳掃除をする時に、綿棒を使うとむしろ傷をつけてしまい、真菌性の外耳炎を引き起こしてしまうのでおすすめ出来ません。ビーグルの耳掃除は、湿ったガーゼやティッシュで耳の裏の汚れを落とす程度に抑え、奥の方は獣医さんの診察の際にお願いしましょう。

椎間板ヘルニア

ビーグル犬がかかりやすい病気としてもう一つ挙げられるのが、椎間板ヘルニアです。食いしん坊のビーグル犬は、肥満になりやすい傾向があります。肥満になると、腰に負担がかり、椎間板ヘルニアを起こす可能性が高くなります。

また、スタミナがあり運動が大好きなビーグル犬ですが、高いところからジャンプをさせたり、体が出来上がる前の過度な運動も腰に負担をかける事があるので注意しましょう。室内飼いの場合は、フローリングは足腰の負担になるので、滑り止めになるペット用のカーペットを敷いて足腰の関節の負担を減らしましょう。

ビーグルの入手方法・価格

ここまで、ビーグルの性格や飼い方などを見てきましたが、甘えん坊で元気いっぱいのビーグルはとても可愛くて是非飼ってみたいという方も多いでしょう。ビーグルは、中型犬の中でも人気のある犬種で、価格相場なども気になりますね。ここでは、ビーグルを入手するために必要な情報をブリーダーや里親、価格相場などを含めて見て行きましょう。

ブリーダーを探す方法

ビーグルを入手する方法としてまず挙げられるのが、ブリーダーから譲り受ける方法です。日本最大級のブリーダーサイト「ブリーダーワン」や「みんなのビーグルブリーダー」のサイトには、日本全国のビーグルのブリーダーさんの情報が詳しく載っています。

ビーグルは、子犬の頃にしっかりしつけをしないと無駄吠えが癖になってしまうことがあるので、ブリーダーからビーグル犬を迎え入れる際に、しつけの相談をしてみるのも良いでしょう。ブリーダーから迎え入れる際は、一度ワンちゃんと合って性格や相性などを確認してから飼うことを決めるのをおすすめします。

里親として迎え入れる方法

犬の里親とは、ブリーダーやペットショップから購入するのではなく、他の飼い主や動物保護団体から無償で譲り受けることを言います。飼い主の条件や保護団体が掲げる条件を満たしていれば、里親として犬を迎えることが出来ます。ビーグル犬の場合、「ペットのおうち」や「ジモティー」などのサイトで里親を募集しています。

里親を探す人々は、犬の最期まで責任を持って愛情を注いでくれる人を探しています。里親になるメリットとしては、しつけが完了した犬を迎えられることや飼育相談が受けられること、また、動物愛護に貢献出来ることが挙げられます。ビーグルは人気の犬種で個体数も多いので、サイトの訪れて情報を集めてみましょう。

ビーグルの価格相場

ビーグル犬をペットショップやブリーダーから購入する場合の価格相場ですが、一般的に10万円から20万円程度での購入が可能です。血統書付きや容姿によっては、価格が跳ね上がる場合があります。また、どの犬種でもそうですが、生後何か月経過しているかによっても価格は異なってくるのが一般的です。

また、ビーグル犬は、被毛カラーによっても価格の違いがあるようです。人気で個体数が多いハウンドカラーの価格が一番求めやすく、次にレモン&ホワイト(レモンカラー)、珍しいレッド&ホワイトのビーグルは、若干高くなるようです。

ビーグルが楽しめる映画

ビーグルの可愛らしい性格や飼い方、入手方法を見てきましたが、ビーグルを実際飼うイメージをより具体的に把握したいという方には、ビーグルが出演する映画を見てみるのもおすすめです。映画に出演するビーグル犬を見ることで、スタミナのある動きや表情豊かな可愛らしさなど、ビーグルをより知るきっかけにもなるでしょう。ここでは、可愛いビーグルが楽しめる映画をご紹介しましょう。

「ビーグル犬 シャイロ」

まず、ご紹介する映画は、「ビーグル犬 シャイロ(Shiloh)」です。狩猟が嫌で逃げだしたビーグル犬シャイロは、橋の下で少年マーティと出会います。後を付いて来るシャイロをマーティは飼いたいと願いますが、親の説得で飼い主のもとに戻されます。しかし、シャイロはまた脱出を図り、マーティに会いに来ます。

マーティは、野犬に襲われるシャイロを病院へ連れて行ったり、シャイロを買い取るために内緒でアルバイトをしたりと男の子とビーグル犬の絆の深さを垣間見れる感動の作品です。3部作までシリーズ化するほどの人気で、ビーグル犬の魅力をたっぷりと楽しめる映画になっています。

鉄ワン・アンダードッグ(Underdog)

次にご紹介するのは、「鉄ワン・アンダードッグ(Underdog)」です。人気TVシリーズを実写映画化した作品で、ミスをやらかして現場を抜け出した落ちこぼれのビーグル犬が、ひょんなことからスーパードッグに変身し、世界平和のために活躍する痛快アクション・アドベンチャーです。

怪しい箱を見つけ大手柄かと思いきや中身は豚肉だったという食いしん坊のビーグルらしいエピソードやNG集も収録され、お子さんたちと一緒に楽しめるファミリー向けの作品になっています。ビーグルの可愛い性格や表情が見られるおすすめの映画です。

ビーグルの性格を生かしたしつけをしよう

今回は、ビーグルを飼育するために必要な情報、性格や特徴、しつけの注意点などをご紹介して参りました。ビーグル犬は、とにかく元気いっぱいで食欲旺盛、そして甘えん坊で寂しがり屋であることを十分に理解した上で飼うと、しつけもしやすくより絆も深まります。ビーグルの可愛い性格を活かした飼い方で、愛犬との楽しい時間を過ごしましょう。

Thumbビーグルは食いしん坊でマイペースな性格!飼い方や価格相場は? | 大人女子のライフマガジンPinky[ピンキー]

こちらの関連記事もおすすめ

アクセスランキング

2023-03-27 時点

新着一覧