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愛猫がスイカを狙ってる!量など注意点を守れば与えても大丈夫!
猫に与えても大丈夫なスイカの量や注意点についてまとめました。水分豊富なスイカは適量や注意点を守れば猫に与えても大丈夫と言われています。スイカには猫に嬉しい栄養素が豊富なのも魅力。皮や種に気をつけて、猫にスイカを与えるようにしましょう。

猫にスイカを与えるポイントを解説
スイカを食べていると愛猫が興味を持って近づいてきたという事はありませんか?猫がスイカを欲しがった時に気になるのが「本当に与えても大丈夫なのかな」という事です。人間にとっては大丈夫だったとしても、猫が食べてはいけない食べ物も多くあるので注意が必要ですが、スイカについては適量を守れば猫に与えても良いと言われています。
甘くて美味しいスイカを猫と一緒に分け合う事ができれば、楽しい時間を過ごす事ができるのではないでしょうか。スイカには猫に嬉しい栄養も豊富に含まれているのも嬉しいポイントです。スイカを手に入れた場合は、猫と分け合ってみるのも良いかもしれません。
適量や注意点もチェック
猫にスイカを与えても大丈夫な事がわかっていますが、注意点を踏まえた上でスイカを与えるようにする事が大切になります。注意点を守らないと、スイカが猫の体調不良の原因になってしまうかもしれません。良かれと思って与えたのに猫にとって悪い結果になってしまった、という事にならないようにスイカを与える時の注意点について学んでおきましょう。
本記事では、猫にスイカを与える時の適用や注意点についてまとめました。スイカには皮や種もあるので、そういった部分には気をつけた与え方をする事が大切。猫も美味しくスイカを食べる事ができるように工夫をしていきましょう。注意点を把握しておけば安心して猫にスイカを与える事ができるようになるので、美味しくスイカを食べられるように工夫してみてください。
スイカは猫に効果的な成分が豊富!
猫に人間が食べている物を与える時に注意しておきたいのが、本当に与えても大丈夫なのか否かという事。美味しい食べ物を猫と分け合いたいと思っていても、猫にとっては毒になる可能性もあるので注意が必要です。スイカに関しては、猫に与えても問題がない事がわかっているので大丈夫。また、猫はスイカが好きな傾向もあると言われています。
そんなスイカには様々な栄養が豊富に含まれているのが魅力。美味しくスイカを食べながら健康管理に繋げられたら、猫にとっても良い事なのではないでしょうか。スイカに含まれている栄養について詳しくチェックしていきましょう。
熱中症対策に役立つ「水分」
スイカは90%以上が水分と言われている果物です。豊富な水分を含んでいるため、猫の水分補給に役立ちます。猫は暑さに弱く、水分補給が足りないと熱中症になるリスクが高まるのが問題。水分を取って欲しいと思っていても、猫によってはなかなか水を飲んでくれない事も多いのではないでしょうか。そんな時に役立つのがスイカです。
水分豊富なスイカなら効率的に水分補給をする事ができるので、水を飲むのが足りていない猫にぴったり。猫はスイカが好きな傾向にあるので、美味しく食べながら水分補給をする事ができるのではないでしょうか。
スイカは水分が多く、糖分が少ないのも嬉しいポイント。果物は全般的に糖分が多めなので、水分補給を目的に与える事で糖分過多になってしまう事があります。スイカは糖分が少なめとなっているため、安心して水分補給に役立てう事ができるはず。暑い夏場に猫の熱中症が気になった場合は、一緒にスイカを食べて対策をしてみてはどうでしょうか。
免疫力アップに役立つ「ビタミンC」
スイカには水分以外の栄養素も多く含まれており、猫の健康維持に役立ちます。スイカの栄養素として挙げられるのがビタミンC。猫は人間と異なり体内でビタミンCを作る事ができますが、年齢を重ねるごとにビタミンCの生成量が少なくなります。そんな時にビタミンCを補うのに役立つのがスイカ。ビタミンCには免疫力アップの効果があるので老猫の健康管理に最適です。
年齢を重ねた猫は、何かと病気にかかりやすくなるため日頃のケアが大切。免疫力を上げる効果を期待する事ができるビタミンCを摂取する事で長生きに繋げられるのではないでしょうか。
ビタミンCには抗酸化作用があるのも魅力。老化の原因となる活性酸素を下げる働きがあると言われ、猫のアンチエイジングに繋げる事ができます。年齢を重ねた猫の健康管理をしたい場合や、いつまでも若々しくいて欲しい時に、ビタミンCを取り入れるようにしてみてはいかがですか。スイカであれば、水分補給と一緒にビタミンC補給を気軽に行う事ができます。
