ナポリタンマスティフは飼い主に忠実?力強い大型犬をしつけるには?

ナポリタンマスティフという犬種をご存知ですか。人気の映画シリーズにも登場していたナポリタンマスティフは、闘犬として作出された歴史を持つ犬種です。今回は、ナポリタンマスティフの特徴や性格、体高や体重をご紹介していきます。彼らの魅力を存分に味わってください。

ナポリタンマスティフは飼い主に忠実?力強い大型犬をしつけるには?

目次

  1. ナポリタンマスティフの特徴としつけ方を紹介
  2. ナポリタンマスティフの歴史・特徴
  3. ナポリタンマスティフの性格
  4. ナポリタンマスティフの飼育方法・病気
  5. 力強い大型犬のしつけ方
  6. ナポリタンマスティフをしっかりしつけよう

ナポリタンマスティフの特徴としつけ方を紹介

日本ではまだまだ珍しい犬種「ナポリタン・マスティフ(Neapolitan Mastiff)」は、イタリア原産の大型犬です。イタリア語では「マスティーノ・ナポリターノ(Mastino Napoletano)」と呼ばれていますが、他にも別名として「イタリアンマスティフ」「カネ・コルソ」「シシリアン・ブランキエロ」などがあります。一体、どのような犬種なのでしょうか。

闘犬としての歴史をもつ超大型犬

「ナポリタンマスティフ」は、元々は闘犬用の犬種として作出された超大型犬です。現在イタリアでは闘犬が禁止されている為、番犬や警察犬、ショードッグやペットとして飼育されるようになっています。世界各地に闘犬文化がありましたが、現在はそのほとんどが法律で禁止されています。動物愛護だけでなく、闘犬が反社会組織が主催する賭博だったこともその理由だそうです。

例えばアメリカでは、ギャングが闘犬に絡む事から幾つかの州では重犯罪に指定されています。闘犬として作出された犬種を飼育することすら許可されていません。オーストラリアでも同様です。ドイツでは、闘犬として作出された犬種はリストアップされていて、飼い主には厳重な注意が与えられているそうです。

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ナポリタンマスティフの歴史・特徴

ナポリタンマスティフには、どのような歴史があるのでしょうか。実は、ナポリタンマスティフは非常に古い歴史を持った犬種であることがわかっています。ここでは、彼らの歴史と共に、身体的な特徴をまとめてご紹介していきましょう。実際にナポリタンマスティフを目にする機会は多くはないかもしれませんが、彼らを知る一端になれば幸いです。

古代ローマ時代から受け継がれる犬種

ナポリタンマスティフは、古代ギリシャや古代ローマ時代にいた闘犬の末裔ではないかと考えれています。残されている記録によると、紀元前326年にインドの王様からギリシアのアレクサンドロス大王に大型の闘犬が贈られた事があるそうです。その犬が、ギリシアからローマへと伝わり、モロサスタイプと称される犬種の基になりました。

モロサスタイプの犬種は、古代ローマでは軍用犬としても活躍したと言われています。当時は、アッシリアやバビロニアにも大型の闘犬犬種が存在していました。上述したナポリタンマスティフの別名「カネ・コルソ」は、ラテン語で「保護者」を意味するcohorsが名前の由来になっています。

イタリアの画家が改良して今の姿に

イタリアでは、17世紀のナポリで描かれたテラコッタ画にナポリタンマスティフによく似た犬が見つかるそうです。19世紀のイタリア半島では、各地で超大型のマスティフ犬種がいましたが、20世紀にはいると次々に絶滅したと言われています。そんな中、イタリアの画家ピエロ・スカンジアーニによって犬種の確立が進んでいきました。

ピエロ・スカンジアーニは、繁殖を行う場所を確保しナポリタンマスティフの血統を絶やさぬよう努めたのです。スタンダードを確立するように改良を重ね1949年にイタリアンケンネルクラブの公認犬種として認められるようになりました。その後、1970年代にヨーロッパへと広がり、2004年にはアメリカンケンネルクラブでも正式にワーキンググループとして認められています。