血行促進が期待できる「シトルリン」
続いて注目しておきたいスイカの栄養素はシトルリン。シトルリンとは、アミノ酸の一種と考えられており、血管を若返らせる効果があると言われています。血管の働きが若返る事で血行が促進されるのが特徴。血行が促進される事で摂取した栄養素が体に行き渡りやすくなります。
猫も人間と同じように年齢を重ねると血管が老化するので、シトルリンは摂取しておきたい栄養素の1つと言えるでしょう。シトルリンは特にスイカの皮の部分に多く含まれているとされています。
猫にスイカのシトルリンを与えたい場合は、皮に近い部分をあげると良いでしょう。皮そのものをあげるのはおすすめできませんが、皮に近いか肉の部分なら美味しく食べてくれるはずです。こうした事も意識しながら猫にスイカを与えるようにすると、効率的にスイカの栄養素を摂取しやすくなります。
老化防止に役立つ「リコピン」
スイカにはアンチエイジング効果のあるリコピンが含まれています。スイカが赤い色をしているのはリコピンが理由。リコピンは赤い色素を持っているため、スイカは赤い果肉になっています。リコピンは老化防止効果が高く、活性酸素の発生を抑える事ができるのがポイント。活性酸素が少なくなる事で老化を防ぐ事ができます。
猫は人間よりも老化が早いので、なるべくアンチエイジング効果のある食べ物を摂取させてあげたいのが飼い主の本音。スイカはリコピンが豊富と言われているトマトよりも1.5倍のリコピンが含まれているため、ぜひ健康管理に取り入れてみてはいかがですか。
余分な塩分を排出できる「カリウム」
スイカにはカリウムも豊富に含まれています。カリウムの主な働きは、体内の余分な塩分の排出。余分な塩分を排出する事で体内の水分バランスを保ち、高血圧などを防ぐ事ができます。また、余分な塩分が排出されると疲労回復にも繋がると言われており、愛猫にいつまでも若々しく元気でいてもらいたい時にも最適。
ただし、カリウムの過剰摂取は高カリウム血症になる可能性もあります。猫にスイカを与える時は、こうした注意点を踏まえておく事も大切です。
猫にスイカを与える方法
スイカには猫に嬉しい栄養が豊富に含まれている事がわかりましたが、与え方には注意しなくてはなりません。人間はお腹いっぱいにスイカを食べる事ができますが、猫に関してはそのような食べ方はできないので基本的な与え方のポイントをチェックしておきましょう。基本を押さえておく事で安心して猫にスイカを与える事ができるので、参考にしてみてください。
少量のスイカから与える
まずは、少量のスイカからスタートするようにしてください。小指の爪くらいのほんの少しの量で試すようにしましょう。いきなり猫に大量のスイカを与えると、下痢などの原因になってしまう可能性があります。少量のスイカを与えた後に猫に何らかの異変が出なければ与えても大丈夫なサイン。その後は体重4kgあたり一口分を目安にして与えましょう。
猫がスイカを欲しがっているとついつい多く与えてしまうかもしれませんが、猫がスイカをたくさん食べる事で、高カリウム血症などの病気にかかる場合もあります。そういった事を防ぐために少量で抑えておく事が大切。猫の体調が優れない時はスイカを与えるのはやめてください。
本来、猫はスイカを食べなくても生きていけるので、必ずあげなければならない食べ物ではありません。猫の様子を見て、食べられそうな与えるというスタンスでいるようにすると良いでしょう。
糖分の少ない部分を与える
スイカは糖分が少ない果物ですが、それでも与え過ぎは糖分の過剰摂取になってしまいます。糖分を多く摂取する事で肥満の原因になってしまうので、糖分の少ない部分を選んでスイカを与えるようにしてください。糖分が少ないと言われているのがスイカの皮に近い部分。スイカの皮に近い所を中心に与えれば、糖分の取り過ぎになりません。
人間がスイカを食べ終わった後、スイカの皮に近い部分を猫に与えるのも良いのではないでしょうか。スイカの皮の付近にはシトルリンも多く含まれているので、猫に栄養を与えたい場合にも最適です。
猫にスイカを与える時の注意点
猫にスイカを与えても大丈夫ですが、注意しておくべき点もいくつかあります。注意点を知らずに猫にスイカを与えると、体調不良の原因になる可能性があるため気をつけてください。どういった点に注意すべきなのかを学び、安全にスイカを与えられるようにしていきましょう。
種や皮は与えない
猫には果肉部分を与え、皮や種は与えないようにしてください。猫はスイカの皮や種を消化吸収する事ができません。皮や種を食べる事で消化不良を起こし、最悪の場合は腸閉塞になってしまう可能性もあります。猫の体調不良に繋げないために、皮や種を与えるのはやめてください。スイカを与える場合は種を取り除いた果肉部分をあげましょう。
心臓や腎臓に疾患がある猫には与えない
健康な猫はスイカを食べても問題ありませんが、腎臓や心臓に疾患のある猫にスイカを与えるのはやめておきましょう。スイカには多くのカリウムが含まれていますが、カリウムを分解して排出する機能を持っているのが腎臓。腎臓に問題があるとカリウムを排出する事ができず、高カリウム血症になる可能性があります。腎臓病の猫にスイカはNGです。
カリウムが排出できず高カリウム血症になると、心臓への負担にも繋がります。心臓病を患っている猫も十分に注意してください。猫は年齢を重ねるごとに腎臓病になりやすいと言われています。若い頃は健康体だった猫も老猫になる事で腎臓病を患っている場合もあるので注意しましょう。病気でなかったとしても、老猫は腎機能が衰えているのでスイカはNGです。
ウリ科のアレルギーに注意する
スイカはウリ科の果物なので、アレルギー反応にも注意しましょう。稀に猫はウリ科アレルギーを発症する事があるため、与える時は少量からスタートし様子を見る事が大切です。もし、スイカを与えた後にしばらく様子を見る事ができないのであれば与えない方が良いでしょう。何か異変があったらすぐに病院へ行く事ができる態勢を整える事も大切です。
アレルギー反応には下痢がありますが、水分を取り過ぎたために下痢になっている場合もあるのでアレルギーが原因とは一概には言えません。体を痒がったり、目が充血したらアレルギーのサイン。嘔吐を伴う場合もあります。こうした症状が出たら病院へ連れて行ってください。
与えすぎに注意する
猫が美味しそうにスイカを食べているとついついたくさん与えてあげたくなりますが、与え過ぎはやめましょう。与え過ぎる事で糖分を多く摂取し、肥満の原因になります。また、カリウムの過剰摂取で高カリウム血症になる場合もあるのでスイカは少量を与えるのが基本です。
猫の水分補給に役立つ食べ物

スイカ以外にも猫の水分補給に役立つ食べ物は他にあります。栄養豊富で水分補給に最適な食べ物について詳しくチェックしていきましょう。いずれも少量から与え、様子を見るようにする事が大切。適量を守って与えましょう。
マグネシウムが少なめな「レタス」
猫の水分補給におすすめなのがレタス。レタスは水分が豊富に含まれており、マグネシウムも少ないのが特徴です。マグネシウムの過剰摂取は猫の尿路疾患の原因になるため注意が必要。猫は特に尿路疾患にかかりやすいと言われています。
レタスは食物繊維が豊富なのも嬉しいポイント。便秘気味の猫の腸内環境を整えるのに役立ちます。また、低カロリーで肥満の心配も少ないです。与え過ぎはよくないので、少量ずつ与えて猫に異変がないかチェックしておきましょう。
猫草の代わりになる「白菜」
白菜は水分補給だけでなく、猫草の代わりとしても役立つと言われています。白菜に含まれている食物繊維が体内に溜まりがちな毛を絡めとり、排出をサポート。毛玉を吐きやすい猫にも白菜はおすすめです。
白菜の青く柔らかい部分は生のままでも大丈夫ですが、白く厚い部分は茹でてから与えるようにしましょう。細かく刻んで与えると食べやすくなります。普段のドライフードにトッピングするのもおすすめ。小さじ1杯弱の量が目安です。
カリウムが豊富な「キュウリ」
きゅうりは水分を豊富に含み、カリウムも多い事で知られています。体内の不要な塩分を排出し、疲労回復に繋げたい時に最適。ただし、スイカと同様に腎臓病や心臓病の猫、老猫にとってカリウムは体の負担になるため与えないようにしましょう。
きゅうりを与える時は皮を剥いてから刻んで与えるようにしてください。きゅうりをそのまま与えると、猫が喉を詰まらせる原因になります。一度に大量に与えず、少しだけ与えて様子を見るようにしてください。
適量なら猫にスイカを与えても大丈夫
豊富な栄養を含むスイカは、猫が食べても大丈夫な食べ物です。ただし、与える場合は量に注意しましょう。少量からスタートし、その後は体重4kgに対して一口分を目安にします。注意点を踏まえた上で、猫にスイカを与えてください。
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