体重50kg以上の重量級体型

ナポリタンマスティフは、超大型犬です。オスの体高が66cm~79cm、メスの体高が61cm~74cmと言われています。体重も重く、オスの体重が60kg~70kg、メスの体重が50kg~60kgです。マスティフは大型の犬種で、イングリッシュマスティフのオスの体高は70cm~91cm、体重は73kg~100kgになります。

日本では、体重が20kgを超える犬種は大型犬に分類されるようですが、上述のようにマスティフ種は体重50kgオーバーがデフォルトです。ほかには、グレートデンやレオンベルガー、ニューファンドランドにセントバーナード、スコティッシュ・ディアハウンドやアイリッシュ・ウルフハウンドが超大型犬種です。

ゆったりした皮膚のたるみが特徴

ナポリタンマスティフの身体的特徴として、ゆったりとした皮膚のたるみを挙げる方も多いかもしれません。特に「デューラップ」と呼ばれる喉の下部分のたるみや唇、顔の皮膚のたるみは顕著です。だらりと伸びたようなルックスは、非常に特徴的で怖さを感じる人もいます。皮膚のたるみがあると噛まれた時に肉に達しない為、闘犬として作出された事にも関係しているのでしょう。

その特徴的なルックスから、世界中で大ヒットとなった映画「ハリーポッター」シリーズにもナポリタンマスティフは抜擢されています。ハグリットが自身の住まいで勝っている犬「ファング」が、ナポリタンマスティフでした。ナポリタンマスティフも、生まれたばかりの頃は皮膚がたるんでいないのですが、成長に伴ってたるんでいくそうです。

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ナポリタンマスティフの性格

ナポリタンマスティフの歴史的背景と、体高や体重といった身体的特徴をまとめてご紹介しました。続いて、ナポリタンマスティフの性格についてご紹介していきましょう。ナポリタンマスティフはその強面なルックスとは異なり、実は非常に賢く穏やかな性格をしている犬種といわれています。

勇敢で防衛心が強い

ナポリタンマスティフの性格として、第一に挙げられるのは勇敢な性格である事です。上述のように、軍用犬として使役していたり闘犬として作出されていたという歴史的背景があるので、納得できるのではないでしょうか。また、番犬としても優秀で、防衛本能が発達している犬種と言われています。

賢く飼い主に従順

ナポリタンマスティフは、闘犬が禁止されてからは番犬や警察犬として使役されていました。この事からもわかるように、非常に賢く飼い主に従順な性格をしています。だからこそ、飼い主をリーダーとして認めさせることが大切です。なぜなら、賢い犬種は飼い主によるしつけをしっかり入れておかないと自分で考えて行動してしまうからです。

普段は温厚でおとなしい

家にいる時のナポリタンマスティフは、温厚でおとなしい性格の犬です。上述のように、飼い主がしっかりリーダーシップをとる事が出来れば社会性も身に付き、一見恐ろしい外見とは裏腹に小さなお子さんにも優しく接してくれるでしょう。ナポリタンマスティフは愛情深く家族を守ろうとしてくれるので、見知らぬお客さんに攻撃的になる場合もあるので注意が必要です。

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ナポリタンマスティフの飼育方法・病気

続いては、ナポリタンマスティフの飼育方法について大切なポイントをいくつかピックアップしてご紹介していきましょう上述のように、ナポリタンマスティフは超大型犬ですので、しつけをきちんと入れておかなければなりません。力が強すぎて、女性や子どもでは力によるコントロールが難しいからです。また、かかりやすい病気についても知っておきましょう。

飼い主のしっかりしたリーダーシップが大切

超大型犬であるナポリタンマスティフには、飼い主がしっかりとしたしつけを入れることが大切です。「この人がリーダーだ」と認識したら、賢いナポリタンマスティフはリーダーの意向を汲んで行動することが出来るでしょう。特に重要なのは、社会性を身に着けさせることです。しつけに関しては後述していますので、チェックしてください。

定期的なボディチェックが必要

ナポリタンマスティフに限らず、ペットは自分から痛みや不調を訴えることがありません。グルーミングを兼ねて定期的なボディチェックをしてあげましょう。シングルコートなので抜け毛はそれほど多くありません。週に一回程度のブラッシングで十分です。たるんだ皮膚が重なっている部分は汚れが溜まりやすいので、固く絞ったタオルで拭いてあげると良いでしょう。

室内・室外の温度管理に注意

ナポリタンマスティフは、暑さに弱い犬種です。日本の夏は高温多湿なので、熱中症には特に気を配りましょう。暑い季節は屋外に長時間出しておかず、室内に入れてあげてください。エアコンで快適な室温調整が欠かせません。体重が重い犬種なので、フローリングでは自分の体を支える負担が大きくなります。ラグを用意するかコルクのような滑りにくく柔らかな床材がおすすめです。

目や股関節の病気にかかりやすい

ナポレオンマスティフがかかりやすい病気の一つが「チェリーアイ」という目が赤く腫れあがる病気です。涙を分泌する組織が炎症を起こしている状態で、点眼薬や内服薬で治療します。また、大型犬によく見られる「股関節形成不全症」にもかかりやすいので、成長するまでは過度な運動は避けた方が良いでしょう。

力強い大型犬のしつけ方

最後に、ナポリタンマスティフを飼う場合に避けては通れないしつけについて述べていきます。力が強く体重も重い小型犬に比べて大型犬は、問題行動が深刻化してしまうのでしつけはきちんと行いましょう。体重が1kgの小型犬にぶつかられても平気かもしれませんが、体重50kgの犬にぶつかられたら転倒は避けられないからです。

子犬期から主従関係をしっかり築く

大型犬に限らず、犬のしつけは子犬の時期からスタートしてください。小さいうちは可愛らしいのでついつい甘やかしたくなりますが、一度見についた習性や癖を改善するのは難しいことです。子犬のうちから飼い主さんとの主従関係を築くことが大切です。群れで暮らしてきた犬は、リーダーに従うことを嫌がりません。むしろ歓迎するほどです。

散歩を中心にコマンドを覚えさせる

大型犬のしつけでは、「マテ」「コイ」「フセ」といった基本的なコマンドはマストで入れなければいけません。コマンドは、家族全員で同じ言葉をつくことが混乱を防ぐポイントになります。散歩中に少しずつコマンドを入れるトレーニングをすると良いでしょう。しつけのコツは、コマンドに正しく従えたら褒め、間違った場合は出来るまでやり直すことです。

大型犬がジャンプすると、人間の肩ほどまで届く場合もあるでしょう。ドアを開けて突然大型犬が突進してきたら、恐怖を感じる人が多いでしょう。吠える声も、小型犬よりも大きく怖いのです。だからこそ、大型犬は飼い主の指示が出るまで待機できるようにしつけたり、万が一一人で動いた時も呼び戻しができるようにしておくことが必要です。

うまくいかない時はトレーニングのプロに相談を

大型犬のしつけがうまくいかない場合は、プロの専門家に相談してみましょう。犬の訓練学校に入れる方法もありますし、トレーナーさんが来宅して一緒にトレーニングするパターンもあります。いずれにせよ、ナポリタンマスティフが子犬の間に基本的なしつけやトレーニングは入れるようにしましょう。

ナポリタンマスティフをしっかりしつけよう

日本ではまだまだなじみが薄い超大型犬種、ナポリタンマスティフをご紹介しました。外見は、皮膚のたるみや体高の高さ、体重の重さなどから怖い印象がありますが、穏やかで賢い犬種です。リーダーシップをとり、家族の一員として迎える事が出来れば、愛情深く接してくれるでしょう。ナポリタンマスティフを飼育する場合は、しかkリしつけを入れることが大切です。

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2021-02-25 時点

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